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ハマり度☆② ハマるのは無理だった |
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●2016年 韓国KBS 全18話 ●演出:キム・ソンユン ●脚本:キム・ミンジョン ●出演:パク・ボゴム(世子イ・ヨン) キム・ユジョン(ホン・ラオン) ジニョン(キム・ユンソン) クァク・ドヨン(ビョンヨン) ●視聴:2017.1.24-2.2 KNTV |
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●Story 幼いころ母と生き別れたホン・ラオンは、母の固い言いつけに従い、本名を隠し、女でありながら 男として生きてきた。 ある日ラオンは借金のかたに売られ、宦官として宮にあがることになってしまった。 何とか宮から逃げようとするラオンだったが、身分を隠した世子に目をつけられてしまうのだった。 |
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レビュー 1-6話 7-13 14-18完 |
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世子と男装のヒロインの秘密の恋 乙女の夢が詰まったようなラブファンタジー |
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キム・ユジョンは良いわ~ どのシーンも程よく力が抜けていて、安定の演技。 綺麗に成長を重ね、18歳ですでに匂い立つような色香まで兼ね備えていて素晴らしいね。 歴代男装のヒロインの中では最もしっくりくる 少年のような声をもったキム・ユジョン。良かった。 いま大ブレイク中のパク・ボゴムも、最も理想のイケメン世子。 まだまだ伸びしろを感じる先が楽しみな俳優さんです。 脇役も程よく豪華だったのに、ハマれなかったのが残念。 それもこれも、脚本と演出の問題だったと思います。 原作があるファンタジー時代劇ラブロマンスという共通項から 「太陽を抱く月」と同じレベルのドラマを期待していたのですが、程遠かったです。 そもそも本作は胸キュンポイントがたくさんあるのですが、 あざとい編集やカメラワークがしつこく多用されていて さぁ、胸キュンですよ、ここが!って毎度アピールされるんで引いてしまいました。 二人を引き裂く宿命の障壁も宮内での陰謀策略も ロマンスを盛り上げるためのほぼおまけ程度・・・。 宮内の描写も、物語に都合よくテキトーになっていて、 もうちょっとそこはリアリティーがあるとファンタジーが生きるのに、と思うところが多々。 麗しい二人のラブロマンスを見ていられるだけでいいというほど 乙女じゃなくなっている私。 好みの問題ですね、これは。 それでもこの作品はありだと思います。 |
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2017.2.2 18(最終)話まで②ハッピーエンド 宮から姿を消したラオン。 謀反人の娘という事実は代えがたく、別れの決意が固いと知ったヨン。 相変わらず権力を握る領議政と渉り合うためには、国婚が必須。 世子の婚姻を風の便りで聞くラオンも世子も互いに別れの痛みを抱えていました。 しかし、ラオンの父は生きていると分かった矢先に捕まってしまい ラオンもまた尋問の場に引きずりだされてしまいます。 旗頭を失うわけにはいかない「白雲会」の面々は尋問場になだれ込み、 世子を人質にとったビョンヨンの機転で二人を逃がすことに成功。 しかしビョンヨンは当然ながら友である世子を切ることはなく、命をかけてラオンらを逃がしました。 白雲会の事件後、宮では領議政の娘である王妃が男児を産んだことで、 ヨンの廃位画策が進んでいました。 けれどこの男児は女官に産ませた子。 王妃は自分が生んだ女児を捨てており、それをいち早く知ったユンソンが保護しています。 しかし、廃位の理由とされた世子の妓房通いは、実のところ、襲撃事件の裏を探っていたもので、 実際に領議政の手先だった吏判と戸判が黒幕だと判明し逮捕処刑となりました。 領議政はヨンをその母だった中殿とおなじ方法での毒殺を企て、 ヨンは間一髪のところで命を取り留めました。 次期世子として立てようとしている男児が偽物と知った領議政。 すでのこの事実を世子に伝えていたユンソン。 領議政が前中殿毒殺の犯人であるという証拠を得たことで 領議政の息の根を完全に止めることができた世子。 ユンソンは、刺客に狙われたラオンを守り抜き、この世を去りました。 国婚は白紙撤回され、世子は即位。 ヨンの母の毒殺事件を解決に導いた功で赦免を受けたラオンは 世子と末永く幸せに暮らしたようです。 |
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2017.1.31 13話まで③ロミオとジュリエットに ホン内官に心惹かれていくヨン。 気持ちに正直に生きるしかないと告白を決めた矢先、ホン内官が女性だと知りました。 なんの迷いもなく告白した世子に応えるラオン。 本当の名ホン・ラオンを初めて告げた愛する人が世子となりました。 しかし、ラオンが男装を余儀なくされていた理由が徐々に明らかに。 ラオンの父ギョンレは10年前に国を憂いてクーデターを企み、 失敗して謀反人として死んだ人でした。 ただ、今でもギョンレの遺志を継ぐ組織「白雲会」が存在し、 今、力ない王が息子世子に摂政をさせたことを機に活動を活発化させ、 ギョンレの象徴としてその子を旗頭にしようとする機運が高まっていました。 何も知らないラオンを宮内で見守っていたのは「白雲会」の長。 この人は王様の最も近くに使える尚膳。 もう一人の白雲会メンバー、世子の親友であるビョンヨンも、 民のために働いた父を幼いころ罪人として殺されていた青年でした。 ギョンレの子がホン・ラオンという名の娘だと判明し その身が危うくなってきたラオン。 ラオンをいち早く守るために動いたのは情報を真っ先に得られたユンソン。 しかし、世子を疎むユンソンの祖父らキム一族は、 「白雲会」の仕業と見せかけて世子を襲うという荒業に出ました。 ユンソン、ビョンヨンの助けが入り、命は助かったヨン。 けれど、母と再会できていたラオンは、 自分が謀反人の娘であること、「白雲会」の存在、 そして、そのせいで世子が危険な目に合うであろうことを知ってしまいました。 ふたりは親の代の因縁で引き裂かれる運命となりました。 ラブラブな二人にはこういう試練が待っていることは予想に難くなかったですが、 ちょっと、編集演出に難を感じる今日この頃・・・。 なんかね、”ここ胸キュンポイントですよ”って感じで シュッて音効と共にスローになるシーンが多用されてて、ちょっとシラケる(-。-) 韓国ではごり押しなくらいが好まれるのでしょうか? せっかく見目麗しい主演たちが美しい恋を演じているのにな~~。 |
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2017.1.25 6話まで③少女漫画的、キラキラしてる 骨太の時代劇「六龍が飛ぶ」を見てきていたので、 本作の軽やかなロマンスを見る態勢になってなくて最初少々戸惑いました。 それほど少女漫画的。結構好きだけど(笑) ラオンは理由を聞かせてはもらっていなかったものの、 8歳のときに生き別れたお母さんの言いつけ通り、男として本名を隠し生きてきました。 10年の間、大道芸人のおじさんの一座で明るく要領よく生きてきたラオン。 けれど、お金のトラブルが解決できず、 高額の募集額が設定されていた宦官にされてしまいます。 女である、という部分を何とか隠し切れたり、運が良かったりして バレずに命拾いを重ねていき、 世子から目をつけられていたラオンは、東宮殿に配属されました。 入宮前に世子だと知らずにヨンと知り合っていたラオン。 立場上、気のおける友を持つことが難しいヨンはラオンを可愛がっています。 重臣、特に領議政が握る政治勢力に王権が脅かされている現状で、 ヨンは清の使者の歓迎の宴を利用し、 家臣の前で王権の再確認ともなる”儀式”を計画。 その中で、クライマックスともいえる重要な演目”一人舞”を 領議政側の手回しで妨害されました。 構成から振付までを熟知していたラオンは、急きょ顔を隠して舞子として舞台に上がり 無事演目が完了、世子の思惑通りに事は運びました。 ただ、見知らぬ舞子に心を奪われ、いつからかラオンに舞子の面影を見るヨンは 次第にラオンを特別な目で見るようになってしまっています。 一方で、領議政の孫でヨンの幼馴染だったキム・ユンソンは 早い段階でラオンが女であると気づいていて、思いを寄せています。 ユンソンとヨンは親友同士だったようで、何が原因かは不明ながら、 今はヨンの怒りが解けていないようです。 あと、ヨンの唯一の友人と呼べる武士キム・ビョンヨン。 彼は何かの義勇団的な組織の一員のようです。 その組織の創始者の氏名がホン、ということでラオンと関係あるかも? |