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ハマり度☆カッコ良かった!
京城スキャンダル
DVD-BOX 1

DVD-BOX 2
●2007年 韓国KBS 全16話
●演出:ハン・ジュンソ  ●脚本:チン・スワン  
●原作:イ・ソンミ「京城愛史」
●出演:カン・ジファン(ソヌ・ワン) 
ハン・ジミン(ナ・ヨギョン) リュ・ジン(イ・スヒョン)
ハン・ゴウン(チャ・ソンジュ)
●視聴:2008.7.13-8.13  DVD
●MV「京城スキャンダルMV」
●Story
日本統治下時代、プレイボーイと名高いソヌ・ワンが仲間から賭けを持ちかけられる。
お堅く融通の利かない時代遅れで有名なナ・ヨギョンを落とせるかと。
受けざるを得ないワンだが、これまでにもそうとは知らずに悪縁のような出会いをしていた二人だった。

ナ・ヨギョンは亡き父の遺志を継ぐ駆け出しの朝鮮独立運動家。
前科もないのに、朝鮮総督府から目をつけられている。
そして兄を亡くした元凶となったワンの元親友イ・スヒョンが朝鮮総督府保安課へ赴任、
京城(ソウル)へ帰ってきた。
レビュー
1-2話  3-4  5-8  9-11  12-14  15-16完
重い時代を描いているけどテーマは愛。
信念と愛を背負ったカッコいいキャラ満載!
後半、スヒョンとソンジュが主役かと思うくらいの展開で、
どちらも自分自身の本当の思いや人生、体、すべてを犠牲にして信念に向かって生きていて、
その情熱に胸をうたれてしまいました。

コメディタッチな動きがうまいカン・ジファンと、シリアスかつ哀愁溢れる演技がうまいリュ・ジン。
メインキャストでありながらリュ・ジンは脇役として扱われてます。
ちょと納得いかないかもなぁ~
うまいし存在感あったわ。

でもカン・ジファンがワンを軽妙なキャラで演じてなかったら重すぎてしんどかったかも
ソンジュ役のハン・ゴウン姉さんはやっぱり良かったわ~
ハン・ジミンちゃんは基本に沿った正しいヨギョンにぴったりでした!

日本の植民地時代の韓ドラなんてホント珍しくて、最初地味なんじゃないかって思ったんだけど、
そういう背景が命を賭けた男女の本気の愛を描くのにぴったりでした。

ワンの近くにいる人が根こそぎエムル団になっちゃったとか、
総督府の保安課長とその奥様である日本人が人間離れしたキャラにデフォルメされすぎて
しっくりこなくて残念だったり、雑にご都合主義的な展開だったりはしたものの
そのあたりは軽くスルーすればOKでした!

ラストの締めは希望を感じさせる印象。
ただ何かの結論が出たって言うものでもなくて、さらっと終わっちゃったかな?
全体的に4と5の間くらいのハマり度で、
とても楽しく次が気になる展開にわくわくさせられたいいドラマでした!




2008.8.13
16話(最終話)信念を貫き愛を抱き続けるってカッコいい!

はぁ~ワン助かったよ。
でも次の作戦は一箇所に重要人物の集まる大規模な屋外会場を予定していたが中止に。
そんな折、すでに死んでいることを知らないイノの妹をだしに、イノを脅迫、
エムル団のアジトをガングが吐かせました。

”この危険で不安な世の中で幸せになる方法を見つけろ”といっていたスヒョンに、
ワンが同じ言葉を返しました。
スヒョンとソンジュは初めて真直ぐに向き合い、愛を確かめました。
だけど、翌日アジトで作戦を練り直していたところをガングはじめ
総督府の警官らに襲撃をうけてしまう・・・。
スヒョンの立場を明かさないためにスヒョンを人質にする形でこの世を去ったソンジュ。

保安課長の妻サチコが開く自伝出版記念パーティーに重要人物が一同に介することが判明、
最後の襲撃が行われ、成功。
逃げ切れるかどうかのきわどい逃走劇、ワンとスヒョンは爆弾を抱えて包囲網へと飛び込んだ。

活動資金を携え、満州へと旅立つヨギョンの元にワンが現れる。
ガングに止めを刺し埋葬、エムル団京城支部団の集合写真を見つめるスヒョン。

2008.8.5
14話でストーリーは佳境へと差し掛かりました!

未だスヒョンを許したいのに許せなくて苦しんでいたワンだったけど、
真実をソンジュに語るスヒョンの言葉をヨギョンが立ち聞きしてくれたおかげで伝わりました。

ワンの兄ミンが死んだのは作戦を拷問によって漏らしてしまった仲間がいたせいだったけど、
それはもちろんスヒョンじゃなかった。
しかし、スパイとして偽装潜入する予定だったミンの代わりに、
その状況を逆利用しスヒョンが従事することになったという。
ただでさえ、「生きて祖国のために」と目で訴えたミンを思っていたスヒョンは
辛い決断を背負ったのだった。

いよいよエムル団は一気に連続で暗殺を遂行する手はずとなりました。
第一弾が成功。次の作戦の準備段階であるが、失踪したはずのイノが戻ってきた。
イノはガングに捕まり拷問を受けていたが、妹がどうなってもいいのかと脅されて
エムル団を探りに戻されていたのだ。
いるはずのないイノを助けようと無謀にもガングについて行ったヨギョン、操までピンチ!
ワンが1人で助けに来てくれたんだけど、どうなるの、
後頭部を殴られて倒れちゃったよーーー!(汗)

2008.7.30
11話までおおーー!カッコいいなぁスヒョン!

うん、スヒョンはエムル団の首長でした。
それにしてもいろんな辛苦を一人で背負い、自分を殺して前に進む彼の哀愁はいかほどか・・・
ソンジュさん、そりゃ惚れますよねぇ・・・結果味方だったわけだし・・・
主役のカン・ジファンをリュ・ジンは今喰ってますよ!!

ワンはといえば、ばればれのスヒョン接近作戦を遂行するヨギョンのこと
作戦だとは知らないけど、あきらめません。
見所は10話の最後「革命が何か俺に教えてくれ、俺は愛が何かお前に教える」
なんてキザなセリフをいったかと思ったら、キスですよキス!あのヨギョンに!
もう落ち着けないヨギョン、スヒョン接近作戦忘れてるよぉ~(笑)

日本に武器の設計図を取りに行く危険な活動をヨギョンにさせたくないワンは
勢いで自分が行くと言っちゃった。
頭がよく、演技力も(多少嘘くさいけど)なかなかのワンは、
保安課長の娘ミユキさんをだしに、日本へ行くつもりのようです。

2008.7.27
8話まで真実が垣間見えてきたぞ~!

二人で言いたい放題言って過ごす間に、繕わないお互いの寂しさや純粋さが見えてきました。
京城一田舎くさいヨギョンを落とし、モダンガールに仕上げるという賭けは終了を迎えたのだけど、
そのパーティーの折、エムル団という朝鮮独立運動団に属したヨギョンが殺人に巻き込まれました。

エムル団は謎の首長を筆頭にした、市井にまぎれて偽装工作をしながら活動する独立運動団。
ソンジュさんは10年前ロシアに渡り何かしらの思想と運動を行ううえでの訓練を受けたようです。
今は芸妓に身をやつしているわけです。

まだまだ素人のヨギョンを巻き込んでしまっていて、プロだとは言い切れないような気もするけど、
ヨギョン自ら入り込む気満々だったから仕方ないか、
それにしても偽装工作も偽装用の演技もヨギョンには無理(笑)
接近されてるスヒョンはちょっと笑ってますよ。
きっとスヒョンはエムル団側の人間だよね、もしかしたら首長だったり!?
敵側の人間として潜入する辛さが、ワンと再会してから募ってるみたいだしね。

ヨギョンとワンはもう各自が自覚しているように、相思相愛です。
拷問を受けちゃって意識朦朧としているヨギョンは、助け起こしてくれたスヒョンを
ワンと勘違いして告白しちゃったよ。
助けるために奔走し、駆けつけたワンは誤解しやすいあたりから聞いちゃった・・・
すれ違いだね・・・
もうかなりハマってます!
一押しあったら5がつくねぇ~~!

2008.7.26
4話まで抱えている背景がドラマチックだわ~

ワンとスヒョン、二人の魅力がじわじわと浸透し始めてきた4話でしたね~!
ハマり度も5間近ってところです!!かなり好きなドラマになってきたわ!

賭けがゴシップ記事のネタになるというおいしさから、
ヨギョンを落とす賭けを止めさせてもらえないワン。
ワンとヨギョンを独立闘士として仲間に引き入れたいソンジュの狙いなど、
それぞれ相まってワンとヨギョンの関係は続くんだよねぇ~

昔ソンジュが親に妓生として売られ死を迷っていた時、学生だったスヒョンから、
「何があっても生きるんだ、生き抜いて復讐するんだ」という言葉を胸に刻んで生きてきたんだね。
今では一流の芸妓であり、裏の顔は独立を推し進める影の活動家のようですね!
イノ君、ソンジュさんの仲間に引き入れてもらってたんだよ。

そしてスヒョン!
独立闘士だった彼がなぜ日本側である朝鮮総督府保安課まで上り詰めてきたのか、
少しその理由が垣間見えるシーンありました!
ソドンヨの時といい、リュ・ジンは時々二重スパイのような複雑かつ骨太で、
でも繊細なキャラを演じますね!

貴重なお方です!

2008.7.17
2話まですでに十分面白いんですよ~!!

ポスターの画像も、舞台となっている時代背景も何だか地味めだったんだけど、
見た人の評判は良くってね~
で、1話からコミカルでシリアスで、そのバランスがなかなかのものなんだと分かりました!(喜)

カン・ジファンはうまいわ!
ちょっとコミカルな役なら任せろってなもんです!
彼の仕事仲間たち「月刊ちらし」社のみんなとの絡みはいいですよ~
一方亡き兄の死の原因とされている、総督府保安課へやってきたイ・スヒョン絡みでは、
途端に生い立ちや後悔や恨みの部分がクローズアップされてシリアスに!

時代背景も日本に占領されていたという屈辱的なものだからか、日本人を屈折して描いてある。
そこは見づらいけど、彼らがより独立への意欲を高めていく動機付けになってるのでスルーしますね。

賭けに負けたくないワンと恋に興味なさそうなヨギョンとのこれからも気になるし、
イ・スヒョンの本当の目的が何なのかも気になります。

あ、ヨギョンのところで勉強していたあの闘士君イノは「朱蒙」でユリをしていた男の子だよね、
強い目をしているのでこのドラマでどういう役割を演じるのかそれも楽しみです。

●京城スキャンダル MV●
メインのテーマ曲です。チャールストン風(っていうのかな?)のテンポいい明るい曲にのって厳しい時代を描いてますね~