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シンイ
-信義-
ハマり度☆凝った作品だった
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OST(SBS韓国版)
●2012年 韓国  全24話
●演出:キム・ジョンハク   ●脚本:ソン・ジナ
●出演:イ・ミンホ(チェ・ヨン) 
キム・ヒソン(ユ・ウンス) ユ・オソン(キ・チョル)
リュ・ドックァン(恭愍王) 
パク・セヨン(王妃魯国公主) 
イ・フィリップ(チャン・ビン) ソンフン(チョヌムジャ)
イ・ビョンチュン(チョ・イルシン) 
シン・ウンジョン(ファスイン)

●視聴:2013.4.8-2016.1.1   KNTV
●Story
恭愍王は高麗王として即位するため、人質として育った元から祖国へ帰国途中、
王妃となる魯国公主が暗殺されかけた。
魏王の娘である公主に何かあれば国の存亡に関わる。
しかし刀傷は深く、御医チャン・ビンにすら手の施しようがない。
そこで護衛部長チェ・ヨンは天に昇ったという伝説の名医華陀が300年に一度降りてくる
という天の門を通り迎えに行ったがその門は2012年のソウルへとつながっていて、
ヨンは整形外科医の女医ウンスを華陀と思い、つれ帰ってきた。
レビュー
1-3話  4-6  7-8  9-10  11-14  15-20  21-24完
現代の女医がタイムスリップで高麗時代へ
ストーリーだけじゃなく美術やセットが本当に凝っていた
最初に見始めて再開するまで3年弱。
「ヒーラー」にはまったのでソン・ジナ作家さんの作品へと戻っての視聴でした。

高麗時代を描くのに、王宮や街並み、貴族の館や迎賓館などなど、
どのセットも美術もそして衣装も凝っていて
二転三転するストーリーに合わせてめまぐるしい変化を見せました。

歴史に名が残る王様などの時代背景を具体的に描きつつ
政略的な展開を見せるアクションファンタジー時代劇
しかも女医がタイムスリップで出会った最強のイケメン将軍と恋におちる
という筋書だけでもかなりの萌え具合で、
イ・ミンホ演じる不器用な将軍役は多くのファンを作ったでしょう。

大物俳優さんを印象に残るポイント役に配してあったりもしてこだわりを感じさせつつ、
タイムスリップものが内包する不整合さよりも、
面白さを重視した作り方に潔さを感じました。
ただ、キ・チョルがユ・オソンって・・・、ダメじゃないんだけど小物感が抜けないの。
そこが狙いだったのかなぁ(笑)

完走できて良かった。
気合を感じる本作ゆえにちょっとおまけを盛ってハマり度は④で^^


2016.1.1
24(最終)話までなるほど~

王妃拉致監禁そしてお腹の子を害した罪でキ・チョルと徳興君を裁こうとした王様。
でも断事官が徳興君を王にするという決断をしたため
王様は出向いた先で包囲されてしまいました。
何かあれば禁軍をよこせと伝えていた王様は、無事重臣たちを動かすことに成功しました。

大きな流れとして王権を維持した王様に太刀打ちできないということで徳興君は元へとのがれ
キ・チョルは天界への未練が大きく、ウンスを拉致することに必死です。

ウンスは徳興君に、当時解毒剤がない毒をうたれ、解毒剤を作ろうと頑張っていたのに
頼みのチャン侍医が殺害されてその望みが絶たれました。
現代へ戻れば助かるとはいえ、ウンスはもうヨンのいない世界に戻るつもりはなく、
前例はないが理論的には可能と言える荒療治に挑戦し命を取り留めました。

間もなく時空が動く日、ウンスはキ・チョルに連れられて天門へ。
居場所を突き止めたヨンは天門に弾き返され常軌を失ったキ・チョルと対決し刺し違えて瀕死に。

ウンスを連れていてもキ・チョルだけはくぐれなかった時空の門はウンスを現代のソウルへと送り
ウンスはもてるだけの医療器具をもって再び門へ。
ただウンスがたどり着いたのはヨンのいる時代よりももっと前。
そこでウンスは何も知らずにヨンとの時代を過ごす自分に宛てて手紙を書いたのでした。

華佗の再来と呼ばれた医者はウンス本人。
そしてウンスは門が開く日を計算し、その時代からヨンのいる時代へと再びやってきました。
そこではウンスを待ち続けるヨンの姿が。
ほんの数日でも会いたい思いが募っただろう二人は幸せになれそうです。

2015.12.31
20話までウンスとこの時代との縁

ウンスは現代への門が開く日時を手帳から知ることが出来ました。
ただ、徳興君がウンスに毒を盛ったため、
ヨンは解毒剤を得るために奴に付き合う羽目に。
ヨンを操り、ウンスを手中に収めて見せた徳興君と手を組んだキ・チョルだったけど
徳興君はまんまとキ・チョルも出し抜いて王宮占拠してしまいました。

一旦宮外へと避難しそこで政を再開した王様は王権を譲らず
ヨンの働きもあって無事王宮も取り戻しました。

そんな折、元から徳興君の即位を認める勅書をもった断事官が到着。
現王と徳興君のどちらが適任かを探っていますが
避難のために王宮を出たことを職務放棄と見做され、
皆が欲しがるウンスを人々をかどわかす妖魔だとして処刑しろと迫ってきました。

天門が開く前に処刑されてはなるまいとすべてを捨てて逃げたウンスとヨン。
ただ、その道のりで、ウンスは自分あての手紙を見つけました。
そこには、未来からやってきて同じ時代を生き
そして強い後悔が残った自分自身からのメッセージが記されていました。

今日の日、この場所で引き返さないと王妃が助からず、
王様も心を失ってしまい、それを悔やんで愛するヨンが人生を見失う
だから自分の命が今日で終わるとしても戻って欲しいという内容でした。

実際王妃は王の平常心を失わせるために徳興君が拉致監禁し、
どのみち返すわけにはいかないため殺害するつもりだったようです。
無事ヨンの采配で居所が掴め助かった王妃。
でもお腹の赤ちゃんは助かりませんでした。

元の魏王の姫魯国公主を危険な目に遭わせる策を弄した徳興君は
恐らく失脚することでしょう。キ・チョルにも恨まれてるし。

さて、道中見つけた手紙とは別に、キ・チョルが持っていた手帳には
自分あての手紙が残されていました。
ウンスはおそらく千年前にも、そして今きたこの時代にも
タイムスリップしていた可能性があるようにも見える展開です。
そのあたりはこれからですね。

2015.12.29
14話までそろそろロマンス進展希望

ヨンという友のような臣下を得、
また、王妃との愛を確認できて前に進みはじめた王様。
さらに信頼できる臣下を重職につけようとの狙いから
ヨンは先代の王のもとで仕事をしていた学者グループを重用することにし、
キ・チョルらの専横政治をけん制することになりました。

名分を立てられて引くしかないキ・チョルは、
ただ一人の継承権を持つ王族徳興君を引き出して、王を替える算段。
ただ、徳興君は情勢を眺めながら様子見というところ。

そんなさ中、ヨンは謀られて収賄の罪で裁かれてしまいました。
何者かが仕込んだ罠。
これは王が人質として元にいた十数年を共にすごしていた臣下の
イルシンさんが仕組んだもの。
イルシンさんとしては、力で制する武官が王を操っているという現状が
王権の強化の妨げになるとも思っていたようです。

ヨンはしてもいない収賄を認め、投獄された牢を破って
ウンスと天門のある北へと旅に出るつもりでした。

パートナーになろう、とヨンに提案し、絆を深めてきたウンス。
手帳を見ることができたもののはっきりしたことは分からないまでも
このままではウンスも無事でいられるか分からない。

二人は互いにもしものことがあるなんて耐えられない、
そう思いあう関係になっています。

2015.12.27
10話まで新しい謎も

王権を取り戻すために動き始めた王様とヨンたち。
だけど、キ・チョルは独自の情報収集能力をフル稼働して動向を掴んで来るから
後手に回ることも多く、煮え湯をしばらく飲まされ続けてます。

そのキ・チョルはウンスが本当に天界からやってきたと信じるようになり
ウンスをそばに置こうとあらゆる手を使います。
ウンスがキ・チョルから見せられた千年前に存在した華佗の医療道具は
現代のものと同じものだったことに衝撃を受けたんだけど、
それ以上に、手帳に唖然。

革製で表紙にDiaryと刻印された手帳の中には数字が書かれ
○や×印などチェックが入れられていて、
何より驚いたのが、ウンスの名がハングルで書きとめられていたこと。
しかもそれはウンスの字だという。

その謎を知りたいウンスはキ・チョルのところへ行くしかありません。
キ・チョルは天界への入り口が分かるかもしれない記述を
ウンスに読み解かせたくていても立ってもいられないし。

そんな時、ウンスは手術で元の高官の息子の盲腸を手術しました。
その名は李成桂イ・ゾンゲ。
李氏朝鮮の初代王太祖となる人で、ヨンを殺す人だと知りショック大です。

2015.12.27
8話まで戦うことを決めたヨン

幼い前王の身を守ろうと逃げることを決めたヨンとウンスだったけど
敵か味方かわかりづらい情勢の中で協力者が現れ身を寄せることに。
だけどその協力者はキ・チョルについたため、前王は命を落としました。
ヨンを謀反人にしたくない思いで、病気で余命いくばくもない前王とは、
キ・チョルから手渡された毒を飲み自殺を選んだのでした。

それでもヨンを手中にするため謀反人に仕立てて獄につないだキ・チョル。
ヨン逮捕で近衛隊も監禁されて、宮廷は制圧され王様も自室に軟禁状態です。

助からない身体の激痛に苦しむ前王を楽にしてやるために
ひと突きで死なせたヨンを誤解してしまっているウンス。
逮捕されたヨンを気遣いつつも、キ・チョルの元で身の振り方を案じています。

キ・チョルは千年前華佗が使っていたという手術道具をウンスに見せ
まだ知りたいことがあるなら自分の元に来いと誘っています。

獄につながれたヨンに会いに行った王。
ヨンは自分を裏切ったのではないと確信を得た王は次の一手を打つことに。

ヨンもまた、数年前に苦楽を共にした家族のような隠密精鋭隊”赤月隊”を
2代前の王に潰されるような形になって以来生きる気力を失い、
ただ残された任務を遂げ引退することを希望していた人生をやめることに。

今、あとを任そうと考えていた近衛隊が存続の危機にさらされ
守ると誓ったウンスが束縛を受け、
そして何より、自分を守るために激痛を覚悟して死を選んだ
幼き前王を思えば、自分が戦わなければいられないという闘志が芽生えたようです。

まだロマンスの気配はほとんど感じられないですが、
同志のような絆が二人に出来たようです。

2015.12.26
6話まで2年8か月ぶりに視聴再開

随分と保留のまま待機させていた本作、中断しなかったのは興味あったのでしょう。
今回、本作の脚本家ソン・ジナさんの次回作「ヒーラー」で
心地よくハマったのをきっかけに、こちらへ戻ってきました。

さて、ヨンは傷を完治させないまま敗血症を起こし
一時は心肺停止となりました。

王様を高麗へ送り届けたら退官するという願いは聞き届けられず
親衛隊長であるがゆえに任務をおろそかには出来ないジレンマ。

朝廷内ではキ・チョルが王を操ろうと王様を追い詰めるような展開に持ってくるし
神医と呼ばれるウンスを怪しい妖魔と呼んで牽制する始末。
とうとう、ウンスと、仕事の出来るヨンを手にしようと王様に掛け合い、
王様は苦肉の策として7日間でウンスの心を得られればやるが
ダメだったら帰せという条件をつけています。

ただ、責任をもってウンスをもとの世界に戻すと約束していたヨンは
王様の命に背いていることと切り離して語るしかないため、
ウンスに思いを寄せているから彼女を奪いたいと方便を使いました。

キ・チョルは、幽閉中の幼い前王の病を治せとウンスに命令。
前王を連れ出すよう仕向け、連れ出せば大罪での罪で事態は混乱し、
乗じて二人を得る予定だったのでしょうか。
けれど、ウンスの手術道具をみて、亡き師匠が神医華佗のものだと保管していた
古い道具と全く同じだと知って、ウンスを本物と認識したようです。
どういう展開を見せるんでしょうかね?

2013.4.9
3話までとっても入りやすい

2012年、韓国では「タイムスリップもの」のドラマが人気を集めたくさん作られました。
現代の医術を持った医者が過去にタイムスリップしてその腕を振るうという設定は
ドラマ化され人気を博した日本のコミック「仁-JIN」があまりに有名ですね。

設定の面白さと医者が昔の時代で感じる思いや使命というものを描くのは
とても深くてドラマチック。
韓国でもこの設定でドラマ化したいと思われたのも当然でしょう。

この「シンイ」でタイムスリップするのは美容整形外科の女医。
医者としての使命はあり努力もしてきたけれど、
俗物的で目先のことに捉われ失敗もしてきた普通の女性。

彼女が王の護衛部隊長ヨンに神医華陀と思い込まれて高麗の時代へとタイムスリップ。
当然のようにタイムスリップのシーンが描かれ、
音や火、雷を妖術のように使う特殊部隊の人もいて
ファンタジーであることを全面に押し出してある点がむしろ好感もてます。

キム・ジョンハクPDつながりで
「太王四神記」を彷彿とさせるキャストの皆さんやセットなどの美術で
今回はそれ以上にラブラインを強化しエンタメ度も上げようという狙いがいいですね。

さて、ウンスは脅されるように王妃の傷を治療し、
ヨンとの約束どおり天の門を通って現代へ戻ろうとしました。
けど、高麗国には元の皇后となった妹の権勢を傘にきたキ・チョルが
いつでも王の首を挿げ替えられるぞとの勢いでのさばっており、
この神医を連れ帰れば、恭愍王の大きな力になると考えた臣下イルシンの進言で
神医を帰すなと王命が下されました。

天の門が閉じてしまい、約束が違うと暴れて振り回したウンスの剣をまともに受けたヨン。
ウンスはヨンを必死で助けようと手術し予後を心配するものの、
生き延びた以上使命があるヨンは休む間もない。
なぜなら、高麗国で王を迎えるはずの忠臣たちは
一部屋に閉じ込められてガス毒殺されており
指図した犯人を突き止めるという任務が待っていたため。
黒幕は明らかにキ・チョルだが証拠が必要でです。