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パンチ
~余命6か月の奇跡~
☆中断しました☆
●2014年 韓国SBS  全19話
●演出:イ・ミョンウ
●脚本:パク・ギョンス
●出演:キム・レウォン(パク・ジョンファン)
キム・アジュン(シン・ハギョン)
チョ・ジェヒョン(イ・テジュン) ソ・ジヘ(チェ・ヨンジン)
オン・ジュワン(イ・ホソン)
●視聴:2015.5.25-  KNTV

●Story
兄と慕う先輩検事イ・テジュンの腹心として辣腕を振るい、ついにテジュンを検察総長へと
押し上げた切れ者パク・ジョンファン。
法の番人でありながら、その法律をテジュンのためひいては自身の立身出世のために
いかようにも歪曲させる男。
しかし、これからというこのタイミングで巨大な脳腫瘍が見つかった。
余命は6か月。生き延びるためにジョンファンはあらゆる手を尽くそうと覚悟する。
レビュー
1-2話  3-4  5-7中断
余命わずかと知った主人公が
残してゆく愛する者たちのために
危険な敵を排除しようと奮闘する物語なんだけど・・・

主人公ジョンファンを突き動かすのは
愛娘と元妻を安心して置いてこの世を去れる環境を整えておくこと。

自分が手を汚して先輩検事を総長へと押し上げてきたその経緯を含め、
ジョンファンは体を張り、頭脳を駆使し、利用できるカードを手にし、切りながら
パワーゲームをこなし続けるようです。

そうするしかない、という経緯もよく練られていてなかなかの緊張感ですが、
今は権力を持てばあくどく磨り減るまで食いつくす利己的な人が大量登場したり、
命がけで相手を蹴落とすために策を巡らし、
攻守がめまぐるしく変わるようなドラマは正直しんどいのが本音です。

ドロドロの愛憎ものも無理なので、
程よくヒューマンで、主人公のキャラクターが善を基調としているものが今は好物のようです。

ということで、キム・レウォンの熱演がきらりと光る本作ながら中断します。
好きな方の評判はすこぶる良いので、
余裕ができたら、また見るかもしれません。
2015.6.12
7話で気分なのか乗らなくて

ハギョンを放免させるためにジョンファンは
重要人物であるオーシャンキャピタルのキム会長の首根っこを掴んだ。
テジュン兄弟と一蓮托生の会長に不正を認めさせたジョンファンは
会長が不正を認めた証言を破棄することを交換条件にハギョンを助けました。

ユン長官はすぐさまハギョンを長官秘書室長に任命し
テジュンの不正を暴く任務を一任。
逃亡したテソプを追い詰めるも逃げられ、
逃げた先でテソプは、今被疑者死亡となれば
テジュンの前途を妨げないと判断し、自らダムへと身を投げ死亡しました。

怒り狂ったのは兄を亡くしたテジュン。
この状態へと追い詰めたジョンファンが余命いくばくもないと知り、
医師を買収し鎮痛剤を人質にジョンファンを利用します。

そして一番の敵ユン長官を蹴落とすために、
テジュンは7年前、ユン長官が息子の兵役逃れを隠ぺいした事実を掴み
それを証明するブローカーを見つけ韓国へと呼びました。

7年前、兵役を逃れた著名人の子弟のリストを手に入れるために
ブローカーと取引した理由から腹心の部下だったジョンファンを断罪までした
ユン長官の清廉潔癖さを信頼しているハギョン。
このリストを葬るためにジョンファンを犠牲にしたと分かったら・・・・。

テジュンはこの件でじわじわとユン長官の勢いを削ぎはじめました。
その甲斐あって、ユン長官はテジュンらのすべての罪を
ジョンファンに被せて幕をひこうとしています。

2015.6.3
4話まで人の道とは

余命6か月と診断された脳腫瘍はとても大きく、切除の難しい場所にある。
切除出来るという唯一の医者が見つかった。
チャン医師は製薬会社との癒着と不正贈賄の罪に問われていて
助けてくれるなら手術する、と条件をだしてきた。

背に腹は代えられず、条件を呑み、
暴走バス事件の運転手を助けるという約束で協力したハギョンを
出し抜いてまで手術にたどり着いた。
けれど、切除は出来ず、昏睡状態のまま目覚めない。

バスが暴走した原因とされる不良部品についての証言ができる
元セジン自動車の研究員ヤンさんを巡り
証言させたくないセジン自動車の元社長でテジュンの兄テソプらジョンファン側や
証言させて正義を貫きつつテジュンを失脚させたい法務長官ユン・ジスクと
運転手を助けたいハギョン側がせめぎ合い、
とうとう、ヤンさんをゲットしたのはジョンファンでした。

でも居場所を突き止めハギョンが向かった時には
ヤンさんはテソプと口論の末もみあいになってホテルの屋上から転落。
帰らぬ人となりました。

殺人容疑がかかったテソプを絶対に逮捕させられないテジュンは、
第一発見者ハギョンを犯人に仕立て上げることを部下ガンジェから提案され、
もうジョンファンが助からないだろうと判断しました。
ハギョン逮捕。

でも奇跡的に目覚めたジョンファン。
腫瘍が除去できず、余命はもはや3か月と知り、すべきことをすると決断。
事態を把握し、自分亡き後、大事な娘イェリンを幸せにするためにも
ハギョンを無実の罪から救うため動き始めました。

法務長官と検事総長テジュンとの戦いが
ジョンファン対テジュンとの代理戦争の様相を見せてくるのでしょうか?

2015.5.28
2話まで今までにない感じで新鮮

久~しぶりに見たキム・レウォン。
ずいぶん雰囲気が変わっていて、ちょっと主役オーラが足りないんじゃ?
なんて思っていたんですが、物語を見ていると、ちょっと暗い目をしたジョンファンは
この雰囲気で正解なんじゃないかと思えてきました。
元妻役のキム・アジュンは華があるので、
二人が並んでるとこれがバランス良くて絵になるんですよね。

さて、物語はジョンファンが自身の出世と直結する先輩検事のイ・テジュンを
とうとう検察総長へと押し上げたんだけど、
そのために、ほぼ内定が決まっていたチョン・グクヒョンの息子を陥れて
候補を辞退させるという非人道的な荒業を使ってやってのけています。

当然こういう手を使う人間を検事のリーダーにしたくなくてグクヒョンを押していた
ユン法務長官を敵に回しての総長もぎ取りの巻でした。

一方でテジュンの兄テソプが社長をしていた今は倒産した自動車メーカーの車が
危険と知りつつ取り付けていた不良部品が原因で幼稚園の送迎バスが暴走し、
運転手が意識不明の重体となるという事故が発生。

ジョンファンとハギョンの娘イェリンが乗っていたバスで、
しかも子供たちを助けようと必死にハンドルをさばき続け
ようやく緩衝剤となるものを積んだトラックに正面から追突して止めた運転手を
助けるために、ハギョンはメーカー側の責任を追及しようと動き始めました。

総長就任を目前に、総長の兄となる人物が警察ネタにされては困ることから
ジョンファンは娘の養育権すら交渉のネタにし、ハギョンを止めました。

テジュンを中心とした権力を不動のものにして行こうという矢先、
ジョンファンに末期の脳腫瘍が見つかり、唯一手術できるという医師は収賄容疑で逮捕。
この医師に一刻も早く手術してもらうために
ジョンファンはあらゆる駒を思い通りに動かそうと立ち回りました。

確かに頭は切れる。
けれど、結果を出すためには手を組んだ人々すら出し抜く冷血漢のジョンファン。
手術は始まったんだけど、成功するんだろうか・・・?