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ロイヤルファミリー ハマリ度☆緊迫感が良い!
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OST
●2011年 韓国MBC  全18話
●演出:キム・ドフン   ●脚本:クォン・ウムミ  
●原作:森村誠一「人間の証明」
●出演:チソン(ハン・ジフン)  
ヨム・ジョンア(キム・インスク)  
チャ・イェリョン(ヒョンジン) 
キム・ヨンエ(コン・スノ、JK会長)  
ドンホ(チョ・ビョンジュン)

●視聴:2011.11.3-11.13  DVD
●Story
ジフンは孤児院出身の秀才検事。
少年の頃、孤児という偏見で殺人事件の犯人にされ1年半の無念の服役をしたが、
無実を信じて協力を惜しまず、ジフンが検事となるまで陰で支援し続けてくれた
ボランティアのインスクを姉のように母のように慕っていた。
インスクはJKグループ次男の嫁だが、”身分違い”という理由で虐げられ続け、
人間以下の扱いは想像を絶する。彼女の心が救われるのは奉仕活動時だけだった。
夫が事故で他界した今、彼女は精神疾患のレッテルを貼られて監視され、
財産を放棄させられた上に、ただ一人の息子の親権も奪われようとしていた。
彼女を救うため、ジフンはJKグループの弁護士として働き始めた。
レビュー
1-3話 4-6  7-9  10-12  13-15 16-18完
巨大な権力・抗えない運命と戦った主人公
熟練の俳優勢が放つ緊迫感がこのドラマの格を上げてる
起承転結、ストーリーも脚本もしっかりしていて、ラストも物語の終焉と余韻まできちんと描く優等生ドラマ。

そして何より、このドラマの一押しの点は間違いなく、
腹を探り、真実を追い、時には隠蔽し、相手を蹴落とそうとし、
また大事な人を守り抜こうとするあの緊迫感
それをかもし出すベテランの俳優さんたち!

設定上人気若手が少なくなろうが、リアリティある年齢設定を貫いたドラマ作りを評価したい。
結果的に演技力抜群で、キャラクターにピッタリの面々がキャスティングされたわけです。

主人公インスクさんが”身分違い”と虐げられ続けていた財閥一族の中で、
盾となり守ってくれていた夫を亡くし、またジフンという味方が入ってくることで状況が一転、
人間としての自分を見つけたいと願いはじめるんですね。

ただインスクさんには辛くてどん底のころを発端とした”絶対に隠し続けるしかない過去”があって、
それがために財閥との結婚は拒んでいたのに、夫となる次男さんや、
当時の会長だった義父に請われて断りきれずに嫁入りしたようです。

妻・女として見てくれない夫から認められ、一番可愛い息子が自分を捨ててでも望んだインスクさんを
誰よりも嫌ったのは他でもない義母である現会長でした。

結局はインスクさんが密かに心を配っていたその過去に関わる人たちの助けをかりつつ
封印していた過去が解かれる時を迎えつつ、また
巨大財閥の一大恐竜である会長と亘りあう事になったわけです。

会長役のキム・ヨンエさんは「ファン・ジニ」の時から大好きな気品溢れる大御所俳優さん。
インスクさんをずっとずっと見守り続けた執事役には
忠実でポーカーフェイスの中に愛情を隠す役がうまいチョン・ノミンさん。
長男役のアン・ネサンさんや、長男嫁役のチョン・ミソンさんなど、
主演のヨム・ジョンアさんよりも馴染みの皆さん。
ですが、虐げられ耐え続けそれでも芯を失くさず、
真意の読めない表情や感情が出るヨム・ジョンアさんもお見事でした。

ラブラインはほぼなし。異常な環境の中でこそ人間であることの証明を願った人の戦いのドラマでした。


2011.11.13
18(最終)話まで全ての真相と結末

ジフンを守り事態を打開する方法は、兄嫁が離婚を盾に会長を脅迫したように、
インスクさんは自分の過去を盾にする事でした。
会長が想像する以上に出自が低く、またジョニーが息子で自分が殺してしまった
という告白文をしたためて渡しました。
ロイヤルファミリーの社会的地位の高さや高貴さを、
この衝撃的なまでの卑しさで汚すわけには行かない会長はジフンを釈放する事にしました。

しかしオム執事がインスク側だったと知って長男が下手に動いてしまい
オム執事が死亡するという展開に。
ジフンの生母を人質にとって呼び出しインスクさんを殺害しようとした事で、
会長の選択肢は、長男やJKの顔となったインスクさんの殺人疑惑を公表するか、
全てを手放すかのどちらかに絞られた。
JKグループのプライドと存続を守り抜くしかない会長はインスクさんを次期会長に指名しました。

ジョニー事件の真相は、母子であると認めて欲しいと詰め寄るジョニーともみ合った弾みで
ジョニーにペーパーナイフが刺さったもの。
とっさに息子を助けようと救急車を呼んだインスクさんに代わってそれを断ったジョニー。
インスクさんを守ろうと、数キロ離れた公園まで歩き、
身元の分かるものをチンピラに渡して自ら死を受け入れたよう。
オム執事にジョニーを任せて就任式に出たインスクさんは、
「あの時ジョニーを一人にするんじゃなかった、あれでは見殺しだった」と深く悔いていたんですね。
この件では法的にインスクさんが裁かれることはなかったわけです。

JKグループの会長に上り詰めたインスクさん。
けれど、長男がインスクさんを狙った時にも、
ヘリの事故と見せかけてインスクさんを暗殺する手はずを整えていた会長は
自分のガンの進行と同時に、今度こそとインスクさん殺害を再度指示。
「一緒にどこへでも行くよ」と言ったジフンと共にヘリは消息を絶ち、捜索も終了・・・、
次期会長には会長の思惑通りヒョンジンが有力候補に。

JK帝国は、プライドを守り通すために殺人もいとわない、
また殺人すら許されると信じている卑しい帝国だった。
変えようとして戦ったインスクさん。でも変えられなかった。
法的には無罪、けれど倫理的には有罪。
グレーゾーンの世界での彼女とジフンの抵抗はJKの歴史のなかにただ掻き消えるかもしれない。

2011.11.12
15話まで緊迫感がすごいよ

インスクさんが対峙するとき、会長なら「かなり」、
兄嫁でも「そこそこ」に緊迫感がぐぐっとUPして視線が離せなくなるんです。
ベテラン同士の迫真の演技対決の瞬間でもありますよね~^^

さて、自分が誰の息子だったかを知ったジフンは、
長年自分に隠して母を看てきたインスクさんにお怒り。
それだけではなく、ジョニーがインスクさんの息子だという点が本当なら、
息子の死を悼まない彼女を疑ってしまう自分に苦しんでいるところ。

JKメディカルを持ち株会社に指定し、その社長を長男に任せるといっていた会長。
だけど自分の死後持ち株はヒョンジンに譲るらしく、
実質ヒョンジンが後継者になる遺言へと書き換えられたわ。
もともとはクソングループの長女として生まれプリンセスとして育った兄嫁は、当然、
なんの影響力もないままJKで生きていけるはずもなく、利害の一致でインスクさんに協力。
会長がJKメディカルを次男ドンホからだまし取った時の盗聴テープを出してくれました。
これはあったってだけですごいよな・・。今まで持ってただけっていうのも。

インスクさんを排除したい会長はいくつかの手を打つものの、
陰で動くオム執事に阻まれ失敗しとうとうジフンを標的にしてきた。
同じテディベアをジョニーが持っていたということで、ジフンを容疑者に仕立て上げてきたわ・・・。

さて、その昔の梨泰院事件の真相はといえば、当時マリだったインスクさんが
スティーブという米兵に襲われそうになったところにジフンのお父さんが助けに来たんだけど、
意識を失うほどやられてしまいます。
その騒ぎを見つけて、
当時米軍の司令官秘書をしていたオム執事が駆けつけるも銃を向けられピンチに。
オムさんを助けるためマリは大きな石を振りおろし、結果殺害となったみたい。

正当防衛を主張したとしても通るとは思えない情勢や状況の中で
オム執事は事件を極秘扱いにし、ジフン父を容疑者として処理してマリを逃がしたという経緯でした。

この日、売春婦としてデビューする子たちを買う客のために
処女オークションという競売が開かれ(T_T)、
マリを買おうとした暴力的なスティーブから守ってくれたのがウィルシャーさん。
ジョニーはそのときにできた子のようですきっと。

まだまだ義母である会長との苦しい攻防が続きます。
インスクさんが会長に見せた手紙は一体なんて書いてあるのかしら?
前にどこかのシーンで出てたかな??

2011.11.10
12話まで物事には理由があると・・・

ジョニーの登場は、インスクとして塗り替えたマリの過去を呼び覚ますきっかけになってしまいました。
ジョニーが現れた理由は母であるマリに会うため。
会ったものの受け入れてもらえなかったと推測されること。

ジョニーの持っていたテディベアから、彼が自分と何か深い関わりがある
と睨んだジフンの予感は徐々に現実味を帯びます。

マリとはインスクさんのこと。ジョニーの父は元在韓米軍兵士ウィルシャー氏。
インスクさんに別の顔があるという疑いだけでなく、
およそ30年前に機密扱いになった米軍兵士殺害事件の容疑者が
ジフンを抱く父の姿だと知り衝撃を受けています。

ジフンが殺人容疑で冤罪を被った事件と、父が容疑者となった梨泰院米兵殺人事件、そしてインスクさん。
不穏な関わりを嗅ぎ取りどう動くのか、ジフンが自分の過去の真実を知るときが近づいているんだわ。

さて、せっかくJKクラブの社長になったとはいえ、
インスクさんに強大な権力を渡すはずのない会長は持ち株会社を密かに変更することに。
インスクさんは会長が信頼する占い師を抱きこんで亡き夫がだまされて会長に取り上げられた
JKメディカルという医療機器を扱う小さな会社を指定させることに成功しました。
当時の譲渡に絡む契約は全くの詐欺行為だったことを公にするため裁判を起こす手はず。

インスクさんとの攻防で失脚した長男嫁は失墜したプライドだけでなく、
夫の馬鹿な不倫スキャンダルや
家族内での下ランク扱いに耐えるくらいなら離婚すると会長を脅迫。
歴史上JKでの離婚は一度もなく、不名誉な汚点を残したくない会長は
長男夫婦にだけ持ち株会社の変更を
打診して後継者の座を匂わせたんだけど、結局はヒョンジンに譲りたいみたいだよ。

2011.11.8
9話で全ての始まりの真相へ

Jkクラブの社長代理を任されてからのインスクさんは手腕を発揮し、
会長である義母の念願だった高級ブランド「ディラン」の韓国初出店を
JK百貨店へと誘致する事に成功しました。
第一号店になるはずだったクソン百貨店は長兄嫁の実家。
両家の板ばさみになってインスクさんを盗聴するだろう事を利用してのすくい投げ、兄嫁失脚。
おまけに兄嫁の持ち株の20%を頂いたよ。とんとん拍子。

けれど、アメリカからジョニー・ヘイワードという青年がインスクさん、
というよりはマリさんをたずねてやってきた。
インスクさんの過去を知るジョニーは、怪我をした形跡を残して失踪、
やがて近くの公園で遺体で発見されました。
遺体のそばには、ジフンがもっているのと同じウィルシャーと名のついたテディベアが。

事件を担当したジフンの親友カン検事は、15年前にジフンが殺人容疑で捕まった事件との関連を
調べないわけには行かなくなってます。

大統領選挙では、インスクさんの親友であるチン夫人のご主人パク議員が勝利。
JK内で有力なコネをもつインスクさんの権力がUPすることを恐れ、
会長はインスクさんの株の価値を落とす作戦打ってます。
インスクさんはといえば、
亡くなった青年の死に対するショックが大きすぎて、過去に特別な何かがあったに違いないです。

テディベアの謎、ジョニーとインスクさんとの関連、15年前の殺人事件などなど
真相が先に明かされている「笑ってトンへ」とは逆に、描かれるまで分からないサスペンスミステリーになってます。


2011.11.6
6話で視聴がはかどるもんでね

ハマっているかどうか自分でも分からないんだけど、
秘密がまだまだありそうで先が気になる~(汗)
インスクさんとオム執事の作戦はあってないようなもんで(苦笑)
なんとかなるなら抵抗してみようというくらいだったわぁ~~。
むしろジフンとの関係がヒョンジンお嬢さんの知るところなって利用される始末。

JKでは、敵対的買収などの攻撃からグループを守るために組織構造を再編成していて、
グループ全部を統括する頂点に位置するJKクラブに女性社長を据えると会長から通達があって
女性陣は必死だったわけ。
会長の頭越しに次期大統筆頭候補の夫人の人脈を利用しようとしたヒョンジンだったけど、
却って会長のお怒りを買っちゃった・・・。

ジフンとインスクさんはもう少しで国外へ飛ばされそうになったんだけど、ジフンの命がけ作戦の勝ち。
長年のボランティア活動を評価する風潮が増し、
JKの顔とまでなったインスクに社長職を任せるしかなかったね。
インスクさんの失敗を待ち望む嫁軍団だけど
、したたかなインスクさんに頭も腕っ節も度胸もあるジフンがついてるし。

さて、インスクさんは本名マリ。オンニと慕う女性がジフンのお母さんみたいですが、
具体的な関係はまだ不明。
JKの亡き前会長ととある女性の写真が昔公表されずにJKに潰された経緯があるらしく、
まさかの女性問題か隠し子だったりして??それってジフン!?
オンニにジフンを巻きこんだ事を詫び、人生を取り戻したいとつぶやくインスクさん。
彼女の過去によってはやっぱりJKに対して何らかの特別な思惑がないわけじゃないわ。

2011.11.5
3話まで好きな展開になる可能性もあって・・

ほぉ~、●Storyの序章の後、ジフンはインスクさんが
JK内で徐々に力を持てるよう作戦をスタートさせました。
偶然にもJKと確執がある議員が次期大統領候補選の一位につけていて、
巨大企業としては抜き差しならない状況になったのを利用するチャンスを得ました。

というのも、この議員の夫人とインスクさんとは長年のボランティア仲間。
まさかの人脈を利用したわけです。
この作戦はうまく運び、精神疾患による成人被後見人の認定を回避。
恐らくは夫人側が怨恨があるにも関わらずJKと手を組むことになった陰には
なんらかのインスクさんとの取り決めがあったかもね。
そうとも知らず会長はインスクさんを利用し、また見捨てたりするかも・・・。

それでもインスクさんを侮り愚弄する兄嫁たちや、 
過去を謝罪したかに見えて力のない彼女を屁とも思ってないヒョンジンお嬢さん。
18年間この境遇のなか生きてきたインスクさんはおとなしくて泣き寝入りの人かと思ったら、
あのオム執事をおじさんと呼び、いよいよ作戦をスタートしましょう、なんて言ってたよ!?
ジフンが介入してきたのは想定外だったみたいだし、いったいなんの作戦よ?

それからインスクさんが「ジフンを巻きこんでごめんなさい」なんて詫びていた精神病患者のオンニ。
あの人がジフンのお母さんなの?
さてさて、インスクさんの謎がまだ全く見えないのでその辺を知りたくて見ちゃう感じかな?