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   ハマり度☆息つく暇なく!
2007年7・8月に全米スパイクTVで放送された同局初のオリジナルドラマで、
銀行強盗人質事件を、あのヒットドラマ「24-TWENTY FOUR-」ばりにノンストップで描く、
迫真のサスペンス・アクション。
プロデューサー兼脚本家の1人は、
サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシー共演の「交渉人」(1998年)
の脚本を共同執筆したジェームズ・デモナコ。(WOWOWより)
●放送:2007年全米スパイクTV 全8話
●キャスト:ジョン・レグイザモ(ウルフ) 
ドニー・ウォールバーグ(ホルスト・カリー警部)
●視聴:2008.6.1-617  WOWOW

●Story
ウルフ率いる元海兵隊員5人組は、ピッツバーグの銀行を襲撃し金を奪ったが、逃走に失敗し銀行に人質をとって立てこもることに。
ウルフと呼ばれている元軍曹を中心とした結束ある強盗犯たちは民間人を傷つけることが目的でないため、逃げ延びる策に苦心する。

人質交渉に携わることになったホルスト・カリー警部との、切れ者同士の交渉が始まった。


キル・ポイント DVD-BOX
強盗犯にならざるを得なかった男と
彼を撃たなければならなかった男の友情が沁みる
ノンストップと謳われていたこの「キル・ポイント」、
確かにテンポがよくて展開が予期できない感じで面白かったです!

部下からの信頼が厚いウルフ。
慕われる人って、ただ強いとか頭がいいとかっていう人じゃないよね。
このウルフも、仲間や人に対する愛みたいなものがあって、日本的な言葉だけど「人情味」みたいなものかなだからウルフが犯罪者であるとして対峙するカリー警部にも葛藤がありました。

銀行強盗せざるを得なかった理由は、劇中語れたウルフの言葉以外にはなかったみたいですね。
とってもシンプルというか、国のために従軍したけれど、帰還後のケアがなされない絶望感。
医療費もない生活苦を抱える仲間のためにした強盗だったようです。
人質までとるつもりはなかったようだけど、結果的には大変な大事件になりました。

カリー警部とウルフの間に、そこはかとなくできた友情はラストまでちゃんと見えました。
アメリカ的というかな、友情も感じているけど仕事とは別。
それをやってのけるのは、国民性なんですかね~感心・・・!

脅迫されて同行せざるを得なくなったカリー警部の居所を伝えるカギとなった写真の盗聴器。
あれって、近距離にしか効果ない代物だったはずですが、
そんなに近い場所が犯人の集合場所だったのかなぁ~~??
細かいところはいいじゃない~って!?

それにしても8話という短さのなかで、目を離せない緊張感あふれる演出は良かったです!
あ、私的に一番好きだったのは、最後に一発だけ撃った哲学的なあの黒人スナイパーさんです!




8(最終)話

仲間割れが高じてラビットと軍曹の素手での一騎打ちで、結局死んでしまったラビット。
脱出の最後の手はカリー警部の妻を誘拐し、カリー警部に脱出を手伝わせることだった!

銀行全体に充満させた煙のなか、ガスマスクをつけた3人の犯人(すでに2人は帰らぬ人に)を人質を助け出したかの様に偽装、正面につけさせていた救急車に乗り込み、乗り換えのバンまで移動し、誘拐させた仲間と合流の手はずだった。

カリー警部がなぜ犯人の逃走を手助けしているのかが、ウルフに渡した家族写真に取り付けたマイクから判明、現在地をうまく会話に組み込んだカリー警部の言葉でSWATも到着。

犯人2人が射殺され1人はカナダに逃げ延びた。
カナダに送金させた強奪金を手にし、今は亡き仲間の家族に渡す小切手も用意した。
ウルフのまとめた第13分隊の堅い結束は永遠だそうだ。

6話まで脱出失敗で仲間割れだーー!

小康状態が続く銀行内で、人質の皆さんのささやかな抵抗は実を結びませんでした(涙)
そんなグダグダなとき、ウルフの所属していた第13分隊の仲間からの協力により、
かなり成功率たかそうな脱出作戦が決行されました。

でも、仲間同士の通信を傍受されないためにスクランブラーを仕掛けにきていた男の面が割れていたせいで、脱出しかけたものの警官隊に妨害され銀行に逆戻り。
退避途中ウルフの命令に従わず仲間を危ない目にあわせたラビットを責める仲間達。
怪我もしており仲間割れも激しくなり、立てこもりもかなりの長時間になってきた。 次回いよいよ突入となるか!?

4話までウルフの人間味が出てきた

中東での従軍暦のある軍曹ウルフ達犯人グループだけど、立てこもることでかなり消耗しつつあるなぁ。
でも立てこもらなった実行犯の1人が、ウルフ軍曹に恩のある部下達を集め、
少しずつ警察やFBIの外側から活動を開始しているのが怪しげで怖いわ!

別ルートで娘だけを救出しようと権力を振った大物議員は失敗の末逮捕されちゃいました。
それも犯人グループの行動や会話から少しでも怪しいところを逃さないカリー警部のすごさです!
交渉するウルフとも、隙を見せないのに人間味あるところが不思議な魅力。切れ者同士、好敵手って感じかな?

結局カリー側は無事に人質を戻してもらうのが第一の目標で、
ウルフ側は無事逃げ延びたいのが第一目標。その辺をうまく突き合ってるけど、消耗し始めたウルフ達どうなるかな?!

2話まで確かにノンストップな感じ!

全8話と少し短いところにテンポのよさがあるように感じて見始めましたが、
確かにノンストップドラマと紹介される意味がよ~くわかるストーリー運びですね!

犯罪にたとえ理由があっても正当化されるものではないけれど、
強盗犯のウルフ一味には何かまだ明かされていない訳がありそうです、それを早く知りたいなって感じ。