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ゆれながら咲く花 ハマり度☆良作ですね☆
DVD-BOX 1

DVD-BOX 2
●2013年 韓国  全16話  ●原題:学校2013
●演出:イ・ウンボク   ●脚本:イ・ヒョンジュ
●出演:
イ・ジョンソク(コ・ナムスン)  
チャン・ナラ(インジェ)  チェ・ダニエル(セチャン)
キム・ウビン(パク・フンス)
●視聴:2015.1.18-1.24    KNTV
●Story
ナムスンは家庭の事情で大学の進学は望むべくもなく、高校を卒業するために静かに
学校に通いながら、課外はアルバイトに明け暮れる毎日。
ナムスンの属する問題多きスンリ高校2年2組の担任となったのは講師のインジェ。
この高校に、禁止された家庭教師を行った罪で懲罰奉仕を行うしかなくなった
人気塾講師セチャンがやってきた。
学校の都合で生徒をさばこうとする学校側と生徒の側に立って問題を見たいインジェ
そして成績の上がる授業は出来るが、生徒と出来るだけ関わりたくないセチャン。
彼らを冷静な目で見つめるナムスンです。
レビュー
1-2話   3-6  7-10  11-16完
若手注目株の宝庫と言われる「学校」シリーズ
魅力ある問題児たちと温かい先生たちの物語
両親との関係、進学へのプレッシャー、自分の実力への焦り、
友人関係のこじれに悩む子たちや守ってくれる親のいない孤独、貧困、
勉強が苦手で進学が望めない環境の子たちなどなど、
様々な悩みを抱える子たちが描かれました。

その子たち全員を気にかけ、
人生を前向きに生きていけるよう手助けしたいと考えるインジェ先生と
成績至上主義の元塾講師の理知的なセチャン先生が組むことで化学反応が起こり、
大小の問題を一つずつ解決していきながら、
生徒たちが安心して自分の足で歩けるよう導いていきました。

邦題のタイトルとなった「ゆれながら咲く花」は
劇中インジェ先生が生徒たちに聞かせる詩なのですが、
思春期を越えて本当の意味の大人になるまでの一番激しく揺れる時期を生きる
生徒たちに贈る素敵な応援の詩でした。

まだうまく立ち回れないし、感情をコントロールできないこともある、
自分の気持ちをうまく伝えられない、問題の解決の仕方が分からないそれが子ども。
助け舟は時に親じゃない方がいい時もあって、それが先生だったりするんですよね。
それが本作のような先生だったら良いですね。

インジェ先生は母のような姉のような、ただ聞いてくれるだけでいいから
相談してみたくなるような人でした。
小柄で童顔のチャン・ナラと高身長で堂々としたチェ・ダニエルとの
デコボココンビは結構ぴったりでした。

本作で忘れてはならないのが、並んで立つ・歩く姿が絵になる
モデル出身のイ・ジョンソクとキム・ウビン。
二人の抱えてきた”重荷”に向き合う姿、重荷を降ろせるようになった姿など、
俳優としての表現力もこの頃からすでに”持って”たんですね~。
メインキャラとして配役されていただけある^^
現在はすでにブレイク俳優となっているのでその実力はお墨付きです。


2015.1.24
16(最終)話まで温かい良い作品だわ

離れていた間もフンスはナムスンのような友達を求め、ナムスンはフンスを思い続けた。
お互いを必要としていたことを語り合えた時、二人の間に横たわっていた溝は埋まりました。

インジェ先生が心配していたのはこのままでは退学になってしまう出席日数が足りないギョンホ。
将来を考え始めたギョンホの友達ジフンの働き掛けもあり学校に来始めたものの、
それでも問題が発生すると、フンスそしてギョンホが疑われる。
ナムスンやフンスと折り合いをつけることで勢力争いを辞めることにも成功しました。

2組内でも、中の良い友達同士が誤解や気持ちの擦れ違いでケンカになったりしたものの
当事者たちの気持ちに寄り添い、仲直りのチャンスをうまく作ってくれた
インジェ先生やセチャン先生のおかげで大事にならずに解決し、
その子たちの関係はさらに強いものになっていきました。

入試対応型の授業をしないインジェ先生に対して
常に取りざたされていた教師としての適性に関しては、
問題児と一流大進学組が常に摩擦によって波立っていた2組が落ち着き始めてきたことで
一時退職に追い込まれていながら残ることになりました。
特に、親の期待が過ぎて自殺まで図ろうとしたミンギに寄り添い助けた
インジェ先生への保護者の目も変化しました。

セチャン先生も、教師を続けている以上問題を抱えている気になる生徒を放っておくことは出来ず
かと言って、してあげられることには限界があることも分かっていて、
そのジレンマに苦しんでいました。
特に、教師になってすぐの頃、教え子のサインを見逃したせいで
その子を自殺から救えなかったと今も自分を責めていていることがトラウマとなっていたようです。

暴力を振るう父親から身を守りながらギョンホが卒業できる方法を模索したセチャンだったけれど、
ギョンホは学校を辞め、今を生きるための生活費を稼ぐことを決意しました。
でもギョンホの決意は自分を排除しようとする学校に対するヤケクソの退学ではなく、
今は先生に守られ受け入れられていることを理解したうえで、
人生を前向きに生きる選択肢としてでした。
自分の限界にまた悔しさをかみしめるセチャン先生。
でも教師を続けることを決めました。
インジェ先生と仕事をする中で、二人はまた互いに足りないところを補いながら
子供たちを見守っていきそうです。

2015.1.24
10話まで動き出したわ~

ナムスンとフンスの過去、そこが大きなポイントだった本作。
やっと見えて次の展開へと動き出した。
なかなかいい感じです。

二人は無二の親友同士だったのだけれど、ナムスンは不良グループにいて
フンスがサッカー留学で去るためにグループを抜けようとして制裁に遭い、
暴行に加わったナムスンによって足を骨折しサッカーの夢が閉ざされてしまったそうです。

家族の姿がまったく見えないナムスンにとってフンスだけが心のよりどころで
だからこそ、許してもらえるはずもないとんでもないことをしてしまった怖さや後悔から
フンスと向き合えず、とうとう中学を辞めてしまって以来
わだかまりは固いしこりとなっていたようです。

フンスと向き合うことになった今、ナムスンの気持ちはフンスへと飛ぶ。
フンスはそれを拒絶する。
でもフンスが許せなかったのは足を折られ選手への夢を断たれたことよりも
あの時ナムスンが自分のもとを去った事。
フンスにとってもナムスンは無二の親友で、辛い時にこそそばにいてほしかったようです。

その辺をキャッチできるセチャン。ここというポイントで二人の背中を押しながら、
そんな二人のしこりを少しずつほぐして行っています。
勉強したい子、学校という社会で上手く居場所を見つけられない子
どの子にも等しく向き合い、
心の声を聴こうとするインジェをサポートするようになったセチャン。
二人は足りないところを補いながら少しずつ2組の声を聞いています。

勉強できる子とはいえ、親の期待を拒否できず
望まない学部や職業を目指させられているミンギや
家族がすべて国の最高学府出身のため、
そこへ行けないのは家族じゃないみたいに
扱われ自己肯定できず心が休まないハギョンなど、
親の基準と欲を押し付けられていつか限界が来そうな姿も描かれます。

親はそれがわが子のためになると頑なに信じて
問題のある子や自分の意に沿わない先生を排除しようと学校に圧力をかけたりしています。
これはいつの日かしっぺ返しがきそう。ミンギ母はもう来てるのに目を背けてます。

2015.1.23
6話まで二人の過去伏せて引っ張り過ぎ

スンリ高校に転校生フンスがやってきた。
フンスとナムスンは昔親友だったという同級生。
つまりナムスンは中学を退学し(韓国には中学の退学があるみたい)、
高校入学テストを受けてスンリ高校に入学し、今は卒業することを念頭に置いて
不良ギョンホに目をつけられても手を出さず、やられもせず避けていたみたいです。

ナムスンは昔住んでいた京畿道で有名な番長だったらしく、
フンスはナムスンのせいで何か困ったことになり、
ナムスンにとってフンスは謝っても謝り足りず、フンスの幸せを願って動いてしまうんです。
フンスにとっては許せない相手ナムスンにいくら気に掛けられても不愉快になるという悪循環。
二人に間には一体何があったんでしょう。もしやフンスだけが少年院に行ったとか?
わかりません・・・。

担任としては不足だから2年2組の担任をセチャンに代われと宣告を受けたインジェ。
セチャンの方は、学習面以外の雑事の多さに辟易していたため、
インジェとの共同担任を申し出てうまく行きました。
意見がなかなか合わない二人だけど、インジェの生徒を見守るスタンスの教師像は
セチャンにない部分でもあり、二人三脚の担任はうまく行きそう。

このセチャンにもいろいろと過去の経験からくるトラウマがあるようです。
正直高校生の頃は”不良”だったみたいだし、
先生になってからは、生徒に何か重大な問題が起こり、それがきっかけで
生徒と深くかかわらない塾講師という仕事を選んでいたようす。

そろそろ展開するのを望みます。

2015.1.21
2話まで どう展開するのかな?

学力順位は今や全国で下から数えた方が早い公立スンリ高校。
高校のレベルを上げるためにぐいぐいと改革を進める校長先生とそれに反対しない先生たち。
となってくると問題の多い2年2組は当然目をつけられてしまう。

ナムスンの所属する2年2組にはギョンホとその仲間2人の不良学生がいて
ナムスンもそのせいで喫煙や器物破損などの問題行動の濡れ衣をきせられたりと
トラブル続きの新学期となってしまいました。

ギョンホにビビっているわけでもなく、
ケンカを買わず静かに学校生活を送ろうとしているように見えるナムスンは
いじめられている知的障害のある友達をさらっと助けたり、
告げ口をしないがために濡れ衣を着せられても甘んじて受けようとしたり義理固いところがあります。

学力も決して低いわけではなさそうで、
今後それが必要となる展望がないがために学習に割く時間が惜しいのかもしれないし、
もしかして勉強を面白いと思ってしまうのが怖くて避けているのかもしれない。

生徒の心に寄り添える先生になろうと努力するもののなかなかうまく行かない
講師のインジェは、初めての担任を任されて手さぐりで進んでいるから失敗続き。
そこへ、人気塾講師のセチャンが、禁止されている家庭教師を行った罪で
懲罰奉仕のために母校スンリ高校へとやってきました。
成績を上げる力はあるようだけど生徒とは距離を置いて関わりたいというセチャン。
だからこそ損得勘定で動き、相手の気持ちを無視するからセチャンが薄い大人に見えるナムスン。

第3話でナムスンの旧友が登場するみたいです。
ナムスンの過去や素顔がさらに見えてきそうです。