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太王四神記 ハマリ度☆期待通りとはいかず
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未放送6話相当分収録の
ディレクターズカット版
●2007年 韓国MBC 全24話
●演出:キム・ジョンハク  
●脚本:ソン・ジナ  ●音楽:久石譲
●出演:ペ・ヨンジュン(ダムドク)  
ムン・ソリ(ソ・ギハ)  
イ・ジア(スジニ)  
チェ・ミンス(ファチョン会大長老)  
オ・グァンノク(ヒョンゴ)  
ユン・テヨン(ホゲ) 他
●Story
神話の時代、火の力を持つ巫女カジンをが率いる虎族の暴力で荒れ狂う地上を憂え、
神の子ファヌンが遣わされる。
慈悲の心で民を見守るセオを見初めたファヌンはカジンから火の力を取り上げセオに託し、
セオはファヌンの子を宿す。 ファヌンを愛していたカジンは赤子を奪うが、
殺されたと思ったセオは怒りのあまり黒朱雀へと変化し地を焼き尽くす炎を撒き散らす。
ファヌンは自らの弓でセオを射、止めるしかなかったが、失望のあまりまた神の国に帰ってしまう。

そして2000年後、王の誕生を知らせる星が輝き、王を待ち望んでいた人々は
自民族に王を戴こうと動き始めるのだった。
レビュー
1話  2  3-6  7-11  12-16  17-22 23-24完
広開土王の存在をファンタジックに描き
CGを駆使して映像化した豪華なドラマ
気合の入った大作もの、大好きなんです!
それが歴史ものだったりすると、かなりひいき目になります
このドラマも、並々ならぬキム・ジョンハクPDの気迫が感じられ、
キャストも熱の入った演技でしたね~

映画じゃなく、ドラマでこんな作風のものが見られるなんて想像してませんでしたから、
ホントすごいです。

ただ、ストーリー運びというか、脚本面がすこし残念だったような印象が残りますね~
これは好みの問題もあるけど、
「太王四神記」の場合神器を中心としたファンタジーである
という前提で1話がスタートするわけなので
選ばれたチュシン王の慈愛と神器を巡る人間の欲を好対照に描くならば
もっと守り主達の立場を早いうちに明かした上で活躍できるよう、
はっきりさせてあげた方がもっとハマれたわ。(16話レビュー太字)

でも、天の意思より、人がどう生きるかが大事なんだという
タムドクの考え方・生き方はずっと貫かれていましたよね。
いきなり与えられた重い使命にどう向かうのか。
受け入れるべきは受け入れ、自らの力で立たねばならないときは立つ
という難しい事をやりきった人生でした。
そういう清廉潔白な雰囲気を良く体現していたペ・ヨンジュンでした。

他のキャラクターはすべて脇役扱いだなって感じでしたが、
スジニ役のイ・ジアは女優業初とはとても思えませんでしたね~

キハ役のムン・ソリさんの演技力なしでは、後半の苦悩と絶望・体を乗っ取られた様子や
記憶を取り戻すあいまいさなどの難しい辺りは描ききれなかったでしょうし、

”「太王四神記」のホゲのことは早く忘れたい”というユン・テヨンさんの言葉も理解できます。
人々のいう天の意思とやらに子どもの頃から振り回され、生涯でたった一度の愛は成就せず、
両親はどちらも自害。タムドクを恨み、挙句殺戮を繰り返す孤独な将軍だったわけだしね~。

ヒーローが成功に向かって仲間と共にどんどん成長していく爽快感を
ファンタジーに求めている私のハマリ度は3と
少し辛いですが作品としては魅力的なドラマと言えるのではないでしょうか。



2008.5.20
24最終話までわずかに欲求不満ですが・・・

終わり数話でドタバターーーっと話をまとめて終えた印象が。
のめり込みポイントがないままだったので、少しすっきりせず。

8年が過ぎ、高句麗はより大きな国土を治めるように。
しかし、後燕国の軍隊を囮としたファチョン会の策で太王軍をおびき寄せたい狙いは外れるが、
スジニが守り続けてきたアジクという子どもを奪ってその血を神器の目覚めに使おうという魂胆。
アジク君はもしかして、「朱蒙」でユリの幼児役をしていたお子さんかなぁ?
ちょっと似てたかも、気のせい?

アジクが自分の子どもだと聞かされるタムドク。あえて救出に軍を出すのでした。
将軍として兵を率いているホゲとの対決。そしてホゲの死。

キハもまた長老の連れてきた子供が自分の子だと知り、必死での抵抗の末、
黒朱雀に化すかどうかのところでタムドク登場。
神器を破壊し自らの死によって天の意思を終焉へと導いたダムドク。
彼の広開土王としての業績を讃え、完。

2008.5.6
22話まで物語展開したわ~!

西北に位置する契丹という民族合同国との一触即発の交渉と
反乱軍となってしまったホゲ率いる4万の軍勢を太王軍に帰還させる作戦を同時に行うタムドク。
タムドクの子を身ごもったままファチョン会に追われるキハ。
自分は黒朱雀を内包していると確信しタムドクに別れを告げたスジニ。
そして、白虎の守り主がチュムチだと判明しました!

ファチョン会はタムドクを敵に回してしまった今でもチュシン国を
手中に収めることを諦めてないんだよね~
まぁ2000年もの間不死でやってきた長老的には今更諦められないか~(苦笑)
王を操れないなら神器を入手、王の血を引くものの心臓から出た血を捧げればうまくいくらしい。
キハの生んだ赤子の心臓をご所望でしたが、
サリャンの機転でベビーは叔母となるスジニが守り育てる事に!

ホゲはいまや父ヨン・ガリョも亡くし、タムドクへの復讐心だけで動いていたけど、
タムドクとの一騎打ちの末負け、大将軍の地位剥奪の上国外追放、
命は奪われませんでした。
もはや行く場所もなく、子どもを殺されたと思っているキハと
ファチョン会の拠点アブルランサへ来ました。
「天はタムドクだけを見ている。
私達はタムドクに試練を課す天の道具に過ぎないのだ」というキハの言葉、
ちょっとしみじみっと来たな~、的を得てますよね。

2008.3.25
16話青龍の神器が目覚めた

週一の放送はしんどいわ~せめて週二だったらな~ ←本音
いやいや、内容は決して薄くはないんだけど、
本筋の真の王への道がとにかくゆっくり描かれるもんでねぇー
5話かけてやっと二つ目の神器だよ~

で最近やっと分かりましたよ!
私が求めているのは、
王になるべき者だとタムドクが悟ったら一直線!がんがん神器の守り主を仲間にして
一大朝鮮国チュシンをどどーーん!と立てる!ってな
スピーディーかつ血沸き肉踊る展開を待ってたわけで、
このドラマはそういうんじゃないってこと(爆)
 

つまり、神器のありかを探り・神器の持ち主がタムドクを人間的に尊敬し、
彼らが守り主だと悟るまでがメインで、
その辺をじっくりと描いたあと、王としての偉業が始まるってことを
チョロッと描くとかなんだろうかね。
あと8話しかないのにまだ白虎と朱雀がはっきりしてないやんーーって突っ込んでたけど、
メインがそこにあるんだったらそういうドラマかもね?

ということで、タムドクは並外れた知略と慈悲で
西百済10の城と難攻不落といわれたクァンミ城を手にしました。
このクァンミ城主はたった一人で敵を一瞬で倒すおそろしい槍の使い手だったけど、
幼い頃ファチョン会から神器を守るため父から
心臓に青龍の神器を埋め込まれ苦しんできた若者でした。
タムドクとの出会いで、不思議な力によって神器を取り出してもらい仲間になってくれそうです。

キハのほうはタムドクの子を、あの逃亡した一夜で身ごもっているようですが、
タムドクに裏切られたと思っている彼女、
子どもをとにかく王にすることを目標にホゲを利用する事にしましたねー
自らは大神官をゲットしあることないこと天のお告げだと好き放題。
利用されてもいい、って言うほどキハを愛してるホゲだけど、
やっぱり虚しいんじゃないの~?

2008.2.19
11話でに復活!動き始めた!

ここまでタムドクがチュシンの王であることを認識するための辛い試練の時を過ごしました。
臣下の裏切り、父陛下の死、愛する女性への疑念・・・

キョック大会でチョルロ族にのみ太子が加担したという事を
発端に利用したヨン家とファチョン会によって、
他の3部族がタムドク親子を陥れる策略が一つ一つ実行されました。
その一つが部族長の長男誘拐殺害事件。

”タムドクを早々に王に推戴してしまいたい陛下が部族の了解を得るために人質をとったのだ”
と触れ回り、うまくいかなくなったら
”自分を王にしてくれない腹いせに長男達をタムドクが殺害
、最後には陛下までも手にかけた”という筋書きに・・・

ヨン家と他部族の怒りからは逃れられないと霊廟で自ら命を絶った陛下に付き添っていたキハ。
ことの経過を知らず結果だけ見ると、キハが陛下を刺したかのように見え、
事実そう思い込んだ護衛兵のせいで、
タムドクはキハを信じられなくなります。 

陛下殺しの罪をあれよあれよという間にタムドクになすりつけたヨン家一味は、
代々伝わる「カウリ剣」での審判に持ち込む。
この審判は、王家のものを裁くときにのみ用いられ、
剣で刺されても無実なら死なないというもの・・
その場に居合わせたキハは、タムドクに信じてもらえなかった悲しさに耐え切れず、
自らタムドクを刺す。
しかし、剣は粉と化し、タムドクは生き返り、暫定王として即位。
それを茶番だと受け入れないヨン家。

チュシン王の守り神のうち、玄武はヒョンゴの守りのもと、確信を持って目覚めます。
11話ではタムドクが本当の王というものはどうあるべきなのかを模索し始め、自覚してきます。
仲間を募り始める事で物語がとても展開してきたようで盛り上がりますね~
もっと早くこのくらい展開してたらな~でも来週楽しみになってきました!


2008.1.16
6話までにdown↓展開がかなりスロー

4話かけてやっと話が進んだ感じ。
第5話はキョック大会だけで要チェックのポイントはほんの数箇所だったんじゃないかな~
韓国では週に2話づつだから大丈夫だったんだろうけど、
今回の週一放送はかなり中ダレしそうで不安ですなぁ~~

子供時代から青年時代と移り変わり、
その才能を隠していたとはいえ超人的な武術の持ち主タムドク。
ただ、天が定めた王をあらわすチュシンの星が輝いた夜生まれたという
一大権力を持つ貴族の息子ホゲに、いづれはその座を譲ろうとまで考えています。

王を操る位置に立とうとするファチョン会は
神器の一つ「朱雀の心臓」の持ち主キハを宮にいれたけれど、
キハは太子でありながら警戒外の存在であるタムドクと友達になり
今では特別な慈愛を抱いていますね~
馬を操りながら行うホッケーみたいな競技「キョック」大会でホゲとキハが近づいたとき、
朱雀の心臓が少し光ったと感じたファチョン会の大長老。
ますますホゲがチュシンの王だと確信を強めていますよ。

宮を抜け出して気分転換しながら町をうろついていたときに出会った
スジニとタムドクは友達(?)になりました。

そんな折、キョック大会でチョルロ族で構成された黒軍の選手が狙われ出場の危機が迫り、
補欠として出場したタムドクの行動が問題となり廃位騒ぎに。
タムドクまでがそれを受け入れようとしている事から、王は神官の証明の下、
チュシンの星の元に生まれたのはタムドクだと公表してしまう・・・


2007.12.11
2話10年前の出来事が語れました

第2話は10年前のエピソードです。
チュシンの星が輝きを放った夜、2人の男の子が生まれました。
1人は王の娘に、もう一人は王の弟の下に。
その夜、チュシンの王となる宿命を背負った子供が生まれると同時に、
2000年前ファヌンののこした四神器もまた、この王を守るために目覚めます。

神器を手中に収めたい火知(ファチョン)会は各地に散らばった仲間達を総動員して
朝鮮国内に散らばった神器を奪いに行きます。
殺戮もいとわぬ激しさゆえ、各地は火の海。地獄の様相です。
3つの神器は無事守り抜かれ、
唯一つ、朱雀の心臓だけがキハというある貴族の女の子と共に奪われます。

幼いキハが命だけは守り抜いた赤子の妹は助けに入ったコムル村の人々に救い出され
スジニと名づけられヒョンゴに弟子として育てられます。
救われる直前、額に浮かんだ黒朱雀の紋様のため、
黒朱雀の生まれ変わりならば消される運命にあるようです。

そして現在、キハは10歳を越え、
チュシン国の神官としてファチョンの任務を背負って入宮しました。
おりしも王が病も極まり、次期王を任命する時。
王は宮殿から出ていた自らの弟(前王の次男)を王に指名します。
どうやら弟の息子ダムドクを王にするつもりのようです。

反発したのは王の娘。おじが王になってしまったら、
自分の生んだ息子ホゲが王になる継承順位は下がります。
しかし、ファチョン会としては王家の血をくむ王子はホゲだけだとし、
馬術から武術全般に秀でた才能を見せるホゲを警戒します。
ホゲがキハに接触し、思うままに操れるよう仕組むつもりです。
キハちょっとかわいそう・・・

一方ダムドクは・・宮での生き方を避けてきた自分が王を受け入れたのは
お前を王にするための準備だという父の思いを受け止めます。
今は勇敢で聡明で優れている事をひたすら隠して目立たぬよう育つようにと
ダムドクに言いつけます。

1話と2話はストーリーの展開も速いけど、
人物関係の認識が一瞬追いつけないほどで難解さを感じたので、
自分の確認のため、連続レビューしました。
次回からは人間模様へと展開して面白くなりそうです!
さて、ダムドク子役のユ・スンホ君は「悲しき恋歌」でも思ったけど、なんであんなにうまいんだろう~
さりげないんだけど・・で、ますます男前になっててびっくり~!

2007.12.6
1話でなんだ!これは映画か!?

録りためて一気視聴しようかとたくらんでいたんだけど、
息子とつい見てしまいましたよ第一話。
でびっくり!これだけのCGを納得いく状態まで持っていこうとすれば
時間かかるわなぁ~~すごいです。
ドラマというくくりなのが信じられない!
24時間以上の映画撮ったわけですな!キム・ジョンハク監督!そして恐るべし韓国!

第一話は今後のストーリーで生まれ変わって
因縁のかかわりを持つ人々の神話時代を描いてありました。

火を扱うトラ族の巫女カジンは一国を率いていたが、
その力で他民族を残虐なまでに攻め力を拡大していた。
それをみた神は神の子ファヌンを地上に遣わす。
トラ族の侵攻を受け仲間の死に耐えながら応戦し続けるクマ族の女戦死セオの慈悲の涙を見、
ファヌンはカジンから火を取り上げ、「朱雀の心臓」という赤い玉石に封じ、セオに託す。
ファヌンに見初められたセオはファヌンの子を宿し産む。
しかし、ファヌンを愛してしまったカジンは嫉妬に狂い全てを賭けてクマ族を襲撃、
セオの子を奪い巨大な断崖から子を落とした瞬間、
セオは怒りと絶望から黒朱雀と化してしまう。

ファヌンによって助けられた赤子に気づかず、燃え盛る朱雀となって国々を焼きつくすセオ。
ファヌンは自ら率いてきた3体の神体である玄武・白虎・青龍で朱雀を
押さえさせようとするが怒り狂う朱雀を押さえる事はできず、
セオに朱雀の心臓を与えたファヌンその人がセオを止めるしかなくなり、神弓でセオを射る。

2000年後、王の誕生を知らせる星が輝き、
玄武を守り祭り続けてきたコムル村一族の新村長にヒョンゴが選ばれた。
息を引き取る間際、村長はヒョンゴに、「スジニが黒朱雀に変身したら
お前の手ですぐ消さねばならない」と言い残す。
スジニとはヒョンゴの弟子として育った元気のいい女の子だった。

という、大まかにはこんな流れです。 
火を取り上げるシーンや朱雀を押さえようと戦う3神のシーンは
すごいCGで目を見張るばかり。ハイビジョンで見れてよかったわ~
途中ニュース速報のテロップ出たのががっくりポイントですがね・・・

映画館での上映の話題が巷をにぎわしていますが、この映像なら映画館ありだよなぁ~
5日に韓国内で最終回を迎えた本作、視聴率30%越えで有終の美を飾ったそうな。
今後の人間模様が楽しみです。