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アラン使徒伝 ハマり度☆個性的でした
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「アラン使道伝」公式ガイドDVD
-ドラマを100倍楽しもう!-

OST(DVDつき)日本版
●2012年 韓国MBC  全20話 (原:アラン使徒伝)
●演出:キム・サンホ/チョン・デユン ●脚本:チョン・ユンジョン
●出演:イ・ジュンギ(ウノ)  シン・ミナ(アラン)  
ヨン・ウジン(ジュワル)  クォン・オジュン(トルセ) 
ハン・ジョンス(死神ムヨン) ユ・スンホ(玉皇上帝)
ファン・ボラ(巫女パンウル)
●視聴:2012.12.13-2013.1.23  KNTV
●Story
元宰相を父に持つキム・ウノは失踪した母の手がかりを追って
密陽にやってきた。
幽霊が見えてしまうウノは、
自分が誰かを調べて欲しいという記憶喪失の女幽霊
通称アランと出会ってしまい、
半強制的に密陽の使道に任ぜられてしまう。
乗り気じゃないウノ、でもアランの持つカンザシが自分が母に贈った
ものだったことから、母の消息を期待しアランの記憶が戻る
手助けをすることにするのだった。
レビュー
1-2話  3-5  6-8  9-12  13-16  17-20完
記憶喪失の幽霊アランと幽霊が見える使道
天界と下界が舞台の個性派ファンタジーミステリー
いろんな要素が詰まったドラマでした。

基本に流れるのはアランとウノのラブロマンス。
だけど、彼らが出会ったのは幽霊と人間だったからで、
その出会いには天界の玉皇上帝の”ある意図”が含まれているというミステリー。
天上界や幽界を映像化することに挑戦していて、
幽霊や死神、怨霊や悪霊たちが登場する場面はオカルトホラーではあるけれど
怖くないつくりでよかったわ^^#

このドラマのクライマックスは、欲に溺れ、罪悪感を感じなくなった人の末路。
ウノ母の復讐への執着も、結ばれようのない縁に執着した悪霊ムリョンも、
権力欲や他力本願な長寿を悪霊にすがったチェ大監も、
そして寂しく弱い善人だったジュワルは依存関係から抜けられず、
決して幸せじゃなかったんですよね。

このドラマが持つメッセージはちゃんと伝わってきましたよ^^

除隊後復帰第一作目となったイ・ジュンギは男度が増してました。
シン・ミナちゃんは九尾狐に続いて人じゃない役(笑)でしたけど、
かなりアクション頑張っていて好印象です。
そしてなんだか気の毒でしょうがなくって妙に印象深いのがジュワル役のヨン・ウジン。
笑顔のシーンがほとんどなかったね、辛く絶望的な役をやりきった彼でした。


2013.1.23
20(最終)話までアランの死の真相とは

人望を集め始め、ホンリョンという存在にまで切り込んできたウノを排除したいチェ大監は
ウノの祖父を死に追いやったように、ウノに謀反の疑いをかけて来ました。
でも役所の三房さんたちのおかげで、都からチェ大監の罪を責める王命を持って
父が駆けつけてくれて助かりました。
移送途中に暴徒に襲われ、こき使ってきた下僕に殺されたチェ大監。
これでウノの母の復讐は終わったと判断していいよね。

さて、ムリョンの力が弱った隙に意識を取り戻したウノ母は、
自分の復讐心がとんでもない事をしでかしたと後悔し、
母を救うために手を下してくれとウノに懇願しました。
ムリョンを母から追い出しても命は助からないが、
昔師匠の姿をした玉皇上帝から授かったカンザシでその体を突くことで母の魂が救われることから
ウノはムヨンと連携してムリョンを消す事に成功しました。 
ただ、ムヨンも深い因縁を断ち切るように消えてゆきました・・・。

アランを刺したウノの母が死に、ムリョンが消滅してもアランの死の真相を
突き止めたことを表す天上の鐘は鳴らず、期限が迫った今、
ウノはムヨンから聞いていた黄泉の森にある死者の死を記録した蔵書が
保管されている倉庫に行く事に。

生きては戻れないかもしれない場所へアランの先導で出発したウノは
そこでアランの死が「自死」であったと知りました。
たしかに、身を挺して命をなげうったという事だったよね。
この場合、自分が何故死んだのかが判明したとしても、
誰に殺されたのかを明かすのは確かに無理。
けれど、ウノはこの倉庫で自分が6歳ですでに死亡し、玉皇上帝に生かされていたと知りました。
アランのために死を覚悟し、玉皇上帝とある取引をしておいたウノ。

数年後、ウノの従者だったトルセは使道に就任、
巫女のパンウルと結婚し可愛い男の子をもうけていました。
名前はウノ。 
綺麗な花畑でひときわウノの目を引く可愛い子に幼くもナンパしたところそれはアラン。
忘却の水を飲んで前世の記憶を失ったウノに呆れては叱るアランがいとおしいウノ。
2人はまた人間として生まれ愛し合うため、すぐさま生を受けられるよう交渉しておいたみたい。

さて、ジュワル。
欲望に目が眩むほどの欲をかいたわけでもなかったものの
ムリョンに関わることとなり許されない数々の殺人を行った彼は
自身の所業を心から悔い、自らの死を選んだためか、死神としての任務が与えられたようです。

2013.1.18
16話まで真相が矢継ぎ早にきたね~

骨の墓があった廃屋付近に張られていた護符の模様がチェ大監の離れの入口にあることから
ウノは密かに大監宅を探り、師匠から授かった扇の力で開く祠堂の床下に
怪しい地下室を発見しました。
そこには死者の魂を捉え悪霊化させ手足として使う女が。
そしてその悪霊の親玉が母であると知り衝撃を隠せないウノ。

あの離れで天上からの視野を護符の霊力で遮断して生きてきたムリョンは
折々に触れ人間の体をのっとっては捨ててきました。
今の姿となったのは、ウノの母がチェ大監を毒殺しようと使用人になってまで命を狙い失敗した直後。

ウノ母の父、つまりウノの母方の祖父は左議政という高位の官吏だったが、
数々の悪事や不正を働いた罪でチャ大監を左遷させたため、
逆恨みされて謀反の濡れ衣をかけられ一族もろとも惨殺、
かろうじて生き残ったウノのお母さんは謀反人の娘として奴婢に落されたのだそうです。
ウノ母の恨みは深く、心を離れない復讐の炎から逃れられず、
一人で仇討ちを決意して密陽にきたのでした。

山中に移り隠れたムリョンを見つけたウノとアラン。
歩み寄るムリョンをみて、ソリムだった自分が何故死んだのか
その経緯の記憶がひらめくように甦りました。
ちょうどムリョンがウノ母の体へ乗り換えるという場面、
ソリムは愛するジュワルを追ってきて一部始終を見てしまっていました。
チェ大監を倒せず、強い未練を抱えたウノ母は体に入ったムリョンに抗い、
それを抑えようともみ合うジュワルに向いた剣先から彼をかばってソリムが割って入り
刃を体で受け止め息絶えたようです。

ジュワルに記憶が無いのは、閏月ごとに殺人を繰り返すことに慣れずに苦しむジュワルのために
ムリョンが殺人の記憶を消しているから。
自分に愛を綴ったソリムの日記を読んでいるジュワル、彼の記憶が甦ったなら
目の前にいるアランの顔を見て悔やみきれない地獄が待っているよね。
十分な食事と温かい家がほしいという願いと引換えに夫人の手先になった
飢えに苦しむ当時の小さな孤児のジュワル。
本当に釣り合わないギブアンドテイクやん・・かわいそうになってきた・・・。

2013.1.15
12話までラブロマンス進展

アランの恋心を掴んで操り、自分のもとに連れて来いとホンリョンから命令されたジュワル。
アランと会うたびにアランに惹かれてゆき、
とうとう殺すことなんで出来ないほど愛してしまっていました・・・。

死ぬまではイ・ソリムだったアラン。
部屋に遺されていたソリムの日記を読んだアランは、生前ソリムがジュワルに一目ぼれして
婚姻を結んで欲しいと父に懇願したことが分かってきました。
でも今、アランはウノを思っていて、そしてウノはアランに愛を伝えました。
残りひと月、次の満月までに死の真相が分かれば天上へ、
明らかにできねば地獄へとアランは去ってしまう。
アランを天上へ送ると心に決めたウノです。

さて、ホンリョンさんはウノ母の体をのっとっているムリョンという名の堕天女だと分かりました。
元天女のムリョンは血縁者が玉皇上帝の授けた剣で殺さねば倒せないらしく、
兄の死神ムヨンにこの命が下りました。
これまでは天から見えないよう、特殊な護符によって自らの居場所を封印していたため
400年あまり玉皇上帝は手をこまねいていたようです。

そしてウノは幼い頃一度死んでしまったところを地上に降りていた玉皇上帝に余分に命を授かり、
幽霊が見える資質と共に、いつかこの恩を返すようにと言付けられていたようです。
ウノは覚えてないけど。
きっと、アランと出会い、ムリョンに迫るこの一連の事件と密接に関わることになった理由は
このあたりみたいです。
全て玉皇上帝の計画の中にあるんだわ。

2013.1.4
8話まで今度はホラー色濃厚に

アランは寝首をかかれているので誰に刺されたのかわからないものの
捧げ台の上で息を吹き返し逃げ帰ってきました。

その場所に行ってみたウノはそこで母に渡したあのかんざしを見つけ、
おまけにその付近の地面に護符で封印された大量の人骨が埋まる”墓”を発見しました。
まさかこの人骨の中に母が含まれているのかと焦ったウノだったけど、真相はおあずけ。

でもこの怪しい場所を利用しているのは他でもないウノのお母さんホンリョン。
ウノがその場所の八方に付けられた護符の封印を解いた事から、天上の玉皇上帝の知るところに。
どうやらこの400年あまり、魂の痕跡が消えてしまう死者が続いていたようで
上帝としてはこの”何者か”の仕業をアランを不死の体で地上に戻す事で暴こうとしている節があります。

アランが死ななかった事を聞いたホンリョンさんは大喜び。
不死の体を得ようとジュワルを使ってアランを我が物にしようとしています。
ジュワルもその父チェ大監もホンリョンさんによって生かされている人たちのようです。
ホンリョンさんは悪霊に取り付かれてああなっているのかしら?それとも??

肝を喰らう悪霊や、魂を消失される印を刻印した剣や
自分の思い通りに操れる死神を使うホンリョンさん。
ここ数話はかなりのホラー色ですよ。

2012.12.23
5話までサスペンス色が濃厚に

アランはこの密陽の使道をしていた方の一人娘だったようで、
噂では身分の低い役人と駆け落ちし、行方を探しあぐねたお父さんの使道も
心労がたたってなくなったとのこと。
でも、彼女の遺体が揚がり、殺害され埋められていた事が明らかになりました。。
でもこの遺体は数年経過しているのに全く腐らず元のまま。不思議な状態でした。

真実をなんとしてでも探ると誓ったアランは死神のムヨンさんを命がけで脅し、
玉皇上帝に会うことに成功、満月3回までという条件付きで人間としてこの世に戻してもらいました。
この経緯を描いた4話がちょっと強引だったというか、
映像化したことが却ってあれというか、ちょっと冷めた目で見てしまった私。

でも5話、アランがウノの前に人間の姿で戻ってから、
殺人事件がなにやら怪しいオカルト色を帯びている事も判明。
それにはウノのお母さん(の姿をしている人ではないもの??)が完全に関わっていました。
ウノのお母さんは何か理由があってウノを置いてこの地に来て
孤児だったジュワルをチェ大監の子とし、
その見返りに閏月*の夜に純粋な魂を持った娘を捧げさせているみたいです。

今回狙われたアラン。
人であって人ではないアランは捧げ台から逃げる事に成功したものの今後の展開が気になります。

*閏月・・・太陰暦で発生してくる季節の周期ズレを補うために3年に一度、
ひと月を追加し13ヶ月となるものでこの追加された月のことを閏月と呼ぶらしいです。 
つまり3年に一度見つけておいた純粋な魂を持つ娘を殺害しているようです。

2012.12.14
2話までアニメみたいな感じ

久々のジュンギのドラマ、楽しく見ていますよ~^^
アランがウノにだけ見えていて、幽霊でありながらウノとなら一緒に酒も飲めれば
腕を掴んだり負ぶったりもできる。
天上界で姿かたちは全く違うが双子という玉皇上帝(神様)と閻魔様がいて
この世に残ろうと逃走した死者アランを追う武士のような死神たちもいるという
このドラマならではの設定が用意されているんです。

まるでアニメのような設定と雰囲気なんだけど、物語はかなりサスペンス方向に向いています。
というのもアランの身元は数代前の使途の娘で死の原因は恐らく殺人によるもの。
それには地元の有力両班であるチェ大監親子が絶対に絡んでます。
閏月の満月に一体何があるんだろう???

さて、やんちゃで強引な幽霊をシン・ミナちゃんが、
霊能がありぶっきら棒だが人情に厚い両班にイ・ジュンギがキャスティング。
2話で早ばやとアランの身元が割れたので今後の展開が楽しみです。