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ハマり度☆なんと爽やかな!
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公式ガイドブック
●2010年 韓国KBS  全30話
●演出:イ・ジョンソプ   ●脚本:カン・ウンギョン
●出演:
ユン・シユン(キム・タック)  
チュウォン(ク・マジュン)  
ユジン(シン・ユギョン)
イ・ヨンア(ヤン・ミスン)
●視聴:2011.11.25-2012.1.9   DVD
●Story
大企業コソン食品の会長夫婦には跡継ぎの男子が生まれず、妻のインスクは針のむしろ。
なのに、使用人のミスンさんが会長の子を身ごもったと知り逆上したインスクは
会長の腹心ハン室長に、ミスンの子を葬り去るよう指示。
会長との間に男子は生まれないと占い師に予言されたインスクさんは、
旧友であり自分に思いを寄せていたハン室長との不倫の子を身ごもり男児を出産し
生まれたマジュンは後継者として育てられていた。
一方ミスンさんはハン室長に姿を消す約束で逃がしてもらい、無事タックを出産。
シングルマザーとして貧しいながらも愛情を注ぎつつ一人息子をひっそりと育てていた。
しかし、タックは会長に出会ってしまう。
レビュー
1-2話  3-5  6-8 9-12  13-17  18-20
21-24  25-28  29-30完
ドロドロの権力闘争の決着をつけたのは
大事な人のために努力を惜しまない大器の青年タックでした
終わりに近づくに連れてどんどんハマリ度が増すさすがの人気ドラマ。
タックの桁外れの器の大きさが目先の障害を取り除けば良いとばかりに
人を虐げてゆく誤った価値観の人々を変えました。

命を狙われたり、苦労を強いられたりしても乗り越えてゆくタックの清々しさに
きっと胸がすくからでしょうね。

このドラマがこれほどまでに清々しいのは、タックの素性ゆえでもあるでしょう。
愛人の子として蔑まれながらも純粋に進む姿だけでも主役の姿としてみるべきものがあるのに、
タックは実のところ唯一の会長の実子という真実

唯一の嫡男だとされているマジュンは、
男子が産めないと嫁として認めてもらえない辛さの中で
若奥様が秘書ハン室長との間に作った不貞の子。
これが、タックの忍耐や活躍が何倍にも素晴らしいものにみせるし、
また、この事実を幼いときに知ってしまったマジュンの抱える哀しみが、
タックに対する敵意だったり拭えない劣等感として彼を屈折させてゆくドラマとなってゆきました。

権力などなくても温かくタックらを迎えるパルボンベーカリーの皆さんとの生活に
幸せを見出すタックと権力から遠ざかる事が自分にとって幸せの道だと気付いた
マジュンのラストが、だからこそハッピーエンドに。

自分にとって一番大切な人やものを正しい方法で守る事だけに心を砕けば、
自然と幸せは生まれてくるんだわ。
たとえその人のためだと信じていようが欲を絡めて誰かの生き方を決めたり、
誰かを利用すればどうなるか・・・。
それはマジュンの母・若奥様が最後に体現していましたね・・・。


2012.1.9
30(最終)話まで会長の計画は功を奏したわ

ジャギョンの温めていた米粉から作る新製品のパンの企画を形にしたタック。
青山工場の再起が追い風となり代理就任への準備が整いつつありました。

ユギョンと念願の結婚を果たしたマジュン。
けれど、どこかでタックを思い続けているに違いないユギョンをみて傷ついてしまうのが怖くもある・・・。
結婚したと同時に自分を無視するマジュンを見て、もう計算ずくで始めた2人の関係を貫くしかないと、
お義母さまへの復讐を搾り出すようにつづけるユギョンは壊れ始めてしまいました・・。

荒れるマジュンを救ったのはタック。
手に入れても奪っても、自分の抱えた出生の秘密がいつも心を孤独にしてゆく寂しいマジュンにとって、
奪われるばかりのタックがなぜ気丈に生きていけるのか質問してきました。
人生はただ続く。成功の先にも人生はまだ続き、失敗のあとにもまた続く。
哀しみもいつかは過去になるんだそうです。
全てを知った上でタックが自分の苦しみを分かってくれていることや
決して敵ではないんだということを感じてくれてから、
限界に来ていたマジュンに変化が見え始めました。

大奥様が亡くなったことに関わっていることを疎んじた会長は若奥様を見限り、
またハン室長は、マジュンが経営権を継いだら若奥様は自分のもとに来てくれると信じていたのに
それは叶わないと言われて自暴自棄に。タックを拉致しマジュンのためにタックと
心中しようとさえしてきました。

ハン室長の二重帳簿を手に入れ、タックへの拉致殺害未遂についても
彼に罪を償ってもらう事にしたマジュンは警察に通報。
ほんの少しでも尊敬できる姿を見せて欲しかったと、
言外に息子としての願いを残して決別しましたね、ハン室長と・・。

会長代理にはタックがほぼ決まりにも関わらず、タックは長姉ジャギョンを推薦。
マジュンの株式とあわせ過半数の賛成を得てジャギョンが就任しました。
壊れそうなユギョンを守るため、また自分を権力欲の盾にしようとする母から
逃れるためにうちを出たマジュン。
タックはパルボンベーカリーで自分の道を歩む予定。
恐らくはミスンと一緒に。

2012.1.7
28話までいよいよ14年の封印が解かれる・・

会長に何かあったときは、会長代理にキム・タックを指名する・・・。
ハン室長に交通事故を装って殺害されそうになった会長は予めそう弁護士に指示してました。
訳あっての事だろうとそれを受けることにしたタックに対し、ハン室長や母がタック下ろしにかかるが
青山工場の建て直しと新製品開発の課題が与えられタックには1ヶ月の猶予がもうけられました。

青山工場の状態は壊滅的・・・パンの味が悪く、職員の手当ても満足に払われず
辞める人も多く手が足りない。
仕入れた原料と実際の納入製品に偽装があり、
また手当ても帳簿上は払ったはずになっているという始末・・。
誠心誠意再生に取り組むタックを応援してくれる人も増え、
とうとう姉のジャギョンが力を貸してくれそう・・・。

倒れて意識不明の会長・・・、実はそれは大掛かりな芝居。
タックに会社を託すために知るべき真相を突き止めるために取った作戦でした。
母の反対を押し切ってユギョンと結婚する事に成功したマジュン。
そして・・・会長はとうとう14年前大奥様が亡くなったときにハン室長と妻が
その場に居たということを知ってしまいました。

それから、タックは14年ぶりにお母さんと再会できたよ!
会長との計略でハン室長の手先になっているジングさんがタック母を守ってくれましたね~。

2011.12.29
24話までタックを決意させた重大事件が・・

一時的に味覚・嗅覚を失ってしまったタック。それでも2年間培った製パンの感覚をフルで活かし
二次試験の「もっとも面白いパン」のテーマに取り組みました。

絶対にタックに勝ちたいマジュンは、パルボン先生が封印したというボンパンのレシピを知る
チャンベさんにそそのかされ卑怯な手を使いパルボン先生に見抜かれて不合格。
職人としての腕よりも、パンの先にお客さんがいる、
そういうパン作りに取り組む心根の大切さを知って欲しかったのに
マジュンは厨房に火を放ち、先生の部屋から「発酵日誌」を盗んで帰っていきました・・・。

ボンパンの元祖は自分だというチャンベさんの訴えで起こされたパルボン先生の名人剥奪審判でも
マジュンに対抗したタックが先生のボンパンを再現し名誉を守り抜きました。
勝てないマジュンは埋められない寂しさをユギョンに求めてるわ。

タックを会社に呼びたいと思っている会長の思惑をそぐためにハン室長が人を使って
パルボンベーカリーを営業停止に追い込んできました。
具合の悪かった先生はこのタイミングでお亡くなりに・・・。
会長も脳内出血で倒れ、ハン室長は会長の株がこのままでは
長男であるタックに渡ると焦るも書類は見当たらず。
そう、何かあったときはタックに渡して欲しいと顧問弁護士が預かっていたんですね。

自分のせいでパルボンベーカリーに災難が続き、
今また自分を必要とする父のためにすべき事があるはずだと考えたタックは会長宅へと足を向けました。
いよいよですね。

2011.12.22
20話まで会長との再会が涙・・・

会長がタック会いに来てくれて、涙の再会!
タックの作った一次試験合格のあのパンを感動と共に味わう会長にもらい泣きだよ~~
またしてもグァンリョルさんに泣かされ^^;

さて、ユギョンがマジュンにつく悪い虫だと考えるお母様は会社を辞めさせようと手段を選ばず
ついには暴力団を送り力ずくで辞職願に拇印を押させました。
ユギョンの悔しさは、「母やハン室長を許すな、自分を利用しろ」
といっていたマジュンを利用する事を選んでしまったわ。
マジュンはたとえ心を得られなくてもユギョンを自分のものにしたかったからだけど
ユギョンはタックを愛しているのは明白。こんなのタックも自分も不幸になるだけなのに・・・。

試験で自分より高評価を受けたタックに勝ちたいマジュンは、
飲めば味覚・嗅覚を失う薬を手に入れちゃいました。
天才的なタックの嗅覚がダメになれば勝てると思っちゃったのね・・・、

でも、ユギョンがマジュンと正式に交際すると見せつけられた翌日タックは高熱を出し
大将のおかみさんがその薬をスプーンで飲ませちゃったよぉ~!
「風邪薬だ」なんてマジュンが適当に言い逃れたせいで不幸な展開。
焦って止めようとしたマジュンだったけど間に合わず・・・。
後悔の種は捨てておくのが一番。
こんな事が分かれば、またお父さんや先生からの信頼は低下するばかり、
下手したら背を向けられちゃうかもね・・・。

2011.12.16
17話までもうちょいでに^^

タックの居場所を知り、ハン室長は密かにジェボク先輩を買収して命を狙い、
ガス爆発で殺害しようと画策。
偶然に巻き込まれそうになったジング先輩を助けたタックは、
目にやけどを負い失明の危機にまで・・・。
何とか回復でき、2年のあいだ一からパンについて学び始めたタック。

そして2年の月日はユギョンをコソン食品秘書室に送る展開となっており、
タックは生地作りと成形まではできるものの、
爆発の後遺症でオーブンが開けられないという致命的なトラウマを抱えてました。
けれど、タックを見守り続けてくれたジングさんの助けもあり、なんとか乗り越えた!

マジュンとの関係がようやくいい感じになったところで奥様がマジュンに会いに来ちゃって
身元を隠してるのに気遣いのかけらもなくおもいっきり「マジュン」と呼び、
後から来たミスンがタックをフルネームで呼んじゃうしで衝撃の再会・・・。

タックを何とかしようとしてくる奥様と、ジングさんつながりでタックに会えそうな会長、
どちらが早いか・・・。

そしてタックのお母さんは今でもタックを捜し求めていました。
目の具合が良くないようで、遅かれ早かれ失明が待っていると覚悟している様子。
このお母さんを助けている医師が、人を介して会長宅の家政婦さんと会ってました。
何か直接的な準備があるみたいね。
それと平行して、奥様が理事から買い取ったあの株だけど、
その資金の出所はある投資会社から。
2年の期限が来てお金を返せない場合は株で返す約束みたい。
この投資会社はタック母と組んでいますよ~。

パン職人試験第一次はなんとか通過しました。

2011.12.9
12話まで12年後あちこちに動きが

お母さんが死んだとジングさんに言われても生きていると信じたいタック。大丈夫生きてるよ~
なんだか生活に余裕のある奥様風になっていて、会長宅付近に出没気味。
会長宅の主治医となったあの方は、タックがお腹にいた間お母さんが
看護婦としてお世話になっていた診療所の先生だよね?
なにか狙いがあるはず。

若奥様あてに届いた「人殺し」と書かれた手紙はもしやタック母かな?
自分が狙われた事を言っているのかな?お義母さんを殺害したことを知っているのか?
いずれにしても若奥様とハン室長はお義母さんの件だと思ってるけどね。

タックが落ち込んでいるとき、偶然にあの初恋のユギョンと再会して生きてゆく勇気をもらったけれど、
ユギョンは学生運動をしていたせいで逮捕。
ユギョンに執着するマジュンは、ユギョンを釈放する代わりに2年間ユギョンと会わず
2年後の先生のパン職人テストで争うという条件をタックに挙げました。
父もユギョンもタックを褒める、それがマジュンのプライドをひどく傷つけるんだよね?きっと。

マジュンの母である若奥様は、引退する理事から株を買いうけ
今では夫と肩を並べる大株主になりましたよ。

2011.12.3
8話までなかなか面白い、そして12年後へ

お母さんが超ピンチのところを助けてくれた「手首に風車のタトゥー」のある謎の男。
だけど、この男に母が連れ去られるところを見ちゃったタックは
お母さんをこのあと12年間捜し求めることになります。
会長がが捜すといってくれていたのに、母
の居場所を知っているというハン室長にだまされて家を出、
密かに外国に飛ばされそうになるところをタックは逃げ切りました。

そして12年もの間、この男を捜し求めて全土を歩き、
パルボン・ベーカリーという有名なパン屋にいると突き止めたけど
「絶壁から落ちてゆくお母さんを助けられなかった」と泣く泣く詫びられて、絶望に咽ぶタック・・・。

この男性はジングさんといって、お母さんを誰にも知られずに安全な場所に連れて行くよう
会長から頼まれていた人だったんじゃないかと思えるんだけどどうだろう?
だって、このパルボンベーカリーのオーナーは会長も師事した超大物パン職人だもん、
きっと縁があるはずなのよ。
当然息子であるタックがあのタイミングで青山に来る予定ではなかったし、
誘拐と呼ぶには悪意はなさそうだったし・・・。

タックはこの男に会うためにパルボンベーカリーのパン職人テストを受け合格したので
ここで働く事になっています。が、そこで再会したよマジュンと!
マジュンはコソン食品の御曹司の身分は隠し偽名だけど、マジュンはタックと会い少々動揺。
マジュンはあれから会長に認められたくてパン職人として極めようと頑張っているみたいです。
会長が知らぬ間にタックを「ク・ヒョンジュン」名で戸籍に入れていたことを知って
お怒りの奥様も相変わらずで・・・。

2011.11.29
5話までヒドイ話だよ、子どもたちが可哀想さ

テンポ良く展開していくのでなかなかいい感じ。もうちょっとでハマり度UPしそうな感じ^^

コソンの青山工場がある町に住んでいるタックは、
大好きなパンが山ほど食べられると聞いて工場にしのびこんじゃって視察にきた会長とばったり。
後日、これを恥じて名誉を挽回しようと廃品回収して集めたお金で償おうとした
タックをみて印象を良くした会長。
けれど、このことで隠れ住んでいたタックと母を室長が見つけてしまい、
慌てたお母さんは、もう逃げられないなら飛び込もうと、会長にタックを預ける決心をしました。

酵母の熟成具合を嗅ぎ分けるほどの天才的な嗅覚がタックにあると知った会長は、
自分の愛するパン事業をタックにも教えようと思ってくれたみたい。
でも、マジュンとタックが同列に扱われることに憤慨するインスクさんに呆れ幻滅する会長。

焦ったインスクさんと密会していたハン室長との会話を聞いてしまった大奥様(お祖母さん)は
マジュンが息子の子ではないと知りました。怒り心頭!
もみ合ううちに倒れた大奥様を雨の中放置して知らん振りを決め込む事にしちゃう2人・・・。

でも一番不幸だったのは、まさかのマジュンが聞いてしまった事・・・・。
なんで聞いちゃったカナ(涙)。
「お祖母さまが亡くなったときに、両親はいなくなった」とタックに言った
マジュンの気持ちを思うと哀れにもなるわ・・・。

インスクとマジュンを守るためになりふり構わなくなってきたハン室長は、
タックのお母さんが二度と会長に会えなくなるようユギョン父に金を払って乱暴しろと依頼。
ユギョンがタック宛てに電報を打ってお母さんが危険だと教えてくれたから駆けつけたけど、
間に合うかな・・・。

2011.11.25
2話までずるくて残酷な大人の事情・・・

●Storyの通り、タックは唯一会長の血を引く男子。
一方で巨大企業の跡継ぎとして特別な地位で育ったマジュンは母の不倫の子・・・。
今後このタックとマジュンはことあるごとに衝突しては会長の子として比較され、
父の愛を巡ってはマジュンは嫉妬と憎悪の渦に巻かれてしまいそうだよね。

タックも結局はお母さんが会長に優しく手篭めにされてできた子なわけだし、
もう大人の都合と残酷な事情で振り回される2人の姿が浮かんできそうなドロドロな序章でした^^;

さて、私が視聴を開始して食いついたのは、
インスク役のチョン・インファ(イナ)さんとチョン・グァンリョルさん。
インファさんは「女人天下」で見事な王妃役を、グァンリョルさんは「朱蒙」「張禧嬪」ほか
あちこちで見事な王様役を披露してくれる大御所カリスマ。
この2人が夫婦というだけで大掛かりな現代版大河ドラマの香りが漂っていて妙に満足・・・・。

まだ子役たちの時代ではあるけど、かなりの波乱が待っている事は間違いなし・・・。
やんちゃで根性があって人情味のある子に育っているタックの人生の物語がスタートです。