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キング Two Hearts
~Two Hearts~ 
ハマり度☆臨場感あったな~
DVD-BOX 1

DVD-BOX 2
OST(MBC韓国版)
●2012年 韓国MBC  全20話
●演出:イ・ジェギュ/チョン・デユン   
●脚本:ホン・ジナ/ホン・ジャラム
●出演:
ハ・ジウォン(キム・ハンア) 
イ・スンギ(イ・ジェハ) 
ユン・ジェムン(キム・ボング)
イ・ユンジ(イ・ジェシン) 
チョ・ジョンソク(ウン・シギョン) 
イ・ソンミン(イ・ジェガン)
●視聴:2013.10.1-10.24 Mnet&KNTV
●Story
王室が現代も存続している韓国が舞台。
王は分断している北朝鮮と手を携える画期的な機会を作ろうと努力し続けてきたが、
それが実り、世界将校選手権に合同出場することとなった。
出場は各3名ずつ計6人。チームリーダーは北朝鮮で唯一かつ誰もが認める女性将校キム・ハンア。
だが、理由も知らされず将校になに選手権に出場させられる事となった王の弟
イ・ジェハは相変わらずわがまま放題の言動を取る。
王室の存在意義やジェハの放蕩ぶりへの批判を押さえつつ、この画期的な
プロジェクトへの献身的な王族のイメージを押し出したい王の狙いだったが・・・。
レビュー
1-3話  4-6  7-9  10-12 13-15  16-18 19-20完
臨場感ある描き方でフィクションの面白さを感じた本作
「南北間もしも」は永遠のテーマなのかも
イ・スンギの俳優としてのポテンシャルを見たな、と感じた一本でした。
これまでラブコメでコミカルな姿やダメ男的な部分を全面に出す配役を演じていたけれど、
本作で、国を背負う責任感と自信を付けていくジェハのキャラクターと共に
彼も成長していったように感じます。
ヒロインでありながら、あくまでもスンギの脇役的な位置で好演した
ハ・ジウォンのバランスも良かったのかもね。

キャラクターで印象的といえば、もちろん忠実な近衛副隊長を演じたウン・シギョン。
軍人として実に好ましい控えめさと強さと忠誠心に溢れた彼は
不器用に見えて音楽の才能を秘めてもいる情緒豊かで温かい人なんですよね。
その彼が重大かつ危険な任務に身を賭して、
その命を奪われてしまったから見てるこっちも喪失感が・・・。
ジェシンとの恋が実ってほしい!って思っていただけに印象に残りました。

「根の深い木」で反王室勢力の長として反社会的キャラクターを
あまりにうまく演じたユン・ジェムンさんは
本作ではまた一味違いの反社会的キャラを絶妙に演じていましたね~
韓国の俳優さんで本当にうまい人が多いと感じるのは
こういう社会的地位を得た異常なキャラを「一歩間違ったこんな人いるよね」と思わせてくれる
リアル感を出してくれる人が多いことなんですよね。
ジェハの兄王を演じたイ・ソンミンさんと並んで脂ののったベテラン中堅世代の
俳優さんは見せてくれますね~。

このドラマは立憲君主制度が現代韓国にあったとしたら、
というフィクションの上に成り立っています。
日本のように首相もいて政治とは一線を画しているはずなんですが、
この架空の韓国では王の権限が結構大きいみたいで、
政治的な判断に対しても王が形式的ではなく「承認」する・しないが選択できる様子。
そうじゃないとドラマとして成立しないんだけど^^。

私はこの脚本家チームの過去作からみても、
今一歩のところでハマりきれない感覚が残るんですが
セットや美術、カメラワークなどなど、「ファッション’70」を演出したイ・ジェギュ監督の
テイストが生きている映像で屋外ロケも多くて臨場感を感じる事が出来ました。
キャストの力もあったでしょうね。
本作はラスト辺りで勢いが出ましたがWOCのシーンが
もっとコンパクトだったらもっとテンポ良かったかな^^
いろいろと思い返せば感想は尽きませんがこの辺で。


2013.10.24
20(最終)話まで締めはあれで○

潜入したシギョンの狙いを読んでいたボング。
それでも腹心の側近の裏切りで孤独なボングは、
忠誠心の厚い人材を自分のものにしたい欲望に勝てず
更なる拷問を加えてシギョンを寝返らせようとしました。屈したかに見せかけたシギョン。
ジェハをボングの前におびき出したと見せかけてボング逮捕。
ただ、ボングはICCの逮捕直前、シギョンを撃ちやがった・・・(涙)
帰らぬシギョン。 シギョンを失ったジェハやジェシンの悲痛な涙がこたえたわ・・・。

それでも巨大企業のオーナーは各国に金でつないだツテを持っていて、
有り余る金で保釈も叶ったボングは
アメリカで「北朝鮮国籍の男によるテロ」を演出し、アメリカの報復をあおり
アメリカからの報復攻撃に対して、北朝鮮はアメリカの同盟国である
韓国への攻撃を誘発するよう仕組みました。

和解ムードが一変し戦闘態勢に突入した南北。
しかしハンアが北朝鮮で党に働きかけ、ジェハが揺るぎない和平への努力を
惜しまなかった事から対話が成立。
ハンアとジェハの結婚式をアメリカの北朝鮮攻撃予定日にあてることで攻撃を回避させました。
北朝鮮も戦闘体制を沈静化させ、もう戦争への一触即発の事態は免れた。

無茶な作戦遂行に付き合わされたアメリカや中国の協力者から
見放されたボングはICCの裁判で終身刑に。
民族滅亡の危機を阻止し乗り越えたジェハはさらに強くなれた。
一国の王として、決して平和を諦めない、決して国を揺るがす悪にはくじけないそんな心を
先王と自分のために逝った仲間から教わった。
きっと良い王になれそう。

2013.10.23
18話までシギョンの存在感が大

ジェハは開き直られたボングから兄王を殺したのは自分だと言ってのけられ
以降心ははかき乱されるばかり。

ボングは、ソマリアに人道活動にやってきた大妃様とハンアを拉致してジェハに退位を迫ります。
機転を利かせたハンアから拉致監禁場所が中国にあるボングの居所だと伝えられ、
精鋭を旅行者として入国させ救出作戦を試みるも
大妃様を守ったハンアだけ見つけられず焦るジェハ。

ボングと通じている中国関係者によってハンアは「脱北者」として指名手配され、
結局中国の収容所に入れられてしまいました。
絶望的な中、チャンスを狙っていたハンアは医師の携帯から収容所名をジェハに伝える事に成功、
すんでのところで密かに移送されそうになったハンアを救出できました。
でも中国の移送担当のやつ、よくも一国の王の婚約者に発砲しやがったな、たとえ足でも許せん。

でもこの一件で中国側に強気に出る韓国ジェハと北朝鮮のハンア父はボングの引渡しを要求。
国際捜査機構に元国王暗殺の罪で告発されているボングは窮地に。

一方でボングを逮捕するために、シギョンがボングに寝返ったと見せかけて懐深く潜入する
という危険な作戦を遂行中。
用心深く保身にだけは鼻が利くボングを騙すのは至難の業。
でもシギョンがジェハに銃を向けた。それも作戦のうちなのか、それとも・・・?

さてジェシンは勇気を出して心理治療に挑み、
失っていた記憶を取り戻したのだけどそれは残酷すぎる事実でした。
暗殺グループに捕まったジェシンは自由を奪われ、
兄王の死因となった炭を暖炉に無理やり入れさせられていたのでした。

この任務に先立ってシギョンはジェシン王女にしばしの別れの挨拶をしていて思わずキス。
尊敬していた父が職を解かれた理由がクラブMとつながっていたから
と知ったあとの命がけの任務ゆえつい気持ちが高ぶったのかも。
互いに思いあっている二人はきっと生きて結ばれるはず、と信じて^^

2013.10.22
15話までいよいよボングと戦争だな

この国を平和へと導くためになすべき事を絞り明確にしたジェハ。
WOCへの出場に当初の予定通り自らも参加することと、
1回戦を突破したらハンアと婚約をするので認めてほしいという条件を国民の皆さんに伝えた事。
北朝鮮との親和策がなされる事を妨害したいボングは横やりをいれてきました。

特に、WOCへと向かったジェハの代理で国王職を任されたジェシン王女に対するボングの意地悪炸裂。
兄王を暗殺した女リーダーをジェシンの視界にちらつかせる事で彼女を精神的に追い込みました。
それに気づいたシギョン。
けれど海外要人に手を出せずに悔しい思いをしながらの謝罪。

そんなシギョンの苦労を知って、ジェシンはシギョンに好きだとはっきり告白しました。
シギョンにに相応しい女性になるとリハビリにまい進し、トラウマを克服できるよう努力をするように。
WOCへ参加を降りて王女の護衛として残ったジェシンは本当に良い仕事をしてくれています。

WOCではいろいろありつつも見事4位につける好成績でハンアとの婚約も成立。
そのかわり、今回思うように王室を揺さぶりきれなかったボングは何か仕掛けてきそうです。
特に、王様の静養地をわざとじゃなくても明かしてしまたウン秘書室長のことが
影を落としそうでこわいです・・・。

2013.10.16
12話まで共通の敵が動き出した

すれ違いが高じてケンカになり、とうとうハンアに北朝鮮へ帰れと言い放ったジェハ。
状況が状況だけに、ハンアに帰国命令も出てしまい、
結婚が成立していない今帰国してしまえばそれは別れ。
止める事は出来ず、ハンアが帰国した後いろいろと策を練るジェハ。
そんな最中、ハンアが流産。
そう、兄王の逝去でいろいろと辛かったとき、一夜だけ過ごした時の子だった・・・。
一刻も猶予がならないと、ウン秘書室長の目を盗んで僅かなSPと共に北へ訪問。

このチャンスを狙っていたのはクラブMの会長ジョン・マイヤー。韓国名キム・ボング。
北朝鮮の高官を抱きこんでジェハ殺害の計画を実行させるものの、
一切挑発に乗らないジェハと、ジェハを助けにきた北朝鮮WOC組の活躍でその計画は潰れた。

ハンアに謝罪し、プロポーズを果たしたジェハ。
内部から不祥事が出たこともあり、北は態度を軟化させハンアはまた韓国へ。

でもボングの存在はこの先も王室を揺さぶり続けることになることは明白、
兄王夫婦の命、ジェシン王女の体の自由、
そしてハンアのおなかの子も暗殺疑惑のストレスの結果奪われ
家族への刃を決して許せないと豪語するハンア。

ジェハの命令でボングの居所など調査を進めていたウン・シギョンは
王女は犯人グループを見ているはずだと教えられる。
ショックで記憶を失っているジェシン王女。しかし彼女の証言だけが頼りでもある・・・。

2013.10.14
9話まで王様が・・・

2人の婚約が決まり、ハンアは韓国国籍を取得し王室へと入りました。
ジェハの兄である王様夫婦はハンアにとても優しくていつも心をくだいてくれ、
妹王女ジェシンもハンアの味方でいてくれるから、
大妃(姑)様が北朝鮮出身のハンアに慣れなくてすれ違ってもうまくフォローしてくれています。

でも・・・。王様夫婦が保養地で暗殺され、
暗殺集団に遭遇してしまったジェシンが崖から転落して下半身不随となり、
そのときのショックで事件の記憶を失ってしまいました。

緊急事態の最中、即位したジェハ。
亡くなった王のための慰霊公園の造成中に発見された木炭は
王の死因とされている一酸化炭素中毒を引き起こした暖炉の木炭と同じもの。
しかもそこには北朝鮮が開発したという部品が使用された携帯電話が。

疑われ矢面に立ったのは当然ながらハンア。
北からの苦渋のオフレコ情報が政府に入り、
部品は見栄で開発したと発表しただけで実際には未開発だったと判明。
北朝鮮暗殺説はここで立ち消えになるはずなのに、この未開発の事実を伏せてほしいといわれ・・。

憤怒したのはジェハ。
首相に北朝鮮暗殺説を否定する発表をしろと交渉し、ハンアを助けました。
でも2人は周りの人たちによってすれ違ってしまって・・。

さて暗殺の黒幕はあのクラブM。
すでに巨大企業の頂点に上り詰め権力も金も手にしているあの男は
「王」という称号に憧れ苛烈なまでに欲しています。
20有余年前、ジェハの背中をボールペンで刺し鮮烈な印象を残したと思い込んでいたのに
覚えていないと一蹴され頭に血がのぼっています。

王様の静養地をクラブM側に結果的に漏らしてしまうことになったことを悔いているウン秘書室長。
クラブMからチクリチクリと責められています。
ハンアとジェハを引き離そうとしているのは何か深いわけでもあるのかしら?

2013.10.7
6話まで2人の思いは実は、だね

ルームランナーに爆発物が仕掛けられた一件でWOCへの参加が危ぶまれ、
南北合同将校チームは再評価を受けて出場の可否を確認されることに。
ただそれは指定時間内に長距離の行軍をするのではなく、
南北が臨戦状態に陥ったという状況下で将校たちが
いかに冷静に対応できるかという覆面評価でした。

ただ疑心暗鬼に駆られたジェハはハンアに発砲・・・。
失望する兄王を見て奮い立ったジェハは評価されると聞いていた行軍を一人で敢行。
どこまでも考えの甘いジェハを叱咤激励し、目標達成させたのはハンアでした。
無事WOCへの参加がなされることが決定したんだけど・・・

どこから漏れたか立ち消えになったジェハとハンアの縁談がマスコミに報道され
北に絡んだニュースに対し神経の尖ってしまう国民へ引責会見をしようとした王。
でも王に辞めてもらっては困るジェハは、自分がハンアを愛してしまったと公開告白&謝罪。

形式ばかりの見合いの場で互いに怒りを抱えていた2人はささやかだけど
相手を傷つける復讐を実行。
特に、自分を愛させて手ひどく捨てる作戦にでていたジェハはひどい。
見合い後の記者会見では”国境は越えられなかった"的なコメントで破談にするはずが
ジェハを愛してしまったハンアは仕方がない・・・。縁談を受けると宣言。

でもなんだかんだ言ってもジェハのハンアへの復讐は、
結局シギョンに女の顔を見せるハンアへの嫉妬が原因。
外国から戻ってきたジェハの妹王女ジェシンが2人の仲を繋いでくれました。
事情を聞こうとやってきた王様とハンアのお父さんは
記者会見の打ち上げと称してお酒を飲み、本音を語りつつキスする2人を目の当たりにしましたよ。

2013.10.2
3話までほぉ~

中堅の名優をそろえてあるだけに、若いスンギ君の天真爛漫さが引き立ってるわ^^
面倒くさい事が嫌いで、長男だったら王にならないといけなかったから弟王子でホッとしてるジェハ。
ただ、南北が手を携える歴史的なイベント「WOC」の代表将校にさせられたジェハは
北朝鮮の女将校ハンアと事あるごとにぶつかっています。

憎まれ口を叩き、いたいところを突かれて、また突き返し、という事を重ねた2人は
もうこれ以上どんなそとづらでも取り繕えないほど恥部を曝け出しあったところへ、
なんと縁談が!

30歳のハンアはこれまで恋愛経験もなく、自力結婚は見込めない。
弟ジェハに身を固めさせたいと思っていた韓国の王様の話に、
ハンアのお父さんは飛びついちゃいました。

犬猿のジェハよりは、同じ代表将校として実力があり品行方正で、
かつ歌声の素敵なウン・シギョンのほうが良いななんて思っているハンア。
女としてはどうか?と見下しているハンアが他の男に気があるそぶりなのがどうも許せないジェハです。

韓国の王室が危機感を募らせる「クラブM」という組織が描かれています。
複数の国をまたいで商売をしている武器商人のようですが、
2代目を継いだ新しいオーナーはどうやら言動が”異常”で危ない人です。
ハンアとジェハが運動に使ったルームランナーに爆弾が仕掛けられ騒然としたのですが
クラブM経由で何者かに渡って使用された爆弾のよう。
あの優しいジェハの兄である王様に、何かあるかもしれないのが怖いわ~。