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ハマり度☆痛快劇だね
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快刀!洪吉童(ホンギルドン)OST
●2008年 韓国KBS  全24話
●演出:イ・ジョンソプ   
●脚本:ホン・ジョンウン/ホン・ミラン
●出演:
カン・ジファン(ホン・ギルドン)  
ソン・ユリ(ホ・イノク)  
チャン・グンソク(イ・チャンフィ)
●視聴:2010.1.7-1.26   DVD
●Story
ホン・ギルドンは両班の庶子であるために父を父と呼べず、また、奴隷であった母は
奴隷でしかないギルドンの将来を憂いてギルドンを連れて逃げようとした罪で撲殺された。
武術の腕も神業的で頭も良く心根は優しいが、屈折した思いを抱えているため
風来坊で破壊的・・町の迷惑者で通っている。

中国から戻ってきた孤児のイノクは逞しく小金を稼ぐ事に精を出すポジティブで優しい子。
ギルドンと出会い振り回され、帰国船で出会ったチャンフィとも縁がある。

そのチャンフィは前王の直系の大君であるが、暗殺を逃れ、ノ尚宮と共に身を隠した。
暴政で疲弊した国を変えるため、着々と商売で財力を高め勢力を蓄えたノ尚宮の後ろ盾で
いよいよ活動を開始しようとうところ。
レビュー
1-2話  3-4  5-6  7-8  9-12  13-16  17-18
19-20  21-22  23-24完
人々が真に求める世の中じゃないなら立ち上がれ!
ギルドンのメッセージをドラマチックなラブコメで
最後の2話で「あれれれれ・・・」ってなっちゃったのが残念ー。
22話までがおぉーーっ
てくらいシリアスに、且つ大ドンデン返しに面食らわされて盛り上がってただけに
ねー。

でも、架空の人気キャラクターの物語「ホン・ギルドン伝」を
あえて現実味を加えたラブコメ風にも描こうとするならば
こう言う感じにならざるを得ないのには文句はありません!納得です。

コメディタッチを維持しつつ、貴賤ある国のシステムに立ち向かうストーリーにするのは難しかったと思うわー。
ストーリを章にわけるとしたら、
①前半はギルドンが低い身分で血を分けた父を父と呼べない悲しさや、
であったイノクとの関わりをとことんコメディタッチで。
②中盤はチャンフィとイノクの本当の素性が徐々に明らかになっていくのに平行して
人々が望む平等な世界を体現する事になる「活貧党」ができるまでの様子を時に、超シリアスタッチで。
③チャンフィが即位してからギルドンとの決別まで

という感じになるかな?
基本的にチャンフィはその身分の高さと過酷な名分のため笑うことがなく、
愛する女性にも去られるからシリアス担当・・・。
チャン・グンソク君の綺麗でベビーフェイスなチャンフィが悲しくはらはらと涙を流すのには参ったわ~

イノク役のソン・ユリちゃん、こんな明るい役向いてるやんーー!って思った。
ギルドンを演じるカン・ジファンssiが今回も軟硬演じ分ける器用さを発揮していたから
余計に良かったのかもねー。

ラストまでドカーンと爆発させてくれたら盛り上がったんだけど、
このドラマはこれで十分メッセージ性があることを盛り込んでたんでよしでしょう。
それにしても活貧党のスグンが事あるごとに言う「愛の爆発ファッファッ」っていうの、
なんかもう耳に残るわー(爆)






2010.1.26
24(最終)話までメッセージが込められたドラマね!

たとえ大義名分が偽物だったとしても、今の国の有様を変える必要があると知っているチャンフィ。
あのショック状態から一体どんな風にチャンフィが豹変しちゃうのかと心配したけど、
そんなことに振り回されていたら何もできない、自分は民に求められて即位したのだと心を新たにしました。

身分関係なく力量あるものを登用しようとするチャンフィだがことごとく反対に合う。
ギルドンも現状を変えるには、国のあり方そのものを覆さないと無理な事を
チャンフィに知ってもらう必要があった。
身分制度のない、助け合い笑いあう暮らしの活貧党のような世界を求めるギルドンたち。
それはチャンフィのいう王のいる世界とは真逆。


チャンフィが良い国を作っているか監視する民として山に去ったギルドンだが、
そこには王国を認めないギルドン率いる活貧党が、ある種の民主国を築いているよう。
国のシステム・ルールを受け入れない活貧党を一国の王としてそのままにしておけないチャンフィは
活貧党を潰すしかなく・・・。

ギルドンと共存できないと知ったイノクはチャンフィの元を去る。
ラストはみんな生き残ったのかどうか分からぬまま・・・。だけれど人々の記憶に残り続けるギルドンたち。
現代の私たちに、今の現状に満足しているのか、していないならどうするべきなのか
一人一人に問うようなエンディング。

2010.1.24
22話までそんな真実ありなんーー!?(涙)

”残り4話、チャンフィが即位するまでドキドキやなぁー”くらいに思っていたら、なんていう展開!
油断ならへんわーーー ほんまに・・・

これまでの不幸続きを一掃するためのお祓いをしようと考えた王は、
祭祀の途中王位を狙ってなだれこんでくるであろうチャンフィや
ギルドンを含め、全ての臣下ひいては王宮そのものを全て焼き払い清算する事を決意。
それもこれも、チャンフィの後継を正当化する巳寅剣が偽物と知ったから!うそぉ~~(ToT)

王が下賜した剣には刻印などなく、
亡きチャンフィの母・大妃がリュ大監と共にチャンフィを王位につけるために作ったものだった。
この刻印を先王の遺志として意味をなすために、先王すら殺害したという事になる・・・。

ギルドンら民の協力を受け、洋々と王宮入りしたチャンフィ。
王としての今後の目的もはっきりしていた・・・なのに、この事実を幽閉中の王がチャンフィに告げたのよ・・・。
これまで復讐を含め辛く孤独な人生を大義名分を頼りに生きてきた、なのにその名分を失ったチャンフィ。
そのショックはあまりに大きく、そして救いを求めて向かったイノクはギルドンと向かい合っている・・・。

はぁ~胸が詰まったわ・・・。
ギルドンもイノクもそしてチャンフィも、これからをどう生きれば良いのか見失うほど辛い真実が押し寄せる。
でも他の二人と同じようにチャンフィも乗り越えてほしい!
でも、でも・・・チャンフィが求める癒しの愛はイノクの心だけ。
ギルドンを愛しているイノクがどんなに努力しても、必要な今その愛がチャンフィに向けられる事は
ないんだよね、、はぁ・・・・。

2010.1.23
20話まで因縁は戻ってくるんだよーー!

このまま次に進みたいところだけど、19・20話とすごく大事なところだったと思うので記しておこう。
1話1時間20分ほどと長いだけあって、このドラマの核といえる因縁が根こそぎ白日の下となってます。

リュ大監の娘イノクが薬売りの娘ホ・イノクその人だったと、ホン大監も知ってしまい、
イノクの存在が現王の正統性を否定するため送った部下にホ老人がイノクを守って殺された。

20年前にホン大監がチャンフィを排除するため、リュ大監の一家を殺害し遺言を記した剣を奪ったこと、
そして何よりも、親の敵は愛するギルドンの父親だった事を知ってしまい、
イノクの世界の全ては一夜のうちに激変を遂げてしまった・・・。
ギルドンとの決別を意味する一夜・・。

ギルドンを捕まえようと近隣の山を封鎖したり、
暮らしている民もろとも焼き払おうとしたりとその暴虐はエスカレート。
正統な大君が、遺言と共に存在し生きていたことで大君支持の上奏が高まり進退が危ぶまれる王のため、
ホン大監が一人が全ての罪をかぶって賜薬を飲んだ。

イノクとギルドンは切ないですよ・・・。
そしてそれでもギルドンを忘れようと必死のイノクを見守るチャンフィも・・。
あと4話だけど、「マイガール」や「ファンカ」みたいにハッピーエンドになれるかどうか不安・・・。
人の生死が関わっていてあまりに因縁が濃すぎるからさぁ・・・。

2010.1.21
18話まで中盤からぐいぐい盛り上げるねー!

さすがのホン姉妹!
途中までは明るくドタバタムードで引っ張っておきながら
中盤から切なくも胸キュンな大展開へと持ってくるんだよ
うまいよね~~!

怪我を負ったチャンフィはその矢がノ客主の指示でギルドンに向けて撃たれたものだと分かっていました。
命も助かりさらに手を組む意思が固まる二人。
でも、今度はイノクの知らないところでイノクをめぐって情勢が変化を始めます。
ホ老人がイノクがさる高貴なうちの娘だった可能性を探っていたところへ
ウネから20年前にリュ大監が殺害された事件を聞かされ
大監の父つまりイノクの祖父が健在だという事も分かった。

チャンフィたちはいよいよ先王の勅旨である巳寅剣の刻印を、
公の勢力の一つ儒学者のグループに見せ助力を得る事となった。
そのリーダーはリュ氏。当時死体の見つからなかった孫娘を今でも案じていた。
そしてリュ大監邸にイノクという娘のことをたずねに来た人がホ老人だったと知ったチャンフィとノ客主!

ギルドンと相思相愛でとてもラブなムードがようやく出てきたというのに、
イノクの身分が発覚したらどうなるのやらー!

2010.1.21
16話まで止まらなくなってきたわ

人々はギルドンたちを「活貧党」と名づけ英雄のように思い始めてます。
自分が生まれた宿命のみを大義名分として王位を奪うことに疑問を感じ始めたチャンフィは
「王となるためにあるべき自分」のなかに大義名分を見つけようとし始めました。

そんな矢先に仲間が捕まってしまい、ギルドンを捕まえようとする父ホン大監。
真っ向から父と対決する事を選択、仲間の釈放のためヨンムンと組んで
王宮から巳寅剣を盗み出す事に加担する。
正面きって対峙した王にあきれるギルドン。そしてチャンフィもまた生きて兄と対面し宣戦布告。

イノクの祖父と僧の話を聞いてしまったウネは、父にリュ大監が殺害されたいきさつを聞き出し、
イノクがその娘だと確信する。
身分の違いがギルドンと自分の間の壁になっていると思っているウネは、
ギルドンがイノクをそばに置く事に嫉妬している。
いつウネがこの事実をどんな風に明らかにするか気になるわ。

ギルドンと大君の関係を「利用するためだけ」に手を組んでいると割り切っていみていたノ客主は
その危うさに抗しきれず、暗殺を試みる。だが身を挺してギルドンを庇ったのはチャンフィ!

2010.1.20
12話まで転換点を迎えたわ!

ギルドンが死んだ事になってからはや一年。
国政は相変わらず疲弊したまま、高官たちは私服を肥やす事に腐心し、
貧しい民は高利貸しに人生を抑圧されていた。

ヨンムン商団は王宮爆破に乗じての政権奪還作戦を失敗に終わらせて以降身を潜めていたが
新たな爆弾を入手するための取引相手を見つけた。それはチェ・チョルジョという高利貸し。
チョルジョは暴利と知りつつ借りざるを得ない環境を作り借金を返せなくした上で、
カタに娘を奪い中国に売る商売でも稼いでいた。
その”商品”を運ぶための船を用意する代わりに爆弾を用意するというのがヨンムンとの取引条件。

チョルジョの蛮行を知ったギルドンたちは、奪われた娘たちの親達の協力を募り、
さらには借金が帳消しになるような詐欺返しの方法で娘たちを取り返す作戦にでた。
再び再会してしまったチャンフィとギルドンは、王になるものの信念と人々を助けたいという
義の思いで違う立場で繋がり協力する。

今チャンフィは自分の中で特別な女性になっているイノクと接するたびに、
自分達が目的としている事の実現方法が誤っているのではないかと感じるようになっている。
イノクはギルドンが生きていると知ってしまい
またホ老人は、殺害され死に行く高貴な女性からイノクを託された時の記憶がよみがえり始めていた。
あの夜聞いた声が、ホン大監の声だと知ってから・・・。

ストーリーはここで一旦大転換を見せそうな雰囲気。
イノクの出生がはっきりしてしまったら、チャンフィとの縁が何故強いのか分かる反面
ギルドンとは絶対に結ばれない・・・。
どんな展開になるのか気になるドラマです!

2010.1.17
8話まで義賊への道

王宮内での爆弾事件の経緯で、旨く追求されずに事をかわせたヨンムン商団。
だけど追求され逮捕されたのは何の罪もない王宮造営に借り出されていた工夫たち。

ホン家侵入の盗賊も爆破犯もヨンムン商団の仕業だと突き止めたギルドンはチャンフィに詰め寄る。
チャンフィが巳寅剣に記された正式な世継ぎだったと知ったギルドンは、
あえて王になるために人々を見捨てるのかともたずねる。

無実だが、犯人だとされているギルドンが出ない事には無実の哀れな人々が死ぬ事になると
心を定めたギルドン。
父大監にチャンフィから受け取った剣を差出し、逃げて追われて矢を受け断崖から海へ・・・。
盗賊団のメンバーに助けられたギルドンは、イノクにさえ死んだ事にして生きていくことに。

身分や権力を振り回し、助けが必要な人からも根こそぎ絞り上げ私服を肥やす輩から奪い、
殺された工夫の家族に配るギルドンら。
世の中を変えるところまではできないが、悪質な奴らを懲らしめる事もでき、
奪った金品で多くの人が助かる。

王宮では放火暗殺で死んだとされていた大君が生きているとの確信を強めた王とホン大監。
ギルドンはチャンフィの正体を知っているわけで、今後の関わりと展開が気になる辺りです。

2010.1.11
6話までちょっと物悲しい雰囲気も出てきて・・・

怪我をしたチャンフィの手当てをしてくれたのはイノク。
どう見ても普通じゃない状況で信用しきれない筈の自分を人間として助けてくれるイノクに
心を動かされるチャンフィ。

盗みをした挙句仲間を根こそぎ殺害した罪で追われるギルドンは、
妓房でイニョンが自分を陥れた事を知る。
自分が追われている理由がヨンムン商団のせいだと突き止めたギルドンはチャンフィとぶつかる事に。

そのチャンフィは王宮で科挙が行われる日を選び、王宮造営の荷と一緒に武器類を搬入、
十数年前、暗殺で全てを歪められた真実をこの日取り戻す筈だった。
でも、ヨンムン商団に潜入するはずが王宮まで来てしまったギルドンに台無しにされてしまう・・・。

さて、ノ尚宮(今はノ客主)の探している娘さんがリュ・イノクという子らしい。
これは明らかにイノクのこと!今後が気になるー。

2010.1.9
4話までみんなの素性が見えてきた

ギルドンが主役ではあるけど、チャンフィとイノクの素性が見えてきた一連のストーリーが面白いな
ギルドンのお父さんホン判書大監は今から十数年前、今の王様を守るため、
前王が世継ぎにと指名したチャンフィのことを記した巳寅剣を奪うため
親友だったリュ戸判の一家を殺害した経緯がある。
どうやらイノクはその事件で逃げ仰せ、育てのおじいさんホ老人に助けられた模様。

その頃直系嫡男のチャンフィは、母である大妃と共に放火によって暗殺されかけた。

今、ノ尚宮は、大きくしてきたヨンムン商団の財力を利用しこの真相を明らかにした上で
政権を取り戻す算段でいる。
ホン判書がこの巳寅剣を持っていると目星をつけたチャンフィらが盗みにはいったところ、別の盗賊が!

これはホン判書の本妻とその息子イニョンが科挙合格の裏金を作るため
盗賊に家財を盗んでもらい金にしようとしたもの。
鉢合わせしたチャンフィは、追い詰められた盗賊の一人に刺されちゃった!

ギルドンと一緒に仕事をするうちイノクは親友を越えてちょっと特別な感じを抱き始めてるみたい。
でもイノクはチャンフィのピンチの時にいつも通りかかっちゃうせいで、
チャンフィがイノクを頼りに感じて
ます。
さて、もう一人、今権力を握っているもう一人のソ大監の娘ウネ
お嬢様らしからぬ好奇心とプライドの塊である彼女は、
アホなホン家のイニョンとの結婚話を嫌がってる。
偶然出逢ったギルドンに執着を始めてます。1話が1時間をこえてるから情報量多いわ~~

2010.1.8
第一印象:2話まで序章もたっぷりと

韓ドラの1・2話辺りってアメドラとのテンポの違いを実感するね~!(爆)
キャラクターの身の上や時代背景など、ストーリーの世界観をたっぷりと描く冒頭でした。
フュージョン時代劇というだけあって、妓房が若いお姉ちゃんが踊るクラブ風にアレンジされていたり
コミカルなイメージ映像が挿入される辺りが現代とのフュージョンポイントです!

でも、ホン姉妹の脚本だけあって、ノ尚宮や今の王を即位させた重臣のキャスティングに
「怪傑春香」や「マイガール」でもいい味出てたチェ・ランさんやアン・ソックァンさんが出ておられてほっとする(笑)

明るいのに影のあるギルドンを演じるカン・ジファンさんはピッタリだわ。豪快で繊細な感じが!
でイノクのソン・ユリちゃんはかなりキュートですね~
コメディエンヌぶりも結構いけるしかわいいし!
今をときめくチャン・グンソク君はこれまた高貴でありながら影のある渋い辺りをうまくかもし出してますよねぇ~

チャンフィがクーデターへとどう進むのか、
国が疲弊し治安がすこぶる悪化した国内で、盗賊団をギルドンがどう導くのか、
イノクがどうラブモードで絡んでくれるのか、楽しみに見ることにします!