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ハマり度☆キャラは強烈

シンプルDVD-BOX
●2008年 韓国MBC  全18話
●演出:イ・ジェギュ   
●脚本:ホン・ジャラム/ホン・ジナ
●出演:
キム・ミョンミン(カン・マエ) 
チャン・グンソク(カン・ゴヌ) イ・ジア(トゥ・ルミ)
イ・スンジェ(キム・ガピョン) 
パク・チョルミン(ペ・ヨンギ) ジュニ(ハ・イドゥン)
●視聴:2010.1.28-2.14      DVD
●Story
市職員のトゥ・ルミは音大を卒業しているがオーケストラ経験のないバイオリニスト。
音楽都市として市のイメージアップを図る企画が通り、ルミはオーケストラを結成する事にしたが依頼した指揮者が詐欺師だった事が分かり割り当て資金を全て取られてしまう。

企画を推進するため、無料で演奏してくれる面々を集めたら楽器は扱えるが素人ばかり。
緊急で呼んだ指揮者は、その道ではA級レベルだが、オーケストラキラーと呼ばれるほど
オーケストラに要求するものが厳しいマエストロ、カン・ゴヌ。通称カン・マエ。
素人ばかりが集められた事を知り手を引こうとするが、
トランペット奏者として参加している警察官のカン・ゴヌがマエストロ・カンを引き止めた。
レビュー
1-4話  5-6  7-10  11-14  15-18完
孤高の指揮者カン・マエの心を動かした
心温かい人々との関わりを描いたクラッシックドラマ

「韓国版のだめ」とか呼ばれていたりしていたけど、
クラッシック音楽の奏者や指揮者が登場人物として描かれているだけで全く別物なのは当初の予想通り。

突出した強烈キャラクターのキム・ミョンミン演じるカン・マエ一人勝ちのインパクトと
素直で明るく前向きなチャン・グンソク君の魅力。
そして、貧しくてこれ以上音楽が続けられないフルート奏者のイドゥナちゃんと
認知症を発症してしまう引退オーボエニストのハラボジの血を越えた関係にうるっと来たことが印象的でした。

でも、この視聴後感・・・不完全燃焼・・・

専門的な仕事に携わる人たちの苦労を矢継ぎ早にエピソードに入れてリアリティを出そうとしてある割には足踏み状態。
ラストはカン・マエが出発を一旦やめにして戻ってきてくれて華々しくベートーベン第九を野外で演奏!
あ~良かった良かった的なムードで締めてはいたけど、私は、

ゴヌがプロへステップアップしていって才能を花開かせていく様子や
仲間(弟子や恋人)の願いを酌んでくれたカン・マエが
どんな風に孤独から抜け出して幸せになってくれるのかその辺を楽しみにしていたわけ。

そこがなくて残念~・・・。

それにしても、これまで韓国でこの材料を元にしたドラマはなかったようで、
かなりの評価を得たのは監督・イ・ジェギュssiとカン・マエを演じたキム・ミョンミンssiの力量があったからといえるんじゃないかな。
別の監督だったりしたら、ストーリーだけでは・・・。?

ちょっと私の願った展開じゃなかったために辛口のコメントとなりましたが、
それでもキム・ミョンミンssiは職人俳優や!すばらしい!


2010.2.14
18(最終)話までそこで終わりかぁ。

オーディションではこき下ろしたカン・マエは、
ゴヌがしようとしている猪突猛進型のやり方は先が見えてると考えてたわけ。
どんなにきつい事を言われても、カン・マエの心を信じているゴヌ。
実際、ゴヌがやろうとしている事には反対するけど、進んだ以上はいつもフォローを入れてくれるんだ。

だけどオーディションに通過したのに本番に間に合わなかったゴヌたちマウス・フィル。
メンバーが個人の理由で遅れており、彼ら抜きでの公演をしようとしなかったゴヌの決断のため。
楽しく音楽をやろうと決めているゴヌたちは仲間を大事にする事を優先していた。

ゴヌがゲットしてきた仕事は歌謡曲のカラオケ演奏。
歌手が舞台で歌う演奏をするのだが、指揮者カン・ゴヌをカン・マエだと勘違いした担当者のせいで出られなくなるところを自分の主義を曲げてカン・マエが助けてくれた。

もうスポンサーも見つからず、生活がかかるマウス・フィルの団員達は次々と去ってゆき
市響の方でも、ただのバンドくらいにしか思っていない新市長とカン・マエの軋轢がひどくなり、とうとうカン・マエ解雇。
ミュンヘン・フィルへの移動が決まり、皆と別れをする時間もとらず去ったカン・マエだったが
市響存続を訴える趣旨とマウス・フィルの公演を実現させるためにまたもや自分の信念を曲げて指揮をしてくれるのだった。

ゴヌは大学で音楽を正式に学び、ルミは手術を控え、それぞれの団員が音楽を心の支えにしながら結束を深める事でしょう。

2010.2.4
14話までゴヌの育て方それでいいのか?

ルミがカン・マエを好きになってしまう事は止められないこと。
カン・マエも自分のことをなぜか見透かしてしまうルミを思ってたけど、ゴヌに遠慮していた。当然といえば当然。
でも知ってしまったゴヌはこの事実、受け入れるしかないわな~・・・。気まずい師弟・・。

市響初の公演は水害大発生で混乱する中、評論家から好感触な評価を得て成功。
だが、団員の中に市のプロジェクト費を詐取されたルミや音楽家として認められない経歴の面々がいることを
指摘し、政治的な狙いで市響運営を妨害しようとする動きが見られた。

ルミ達プロジェクトメンバー達を矢面に立たせないためにカン・マエがとった策は彼らを一旦クビにする事。
ゴヌを指揮者にした別楽団で交響楽フェスティバルに出場し認められればまた市響に戻せるというもの。
経歴は彼らの音楽性を損なわないのだという事を認めさせるのが目的。

ゴヌを育てる目的も含んでるんだけど、ルミのことでギクシャク・・・。
カン・マエに「干渉するな!」と言い切ったゴヌだけど、カン・マエはゴヌの未熟さを補うための助けを陰でしてました。
あの性格なら、生意気な事いわれたら即サヨナラだろうに、ゴヌだけは特別なんだ~

でもそのフェスティバルも外部圧力の妨害で成功せず・・・。
ただ、途中までの演奏を聴いてさる企業がスポンサーになってくれそうな展開だけど、
それも、なんとかいうコンクールに出ないと駄目なんだって~
それに出るのにはオーディションがいるしー!審査員にはカン・マエがー、どうなるのやら・・・(汗)

2010.2.1
10話まで市響運営も大変だ~

オーケストラで演奏する喜びを知ったプロジェクトメンバー達はオーディションで落とされても諦めが付かない・・そこで
ゴヌが彼らを研究生として市響に在籍させ、客員が必要で演奏が可能なときだけ参加してもいいという約束を取り付けた!

早速初の公演でお鉢が回ってきたプロジェクトメンバー達。
でもカン・マエの毒舌で辞めていった正式団員もいて・・・すんなりとは行かないよね、
だってオーケストラキラーだからカン・マエは。

で、ゴヌが天才だと確信したカン・マエは、ライバル、チョン・ミョンハンにゴヌを託そうとしました。
孤高を貫こうとこれまで偏屈すぎて音楽界に顔を利かせるほどのつながりを持っていない事を懸念して。
それを知って当然戻ってきたゴヌ。
カン・マエは生まれて初めて、弟子を持ったんですよねー。
人間的にはゴヌのほうが年上みたい(爆)

ゴヌとルミだけはカン・マエのどんな毒舌からも逃げないんだよねー。
あの毒舌が彼の心を表しているわけではない外見だけのものだと本能的に知っているみたい。
ルミと付き合っているつもりのゴヌ。でもルミはもう一人のゴヌ、カン・マエを愛し始めているみたい。
はぁ~前途多難・・・。

2010.1.29
6話でに、公演成功で状況に変化が

第5話はプロじゃない皆さんが力をあわせ本番を迎えました!
カン・マエに引っ張られながら魅力を最大限に発揮したすばらしい公演でしたー。

公演日が延期され職場復帰と重なってしまったゴヌが、音楽を選んだ一大決心の日となり、
ルミにとっては、聴覚神経近くにある腫瘍がその症状を表し始めた悲しい日でもあります。

公演が大成功に終えられたため、ルミの企画は成功したけれど、詐欺に合った責任は免れず免職に。
一方、市が今後運営することに決定した市交響楽団をカン・マエに任せたいという話が持ち上がる。
楽団存続に喜んだ楽団員たち。 でも・・・。
カン・マエが自由にオーケストラを作ってよいとなると、当然団員はプロなどA級どころを集めるわなぁ~・・・(汗)

そのオーディションに合格したゴヌ。でも声のかからない元メンバーのみんなもいて・・・。
状況はカン・マエの独壇場となっていく気配濃厚ながら、ゴヌが彼を変えるような抵抗を見せるような雰囲気も???

2010.1.28
4話までなんだか迫力あるドラマやわ

話題作ではあったけど、私の好みに合うかは謎だったからあんまり期待してなかったんですよねー
でも見てたらテンポ良いし、各キャラクターの個性がはっきりしていて引き込まれた!

実は我が家のテレビの音響設備をグレードアップし、昨日ナイスなホームシアターが完成したばかり。
音楽モノということで、PCで見るつもりだったのをそっちで見たら、こりゃまたいいんだわー(喜)

この設定、日本のドラマでも有りそうなんだけど、こんな緊張感は出ないよねー。
この緊張感の発信源はキム・ミョンミンssiのカン・マエ

絶対的な存在感を発しているのに、実のところ結構な劣等感と挫折感を味わっている人なんだよ。

マエストロ・カンと同じ名前の、独学でトランペットを身に着けた警察官のカン・ゴヌ君。
彼は楽譜も読めないんだけど、なんと一度聞いたらそれを吹けちゃうという耳のよさ。
つまり楽譜は彼には必要ない、天才だということが発覚!本人も気づかなかったみたい。
いやな思い出のせいでマエストロ・カンをひどく嫌っていたゴヌ君だけど、彼の「本当の指揮」を目の当たりにして悟ったみたい。

今後カン・ゴヌ君と区別するため、マエストロ・カンを「カン・マエ」と呼ぶ事に。

ゴヌを演じるチャン・グンソク君は私には「快刀ホン・ギルドン」からの偶然繋がりで新鮮な感じ。
ルミを演じるイ・ジアちゃんは「太王四神記」以来。純粋でコミカルな役頑張ってますね。