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ハマり度最後までぎっしりよ
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●2009年 韓国SBS  全21話
●演出:ソン・ジョンヒョン   ●脚本:キム・スノク
●出演:イ・ソヨン(チュ・アラン)  
ハン・サンジンン(シン・ヒョヌ) 
ペ・スビン(アン・ジェソン)
キム・テヒョン(ナム・ジュスン) 
ホン・スヒョン(ユン・ジェヒ) 他

●視聴:2011.2.14-3.13   CS衛星劇場
●Story
アランは、工場の安全管理のずさんさから両親が落下資材の下敷きになったのに、
救命するどころか死者を出した事をもみ消すため両親を見殺しにしたシン社長を
恨み続けて生きてきた。
この恨みを晴らすために、アランはその息子ヒョヌと経歴を偽って結婚し、
恋人のジュスンと協力してシン家を崩壊させ財産も奪う計画を着々と進めていた。

しかしヒョヌに知られてしまい口論中に事故に遭ったアランはヒョヌを残して逃げた。
深く愛していたアランからの裏切りに激しく傷つき、愛が憎悪に変わるヒョヌ・・・。
レビュー
1-2話  3-4  5-7  8-9 10-12  13-15  16-18  19-21完
息つく暇無い攻防で最後まで。
復讐の緊迫感と後味まで描いたキャスト熱演の力作
噂どおりのドロ沼復讐劇でしたが、
誤解と隠された真実との明かされ具合や、攻撃に対する対抗措置や回避方法など、
なるほどそう来るか~って思わされたり、
いやいやいやそれはないやろ~なんて突っ込んだりしつつも
最後までフィクションとしてのストーリーを楽しませるに充分でした。

主役のシン・ヒョヌを演じたハン・サンジンさんも、
整形後アン・ジェソンと名乗るヒョヌを演じたペ・スビンさんも実に堅実で
何より悪女チュ・アランを演じたイ・ソヨンさんには唸りましたよ~、
全身全霊でアランを演じきられてました。
愛しい人からは愛が得られない哀しき片思いの男ジュスンも辛い役ながら上手でしたしね。

復讐のためにいかなる手も打つ
という非情な方針のもとで練られた策なので無茶なんですよね~
やられて、命をかけてやり返す事にするヒョヌ側も
ドラマでしかなし得ない離れ業で対抗します。
フィクションだからこれでいいの、って思わせる
見事な演技の皆さんに引っ張られ、
途中で張った伏線一つ一つに答えを用意しながら最後まで持ってきた緻密さと
大胆さのある脚本の気合も手伝って
私は満足です。


親の恨みは何が何でも晴らさなければと意固地になるアランや、
親の過ちで不幸になる息子たちの図をみて、
韓国ドラマならではの展開やなぁと感じさせられます。
激しすぎるキャラクターたちの性格をときには醒めた目で見るシーンもあったけど、
ラスト間際は何度か涙ぐんだわ。

引き返せない人ばかりで悔いるのが遅すぎ、悔いるときは号泣しての大反省・・・。
感情の揺れ幅が大きいのもこのドラマの特長です。
復讐モノが特別好きというわけではないんだけど、
このドラマはなんだか最後まで引っぱられたわぁ(笑)



2011.4.13
21(最終)話まで負の連鎖、どこで断ち切るか

ジェヒも実の姉がアランだったことを知り運命を嘆くが、罪は償って欲しいと譲らない。
亡きチュ工場長の死因が故意によるものだったと証言をした
当時の理事の言葉でジェヒはヒョヌとの結婚を諦めざるを得なくなる。
一方で、母がジュスンの産みの親だということも明らかとなり、戸惑うヒョヌや弟妹たち。
会社はアランが乱発した手形がここに来て不渡りを出し絶体絶命に。

ヒョヌに告訴されて切り返したジュスンの刀は、
本物のアン・ジェソンの証言を受けて、ヒョヌを詐欺で告訴する事。
しかし、これも本物のジェソンが経営する会社のソウル支社で代理を勤めた
という形を取ってあり回避できた。

攻防を繰り返す中、ヒョヌ母は、アランの両親の死の真相を語りました。
それは、ジュスンのお父さんとの間に子がいるということをアラン父が知ってしまい、
夫に知られジュスンに危害が及ぶ事を恐れたからだったという事実。


だが、夫はジュスンが妻の子ではないかと感づき確信した上で、
秘書の息子ジュスンを実子と同じように目をかけていた。
荒く暴言を吐くものの、妻を愛していた親父さん。
ジュスンのことを知っているなどといえば妻は出て行ってしまうと恐れていたから
知らぬふりを続けたらしい・・。

全ての罪が自分にあることで、実の息子たちが憎しみあい、
命を狙い狙われ、恨みが連鎖して破滅に向かった
このことを何としてでも償おうと母はブレーキを効かなくさせて自殺を選んだ。
けれどジュスンはアランを疑い警察と追い詰めた結果、
絶壁から海に転落したアランは帰らぬ人に。

アランはすでに恨みにはケリをつけた直後。
肉親の愛を渇望し孤独の中で戦い続けたアランは、
愛する男より姉を選ぶといってくれた妹ギョンランの言葉に
凍らせていた心を溶かすことができたのだった。
激しい復讐とそれに報復するために命をかけた復讐。 
復讐では誰も幸せになれない。

2011.4.12
18話まで作戦は見事達成!だけどまだ終わらない

アランはジェソンを本気で愛し、
ヒョヌ父の財産を全てジェソン名義に変えたいま結婚式が幸せの絶頂。
海外に発つ前に、見つかったという妹ギョンランにも会える予定。
だが、その幸せをジェソンとなったヒョヌが絶望へと叩き落としました。
作戦は見事成功。逃げ場はないアランとジュスン。


だが、ヒョヌ父が両親を殺した罪を許せないアランはその一件をヒョヌに投げてきました。
当然父は完全否定。アランの叔父夫婦のサインのある念書と補償をした記録も受け取りました。
一方でジェヒとの結婚を進めるヒョヌは、なぜか母に反対されます。

そうヒョヌ母とジュスンが、ジェヒとアランが亡きチュ工場長の娘たちだと知っています。
恩があるからといって、恨みうずまくアランの実妹を嫁にもらえず、
また妻だった女の姉妹を娶るのは許されないらしい。
けれど、アランがジェヒを拉致し状況は一変、
ジュスンはアランとヒョヌに、ギョンランはジェヒの事だと明かしました。

ヒョヌの復讐は達成されたけれど、敷かれた布石はまだ全部が解決してない。
だけど、ここまで来たら、ジュスンがヒョヌ母の産んだ子だという事実も含め、
ヒョヌ両親が全て蒔いた種のような気がするわ~

2011.4.8
15話までそろそろ仕上げ直前だが・・

整形外科で大量の鎮痛剤の処方箋を受け取るジェソンを見て以来、
ジュスンは彼がヒョヌだという思いをぬぐえない。
ジュスンはアランに知らせるも、
高所恐怖症など克服し難きを耐えたジェソンの苦しい忍耐はアランを騙しおおせた。
締めはジェヒを捨てたと見せてキめたプロポーズ。
資産家で自分の過去を問わないと言い切るジェソンに全てを預け、
アランは新しいまっとうな道を歩もうと整理を始めたよ。

だが、ジェソンはヒョヌのすっくと立った写真を家族に送り、
警察には交通事故の陳述書を送りつけた。
浮き足立つアランとジュスンは外国へ飛ぼうと準備中。
だけどアランはジュスンじゃなくてジェソンと飛ぶつもり。

一方でジェヒをあの施設に預けに来たのはヒョヌのお母さんだったことや
本名がギョンランだというあたりも分かってきた。
そう、ジェヒはアランの捜し求めているあの妹だよ・・・。
姉の常軌を逸した所業を完全に知ってしまっているジェヒ。
真実が明かされても辛いだけだろうが、でも肉親だし・・。


2011.4.6
12話まで修羅場もエスカレート

復讐モノが好きだというわけではないんだけど、バレそうでバレない、バレろよ~!
なんて感じでテンション上がる
そういう攻守入り乱れての展開が結構ドラマとしては面白いんだよね。

ソンモのお姉さんはジュリー・チョン。
アメリカの富豪と結婚した超資産家で夫と死別されてます。
今また唯一の肉親だった無器用で純粋な弟を自殺に追いやられたと知り
クールかつ獰猛にアランを追い込んでます。
投資家という立場でアランの味方のふりをし、
一方でソンモのイニシャルを冠したSM家具の社長を韓国名で登録。
いずれはソウル家具と合併させ、全てを取り戻したジェソン=ヒョヌに託す計画になっています。

ジェソンの方では、アランを守ろうと何かと勘ぐってくるジュスンを除外する計画を着々と。
もうアランは完全にジュスンを捨ててます。
ただ、経緯を知るジュスンにはアランを陥れる証拠も残っていて・・・。

一方、利用価値のない幼いアラン姉妹を捨てた叔父・叔母が出所してきて頭が痛いアラン。
でも生き別れた妹の情報をわずかながら持っていると聞いてすがるしかない。

ゲームオーバーになりそうでならないアラン。
弱みを握っているミョンソン電子の社長から提携を取り付けたし。
とはいえ、家族に話していた経歴や実家のことがバレ、
今またホステス・ローズマリーとして働いていた事も発覚。
ピンチは続く。

2011.4.3
9話までバレてもバラさないジレンマ

ジェソンの作戦は、アランがこの契約に食いついたことと、
相棒のジュスンとの仲違いを生んだという点では順調だけど、
家具デザイナーのチョン・ソンモという人が自殺してその姉が帰国した事でピンチに。

チョン・ソンモさんはアランのホステス時代、
デザインの腕を買われ色仕掛けでアランに利用された人。
このデザインがあったからヒョヌの経営するソウル家具をいただく布石になった
という要のポイントだけど、夫が死んだから自分と一緒になれると
純粋に会いに来るソンモを疎ましく思い捨てたんだよ。

ソンモさんのお姉さんは、偶然にもジェソンが契約を欲しているペンション団地の所有者で
ジェソンとアランが仲間だと思って告訴までしかけたんだけど、
自分の事情をさらけ出したジェソンと手を組んでくれたんだよ。
ソンモさんの名前でネット家具ショップを開いたため、
ソウル家具の特注家具シリーズは盗作問題に巻き込まれる。

一方でアランの過去が嘘で固められていた事を義弟が知り、
ジェソンに嫉妬するジュスンとの確執が深まりつつあるアラン。
ジュスンはジェソンが意図的に近づいていると確信するものの、
ジェソンに執着するアランをみて苛立つばかり。
アランにしてみたら契約しないと売り飛ばそうにも会社の価値が落ちるため
やむないビジネス相手なのだが・・・。

疑念と危機の中で味方が誰なのかを見失うと
負のエネルギーで動いてきたチームはもろいよね、あー怖い怖い!

2011.4.2
7話まで逆復讐へと展開中!

アランが自分の家族みんなの不幸を狙っている事をひしひしと感じるヒョヌ。
目覚めてそのたくらみを阻止しようと自分名義の財産は本社を除いて
全てジェヒの生まれ育った施設に譲っておくなど
手遅れにならないよう手を打っておいた。
だがヒョヌが目覚めた事を知り焦るアランは、とうとう別荘に放火、
ガス爆発でヒョヌを殺そうとしたのだった。

命からがら逃げたヒョヌは自分が死んだと思って悲しみに苦しむ家族を見、
悪を重ねて欲を満たそうとするアランを許さないと決意。
骨格までも変える大きな整形手術を受け、
アン・ジェソンという別人に生まれ変わる事に。

ここからはサンジンさんからスビンssiに。

その間ヒョヌの子どもができた事を利用して会社の経営権をおやじさんから奪ったアランだが
経営に苦心しているところにペンション群に一括して高級家具を備えたい
という契約話が飛び込んできた。
何が何でも契約を取りたいアランだが、実はこの投資家はチェ・ジェソン。
全てがアランを倒すための罠の始まりだった・・・。

アランの恋人ジュスンにはヒョヌのお母さんに対して憧れと憎しみが感じられるわ。
ヒョヌの妹ヒョンジがジュスンのことを好きだと言う事も何かに利用されそうだ。
ただ、真実を知るジェヒさんのヒョヌ=ジェソンに向ける愛情はひたすら純粋ですね、救われます。

2011.3.23
4話まで無茶やけど良いわ~!

これ良いわ~!なんか、無茶苦茶なことが起こってるんやけど
俳優さんたちの演技が本気すぎて(うますぎて)フィクションなんだから
これもアリだと許せちゃうんだな~(爆)

親父さんへの復讐のため息子のヒョヌを標的にしたアランはまんまと嫁に納まり
早々に財産戴き作戦を進めていたんだけど、あっという間にヒョヌにバレてしまい口論の末事故に。
ヒョヌは植物状態になってしまい、想定外の展開に焦るアランは、
ヒョヌが目覚めれば不都合とばかり死ぬのを待つ作戦に。

だけど、ここがドラマの面白いところ。
ヒョヌの形ばかりの看護婦を偶然引き受けたのは、
ヒョヌからの援助を受けて看護大学を卒業できた孤児のジェヒさん。
ヒョヌをあしながおじさんと呼び、恋心も抱いていたジェヒさんは、
アランと医者のジュスンからヒョヌを守ろうとしてます。

そうしてなんとヒョヌは目覚めた!いきなり執念のリハビリ
自分の実印をアランの手に渡らないよう確保もしてなんとかピンチをかいくぐろうとしています。
アランはヒョヌの子どもを身ごもったみたいだし、
すでに4話でこの盛りだくさんな展開、なかなか良いね~

2011.2.16
2話で面白くなるムードだよ~

アラン役のイ・ソヨンさんって私お初かな~?いままで何処かのドラマで見たことあるかな?
良いお仕事されてますよ~(爆)
裏切られるヒョヌ役にまたまたハマリ役に見えてくる
上手いハン・サンジンさんがキャスティングされていて良いわ~

人物紹介やその背後関係も、ぎっしり詰まっていながら展開の早いストーリ運び。
恨みを晴らそうと大きな報いを狙えば狙うほどリスクも大きくなる
ハイリクス・ハイリターンな作戦

この後、復讐が復讐を生む連鎖が待っていそうで怖いわ~

だって、アランの復讐の相手はヒョヌじゃなくてあのガメツイ親父さんなのに、
罪のない家族も標的にしちゃってる。
純粋な愛を注いだヒョヌを騙して利用したアランのほうが分が悪いよね~
すでに大企業の会長なんかを食い物にしてきた経緯もあって、
そうそう許してはもらえなさそう。
アランなりに辛い25年を送ってきたことは分かったけど、
どうやったってプラマイ0で幸せになれるとは思えない。

今後どうお話が展開していくのが気になるスタートですよね~