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ゴールデンタイム ハマり度☆続編希望^^
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●2012年 韓国MBC  全23話
●演出:クォン・ソクチャン  ●脚本:チェ・ヒラ
●出演:
イ・ソンギュン(ミヌ) ファン・ジョンウム(ジェイン) 
イ・ソンミン(イニョク)
●視聴:2013.6.4-6.22   KNTV
●Story
医師免許を持っているが漢方の病院でCTなどのオーダーを出すリスクの少ない職場で働いてきたミヌは
先輩の頼みで深夜の当直バイトを引き受け、経験不足から女児を助けられなかった。
現場で研修を積んでこなかったミヌは、救急外傷部門で院内の軋轢をものともせず人命救助にまい進する
チェ・イニョク先生の勤務病院でインターンとして勤務開始。
同期で年下のジェインは人見知りしない前向きではつらつとした女性。
どうやらこのセジュン病院の理事長の孫娘のようだが。
レビュー
1-5話  6-9  
10-13  14-17  18-20 21-23完
韓国の医療システムから取り残された救急外傷外科を舞台に
熱意ある医師と彼を目標に成長する若い医師の物語
イニョク役のイ・ソンミンさんが良いらしいという評判は聞いていたんですが、見て納得。
医療そのものや患者さん、同僚との向き合い方、どれも真っ直ぐで穏やかで一生懸命で
主人公か?とすら思える存在感。
術中もそれ以外の様子も、イニョク先生というキャラクターのリアル度がすごい。
もしかしたら出身地の方言で演技した事がより活き活きしたものになったのでしょうか^^

優秀だけど決して「カリスマオーラ全開」という感じじゃなく、
医療に必要のない部分での上下関係や無意味な既得権争奪戦とは一線を画すそんな先生の姿に
人間性の柔らかさを感じて信頼感が増すんです。

そんなイニョク先生の姿を見てぐんぐん医師として成長する主人公ミヌの姿がまた印象的でした。
外科の資質が高いというイニョク先生のお墨付きをもらって
ソウルの病院へレジデントとして旅立ったミヌ先生の姿を見て、
ぜひ続編を作って欲しいと思いましたよ~^^

そう、このドラマでは大げさな感情的なシーンは極力控えてあります。
いろんな重症患者さんの経過を同時進行させており、
リアルな病院らしさが出るよう演出されているのが好感持てるんです。

「愛の選択」の脚本家さんの作品だけあって、
患者さんの保護者の心理や変化などの描写のリアルさがここでも光っています。

ただ、科同士の縄張り争いや責任の擦り付け合いのようなもので救急搬送の重症患者の治療が遅れるとか
ヘリで現場に急行し搬送する場合の途中連絡などの段取りが練られていないなど、
多少デフォルメされているとしても一種場当たり的な楽天さが正直ちょっと怖かった部分もありますが。

なんだかつい次のエピを見てしまう面白さがこのドラマにはあります。
若手から中堅・ベテランまでの層がそれぞれの立場と人間性を個性的に演じていて
その仕上がりは安定して抜群。
主人公のミヌは30歳のインターン、イ・ソンギュンさんはまり役です。


2013.6.22
23 (最終)話まで現実的な結末がいいね

ヘリを確保する方法を模索したジェイン。
イニョク先生の熱意も極まり、消防のヘリを外傷患者搬送にも運用してもらう事に成功しました。
初めての派遣でドタバタのイニョク先生とミヌ、そして病院。
でも、一刻を争う外傷患者の搬送の迅速さは何ものにも変えられない、そこをクリアする成果を一つ手にした。

インターン期間が終わり、レジデントとして研修を続けるため、ミヌたちは科を決めていく。
外傷に進む事をもう心に決めているミヌは外科に進みたいが、
熱意が危険な問題行動と隣り合わせのミヌを受け入れるつもりもないミンジュン科長に落とされた。

イニョク先生から難易度の高い手術が行われるソウルの病院で様々なことを学んでくるんだ
とアドバイスされ、外科で有名な病院でのレジデント勤務が決まった。
レジデント・フェロー・アテンダントと順調に進み
4年後にイニョク先生のいるこのセジュン病院外傷センターに戻るつもり。
勤勉なうえに外科のセンスを持つというミヌにはその未来を確信しているかも。

看護士でコーディネータのシン先生は恋人との結婚よりも
明らかにイニョク先生と築く外傷センターへの愛情が深く引き伸ばし続けていたカナダ行きと結婚はキャンセルに。
素敵な男性との破談はショックだろうケド、
あまり寂しそうではないところをみるとシン先生の居場所はここなんだわ。

ミヌ先生が関わった患者さんは時間をかけつつも順調に回復し笑顔の退院。
ウォングクさんは義足でまた配達の仕事に復帰しているし、
監査に入ったチーム長もあの重症状態を思い出せないほど元気になり趣味のサイクリングも再開できた。
ミヌの開腹したあの患者さんは多臓器不全を乗り越えて目覚め
リハビリを越えて可愛い赤ちゃんと夫との暮らしを取り戻した。
熱意ある医者の努力と献身が誰かの人生を照らすんだという素敵なラスト。

ミヌ先生の成長ももっと見てみたいわ~

2013.6.13
20話までジェインの義務

重症の妊婦さんにインターンが処置を行っただけでなく、開腹までした事が問題になるも、
母子共に命を取り止めた以上処断という所まではいかず。
でも状態は常に危機と隣り合わせで、ミヌはハラハラし通し。

病院には監査が入っています。
医療に関する薬剤の使用等をにおいて、保険適用外のものを使用することや
病状に対して過剰な処方がなされていないかなどを調査するもの。
実際の現場では効果があると考えられる薬を医師が選択し、患者も望む場合もあり
一概に監査機関のガイドラインだけに縛られる事は不可能。
でもそれの割合によっては追徴金等の罰金が科せられひどい場合は病院運営に大打撃となるもの・・・。

監査チームのリーダーが今交通事故で重態となり、イニョク先生が主治医として治療を続けています。
自分自身が重症患者となった事で医師の知識や経験からくる判断がガイドラインを逸脱しているとしても
必ずしも患者の不利益になる事はないと気づいてくれたかもしれないです。

病院の運営を巡っては、理事長が意識不明のため、理事長の妹夫婦が実権を握ろうと臨時理事会を招集。
離婚を申請している理事長の妻であるジェインの祖母を排除しようとする目的は明らか。
ということで祖母はもしもの場合に用意されていた理事長の遺言書を開示しました。
そこには25歳を越えていればジェインを法定相続人として病院を任せると書かれていました。
病院のために、自分に与えられた資格を行使するしかないと決意したジェイン。
インターンとしては長期休暇をとり、病院運営に乗り出しました。

でも、予定していた外傷センターの根幹となるヘリの割り振りや国からの援助地域から外されてしまい
計画そのものがこのまま続行できるか厳しいところ。
全ては資金と正式な資格を得る事・・・ジェインどこまで頑張れるだろうか。

2013.6.12
17話までじわっと良い

何ではっきりした自覚がないのか分らないんだけど、どうやら私好みの作品みたい(笑)
じわじわ~っとハマっているようです。
ごく自然に物語が流れていくようで、そこは「愛の選択」とよく似ています^^

さて患者さんたちのその後。
命を守るためには左足切断するしかないというパク・ウォングクさんの手術を決断した先生たち。
初期段階での応急処置も良く、その後のケアや医療プランも功を奏し見事目覚めたウォングクさん。
天涯孤独だというウォングクさんを待っていたのは、ウォングクさんに助けられ見守られている子どもたち。
ウォングクさんの笑顔が本当にいいです。

三角関係の散弾銃事件の面々ですが、女性の退院と同時に警察が来て彼女を逮捕です。
この女性の婚約者の様子がいつもちょっとばかりおどおどしていて変だったんですよね~

そしてジェインの祖父である理事長がお倒れに。
いまは意識不明で気が気じゃない家族。その流れでジェインが理事長の孫娘だと判明しました。
理事長と離婚手続きに入っているジェインの祖母・病院の医療理事。
離婚と同時に病院から手を引かせようとしている理事長の妹夫婦には注意だね。

イニョク先生たちがドクターヘリについてのセミナーで2日間病院を留守。
他の科の先生方のヘルプはもらえる話にはなっているけど、先生方を待てないほど緊急の患者が!
ミヌに処置をしろと言わんばかりのイニョク先生の電話で、まさかのインターンが処置室で開腹するかも??

2013.6.9
13話まで なんかって感じ?

なんだか集中しやすくて、見ていてちょっと清々しくて、どうもハマってるのかな~?という感じ
韓国ドラマの場合BGMはここという時に必ず情感タップリの歌が入るんだけど
本作はほとんどがインストゥルメンタルで、
歌入りがあっても歌が主張していないさらりとした曲が使われているんです。

重症患者の治療・手術を行う外傷外科を扱っているために、
各患者さんの容態を見守りつつ並行して物語は進んでいきます。
今ミヌたちが携わっているのは、子どもたちを援助し続けてきたパク・ウォングクさんと
トラック事故で意識不明の5歳の男の子、
そして三角関係のもつれから元彼女を散弾銃で撃ち、その後自殺を図った男性の3名。

男の子は厳しいながらも徐々に好転の兆しを見せ始めましたが意識が回復するかはまだ・・・。
パク・ウォングクさんは小さな血栓のために左足を切断せざるを得ない状況に。
元恋人に撃たれたという女性は2週間後に結婚式を控え、CT画像から腹部を開腹手術するか悩み中で
自殺を図ったという男性は厳しい状況。
でもこの自殺未遂は怪しいね~ 婚約者が元恋人の男性を撃ったんじゃない~?
女性の方はあおりを食って銃弾を受けたンじゃなかろうかね?

さて、外傷センター設置に動き始めた理事。
外科から分科させ、独立した科として常時専用手術室も確保してもらえてスムーズな流れに。
ただその理事が浴室ですべってちょっと入院してます。どうなるかな~?

2013.6.7
9話までミヌの成長が垣間見える

辞職願いを出したイニョク先生は自分を必要としてくれる職場を探し、
最終的にはリビアの内紛地帯で外傷の技術を生かそうと考えているようす。

だけど、イニョク先生の目の前で中華料理の宅配バイクさんが重症を負う事故にあい
現場でイニョク先生の的確な応急処置を受けセジュン病院へと移送されました。
でも誰も手術してくれそうにないと分ったイニョク先生は
インターンのミヌとジェインをつれて手術し一命を取りとめました。

この身元不明だった男性は長年恵まれない子どもに援助をし続けてきたことを評価され
大統領に表彰されたパク・ウォングクという男性でした。
評判を上げたい病院の思惑は一気に吹き上がり、
イニョク先生が辞表をだしていることを好都合とばかりにキム外科長が看板主治医に名乗りを上げました。

でも、揚々と二次手術に望んだキム科長には結局手におえない状態。
でもマスコミが詰め掛けていて患者を死なせることは絶対に出来ないため
恥を忍んでイニョク先生に執刀を任せました。

こんなに腕のいい医者をバカみたいに煙たがるなんてちっせー科長ばかりだぜ。

イニョク先生の一挙手一投足、一言一言でどんどん成長するミヌとジェイン。
特にミヌは判断力・理解力、観察力、そして手先の器用さも相まって外科の適性が高いと分ってきたし
ジェインはイニョク先生が推進する外傷センターの必要性を経営の観点からも捉え
理事長であるおじいさんに企画書を提出していました。

センター設立に前向きな理事長だから、院内の反対意見を退けるヒントを見つけてくれそうかな?

2013.6.5
5話まで細かく描いてあるわ

医療ドラマも数あるけれど、本作はまた違った意味で意欲的。
というのも、院内での問題の多くのうち、各科の垣根や縄張り争いで停滞する診療や
重症患者や責任の押し付け合いなど、保身にかまける医師を描きながら
そういった全てを無視し患者と病に向き合う”医師”チェ・イニョク先生を浮き上がらせます。

手術シーンも病床の患者を見るシーンも、かなり細かく動きを研究されているのか
視線や動作など、本当にリアルさを感じざるを得ません。
イニョク先生役のイ・ソンミンさんが名脇役から主役級へと評価が上がったのも納得の演技!


新人の研修医ミヌとジェインは、まだ医療現場の力関係や組織の歪みにおもねる前のためか
自分のクビがかかっていても人命救助第一を地で良くイニョク先生への信頼を半端なく高めているところ。

現場で多くの手術を手がけたいと考えていたイニョク先生は、
この釜山の病院に外傷センターを設け3年間は働くという条件で
出身大学の学長の推薦をもらって働いていたようです。

地域医療や救急医療の拡充と定着を求めて国に働きかける講演もしているイニョク先生を
うっとうしく思っている外科各科の科長たちは
彼を排除しようと緊急の手術は当直の外科に回すという、
事実上イニョク先生の手術禁止命令をだしました。
状況次第では絶対そんな命令を守れるはずのないイニョク先生への罠みたいなもの。
あっさりと禁を破り、自ら辞職したイニョク先生。
先生を頼ってこんな事態を招いたと悔しく情けなく自分を責めるミヌ。

それでも目の前の患者を絶対に見捨てないイニョク先生の思いを確実に受け取っているミヌとジェインです。