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ハマり度☆⑤見事!見応えあった~! |
●製作:アメリカHBO・イギリスBBC共同制作 第1・第2シーズン 全22話 ●キャスト ケビン・マクキッド(ルキウス・ヴォレヌス) レイ・スティーブンソン(ティトゥス・プッロ) キアラン・ハインス(ガイウス・ユリウス・カエサル) ポリー・ウォーカー(アティア) リンゼイ・ダンカン(セルウィリア) ケネス・クラナム(グナイウス・ポンペイウス・マグヌス) ジェームズ・ピュアフォイ(マルクス・アントニウス) トビアス・メンジーズ(マルクス・ユニウス・ブル-トゥス) マックス・パーキス(ガイウス・オクタヴィウス) 他 ●視聴:2007年7月-10月 WOWOW |
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愛・欲望・弱さ・強さ・残虐さ・名誉欲・恨み・呪い・祈り・赦し・憎しみ いろんな人間の心に生まれ去来する感情が時代と共にリアルに描かれた 大型歴史ドラマ! |
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すごいです!ストーリーずっしりきつつ、満足度大。 こんなドラマがあったんですね!WOWOWさん放送ありがとう! 「歴史」って、当たり前なんだけど、人間が人間の毎日の立場と判断で動く結果 起こる出来事の総称なんだよね。 歴史に名を残す有名人達もみんな人間で、 ちょっとしたすれ違いや欲、立場上の考え方の方向なんかで 大きな時代の変化を作る一因となってしまっただけ。 それを実感する事になりました。 ストーリーは、古代に共和制をとっていた稀な国ローマの勢力範囲を広げた将軍 として有名なユリウス・カエサルの頃。 強い軍を持ちローマに帰還するカエサルを警戒するローマに対し、 カエサルは巧みな立ち回りでローマの執政官(政治家の長)として 受け入れられ凱旋します。 その辺りと部下アントニウスや、 百人隊長である主役のルキウス・ヴォレヌスとその親友プッロなどが 立場によっていかに考え動くのかが興味深く、 「なるほど、そうだったから歴史はああ動いたのか、そうかも!な~るほど」 なんてひとり唸り、うなずきながら見ました。 このドラマが強烈にリアルさを増すのは彼らを取り巻く女性達の存在です! 性的に奔放だった時代ゆえ、夫のいない高貴な人は 男性も女性も愛人をもつ事にあまりタブーはなかった様子。 だからカエサルの姪で後にローマ一の市民として実権を握る オクタヴィアヌスの母アティアの存在は強烈でした! 自分が正しいと思えば悪魔のような事を平気でし、 人を人とも思わぬ彼女にぞっとする事もあれば 愛してしまったアントニウスを言葉と心は裏腹でも思い続けます。 息子に利用され、息子の勝利と引き換えに磔にされた アントニウスの死骸が息子の凱旋パレードで引かれてゆくのをこらえるラストシーン。 アティアの潔すぎる強さと女のキツさみたいなものが彼女自身を作っている とわかる切ないシーンでもありました! オクタヴィアヌスの姉オクタヴィアの正しく美しいけれどクリティカルな性格。 アティアを敵に回したために侮辱と失脚など、 とことんおそろしい目に遭わされるカエサルの愛人だったセルウィリア。 アティアを呪って死んでゆきました・・・ 残虐で性的なシーンも多く、 人間の本能みたいなものがまだルールでは取り締まられていなくて そういうものに対する道徳的なものはずっと後になって生まれてきたんだなぁと感じました。 でもそのあまりに人間のグロい部分をこうしてまざまざと見せつけられて 改めて感じる部分ってたくさんありました。 あとこのドラマがより厚い!と感じるのは、市井の様子の描き込みです。 ローマ時代のヨーロッパ人(ガリア人)の立場についてや、大きく絡んでくるエジプトの様子、 そしてユダヤ人のティモンが語るパレスチナの様子などなど。 時代時代の国々の絡みというのは実に複雑ですが、 こうして一時代を切り取ったドラマとしてみられたのはとても意味がありました! じっくりと押さえの利いたドラマなのはイギリスとアメリカの合作ゆえでもあるそうです。 見所や「すごいぞポイント」があまりに多くて語りつくせない。 どちらにしてもこのレビューから取りこぼしたお見事キャラや、 すごいぞポイントはいっぱいです! おススメなんだけど、WOWOWが独自にR-15指定をもうけるだけあって、 残虐・性的なシーンは結構あります。 苦手な方は気をつけてくださればと思います! |
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2007.10.5 最終22話で評価⑤ エジプトで「いつかはローマへ凱旋したい」と思いながら クレオパトラと共に堕落した暮らしをしていたアントニウス。 チャンスはなかなかめぐり来ず、 またオクタヴィアヌスも倒す口実が見当たらず身動きが取れないでいた。 それを打開するため、オクタヴィアヌスはアントニウスの形式上の妻である姉と 事実上の妻である愛人の母アティアの2人をエジプトに送る。 アントニウスを愛してしまったクレオパトラは、2人を殺そうと提案するが、 まだアティアを愛しているアントニウスは2人を門前払いし ローマに送り返すことで苦しい境地にたたされる事になる。 エジプトを攻め入る口実を得たオクタヴィアヌスは、 逃げ場のないアントニウスとクレオパトラを追い詰め2人は自害。 オクタヴィアヌスは王ではなく、「第一の市民」としてローマへ凱旋する。 アントニウスの最後を看取ったルキウス・ヴォレヌスは カエサルとクレオパトラの息子として育てられていた プッロの子カエサリウスを連れて宮殿を出る。 「アントニウスを見限る事によってエジプトとクレオパトラの身の安全を約束する」 というオクタヴィアヌスの言葉は所詮表面上だけと知るルキウス・ヴォレヌスとプッロ。 死を免れないカエサリウスだけを助ける事にし合流。 検問を抜けようとしたが戦闘になり、 負傷したルキウス・ヴォレヌスを連れてローマに帰るプッロ。 子供に会いたい一心のヴォレヌスの心は子供たちの頑なな心に響きそして逝く。 妻エウレネとお腹の子を亡くしていたプッロはここに自分の血を引く息子と共に歩み始める。 |
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2007.9.26 20話まで評価④ お~!オクタヴィアヌスがどんどん力を増大させるににつれ、 人々の様相や境遇は大変化を遂げました。 何より情熱的がゆえに冷徹な母アティア。 恨みを売り・買いそしてとうとう宿敵セルウィリアの放った刺客を捕らえ、 セルウィリア本人を拷問し辱めてその恨みを返そうとしました。 しかしオクタヴィアヌスとの戦いで息子ブルータスが敗北、戦死してしまい、 セルウィリアはとうとうアティアの目の前で呪いをかけ自害、宿敵は消えてしまいます。 一方政治の道をまい進するオクタヴィアヌスはどんどん冷徹に、 心を凍らせながら権力を手中にします。 あのアントニウスさえ身動きが取れないよう運び、 とうとうエジプトへ飛ばすことに成功しました。 しかし母が愛するアントニウスと、部下アグリッパと愛し合っている姉オクタヴィアを 結婚させてしまってから家族そのものが崩壊へと・・・ あの初々しく賢かった少年オクタヴィウスの面影はもうないね~・・・ 一方、ようやく奴隷として売られた子供たちを取り返したルキウス。 しかし、母の死が父のせいだと恨み続ける娘に裏切られたルキウスは 立ち直れずアントニウスと共にエジプトへ・・ |
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2007.9.5 14話まで評価④ おお~~!オクタヴィウスが自らの力でたたき上げの政治家への道をめざし 地方へと旅立ちました! 大きくなって帰っておいで~~! さてカエサルがブルートゥスたちに暗殺され共和制を自分達が元の姿に戻そう! と意気込んだのもつかの間、カエサルの遺言により養子となった オクタビウス(→オクタビアヌスに名前変わった)の機転で アントニウスが執政官となりROMEを治める事に。 エジプトからは4歳になったカエサルとの子供(実はプッロの子なんだけど) をつれてクレオパトラがROMEへとやってきました。 政治上の利権もからんでアントニウスはクレオパトラもおいしく いただいちゃったようです・・・(汗) 一方妻を亡くしてしまい、子供たちも殺されたと聞いたルキウスは廃人に・・・ そしてアヴェントゥスの商圏を仕切る強面の大ボスになっちゃいました! カエサルの弔いと妻の弔いのシーンがROMEとルキウスの大きな変化を シンクロさせているようで見事です! |
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2007.8.24 12話までで評価④にUP! カエサルが12話にして暗殺されてしまったよ~! 「ローマ=カエサル」と思ってた私は、このドラマ、カエサルがいかに各地を攻め、 いかに領土を広げたか、その軌跡と人生をメインに その他の人間関係を含めて描いているものとてっきり思っていました。 ここドラマ半分までに来てもうキーマンが死去! とくれば共和制が滅びかけ、その後ローマが辿る歴史が描かれるわけです!(当たり前か!) 実際はこの過渡期ってホントあやふやな知識しかなかったんですよ、 すごくリアルで見事です、すっかりやられました! 本当に大作ですよね、あのクレオパトラもエピソードありそうなのに 8話のみの登場でしたよ、う~ん贅沢ぅ 来週放送がお休みなんて~WOWOWさん殺生ですやん! |
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2007.8.3 8話まで 今のところ評価④ 美術・セット・衣装、すべてが豪華。 ストーリーの中からも当時はこんなだったんだろうなと思わせるリアルな世界観が素晴らしい。 主役にカエサルではなく百人隊長ルキウスを持ってきていて、 共和制と帝国制への移行時期の混沌とした複雑さが より分かりやすくなってます。 8話ではとうとうエジプトの"クレオパトラ"も登場。 伝説化されイメージ先行気味だった歴史上の人物が 生身の人間として感じられます。 8話にしてすでにハマり気味、次が楽しみです! |
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