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神々の晩餐 ハマり度☆暗すぎないのが◎
DVD-BOX 1

BOX 2 / BOX 3
BOX 4 /  OST 
●2012年 韓国MBC  全32話
●演出:イ・ドンユン  ●脚本:チョ・ウンジョン
●出演:
ソン・ユリ(コ・ジュニョン)  
チュ・サンウク(チェ・ジェハ)  
イ・サンウ(キム・ドユン)
ソ・ヒョンジン(ハ・インジュ=ソン・ヨヌ)  
チョン・インファ(ソン・ドヒ) 
キム・ボヨン(ペク・ソリ) 
チョン・ヘソン(ソン女史 第3代アリラン名匠)
●視聴:2012.12.15-2013.5.31 KNTV
●Story
最高韓国料理店アリランの第4代名匠決定の審査会で22年間ライバルとして学んだソリに
勝ったドヒ。だがソリはドヒが勝つ出来レースだったと誤解し恨みを募らせていた。
晴れて名匠引継ぎを終えたドヒに離婚を切り出した夫。
ショックのあまり自殺を試みた母を見て、動揺した4歳の娘インジュは客船の甲板から海に転落。
インジュを助けようと余命僅かだったヨヌの母も帰らぬ人に。
12年後、ヨヌをインジュだと信じ込んで生きてきたドヒは娘インジュを時期後継にしようと
教育計画を建てていた。
本物のインジュは生きて浜に打ち上げられ、ドジョウ汁の店を経営するコ・ジェチョル夫妻に
ジュニョンと名づけ育てられていた。

1-2話  3-6  7-11  12-16  17-23  24-32完
料理の才に恵まれたヒロインの数奇な半生を
試練と運命的な出会いの数々で描いた物語
出生の秘密、天才料理人の素質、素敵な男性からの愛。
フィクションだからこそのドラマチックな要素が本作にも盛りだくさん。
そこに、親世代の確執や悲しい過去などが絡まって面白い相関図が出来上がっていました。

主役たちの母役のチョン・インファさんキム・ボヨンさんたちがよくってこの2人がもう準主役。
そしてキャラクターとしておいしかったのはドユン役のイ・サンウ。
キラリと光るさりげない脇役を演じる彼は記憶にのこっているのだけど、
主役級の役を演じる彼の作品はこれが初完走。良かったよ^^

料理対決とかにはなんら萌えないんですが見せ方がさらっとしてOK^^
出生の秘密も引っ張り倒されることなくテンポが良いドラマでした。

料理・出生の秘密・天才・明るい主人公というキーワードと出演俳優さんが重なっている部分があったためか
少し「製パン王キム・タック」を思い出しました。
先がどうなるか気になってついつい見てしまう所も似ていたわ^^
華やかな伝統宮廷料理店を舞台にした本作、楽しく見ましたよ~。


2013.5.31
32(最終)話までそうでないとね^^

まとまった時間が取れたので「神々デー」と称し一気にラストまで見ました。
そのためレビューがかなりのマトメになる点了承下さい^^

4代目名匠であるドヒさんとの料理対決で卑怯にならない方法でドヒさんを勝たせたジュニョン。
アリランをソリさんの手から守ろうとしているジュニョンとドユンの動きを鋭く察知するソリさん。

お兄ちゃんの働きかけでお父さんがジュニョンが実の娘だと知り改めて再会を喜ぶものの
記憶を失くしているドヒさんに真実を告げることをためらってしまう。
けれどお母さんに自分を受け入れて欲しい気持ちも隠せないジュニョン。

みんなの働きかけで徐々に記憶を取り戻し、そのために苦悩し、
そしてただ一つの結論にたどり着いたドヒさん。
それはインジュもジュニョンも娘であることに変わりはないこと。
そしてアリランの第5代名匠にふさわしいのはインジュであること・・・。

ソリさんの暴露記事でこの件も公になり立場上不都合も多いインジュ。
インジュがジュニョンを受け入れられないがために家族の席に座ることも憚られるジュニョン。

第5代名匠にはジュニョンがふさわしいと譲らない第3代名匠のハルモニは
名匠候補による料理対決を指示。
どうせ私なんかとすねるインジュは全てを放り出して私はヨヌだと開き直りソリさんの所へ転がり込んだ。
これまで自分をただひたすらに隠し抑えてきたインジュにとってドヒさんへの反抗は大きな転換点。
そんなインジュを叱り受け入れ続けるドヒさん。

ハルモニからも檄が飛び、ソリさんと対決料理の準備を進める中で少しずつ吹っ切れてきたインジュは
対決当日、アリランへの思いがこもるコンセプトを見事表現し第5代名匠に選ばれた。
料理の腕と勘だけでは勤まらないアリランの名匠という仕事の意味を理解するジュニョンは
アリランを出て、ハ・ジュニョンとして有名な料理人としての道を歩み始めた。

そんなジュニョンをずっと精神的に支えてくれたのはジェハではなくドユン。
そして母との確執をどんなに正面衝突しても解く事が出来ないドユンの辛さを理解していたのはジュニョン。
2人の間にある思いやりと本音の数々が信頼と愛情に変わっていきました。

ただドユンが超有名フレンチシェフのヘミルだと正体が明かされ、
最初こそ多くの料理を愛する人々から指示される彼を送り出すことを選んだジュニョンだったけど、
互いにプロの料理人として独立すればその関係は遠からず公私ともに最良のパートナーになれそう。
たとえ離れていても、いつでも遠くで互いを思い、笑顔で会えるそんな関係だから。

2013.5.29
23話までになってまた

幼い頃の写真が入ったジュニョンのペンダントを見て、ジュニョンこそがインジュだと分かったのは
インジュとソリさんとジェハ。
真っ先に気づいていたインジュは、機内食のコンペでジュニョンに負ける事を恐れて卑怯な妨害。
前日にジュニョンの食材に毒性だけを抽出した薬草の粉を混ぜたために
それに触れたジュニョンの右手は麻痺を起こしコンペ棄権。

失意のジュニョンに、養父がソリさんから大金をもらって姿を消す直前、
実のお父さんが主治医のコ先生だとジュニョンにメッセージを残していました。
恋しい本当の両親がわかったものの、
自分に目をかけるソリさんがアリランを狙っていることにも気づいたジュニョン。
ソリさんの最終目的はドヒさんを消す事にあり、
だからこそ逆にジュニョンはアリランやドヒさんを守るためにソリさんの計画に乗ることに。
ジュニョンを守るためドユンもサナレ会長ソリさんの息子だと明かしました。

経営危機に陥っているアリランを再建するため、資金援助すると同時に再建チームを送り込んだサナレ。
その役割を担ったジュニョンやドユンを目の仇にする従業員さんたち。
大幅なリストラを進めることに反対したドヒさんに、ソリさんはジュニョンとの料理対決を提案。
実の母子が潰しあう姿を見たいがためらしい。

自分が本当のインジュだとジュニョンが気づいていることを知っているのはジェハとドユンだけ。
ジュニョンと別れるしかなかったジェハは、サナレに利用されているジュニョンの事態を
なんとか転換させようと久しぶりに韓国に戻ったインジュの兄インウに
本当のインジュが生きていたことを告げました。
この辛い家族のひずみを抱えてきたお兄ちゃんは、絶対黙ってなんていないはずです。

2013.5.24
16話あたりでつい次を見てしまう

料理対決、天性の才能を持つヒロイン、出生の秘密。
韓国ドラマにはよくある設定なんだけど、相関関係をうまく展開させているのかつい次が見たくなるわ~^^

ジェハに失望された形で別れを告げられ、ジュニョンに彼を取られた形になったインジュ。
全てをジュニョンに奪われる不安に駆られていたインジュだったけれど、
卑劣な行為を知ったドヒさんが、娘の辛さを理解し母としてインジュを守ることを選んでくれて救いに。
店に損害を与えた責任をジュニョンが取ってアリランから出て行ってくれて目的を達成出来た。

アリランへの訴訟はヘミルとフードショーに出ることで取り下げてもらう事が出来たジュニョン。
ヘミルであるドユンはジュニョンのために出来る限り陰からサポートしようとしているわ。
ただインジュがヘミル=ドユンだと気づきました。

ジュニョンを本気で愛し始めたドユンに、牽制をかけるジェハ。
しかし、ジュニョンが次期名匠の器だと確信を深めるジェハの祖母第3代名匠は2人の交際に反対。
第3代名匠の孫の嫁である、という”コネ”の印象がついてしまうと
アリランに来た時以上にジュニョンを名匠候補から遠ざけてしまう恐れを考慮してのこと。

そんな最中、一緒になったはずの女に身包みはがされたジュニョンの養父が
一人ぼっちになった上にインジュの父の病院で胆石除去手術を受けることに。
「私はお父さんを見捨てたりしないから」というジュニョンの言葉が泣ける父。

インジュと同い年だという牛島(ウド)出身のジュニョンが拾い子だったと聞いてもしやと総毛立つお父さん。
でも養父はジュニョンを手放したくなくて、行方不明女児の件で電話したのは自分じゃないと嘘を・・・。

一方で、母の語る本物のインジュ像に益々近づくジュニョンに恐れおののくインジュは
ジュニョンに見せられた幼い日の写真で信じたくない予感が当たっていたことを知りました。
可哀相なインジュだよ・・・、彼女は自分の居場所を守ることに益々必死になるしかないだろうから・・・。

2013.5.20
11話まで風はジュニョンに吹き始めた

レストランチェーン「ナサレ」を国際的企業へと大きくさせたソリさんがアリランの経営顧問に就任
天上食本に記載されているクムチョン醤をアリランよりも先に発売しようとするなど
「アリラン」を掌握し超越する事に躍起になるものの、今ひとつ力を振るいきれないのはドヒさんがいるから。

本物の天上食本にすら秘法は書かれていないクムチョン醤を仕上げたジュニョンの
知恵を借りざるを得ないほど切羽詰った「アリラン」。
でもアリランの”プライド”を守るため”名匠が秘法にたどり着いた”ことにしようとして事態は悪化。
ドヒさんは自分の生きがいであるアリランも名匠の地位もを手放す覚悟で
ジュニョンの手柄を取ろうとした卑劣さを詫びました。

いづれにしろドヒさんがジュニョンを認めたことで晴れてジュニョンは名匠候補に。
納得がいかずに荒れるインジュはハルモニに諭されて一旦はジュニョンを受け入れたかに見えたけど
ジュニョン追放への熱意を改めて燃やしただけ。

世界の有名シェフを招聘しての料理ショーで
試食するシェフのアレルギー情報をインジュはジュニョンに故意に教えませんでした。
知らずに作ったジュニョンの料理を食べた人気フレンチシェフの”ヘミル”が倒れ
ヘミルのマネージャーが訴訟を起こしたことでアリランまで存亡の危機に。
ジュニョン排除のためにアリランまで陥れたインジュ。
ほくそえんでいるのはインジュの嫉妬を利用してそう仕向けたソリさん。
倒れたのが実は自分の息子ドユンだとも知らずに・・・。

ドユンは今でも兄の死と折り合いを付けられずにいて、
ソリさんは思い通りにならない息子をそこを利用して息子を思い通りに動かそうとする一方で、
ジュニョンは亡き兄を思いやってくれ、一言一言に初めて心が癒された。
それはすぐさま愛に変わったみたいだけど、ドユンからの突然のキスにただただお怒りのジュニョン。

一方でインジュがジュニョンを失脚させるために、料理で誰かの命を危うくした事を知った恋人のジェハは
すでに揺れ始めていたジュニョンへの気持ちが高まってしまった。
ジェハへの片思いを整理していたのに告白されたジュニョン。困るだろうなきっと。

2013.5.17
6話までヒロインに試練はつきもの

ということで、今ジュニョンは試練の真っ只中。

ジュニョンは結局すれ違いで実の父には会えず、育ての父は店を売り払い去ったあとでした。
天涯孤独の身となったジュニョンは、あれから一人暮らしのお祖父さんの家で同居していました。
数年ぶりに育ての父が島に戻ってきたと聞いて駆けつけたジュニョン。
でもお父さんは奥さんの墓を手放し、
新生活をスタートさせるらしくジュニョンはまた捨てられてしまいました・・・。

同居のハラボジ、アリランが長年探し続けていた秘伝書「天上食本第2巻」を持っている人。
ハラボジの奥さんだったか妹だったかいまは亡くなっているんだけど、
昔アリランで第3代名匠と共に働き夢破れてアリランを去るときに持ち出したものでした。

アリランでは次期名匠候補として第4代名匠の娘インジュ(ヨヌ)の指名が有力でしたが、
第3代名匠はこの秘伝書を譲り受けに来た時、
天上食本第2巻がないためにアリランでは作れなかった醤(ジャン)を
独力で作り出したジュニョンのことを知りました。
料理の腕の良さと、並外れた勘のようなものを持っているジュニョンに、
お母さんの墓を取り戻す条件で次期名匠候補としてアリランに来るよう約束させました。

母の期待に応えようと十数年頑張り続けたインジュにとって
いきなり名匠候補の舞台に立ったジュニョンの存在は受け入れがたい屈辱。
「ナサレ」の会長ソリさんが送り込んだ従業員による食材への攻撃を
真犯人を知っていながらジュニョンのせいにして追放しようとするインジュ。

でも、ソリさんの息子ドユンが真相を知りました。
兄の死で母を恨んでいるドユン、悪事はどこからばれるか分らないよ。
とはいえ、今ジュニョンはアリランで受け入れてもらえない苦しい試練の時です。

2012.12.15
2話まで序章が良いね~!

ベテラン勢の皆さんと、幼少期・少女期の役者さんたちが
抜群に引き込んでくれて視聴することにしました^^

料理の才能と経営者としての資質を兼ね備えたドヒさんが
第4代アリランの名匠となるのはある意味必然だったのだけれど
才能もあり努力も惜しまなかったライバルのソリさんが
後一歩ドヒに手が届かない悔しさと焦りを抱えていた気持ちもよく分かる。
でも審査でドヒの食材に妨害の手を伸ばしたのは過ちだった。

結局自分の良心に苛まれ動揺に打ち勝つ事は出来ず名匠選抜審査で負けたけれど、
ソリさんが審査が出来レースだったと誤解してしまい恨みが残ってしました。

おまけにソリさんは母子家庭で、審査中に自宅にいた長男を亡くしており
その悲しみをドヒへの怒りにすり替えてその後の12年間を生きてきたみたいです。

ただ勝者ドヒさんにも陰は訪れていました。
夫とのすれ違いが離婚の危機を呼び、娘インジュを船からの転落事故で失うという悲劇。

このインジュの転落事故で船に乗り合わせていたヨヌの母も帰らぬ人となっており、
天涯孤独となってしまったヨヌの運命も変わりました。
ショックのあまりヨヌをインジュだとドヒさんが思い込んでしまい
母亡き後インジュとして生きることを受け入れるしかなかった孤児のヨヌ。

インジュの死を受け入れないドヒさんのために、インジュのフリをする生き方を受け入れてきたヨヌが
十数年たった今になってインジュの生存を知ってしまいました。可哀相過ぎる・・・。

インジュは転落後生きて浜に打ち上げられ、
漁村でドジョウ汁店を営むコ家でジュニョンと名づけて育てられ18歳に。
でも今になって亡き妻が隠し持っていた行方不明女児のチラシを見つけたお父さんは
ジュニョンには実の親がいると知ってインジュ父に連絡入れましたよ。
借金で娘には迷惑ばかり、もう何もしてやれないと思っていたお父さんは
実の親に返すときが来たと思ったのかな。

ジュニョンは味覚に優れ、料理への興味も高いです。
ソウルへとやってきたら、アリランとの関係がどう展開するのか楽しみですが、
その代わり(インジュ=ヨヌ)の辛さも増すね。