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推奴
-チュノ-
ハマり度☆ムサかっこいい
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OST  /  公式ガイドブック

期間限定スペシャルプライスBOX
●2010年 韓国KBS  全24話
●演出:クァク・チョンファン   
●脚本:チョン・ソンイル
●出演:チャン・ヒョク(イ・テギル) 
オ・ジホ(ソン・テハ) 
イ・ダヘ(キム・ヘウォン)

●視聴:2011.4.27-5.28   BSJapan
●イントロ:
テギルは元貴族だったが家門は没落し、今は逃亡した奴隷階級の奴婢を捕まえる
推奴を生業としている。
テギルが推奴をしているのは、昔テギルの家で使用人として働いていた
奴婢オンニョンを探すため。
二人は身分違いだったが将来を約束しあうほど愛し合っていた。

テギルのうちが没落したのは放火によって一家がみな死んだと思われたからだったが、
放火したのはオンニョンの兄。
どさくさに紛れて身分を詐称して成功し、今オンニョンを高官の後妻として嫁がせた。
だがオンニョンはテギルを忘れておらず、初夜の床から変装し逃亡してしまうが、
高官はオンニョンの捕獲命令を出してしまった。
レビュー
1-4話  5-8  9-12  13-15  16-18  19-22  23-24完
身分制度の下層に焦点を当て
運命に立ち向かい命を賭ける男たちの姿を描く
奴隷という身分が存在する時代の、その人として扱われない深い重さの中に生きる人々に
焦点を当ててある異色ともいえるドラマ。
韓国ですごい視聴率をたたき出していたというのでチャンスがあれば見てみようと思っていました。

物語は、逃亡奴隷を追い捕まえる「推奴師」という仕事をしている男テギルが主人公なんだけど、
彼は元両班で、身分を越えて愛した使用人オンニョンを捜し求めてこの仕事をしているんですよ。

ただ時代は混乱期といわれる仁祖の時代で、
無念の死を遂げた世子の忘れ形見である唯一の王孫、石堅様に
明るい未来を託そうと革命を試みる武官・儒学者の物語が絡めてあります。

一方で奴婢たちが身分制度の無い国に希望を抱き立ち上がるエピソードも。

全ては追いつ追われつ、男たちの友情や使命感がストーリーの牽引力となっていたんですが、
あの大評判の理由は主演俳優さんたちの見事なアクションがらみの演出に
あったんじゃないかな~と思えます。

もちろんテーマの意外性と人間のもつ本質的な権利が侵害されていた時代から得る
感想はたくさんあったけど、
「これ!」というほどストーリーにハマらせられてもらえなかったように感じます。
ただ、私が見たのは1話45分ほどになったカットバージョン。
描かれていたはずの心理描写などが欠けていて私が見ていないだけなのかも。


でも、とにかくアクションがかっこ良く、気合の入るUPテンポな音楽。

そして2人の最強の男が身分の壁を壊したいと思わせる一人の女性に寄せる
熱い想いがとっても印象的なドラマでした。


2011.5.28
24(最終)話までなるほど

奴婢の反乱勢力のリーダーは次なる襲撃場所を決め、無謀とも思える決行を指示。
だけどこの青年リーダーは、左相大監の命令で
民衆の反乱を演出するために彼らを操っていただけの官吏。
任務の目的は達成され、夢抱いた彼らは捨て駒扱い、完全に裏切られたわけだが、
オッポクという射撃の名人だけは遅刻したために助かった。
全てを知ったオッポクは役所に乱入し、青年リーダーだった男と、
テハを裏切った儒学者、そして諸悪の根源だった左相大監を射殺。
名もなき奴婢がこのストーリーの悪に罰を下した形になりました。

さて、テギルはといえば、石堅様のための赦免が得られなかったテハと共に城外へと逃げ切り、
オンニョンと石堅様をテハが連れて清へ無事に行けるよう同行することに。
だけど、先回りするチョルンに阻まれ深手を負うテハ。
場を預かりテハらを逃がし切ってテギルはこの世を去りました。

石堅様は仁祖のあと孝宗として即位した叔父のあの世子によって
6年後の12歳で放免されました。
テハやオンニョンがいてくれたなら耐えられた年月かもしれない。
史実では、石堅様は21歳の若さで世を去るそうですが、
子宝に恵まれ数人の王族の子孫を残したそうです。

2011.5.27
22話までアクションの華麗さはさすが

テギルは昔からの知り合いであるチャッキが山賊を率いている
霊峰の要塞に行くようテハたちを仕向けた。
そこは朝廷の手の及ばない隔離された環境で、
テギルが捕まえて逃がした奴婢たちもここで暮らしていたわ。

石堅様を擁立することで国を変えようと地道な活動を続けていたテハたちをよそに、
左相大監はテハと志を共にしていた儒学者のチェを
完全に取り込んでこの動きを封じ込め、おまけに石堅様を捕まえることなく、
謀反の中心にいる人物ということでその存在自体を封じ込める事にも成功した。

昭顕世子のために石堅様を救い、
朝鮮にいられないなら清に連れて行こうとしている中国の使臣の使いで
部下がチャッキのところまでやってきました。
テギルとテハは石堅様の赦免を請いに現世子に会いに山を下りていたため、
オンニョンがこの清チームの存在を知りました。

さて、ドラマは、世の中を変えようと旗を振ってくれる年若い青年リーダーの下で
両班や私腹を肥やす官僚と癒着している商人などを狙ってきていた
奴婢たちの動きも描いてきたんだけど、
ここに来て官庁である「宣恵庁」を襲撃するというところまで来ました。
方法や目的は少し違うけれど、最悪の今を変えようという勢力がここにもあったんですよね。

2011.5.23
18話までいつも死にかけてます・・・

オンニョンがテギルが生きていたことを知り衝撃を受けると同時に、
テハもオンニョンがテギルのうちの使用人だった、
つまり奴婢だと知り衝撃を受けています。
オンニョンなどという女は知らないと言い切るテハは
彼女を両班の娘ヘウォンとして見つめる気持ちでしょうね?

さて、チョルンに部下を殺害されたテハと仲間を斬られたテギルは
無念にも捕まってしまい拷問を受けます。
王孫石堅様の居場所を聞きだすのが狙いのようだけど聞きだせずじまいで処刑決定。
ただ処刑場に、亡き昭顕世子と親交が深かった清の使臣が
石堅様を保護しようと動いていたためテハを救出に乱入し
テハ共々テギルも生き延びました。

石堅様を連れてなんとか検問をかいくぐってきたオンニョン。
とうとう逃げ切れず連行されました。
でも連れている幼子が石堅様だとはまだ知られて無いかな?

2011.5.19
15話までストーリーの方向が変わった

なんだかストーリーが本題に入ってきてちょっと盛り上がれず残念な感じ。
謎の革命家(?)に利用されている奴婢のグループのエピソードもちょいちょい入ってます。

さてテハが合流したのは、同じ師匠の下で学んだ儒学者たちのグループ。
彼らはは石堅様を立てて現王を廃位するというのが目標なため、
テハたちを武力の駒として考えている節がみられる。
王を変えることよりも、その後どんな世の中にするのかというビジョンが無いと
革命に意味は無いと考えるテハと
石堅様を推戴することで功臣となり国の権力を握ろうとする彼らには多少のずれも。

ここでテハと石堅様を追ってきたファン・チョルンは
テハを狙うワンソンを皮切りにチェ・将軍も手に掛け
テハの仕業だと勘違いするテギルをそのまま刺客として利用するつもり。
その一方でテハの部下を殺害し、テギルの仕業だと見せかけることも抜かりないファン。

オンニョンとテハがまさに婚礼を挙げ、傷つくテギルだったけれど、
仲間の死で状況は一変しちゃったわ。
儒学者のリーダー格の人がテハの留守中に石堅様を連れ去っちゃたよ。どうすんの?

2011.5.13
12話までテハの使命とテギルの未練か

テギルの命を狙ったペッコ経由でオンニョンの兄クンノムにたどり着いたが、
クンノムが語った真実に衝撃を受けるテギル。

ひとつは、クンノムが父の血をひく腹違いの兄だった事・・・。
貴族の父が使用人を弄び孕ませて生まれた血をひく子は人
としての扱いを受けない奴婢として弟にかしずく人生を送り、
クンノムの母がその後奴婢同士で結婚して生まれた妹オンニョンに叶わない夢を与えながら
息子を誘惑したと責められるオンニョンを助ける事すらなかった
無力なお坊ちゃんだったテギルを責めるクンノム。
そう、あの恐ろしい殺人事件は愛憎と絶望と妹の未来のためになされた残酷な事件だったのだ。

もうひとつの衝撃は、オンニョンが逃亡中のソン・テハと婚礼を挙げたと聞いた事・・・。
自分が不幸なのに、幸せなら許さないと呟くテギル。果たして本心は?

一方王の密命で孫王子の石堅暗殺の刺客から
無事石堅を守り抜き逃げ切ったテハと昔の部下たち。
同じ志を抱く儒学家たちと共に、石堅様を旗印に革命を成そうというところ。
幼い石堅様は意味分かってないね。

2011.5.6
8話までいよいよこれからだね

オンニョンはヘウォンと名を変え両班の身分で生きていた。
しかし、今でもテギルへの愛を捨てきれず、
生きているなど知らずに死んだテギルに操を立てての逃亡だった。
道中兄のよこした私兵のトップ・ペッコや嫁いだ高官の手のものに捕まりそうになるところを
推奴に追われるテハが見事な腕前で助け続けてくれ、
今後も同行することになった。

テハはやはり亡き世子様のただ一人の忘れ形見、
堅(ソッキョン)様を流刑地済州島から助けるつもり。

追跡中にテハに同行する女がオンニョンに見えたテギルは、確かめたい気持ちも。
そんなテギルたち3人に、サダンで身を売らされていた17歳の少女が加わった。
彼女も辛い過去を抱えてる模様。

オンニョンの兄は、凄腕の推奴がテギルだと聞き青ざめつつ
即座にペッコに殺害命令をだした。
テギルの家の悲劇は知られているけど、
ペッコすらその時の犯人が今仕えている主人だとは知らないね。当然か。

2011.4.30
4話までかっこいいね~

見事な肉体美を露にしながら余すところ無いチャン・ヒョクらの肉弾とアクションの数々。
これをHV映像で時にスロー、時に倍速で見せるという緩急ある
迫力の演出となっていますよ~音楽もカッコいいしなぁ!

今は上記の「●イントロ」どおり、テギルはオンニョンを捜し求めながら
逃亡奴婢を捕まえる仕事をしています。
元の兄貴分から命を狙われたりしつつも、凄腕で有名なテギルはもう独立してます。
ただ、修練院の奴婢たちの逃走を追ったおりに捕まえられなかった
ソン・テハという男に怪我を負わされるテギル。

このテハという男は、今は亡き世子が人質として清に赴いた際にも
同行した忠実な護衛武士だった男。
だが、世子が謀反の罪を着せられてなくなった折に粛清を受けて奴婢となっていたのでした。
今、民心は疲弊し現王に絶望している中、世子の遺志を継ぐべく脱走したテハは、
左相大監に高額の報酬で仕事を受けたテギルに追われることに。

一方婚礼の床から脱走したオンニョンは道中テハと出会い共に逃げる事になりました。
オンニョンに心が引かれているように見えるテハ。そりゃオンニョンは美しいですよ~!