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赤道の男 ハマり度☆重厚~~
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ドラマOST (KBS)(韓国盤)
●2012年 韓国KBS  全20話
●演出:キム・ヨンス   ●脚本:キム・イニョン
●出演:
オム・テウン(キム・ソヌ)  
イ・ボヨン(ハン・ジウォン)  
イ・ジュニョク(イ・ジャンイル)
●視聴:2012.10.29-11.16  KNTV
●Story
勉強に全く興味なしのソヌと学年1位の優秀なジャンイルは接点のない同級生だったが
父の借金でサラ金から目を付けられたジャンイルを助けるうちに2人は親友に。
ソヌは、いまや経済界で大物となったチン会長が昔捨てた婚約者が産んだチン会長の子。
余命いくばくもないソヌ父がソヌを託そうとチン会長を訪れ口論となり、
逆上した会長がソヌ父を殺害。
その隠蔽を引き受け自殺に偽装したのは息子の学費などの金銭と引換えに
良心を売ったジャンイルの父。
何も知らないジャンイルは韓国大学に合格。
他殺を疑い続けるソヌのためにも一日でも早く検事となり真犯人を捕まえると決心するが・・・。
レビュー
1-2話  3-5  6-8  9-11  12-14  15-17  18-20完
オム・テウンの演技が光る復讐の物語、
見応えある分だけヘビーなんです
かなりヘビー~~。
主人公のソヌの父は自殺に見せかけて親友の父に殺害され、
その再捜査を依頼しようとしたところを真相を知った親友に殺人未遂され、
数年後目覚め、失明→海外で手術→力をつけて復讐という流れに乗って
オム・テウンが演技力の全てをかけて見せきってくれたように感じます。

ただ、それくらい迫真の演技であるということは、
罪を犯した側のジャンイル側のストレスもすごいわけで
20話分ずっと悲しみと悔しさと焦りと危機感、
各キャラクターの駆け引きやマイナスのエネルギーが持続。
オム・テウン演じるソヌとジャンイルの無言の攻防に表される心情を集中してキャッチしていたら
最終話へとへとになっちゃいました^^。

おまけに出生の秘密や会社乗っ取り取得に絡むビジネス攻防もあり、
またラブラインも運命を感じさせるような出会いや出生の秘密につながる伏線も用意されていて、
たくさんの要素が盛り込まれてました。

決着の付け方が難しいだろうなと思っていたんですが、
そりゃもう悲しく虚しいばかり。
全てを許し受け入れた後に新天地ででもスタートしないと無理だよね。

とにもかくにも、ことの発端は保身のためには他人を人柱にしようとする利己的な人や
身内さえ良ければ何をしても構わないと考える利己的な親が犯した罪を背負った
子供たちの悲しい物語。

見応えはあります太鼓判! ただその分ヘビーだったわ~。


2012.11.16
20(最終)話まで全てが終焉を迎えて

ダダーッと展開した最終三話分。
全ての罪を被れば息子が助かると思い込んだジャンイル父は
チン会長を刃物で脅し、スミ父を人気のないところで
後ろから棒で殴り殺そうとした上自殺を図りました。
ジャンイルが助かるどころか、父の所業は注目され検事を辞めることになり、
そのうえ父は目覚めずお亡くなりに。
ソヌ父の死の真相はジャンイル父の死亡と共に
ソヌ殺害未遂は社会的制裁を受けたジャンイルの失墜によってキリがついた感。

けれど父の死に逆上したジャンイルは諸悪の根源であるチン会長に銃口を向ける。

チン会長の方ではプライドと欲に駆られて不慣れな資源投資に手を出し、
ソヌの引いた糸によって一番大事にしていたタイのリゾートを奪われ
落ち込んでいるところにジャンイルが命を狙いに来ました。

ソヌの登場で大事には至らなかったものの、ジャンイルは精神を病み、記憶が錯綜。
ソヌと友情を築いていた幸せな頃に戻ってしまったジャンイル。
けれど、ソヌ父が殺害される事になった現場に行かないように言ってくれと口に出したり、
ソヌに謝罪する言葉が出て来る。
状態が落ち着き、故郷のあの荒れる海を臨む岩場に行きたいといったジャンイルは
ソヌを殴打し海に投げ込む自分の姿が甦り、
それを止めようと海に落ちて(帰らぬ人となって?)しまいました。

実父が憎きチン会長だと知ったこと、ジャンイルの死が続き、
精神的・ストレスによってまた視力がなくなったソヌ。
でも獄中のチン会長に面会をし、チン会長という人を受け入れたソヌの視力は無事回復した。
ただ親の仇とも言えるチン会長の血を引いている事で、
自分を受け入れることが厳しいだろうジウォンのために
一人また赤道の資源開発の現場に向けて旅立ったソヌ。

離れていても愛し合っている二人。
ソヌの血のせいで彼を愛せなくなるはずもなく、
ソヌのいる場所を探して一人やってきたジウォン。
悔しい思いも、誰かを憎み真相を晴らそうと苦悩した日々も乗り越え、
異国の地で新たな気持ちで人をただ愛することができそう。

2012.11.15
17話までソヌの願いとは?

検察の再捜査は進むけれど、何一つ決定打となるものはなく、チン会長の無罪は確定。
ただ、スミのお父さんがソヌに当時のことを話してくれたことで新展開を見せそうだったのに
スミに海外へ連れてゆかれて検察への出頭を遅らせたために時効を迎えました。

時効が迫っていた事も、もし起訴されてもジャンイルがいるために
大した罪になるとは思っていなかったソヌにとって時効後が本番開始という所。
スミが留守の間にジャンイルがソヌを殺害しようとしたシーンを描いた絵が見つかり
スミが全て目撃していたことを知ったソヌ。

父と自分の事件には目撃者がいて、父の死の真相はジャンイル父の手による殺害だったことから
ソヌの作戦はジャンイル父とチン会長の結束に亀裂を入れることにシフト。
ジャンイル父が自分の身を守るためにチン会長がソヌ父に会っていたことを証言したことで
ソヌ父の死が自殺ではないという方向へ変換させる事にやっと成功。

スミの絵を公にさらすことでジャンイルに更なる圧力をかけようとしたソヌ。
罪を認めることも償う言葉を吐くことも絶対にしないジャンイル。
認めれば一貫の終わりだからだろうけれど、
認めないことによって続く地獄の中で麻痺し始めているのかも。
自分を愛するために殺人を犯した父を責め、
が罪を全て背負って自殺してくれても良いとまで言っちゃいましたね・・・。

2012.11.13
14話まで過去の悪事に追われて

生きた心地がしないでしょうジャンイル・・・。
スミにはソヌを殺害未遂した現場を目撃されていて、
ソヌは父の死を今でも疑い続けて改めて陳情書を検察に提出され再捜査が始まってしまったし。
おまけに担当検事に名を連ねる事になり、関係できる方が良いにしても、
さらに精神を病むような毎日に突入。

父を殺害したのがチン会長だという前提で動いていたソヌ。
自分を殺そうとしたり、事件をもみ消そうとするジャンイルは会長からの奨学金という契約か
あるいは条件でもって縛られているんじゃないかと推測していました。

でも、ジウォンさんが盲目の頃自分を愛してくれたあのへミングさんだと
知らないフリを続けてきたソヌの嘘がばれ
それでも再びジウォンさんと共に人生を歩もうと決めた今、
ソヌがムン会長と旅立ったあとに届いた手紙が紐解かれました。
そこには、ソヌのお父さんを殺害したのはジャンイルの父であるというメッセージが。

ジャンイルが凶行に及び、今なお事件をもみ消そうとする根源的で決定的な理由が見えてきたソヌ。
目撃者がいるという事実も、それがスミの父だということも分かっています。

一つ一つと足元を崩されていくジャンイル。
精神的に追い詰められ始めているからどこまで知恵を働かせて
逃げ切る方法を考えられるかそろそろ疑問。
ジウォンさんがソヌと完全にヨリを戻した事がそのうち分かり大打撃になるだろうし
どんなに侮辱し踏みつけても、自分を愛している証拠のように
自分を守ろうとするスミに生首を締められる。
限界が来る前に早く真実を暴くことで、ソヌもジャンイルも救ってあげて欲しいところです。

2012.11.12
11話まで後半戦突入だ

いよいよドラマも折り返し地点。
ムン会長と海外に渡って幾度かの手術を乗り越え視力を取り戻したソヌ。
デビッド・キムとして経営学を学び、ムン代表の仕事を引き継いで資源開発投資に従事。
厳しい中結果を出したソヌは13年ぶりに韓国へと戻ってきました。

ジャンイルは人気やり手検事となり、スミは人気画家として成功しています。
ジウォンさんは有名ホテルのVIP担当のスタッフとして手堅く働いていますが、
先輩から濡れ衣を・・・。
数年間謎の送り主からの花を折々に受け取っているジウォン。それはきっとソヌからだよ。

ソヌは父の事件・そして自分がジャンイルによって殺害未遂された事件ともに時効が迫る中、
チン会長・ジャンイル父・ジャンイル三人を、一人ずつ叩いていく予定。
でまずはチン会長。

ジャンイルと再会したソヌとしては、あの日自分を殺そうとした部分の記憶がない
という芝居は打ち続けてますがソヌが戻ったというだけで身の縮む思いのジャンイル。
なのに、画家として成功して戻ってきたスミから
ソヌ殺害未遂現場と思える絵画を見せられ心が凍るばかり。
そんなスミを今でも侮辱し足蹴にするジャンイルに対しスミは憎さ百倍に。
あの日、ジャンイルとソヌの全てを見ていたらしい・・・。
ジャンイルを愛するが故に口をつぐんでいたけどもうダメかもね。

チン会長からソヌ父の自殺工作のことで
今も自分を操る手に使われることを疎んでジャンイルは反抗しました。
でもチン会長は息のあったソヌ父を殺害したのはジャンイルの父ならどうする?と告げましたよ
これは真実なだけに、これまで全てを挽回するために誰よりも努力した分
どんどん罪と嘘に足を取られそう。
ジャンイルの破滅の物語へと向かってます。

2012.11.11
8話までだね、もう

オム・テウンの演技力なしでは語れない、切なくもどかしく、
そして絶望的な心情と孤独感。
だからこそジウォンがソヌを愛する姿に希望が見えて救われる。
でも一方で、自分の存在がある人からは「消したい」存在である事に気付いているソヌが
唯一の光であるジウォンを守るため、身を切るように遠ざける姿が胸に痛いわ。

スミのお父さんは、ジャンイルの父が息のあるソヌ父の首を絞め木に吊るす
衝撃の殺害現場を目撃した唯一の人。
脛に傷持つスミ父は警察に届けず、
でもソヌにはお父さんが自殺じゃないという事だけは伝えようと
当時は必死で頑張っていましたが、今になってまとまったお金が要る事から
ジャンイル父を恐喝してお金を用立てようとしています。
ただ、ジャンイル父の後ろにチン会長がいると知り、今度はチン会長に恐喝の手紙を出しています。

ジャンイル父のしたことを父から聞き出して知っているスミ。
でも今でも初恋のジャンイルを思っています。
ジウォンが自分じゃなくソヌを愛していると知って自暴自棄になったジャンイルに
押されるように抱かれたけれど、ジウォンの身代わりでしかなかった自分がやっぱり惨めで悲しいスミ。

ジウォンの手を借りて福祉館に通っていたソヌは陳情書を点字で打てるほどまで上達したけれど
ジウォンを遠ざけたことでやるせない心と折り合いをつけるのが難しい。
ジャンイルが自分を裏切り、殺そうとまでした事実にも何の折り合いも付けられないまま。
そんな時、「息子」を探し続けていたムン会長がソヌのもとに。

ムン会長は昔、ソヌの養父だった人とチン会長と共に事業をしていた人。
チン会長から誤解され身ごもったまま捨てられたチン会長の婚約者の忘れ形見を探していたようです。
息子と呼んではいるけれど本当はチン会長の子なんだよね?
ま、このムン会長の登場でソヌの目は治るかもしれません。

2012.11.10
5話まですでに戦いは始まってる

サラ金の母体であるヤクザたちにジャンイルを刺せと言われたソヌは、
命をかけて抵抗しジャンイルの知らぬところでジャンイルを守り抜きました。

いくつかの目撃談や状況証拠から、ソヌ父の死が自殺ではないという可能性が高まり
再捜査を依頼する陳情書を出す事にしたソヌとジャンイル。
けれど、それにお怒りのチン会長がジャンイルの父と口論しているのを
ジャンイル本人が聞いてしまいました。

自分の将来のために父が殺人の手助けをした犯罪者になってもらっては困るし、
もしかしたら韓国大学の学費を出してくれる会長へのツテを逃したくなかったのかもしれない。
ジャンイルはソヌに陳情書を出させないために試みた説得が失敗し、
思いつめ後ろからソヌを殴ってしまいました。
常軌を逸したジャンイルは、失神している親友を海に突き落としソヌを亡き者にしようとまでまで。

命は助かったソヌ。
数年の意識不明状態からようやく目覚めたソヌは視力を失っていました。
でもジャンイルが自分を殺そうとした記憶はあるけれど、
記憶が欠けているフリを続けジャンイルと付き合っています。

視覚障害者の暮らしを助ける福祉施設のあるソウルへと越してきたソヌ。
幼馴染のスミと、ずっとソヌを思っていてくれたグムチュン(だったかな?)が手助けしてくれていますが、
適当な部屋が見つかるまでとジャンイルの部屋に居候していたソヌたちがそばにいる事で
心中穏やかでないジャンイル。
心理的な激しい摩擦が静かに起こりそうです。

2012.10.29
2話まで悲しく残酷な運命が・・

物語の始まりは、ジャンイルがソヌに嫉妬し、チン会長に銃口を向けるシーン。
きっとジャンイルは会長のために数々の汚れ仕事を引き受けながら、
ソヌに敵わない劣等感を抱いてるみたい。
でも、ソヌがチン会長の子だということはまだジャンイル知らない感じです。

そして物語はソヌとジャンイルの出会いである15年前へと遡りました。
ダメな父親との生活を変えるには法を操る検事となって、
今まで苦しめられた者に復讐するしかないと
暗い目標をモチベーションに勉学に励むジャンイルは
不良と思われているソヌが信頼できる度量の大きな男だと知りました。

不器用な2人は親友となったんだけど、
ソヌ父の死にジャンイルの父が絡んでいて悲しい今後が見えますね・・・。

その鬼門となるのはソヌの実父だという「チン会長」。
上り詰めるためにソヌを身ごもった婚約者を捨てたチン会長と
昔手を組んでいたことがあるソヌ父は余命わずかとなった今になって
ソヌを託そうと会った折に口論となり、
逆上した会長がソヌ父を殺害してしまいました。
その遺体処理を引き受けたのは借金でクビの回らなかったジャンイルの父。
見返りはジャンイルの学費。

もう一つ、ジャンイルとソヌの間に悲しい溝を生みそうなのは、
チン会長に父の会社を潰されたジウォンの存在。
しっかり者で美人のジウォンはお互いに気まずい状況で出会った悲しい目をしたソヌを忘れられませんが、
ジャンイルは自分と同じく韓国大学に合格したジウォンに一目ぼれしており、
ジャンイルにとってどんなに上り続けてもソヌへの劣等感が拭えない、なんて展開になりそうです。