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![]() ~テロリストの幻影~ |
ハマり度☆③良かったよー! |
テロ事件を発端に、国際社会のなかで複雑にからみあう国家や組織、 |
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●放送:2006年BBCフィルムス イギリス 全7話 (原題:The State Within) ●キャスト:ジェイソン・アイザックス(マーク・ブライドン) シャロン・グレス(リン・ワーナー) ●視聴:2009.1.29-3.20 NHK BS2 ●Story マークは駐米イギリス大使。 的確な判断力と行動力、そして気遣いもできる男ゆえに政治家にも向いているといわれるほどの切れ者。 彼がワシントンの道路を走行中、旅客機の墜落に遭遇。 その旅客機は事故ではなくテロによる爆発であったことが判明し、そのテロリストの容疑者はチルギスタン国の過激派とつながりのあるらしいイスラム教徒のイギリス人だった。 アメリカ国内で起こったテロに直面するアメリカ国防総省の長官リン。 マークは彼女から、イギリスの対テロ対策に漏れがあったのではないかと批判される。 この容疑者の件がマスコミにリークされ、イギリス人イスラム教徒が拘束される州がでた。 |
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テロ組織による脅威かと思ったら別の狙い?! 政治的な判断で自国も救う、すごい! |
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外交問題とその影に潜む陰謀を暴く、本格的なポリティカルサスペンスものでしたー! ラスト2話でいろんな出来事・事件・物的証拠など次々とつながり始め、 やっとこさ理解できるところまできたら「なーるほど」と唸らされる。 マーク・ブライドン英国大使のすごさに!! 本当の黒幕が明らかになるのはラスト間際だったんだけど、 アメリカという国を戦争に駆り立てるほどの陰謀の大きさに、 よくぞ英国大使の立場でマークは耐えきり、かつ鮮やかに解決させたか! こっちが誇らしくなるほどお見事でした。 舞台はアメリカ。 主役はアメリカ駐在のイギリス大使。 アメリカ国内で、航空機がテロによる爆破を受けた、その実行犯はイギリス国籍の男。 この事件はある死刑囚の持っていた重大な証拠によって大解決を見せるんだけど、 チルギスタンという国の現政権を率いる過激な大統領をやめさせたいアメリカと チルギスタンで大きな商いを展開している武器商アーミテージ社の利害 影で暗躍する外国人傭兵を擁するCMC警備保障会社、 そして内部スパイのような動きをするイギリス大使館員などなど、 すべてが絡まって4話くらいまではなかなか謎が見えてこない。 でもやっとその全貌が見え始めればアメリカ国防省自体が このテロを対チルギスタン攻撃の口実にしようとしていることが見えてきた。 でもそれすら、先走って事を大きくしてしまった別の人物の影と 本物の黒幕の存在で一気に終焉へ! 決して国益を損じることができず、 アメリカとの関係も維持させねばならない大使という立場に気を配りつつ いくら政治的に都合が良かろうとも、 あらぬ事実を理由におきようとしている戦争を食い止める努力を惜しまない 人間としての判断もするマーク。 このマーク・ブライドンのヒューマンでスマートなキャラクターはさすがに惚れるわ~ 登場人物・登場する組織が理解でき、国家間の政治的な関係が理解できるまでは ちょっと難しい印象だったけど、 終わってみたら面白いドラマでしたよ! あ!協力してくれたFBIの女性捜査官の方、あの方はすごいよーー!最終話惚れたで! |