HOME韓国ドラマのあしあと2010年以前の作品リストシンデレラのお姉さん
ハマり度☆
グニョンちゃん名演

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オリジナルサントラ
●2010年 韓国KBS  全20話
●演出:キム・ヨンジョ   ●脚本:キム・ギュワン
●出演:ムン・グニョン(ウンジョ) 
チョン・ジョンミョン(ホン・ギフン)
ソウ(ク・ヒョソン) オク・テギョン(ハン・ジョンウ) 
イ・ミスク(ソン・ガンスク) キム・ガプス(ク・デソン)
●視聴:2011.4.23-5.14   DVD
●Story
家庭というものを知らず、落ち着く暇なくダメ男から逃げては新しい男のところに転がりこむ母を
そばで見てきたウンジョは満足に学校にも行けず、人を信じる事すらできなくなっていた。
だが酒蔵のク社長と結婚する事になり、運が向いてきたと喜ぶ母に連れられ新しい生活が始まった。

社長には、幼い頃に母を亡くし母や姉妹への愛に飢えてはいるが、何不自由なく育ってきた
愛嬌のある純粋な娘ヒョソンがいた。
ウンジョを姉と慕い仲良くなろうと努力するヒョソンに冷たく当たるウンジョ。
そんなウンジョの抱える”未来を信じられない虚しさ”をギフンだけは理解できるのだった。
レビュー
1-3話  4-6  7-10  11-14  15-17  18-20完
あのおとぎ話を現代風に変則解釈し
ヒロインは心を閉ざした継母の連れ子
難しい役をやりきったなぁ~グニョンちゃん・・・。
これが私の第一の視聴後の感想です。

辛い生い立ちで心を完全に閉ざしてしまった主人公ウンジョは、
他人に背を向け時に攻撃的な態度をとりつつ常に身を引く(去ろう)とします。
劣等感と自己防御のために身についてしまったこの性格のウンジョをじっくり追うことで
彼女の不器用な中に垣間見える優しさに胸が痛みます。

高校時代から8年後に吹き荒れる人生の嵐が去るまでの約10年間、
時には理解不能とも思えるウンジョの行動もあったけど
彼女の心の動きがちゃんと見えたから最後まで見ることができたんじゃないかなって思います。

ついつい涙してしまったシーンの数々は、
この不器用で外側にトゲを生やしたウンジョを常に受け入れる義父の温かさでした。
ぶつかり合うヒョソンも、傷ついた心が何かを知っているギフンもウンジョを常に受け入れます。
忍耐や努力というものに並外れた耐性のあるウンジョが人間的には誰よりも幼かったわけで、
義父の亡き後、ウンジョがヒョソンの人間力を知って徐々に心の壁を壊し始める姿が良かったわ。

ギフンの身の上もウンジョたちと関わるきっかけになった酒造会社という接点で混乱を来たすものの
そこはドラマチックな展開を演出するには充分でしたね。

感情的な面で、韓国でしか成立しないとも言える脚本で、
おまけに、もしグニョンちゃんじゃなかったら説得力が出るドラマとなったかどうか
疑問なほどの難しさを内包してました。

それにしてもお父さんのシーンは、全話通してうるっと泣かされちゃったわ。
華のあるドラマか、胸のすく大団円ドラマか?っていうとそうともいえないけど、
柔らかいハッピーエンドで何か心に残ったわ。
温かい人たちに救われた、それが究極かな。



2011.5.14
20(最終)話まで守りたいものが何かを知る人が一番つよいのね

裏資料、それは莫大な金額の政治家たちへの賄賂と悪質な脱税の証拠。
これを表ざたにするのではなく、あくまでも盾にしてデソン酒家から手を引かせようとしたギフン。
兄に拉致されるなどの目に遭いながらも、
ギフンはあくまでも大切に思う父を守るためにデソンから手を引かせたかったのに
資料をくれた元部長が検察に告発しちゃった・・・。

目的は達成できたけど父を失いそうになったギフン。でもちゃんと父に思いは伝えられた。
ただ、ギフンと将来を約束しながらも、まだギフンを想うヒョソンを見て身を引いてしまったウンジョ。

身を隠しながら没頭した研究は結果を出し、ギ
フンやウンジョに連れられてデソン酒家に戻ってきたウンジョ。
ジュンスのために戻り、絡まった糸を不器用ながらも解きつつ家を守り抜こうと決めたお母さんや
ただただ愛する家族と共にいる事を願うヒョソン。
お父さん亡き後、ようやく嵐の中を通り過ぎながら築いてきた関係が実を結んだ。
会いたかったと抱き合う姉妹。

2011.5.10
17話までヒョソンの著しい成長

お父さんの日記を読んでしまったヒョソン・・・。
お父さんを悲しませていた真実に憤りを隠せないけれど、
心の底には母への愛があり、ジュンスという父の血をひく弟もいる。
追い出そうとはしなヒョソンに恐れを感じる母は、人生で始めて「恥」というものを実感してました。
情けなくてみっともなくて、どれほど大事な人々を傷つけてきたかに気付き、もうどうしようもないほど・・。

ギフンがホン酒家の息子だと知って戦慄したウンジョ。
一方で、度重なるストレスからか高熱を出すようになったヒョソンは味覚を失っている様子。
ただ、ヒョソンが辛い経験をとおして
自分よりも遥かに大人に成長しようとしている姿にはっとするウンジョの姿も。

デソン酒家のマッコリが市場に出回り始め落ち着きを取り戻すきっかけがつかめた矢先、
親類に分けたデソン酒家の株を買いたいとホン酒家からの打診があった模様。
会社そのものをのっとられないために、
ギジョンの元部下だった本部長から送られたあの裏資料をギフンは使うかも?

2011.5.6
14話まで 13話でに 父亡き後過渡期

父デソンさんの亡き後、父の存在がより一層濃く感じられて見ている私もついつい涙ぐむことばかり・・・。
でも、ホン酒家からの妨害作戦から身を切りながら辛うじてかわすというくらいしかできないウンジョたち。

ホン酒家と深い関わりがあるとはいい出せなかったギフンも、
本当のことを言うべきかどうか悩み続けていたね。
結局は、デソン酒家をなんとか立て直すまでは踏ん張り、あとはどんな罰も受けるというスタンスに。
できればウンジョに許しを請いながらも共に生きたいという、叶わぬと思いつつも抱いてしまう夢も・・・。

ウンジョはヒョソンの中に、デソン父と同じように、
愛しているからどんな罪も許すという深い本心があると知ってしまいました。
ヒョソンを傷つけることはもうできないとウンジョは思いましたよ。
一方、ギフンに正式にフラれ、母の態度が180度変わってしまったことに苦しむヒョソンの中に、
ウンジョと手を取り合いながら酒家を守ろうとする気合が生まれてきました。
再度立ち上がろうとするデソン酒家にまた横やりが・・。
ホン酒家の社長ギジョンに会いに行ったヒョソン怒ってますね。

ここに来て、チャンおじさんのことが明るみに出てピンチなお母さんだけど、
デソンおとうさんの書き残した日記をみて完全に自分のしてきたことを悔いてます。
でもデソンさんの血をひく長男がいるもんね、
お父さんの恩に報いるためにも、この家を出て行くことは逆にできない。
きっとあらゆる手を尽くして踏ん張るでしょう。

2011.5.2
10話まで涙がはらはらと出ちゃうわ

義父デソンさんに恩を感じつつも父の愛情を肌で感じ取っているウンジョが
デソン都家のために必死になり、また新しい酵母を生み出そうと努力し続ける姿、やっぱり良いわ。

バレリーナの夢を諦めたヒョソンが酒家を手伝い始めたものの、
デソンさんの前妻の弟が混ぜ物をした酒を密売していたせいで信用が堕ちピンチなところへ、
ホン酒家からの罠もあって借金を抱えたうえに再起の見通しが付かない展開に。
ホン酒家の陰謀にギフンが関わっていると知ったデソンさんは持病が悪化しお亡くなりに・・・。

ショック大きい家族の嘆きようといったら・・・。
お父さんと最後まで呼べなかったウンジョの後悔も胸に来るわ。
だけど、デソンさんの作ったお酒と同じ味を醸すことに成功したウンジョ。希望が見えた!
デソンさんの遺影に向かってようやくお父さんと呼べたウンジョ。

一方、この結果を背負う事になるギフンもどう身をふっていくのか気になるところだし、
夫亡き後のお母さんはもともとのキャラ全開に。
当然ながらヒョソンを特別扱いする必要もなくなりもう辛いヒョソン・・・。
運命が刻々と変化していく中、お母さんに追い出されないよううまく立ち回れと
ヒョソンにハッパをかけるウンジョ。
お父さんの大事にしたものを守ってくれるはずだよね?

2011.4.28
6話まで切ないわ~

このドラマの要はウンジョをどう演じるか。
感情を素直に出せないウンジョだけど、心にはちゃんと感情がある、それをどう表現するか。
難しいところだろうけど、ちゃんと伝わってくるから時々胸が苦しくなったり、涙が出たりするわ。
グニョンちゃん上手い。

さて、ヒョソンとウンジョは感情をぶつけいがみ合う仲となり、余計な遠慮は無くなった。
ウンジョはめきめき学力を上げるもののこの家に安らぎは無く、
早く出て行きたいから頑張っているともいえる。
だがそれと同時に唯一のよりどころがギフンとなっていた。

ただ、父と正妻それに腹違いの兄という、
自分を受け入れることの無い家族の重荷を抱えるギフンは入隊してしまい
傷心のウンジョは8年を過ごす。

お父さんのデソン都家は大手のホン酒家を脅かすまでに成長、
そのマーケティングを行っているのはウンジョ。
お母さんにはデソン社長との間に男の子をもうけていた。
だが、お母さんはソウルに出たときは昔の男チャンおじさんと気晴らしに酒を飲んでおり、
デソンさんを愛してはいない様子・・
良くしてくれる人を騙し自分の安定とお父さんの財産を狙う母に嫌気がさしてるよ・・・

そこにギフンも戻ってきたんだけど、デソン都家をホン酒家に取り込むスパイとしてでした・・。
もう一人、お母さんの昔の男の所で当時一緒に過ごしたジョンウが
ウンジョを守ると言った約束を果たそうとやってきたよ。
年下の見守り君はウンジョが辛そうなのが心配みたいよ。これから展開していくのね。

2011.4.25
3話までなんだか深いかも

これまでの生い立ちがウンジョの行動全てに影を落としているのは確か。
もともとの性格も少しはあるだろうけど、今安定した暮らしが始まったとしても
それを安穏と受け入れられない気持ちも分かるなぁ・・・。

新しい母も姉も大好きな子どもらしい可愛さ全開のヒョソン。
ラブコールを送り続けてもウンジョはこたえてはくれない。
ウンジョは自分に向けられる愛に打算が無いとは到底思えないんだよ、
だからヒョソンの気持ちを試すようなことをしちゃった。好きな男の子を取ったフリを・・・
だけどその男子はウンジョのことが好きだったみたいで、まずい展開になりそうね・・。

素直になれないウンジョと唯一会話可能なギフンは大手酒造、ホン酒家の会長の次男。
だけど、公には存在しない次男なワケで、つまり愛人の子。
日陰の身の上で自分を肯定できない苦しさの中生きてきた。
なのにまだホン家と関わらないという念書まで書かされる・・。

婿養子となった会長がこの酒造メーカーを大きくしたのだが、
妻と長男のタッグを相手にちょっとピンチみたい。
ギフンに助けを求める会長。会長に期待していなくても何処かで慕っている自分がなお辛いギフンです。