ドラマほびっと☆
HOME韓国ドラマのあしあと>君たちは包囲された
君たちは包囲された ハマり度☆まあまあだったわ
シンプルDVD-BOX


DVD&Blu-ray SET 1
DVD&Blu-ray SET 2

OST
●2014年 韓国SBS  全20話
●演出:ユ・インシク   ●脚本:イ・ジョンソン
●出演:
チャ・スンウォン(ソ・パンソク)  
イ・スンギ(ウン・デグ)  コ・アラ(オ・スソン)
アン・ジェヒョン(パク・テイル)  パク・ジョンミン(チ・グク)
●視聴:2015.1.25-2.8 衛星劇場
●Story
15歳のジヨンは、ある殺人事件の唯一の目撃者だった母が証人となったことで報復に遭い
殺されるのを目撃した。
犯人が殺人完了の電話をかけた相手はソ刑事。
自分も命を狙われて以来、ジヨンはウン・デグと名を変え母に証人になってくれと頼みに来ていた
ソ・パンソク刑事を疑い、彼に接触し何らかの証拠をつかもうと警察官になっていた。
レビュー
1-3話 4-7  8-10  11-13  14-16  17-20完
母を殺した黒幕を逮捕するため警察官となった主人公
熱意ある上司と仲間との絆が温かい刑事もの
先が気になって夢中になるような作りではなかったし、
事件の真相があまりにやりきれない情けなさなので、食いつくほどでもなかったのが正直なところ。

ただ、チャ・スンウォン演じるソ刑事のかっこ悪さをものともしない熱血ぶりが実のところカッコ良く、
新人4人組の同期に寄せる仲間愛が常に温かくて、そこに助けられたような気がします。

物語は母を目の前で殺され自分も命を狙われたキム・ジヨン少年が成長して刑事となり、
事件の真相を追うメインのエピソードにさまざま事件が絡められ、
次第に犯人へと導かれるような感じになっていたのですが、
主人公が信頼していた人や社会のシステム不備に裏切られる事が多く、
権力と金のある人々に虐げられる姿が本当に辛いんです。
信頼しても大丈夫な仲間と出会えたことが彼の第二の人生の力になると思えることが救いです。

最近無茶な理屈でパワハラを行い社会に不利益すら与える
権力者の娘が逮捕される事件が実際にありましたが
それをほうふつとさせるストーリーでした。
金と権力があれば捜査権も起訴権もある検察を丸めこめば済むようで、
それを何とかするために警察による独立捜査権を求めた人が
悪の隠ぺいに加担してしまうという悲しいジレンマと後悔が描かれました。
韓国には実際にこんな話まだいっぱいあるんだろうね。

確かに、日本では捜査・逮捕は警察、起訴するかは検察が判断し
司法に委ねていくようになっていますが、
韓国はまだまだ検察が既得権益を手放さないようになってるんでしょうかね。
経済発展はしたけれど、まだまだ一握りの人以外は不利益をこうむりやすいシステムのようです。

本国ではこういう内容はリアルな社会性を含んだエンタメ風脚色ドラマと受け取られるのでしょうか、
権力圧をかけて横槍を入れ、陰謀・殺人・証拠隠滅で捜査妨害し
当事者を拉致監禁したりしての20話。
正直このレベルの事件に20話もかけられるとは、う~~ん、という感じです。

キャストはみんな魅力的で良かったですが^^


2015.2.8
20(最終)話まで解決にはたどり着いた

馬山で聞き込みをしたデグとソ刑事は、あの日エランが家に来た事を証言できる男を見つけました。
ただエランと母のつながりが見えない中、母の同僚だったという看護師さんに会えたことで急展開。
なんとお母さんはエランの夫シン・ジフンさんと親密な関係だったという・・・。
別れた時期と自分が生まれた時期を計算すると微妙に合うため確信を深めるデグ。

のらりくらりと逃げるエランを逮捕できたのは、
エランの激高しやすく挑発に乗りやすい性格を利用して
自白を取ること。これは大成功でした。
昔ジフンと無理やり別れさせた女が夫の子を産んでいると知って激高したのが動機でした。

けれど、獄中のヒョンチョルが口封じのために殺され、
事前にデグ宛に送られたある秘密を入れたICレコーダーが盗まれた。
盗んだのはカン署長。ただ、その内容を聞いてユ議員に絶望したのもカン署長。
一連の口封じ殺人をエランになすりつけて精神病院送りにしたユ議員に、
当初の目的である独立捜査権獲得に動くよう最後の談判をして空振りさせたれたカン署長は
事件を明らかにする覚悟を固めていたため、事故に見せかけて殺害されてしまいました。

そのレコーダーには、ユ議員がエランから政治資金を得るために、
昔別れた女性の子供がジフンの子であるよう偽造したDNA鑑定書を作るよう
指示している会話がのこされていました。
実際、エランの息子ギジェは鑑定を受けてデグとは
”血縁ではない”との結果を得ていたので確かでした。

何の関係もない母子が議員の資金のために利用され巻き込まれ殺害され、
それを隠ぺいするために数々の殺人が行われた。
けれど、それすら検察が圧力を受けてエラン単独犯で事件を終えようとしていたため
ソ刑事は立ち上がりました。

マスコミに向けて”疑惑”を明らかにしたいという記者会見を行い世論は動きました。
事の真相を知ったジフンさんは、
エランが精神病院送りにされ後見人として夫ジフンさんになっていること、
悪の連鎖を止めようとしていた息子ギジェの思いも加わって、
会社の株をすべて社員持ち株制度に切り替えてしまいました。

資金を失い、世論を抑える方法が亡くなった今逆上したユ議員は
11年前にヒョンチョルにデグの殺人を依頼したユ議員との会話を録音した
携帯電話を抑えたデグたちを拉致監禁し殺害直前までいったのだけれど、
全ての罪を自白した会話を含め一部始終を隠しカメラで送信していました。
発信器を追ってきたチームの面々や停職をくらったソ刑事によって助けられたデグは
ユ議員を逮捕することに成功しました。

捜査内容を明かしたことで責任を取ったソ刑事はクビにはならず、
地方の派出所勤務で変わらない熱意で仕事を続けています。

2015.2.3
16話までちょっと早送りしたりして・・・

スソンの母を暴行した一連の経緯をすべて撮った画像を入手したデグたちは
出頭命令締切後には逮捕できるよう準備を進めていたのだけど、
万事休すと判断したユ議員はスソンのお母さんに直接謝罪し、お母さんはそれを受け入れました。
スソンの母からしたら権力者の謝罪を受け入れる方が娘のためと
判断した可能性も理解できるところでもあり・・。

でも、このユ議員の娘エランはやっぱりデグの母に最初に暴行を加えた犯人でした。
まだ理由は明かされてないんだけど、
デグが家の前で拾い、警察に渡したはずが紛失されてしまったあのペンダントの持ち主はエラン。
このタイミングで、スソンがヒョンチョルが落としたとは知らぬままに
学校の科学室で拾って持っていたのが出てきたため。
でもエランは紛失後にコピーを作成していて、自分は落としてないと言い張ってます。

一方で、11年前、ジヨンが襲われた翌日に目撃情報としてスソンが警察に伝えた内容が
握りつぶされた経緯を調べていたソ刑事が、とうとうカン署長に行きつきました。
カン署長がなぜユ議員を助け続けていたのか、その訳も見えました。

二十数余年前、カン署長が新人だった頃担当した婦女暴行事件で
加害者グループが有力者の子弟だったことから裏取引のあった検察に事件を握りつぶされ、
抗議したところを検事に暴力を受けカン署長と相棒だったソ刑事が告訴。
けれどそれも所属する署のために取り下げるしかなく悔しい思いをしたようです。
ただ、これに絶望したのが相棒ソ刑事。彼女は自殺をしています。

カン署長はそれ以来、当時の署長だったユ議員と共に
「警察の独立捜査権獲得に向かっての法案」を作るためユ署長を議員へと押し上げ、
法案通過まではなんとしてもユ議員を守るという覚悟で
11年前のあの事件ももみ消しに手を貸していたようです。
ただ、ユ議員の娘にまっとうな常識も倫理観もないためにとんでもない足かせになってます。
いくら大目的のためとはいっても、想定外の事件をエランが起こした地点で
この計画はとん挫したと判断すべきだったのでしょうけどね・・・。

2015.2.1
13話まで真相は最悪かも・・・

デグがヒョンチョルに襲われ、気になることがあって寮にきたソ刑事のヘルプで
何とか助かったけれど、刀傷で入院したデグ。
けれど、このことでデグの母を殺したのがヒョンチョルだったことが判明しました。
ソ刑事を恨み続けていたデグは、ここでソ刑事への誤解を解くしかなくなりました。

ヒョンチョルを追うソ刑事のチーム。けれどヒョンチョルが姿を現したのはデグの前でした。
何としてもデグを殺さないと任務が遂行できない・・・。
けれど、それは失敗に終わり、デグはヒョンチョルを逮捕しました。

ヒョンチョルはカン署長から真実は述べないようくぎを刺されています。
どうやらユ議員の力は絶大で、カン署長もユ議員のいうとおりにしていないと困ることがありそう。
カン署長はデグを守りたいのかな?と思ったんだけど、
ヒョンチョルに襲われていることを知っているわけだから、どう判断すればいいのか?

そんなタイミングで、デグの相棒スソンのお母さんが暴行に遭いました。
百貨店のVIPルームで、5000万Wのバッグの損害賠償を払う代わりに
暴行を受けても示談にするという書面に署名させられた後、滅多打ちに暴行される様子が
動画サイトにUPされ衆目の知るところとなりました。
この暴行を加えているのがユ議員の娘。
動画は削除されても風評は残る。ユ議員の娘という情報は各媒体伏せられてはいるけれどね・・・。

スソンの母暴行の容疑で同行をしつこく求めてくるデグに見覚えのあるユ議員の娘は
部下に命じて調査したところ、「あの女の子が生きてる」と驚愕してました。
あ~~デグ母の死の真相はこの親子に関係あったんだ・・・。
最悪の真相かも・・・。

2015.1.29
10話まで人間関係を暖かく描くね

見えてきました、ちょっとずつ。
土足男はヒョンチョル(だったかな?)という、元ソ刑事の相棒だった人でした。
ソ刑事と組んでいたころ、犯人逮捕の現場で燃える木の棒で殴りつけられ左耳のうしろをやけどし、
身の危険を感じて犯人に発砲して殺害したことに対し責任を取らされてしまったようです。
この人が元警察庁長官だったユ議員に、「ジヨンを何としても殺せ!」とせっつかれてました。

デグをジヨンだと分かっていてずっと後見人として大学まで行かせてくれた
あしながおじさん(女性ですが)は、今の江南署のカン署長さん。
ソ刑事を恨むデグに、ソ刑事はそんな人じゃないと語る一方で、
元長官のユ議員には味方のような態度を取っています。
カン署長はデグの敵なのか味方なのか・・・・。

そう見てくると、ソ刑事はやっぱりデグのお母さんを殺害した面々の仲間じゃないことがはっきりしました。
当時ジヨンが命を狙われた日、ソ刑事はジヨンを助けに向かったものの見つけられず、
いきおい、幼稚園に通う幼い息子の交通事故の一報を受けて病院へと
走ったのが真相だったようです。

デグの言動から確信を得たくてソ刑事はDNA鑑定をして彼がジヨンだと結論を得ました。
馬山で事件直前知り合ったスソンもまた、デグがジヨンだと確信し、
本人から間違いないという遠回しの確認もしています。

でもユ議員の口ぶりだと、デグのお母さんが報復殺人にあったというのは
どうやら”そう世間には思わせた方が都合がよいからそうしておけ”と言っているように聞こえる。
真相はほかにありそうです。

2015.1.27
7話まで楽しく見てます

デグが暴きたい11年前のあの事件の真相。
母を殺した編み上げブーツの男(土足男)を見つけだし、
ソ刑事との関係をはっきりさせれば明らかになるはずで、
とりあえず、デグはソ刑事の携帯のコピーを用意しました。
おりしも、特徴のある声を持つあの土足男が帰国し、ソ刑事に会う約束をしてきてチャンスのデグ。
でもなかなか土足男にたどり着けません。
むしろ土足男が先にジヨンがデグで今は江南署の刑事をしているところまで掴んでいます。

11年前、硫酸をかけて逃げたデグは土足男の顔にやけどの痕があるはずだと思っていたんだけど、
実際のところ、土足男にはやけどの跡はなく、もともと左耳の後ろに大きな傷があります。
あの日、放送室にいたスソンがその傷の男を目撃しているので、
いつかデグがジヨンだと明かさないといけない時が来るはず。

相変わらず、ソ刑事には反抗的なデグ。
幼稚園児ひき逃げ犯の事件では、パワハラも度を越し犯人隠匿までしようとしてきた
ハン検事に盾つき、辞職も辞さない覚悟のソ刑事を目の当たりにし、
また、失踪班チーム長のキム・サギョンさんとは元夫婦で、
今回のように、ひき逃げで幼い息子を亡くしていると知りました。
どんなに情に厚く、まっすぐな姿を見ても、母を見殺しにした男にしか見えないデグ。

最初に会った日から、ずっと反抗的なデグに引っかかるものを感じるソ刑事は
刑事班長のイ・ウンドさんにデグの育った孤児院”幸福の家”を調べてほしいと頼みました。

新人の同期4人は事件を一つ一つ経験するたびに互いを知り
少しずつ絆が生まれてきました。
四者四様のキャラクターながら、程よく合っている感じ。
テイルはお医者さんだったようで患者か誰かを亡くして刑事に方向転換したようです。
またなんで刑事なんだか不明ですが、おいおい見えてくるかも。

2015.1.25
3話までまだこれからかな?

イ・スンギとチャ・スンウォン豪華共演の刑事もの。
コミカルさとシリアスさが期待される本作だけど
チャ・スンウォンは伝説の刑事ソ・パンソクを演じ、
イ・スンギは母を殺した一味を捜すために真の目的を隠してソ・パンソクの下に付いた新人刑事。
にらみ合いや怒声飛び交うことは多くても、コミカルさはほかの脇役陣にお任せかな?。

デグが疑っている”ソ刑事”は、ソ・パンソク刑事じゃないソ刑事だと思う。
その辺が明らかになってきたらきっと、
二人で力を合わせてあの”馬山養護教員殺人事件”を追えるはず。
それまでは、デグはソ刑事に反抗的な態度とり続けそうだね。

さて、凶悪犯罪を扱う強行班には熟練の刑事が多く集まるらしいんだけど、
署長の”改革”の一環として新人4人が伝説の刑事ソ・パンソク刑事に付くよう命令が出た。
デグ、スソン、テイル、グク。
デグは一度見たものを記憶に焼き付けることに長けているようで捜査に活かしてます。
スソンは馬山でデグと知り合っているんだけど、名前を変えているデグには気づいていません。
彼女は直情的で、情には熱いけど軽率なところがある。
テイルはお金持ちの子のようで、なぜ厳しい強行班に志願したのかはまだ不明。
グクはカッコいいから、だったかな?

新人研修がいつまでも続くならやめようかと思ったんだけど、
そこそこテンポもよく、展開次第では楽しめるかもと思います。