HOME海外ドラマのあしあと>ブラインドスポット


Note
放送:アメリカNBC
シーズン1 2015-16年 全23話 / シーズン2 2016-17年 全22話
シーズン3 2017年
レビュー
シーズン1  シーズン2


HOME海外ドラマのあしあとブラインドスポット>シーズン2

シーズン2
ハマり度☆
●2016年 アメリカNBC  全22話
●クリエイター:マーティン・ジェロ
●出演:
ジェイミー・アレクサンダー(ジェーン・ドゥ)
サリバン・ステイプルトン(カート・ウェラー)
ロブ・ブラウン(エドガー・リード)
オードリー・エスパーザ(ターシャ・ザパタ)
アシュレイ・ジョンソン(パターソン)
アーチー・パンジャビ(ナズ・カマル)
●視聴:2017.4.28-8.30   WOWOW

●Story:
ジェーンがテイラーではなかったことが判明し、
逮捕となったジェーンはカートたちの手を離れCIAに。
そこで彼女は記録に残ることのない独房にいれられ、
毎日拷問を受け所属する組織について尋問をうけつづけていた。
数か月耐え、脱出したジェーンは
カートたちのもとに戻ってきた。
S2 あらすじレビュー
1-4話  5-15  16-22
ジェーンに入れられたタトゥーの目的が見えたS2
サンドストームの件は決着した
完全にFBIの人間として生きることとなったジェーン。
彼女の唯一の弟ロマンとの関係や、
彼女が所属していた通称”サンドストーム”と呼ばれる組織の全貌が見えました。

新国家のために死力を尽くすと決めているサンドストームのリーダーシェパードは
信念に忠実で強靭な精神力と肉体を持っていたため
彼女との闘いは壮絶なものとなりました。

S2ではカートやメンバーたちのプライベートを描くことで人物像に厚みが増していて
次々と押し寄せる危機に仲間と乗り越えていくたびに絆が深まっていきました。

ジェーンはすでにサンドストームの虐殺やテロを厭わないという過激な思想から
解き放たれていて、一人の女性らしい強さのようなものも見せてくれました。

ラストはジェーンのタトゥーに何かまた別の意味・情報がある、と示すものでした。
新章ともいえるS3、見てみようかなと思えます。
~以下レビューはネタバレあらすじとなっています~


2017.8.30
S2 22(最終)話までお!サンドストームの件は一段落

サンドストーム代表シェパード。
とうとう彼女は第二段階と呼ばれる計画へと突入しました。

巧妙に先まわりするシェパードに振り回され、FBIにまで乗り込まれたカート。
タイで核を入手し、これまで手に入れてきた技術を組み合わせて
シェパードが大規模なテロを決行するという情報を手に入れました。

サンドストームの古株だった男性から聞かされていた”トゥルーマン・プロトコル”という名。
それが、政府機関が壊滅した場合に各情報機関をはじめとした特殊省庁のリーダーたちが
集められる暫定政府のような集合体の事でした。

新しい国家を作る、を合言葉にしていたシェパードの狙いはこのトゥルーマン・プロトコルの発動。
そう理解したカートは、テロの対応のために一堂に会する政府要人たちが
核爆弾で狙われていると察知して防ぐことになりました。

NASAを巻き込んで爆発を防いだカートやパターソンたち。
ジェーンのタトゥーが示していた政府機関の腐敗や隠蔽されたことを暴くことが
すなわち、自分たちの望む新しい省庁のリーダーに挿げ替える作戦であったわけです。

記憶を取り戻したロマンがジェーンを振り切って逃げました。
ロマンはジェーンやカート側にはなれませんでした。
ロマンはテロリストになってしまうのでしょうか?

2017.7.17
S2 15話まで一つ一つ解決するしか

サンドストームのリーダーシェパードを追い詰めて、もう少しという所まで。
けれど、カートたちのすぐそこに内通者が潜んでいました。
それは心療内科医のボーデンさん。

ジェーンがFBIへと潜入するためにとった記憶喪失作戦のサポーターも
兼ねていたようで、ジェーンがFBI側に寝返る危険性も想定していた模様。
そもそもボーデン先生がサンドストームに入ったきっかけはジェーン。

CIAの作戦で紛争地帯で極秘任務を遂行していたジェーンは
上の作戦で任務中止となった挙句、作戦を知るチームが命を狙われました。
重傷を負っていたジェーンを助けたのが
民間の医療隊として現地で医療活動をしていたボーデン夫婦。

しかし、ジェーンを執拗に追っていた国の無人機で攻撃を受け、
ボーデンの奥さんが犠牲になったため、アメリカ国家そのものを恨むようになったようです。

シェパードはずいぶん昔からサンドストームの活動を準備していて、
なんと、カートが士官学校にいる頃から目をつけサポートしてました。

カートがFBIに入り、またこの支局に勤務したことにも
絡んでいる可能性はある。また、長くモニタリングしていたために
カートの行動パターンを読めるという利点があるのかも。

シェパードの作戦を察知し、一大クライシスを防ぐはずがはめられて
SWATチームを殺害されたカート。

その過程で、ジェーンは弟ロマンを組織から抜けさせるために
自分も打った記憶喪失を起こさせるZIPをロマンに投与。
シェパードに記憶を奪われたことにしてFBIで拘束中。

シェパードについての詳細な証言が欲しいFBI。
何も情報が得られなければロマンはCIAへと引き渡しとなるため、必死のジェーン。

タトゥーが示す犯罪や組織を追って今も国家の危険を阻止はしています。
国家の意思を汲まず、法律を軽視し目的のために犠牲も厭わない
サンドストームの行動哲学は相変わらず危険ではあります。

2017.4.28
S2 4話まで真相は何なのか

ジェーン、辛い拷問の毎日を凌ぎきり自ら脱出に成功。
その事実をキャッチし、FBIのカートのチームに合同捜査で合流したのは
NSA極秘部門のナズ・カマルさん。
「グッドワイフ」でいい仕事をしていた彼女、捜査員も合うかも。

ナズはジェーンが現れる前から、ジェーンの所属する犯罪組織を
「サンドストーム」と名付けて追い続けていたらしく、
その組織についての情報はカートたちよりも多く持っています。

ジェーンが脱出したとの情報をキャッチし、ジェーンを二重スパイにするためには、
信頼関係を一度築いていたカートたちと手を組むのがベストだとの判断でした。
ナズさんはたった一人でFBIのチームに合流するほど優秀で、
部下を失った経験から、チーム思いの一面はカートと通づるものがあります。

ジェーンは組織のリーダー”シェパード”と接触することができました。
そこで、ジェーンがレミーという名で、ロマンという兄弟がいること、
そしてシェパードがジェーンらの母として施設から引き取り育てたという。

組織を立ち上げ、重要な政府機関にスパイを潜り込ませ、
あらゆるテロや巨大犯罪の情報を得て、新たな国づくりを狙っている様子。
その中でもジェーンの体に収集してきた事件のヒントを彫り、
FBIに潜入させるプロジェクトも遂行されたと。

でも、ジェーンがシェパードから聞かされる話が真実なのかどうか、
どうも信じられない。
当初の目的を、薬物による記憶喪失で失って以降、
ジェーンはやはりFBI側に寝返ったと見える。
というか、FBI側に寝返って二重スパイをしていると信じていないと
ドラマを見てても視点が決まらないよね^^

まだまだ謎は多いままだけど、少しずつ。



















HOME海外ドラマのあしあとブラインドスポット>シーズン1

シーズン1
ハマり度☆次も見たい
Season 1 Blu-ray
注:リージョンA
日本語字幕なし
●2015年 アメリカNBC  全23話
●クリエイター:マーティン・ジェロ
●出演:
ジェイミー・アレクサンダー(ジェーン・ドゥ)
サリバン・ステイプルトン(カート・ウェラー)
マリアンヌ・ジャン=バプテスト(ベサニー・メイフェア)
ロブ・ブラウン(エドガー・リード)
オードリー・エスパーザ(ターシャ・ザパタ)
アシュレイ・ジョンソン(パターソン)
●視聴:2016.8.25-10.23   WOWOW

●Story
都会の真ん中に謎の袋が放置され、
そこから全身にタトゥーがほどこされた女性が現れた。
記憶を持たない彼女の背中にはFBI特別捜査官
カート・ウェラーの名が入っており、
カートは精鋭の仲間と共にジェーン・ドゥと名付けた彼女の
謎に向き合うことになった。
S1レビュー
1-2話  3-5  6-9  10-15  16-23
全身タトゥー、記憶喪失の謎の女性ジェーン
タトゥーの示す謎、彼女自身の謎、うまく構成されている人間ドラマ
国を揺るがす事件につながるヒント満載のタトゥーを身にまとった女性。
ジェーン・ドゥと名付けられた彼女は記憶喪失。

謎解きをしていくほどに、タトゥーの事件のネタや真相を探ってきた力量と
不明ながら、その身を賭してFBIに潜入するメンバーのモチベーションの高さに
空恐ろしさも感じてしまいます。

なぜFBIの捜査官カート・ウェラーを名指しでタトゥーとして彫ったのか、
その根拠となる”テイラー・ショウ”という人物。
この謎を人間ドラマとして描き、真実を明らかにするところまでがこの第1シーズンでした。

記憶がないとしても、ジェーン自身の立ち位置はやっぱりFBI。
カートや仲間のリード、ザパタ、パターソン、そしてメイフェアさんに対する彼女の思いは
まぎれもなく仲間の絆になっていて、
このままではどうやってもカートたちからの疑いを晴らすまでは辛い時間となりそうです。

疑いを晴らすには彼女にとってまた苦難の道がありそうだし、
晴らす必要があるのか無いのか、おおもととなる彼女の生い立ちがすべての答えとなりそうです。

事件解決のアクション捜査ものという一面だけではなく、
各キャラクターの心をエピソードの中で描写していく深さもあり、
これは見ていきたいシリーズとなりそうです。


2016.10.23
S1 23話まで真相が判明して・・・

カーター失踪の件でじわじわと上司のメイフェアが追い詰められていく。
あの「デイライト作戦」で特別な関係になったものの自殺で亡くなったはずのあの女性は
死ぬどころか生きていて、オスカーらの組織と組んでメイフェアさんへの復讐を誓っていました。
カーター殺害の容疑がすべてメイフェアに向くよう偽装工作がなされ、
よくわからないまま手を貸していたと気づいたジェーンは、正そうと立ち回るけれどうまくいきません。

断片的な記憶が戻り、オスカーの存在や、これまで接触してきた者たちの言動をつなぎ合わせ
組織の情報が少し見えてきました。
それでも、その組織内でなぜ自分がこのような活動に身を置くと決意したのかまではわからず、
直観に従うと、FBIの側に立ってしまうジェーン。

そんなタイミングでメイフェアさんがオスカーの存在を突き止め、
接触したことで、命を落とし、
事態を正そうと動いたジェーンは、図らずもオスカーと争いになり彼を殺害してしまいました。

一方、テイラー殺害の疑惑を拭って関係を修復したお父さんが危篤になり、
駆け付けたカートは、テイラーを誤って殺害し砦に埋めたという死に際の告白をされてしまいます。
”砦”違いで一旦はホッとしたのもつかの間、お父さんの指し示す砦に気づいたカートは
そこでテイラーの遺骨を見つけてしまいました。

ジェーンがテイラーではなかったことで
なぜ、蘇るどころか、もともとなかった記憶をカートに騙ったのかが重大な問題。
ここまでチームがかき回されることになった事態が発生したこと、
その陰でジェーンが接触していた組織について、
カートたちは探るしかなくなりました。

ちなみにDNAが適合したのは、組織があらかじめテイラーの遺伝子データを
ジェーンのものとすり替えていたそうです。
カートにテイラーと思わせて近づく作戦となったのは、
第一に組織の目的であるメイフェア失脚が成し遂げられたあと、
次にトップの座につくことが明らかであるカートに信頼されていれば
活動が容易になるから、というものでした。
タトゥーの事件を解決していけばカートの出世は間違いないという確信犯的なもので。

でも本当に自分が企画して実行した作戦なのか、不明なままのジェーン。

メイフェアさん失踪で、チームのリードやザパタ、パターソンも独自に捜査を進め
彼女の家に隠されていた重要な機密事項を残したUSBを受け取りました。
そこには3つのファイルが、
1つは「デイライト」ファイル、 2つ目はジェーンが口にした「オリオン」ファイル、
3つ目は何か英数字が組み合わさった名前になっていました。
メイフェアさんが墓場までもっていこうとしていた超極秘事項の件がまだ2つはあるということです。

2016.9.16
S1 15話まで複雑になったジェーン

タトゥーは毎回、導かれなければ見逃されていた大きな事件や
国益を損なうスパイ活動などを挙げる多大な寄与をしてきました。
それゆえ、ジェーンは狙われ、
特にCIAのカーターからは危険人物とみなされていたために、
拉致され拷問による自白を試みられることに。
そこに助けに入りカーターを殺害したのはオスカーという男。

オスカーはジェーンの仲間で、ある作戦を遂行している最中だといいます。
FBIに潜入することから始まるという作戦のリーダーはジェーン=テイラーで、
すべての作戦の指揮を執ったテイラー本人が疑われることなく潜入できたという。

用心深いジェーンは簡単にオスカーの言葉を信じないのだけれど、
オスカー側の仲間の間にも亀裂は入っていて、
仲間の一人が離反しジェーンの命を狙い、ジェーンのために一人死んだことで
作戦の本質を知らない状態だけれども、場に対応していくしかないと判断しています。

カーターの死にジェーンが関係していると踏んで調べを進めていたリードが
何者かに脅迫され、愛するサラを守るために別れを告げました。
何らかの組織の存在を感じつつ、ジェーンを疑いつつ、
けれど、ジェーンはFBIのカートたちを仲間と信じて動くため
見えない部分もある。

オスカー側のテイラーの作戦というのは一体何なのか、
見えてくるのはまだ先なんでしょうね。

2016.9.4
S1 9話まで面白くなってきた

ジェーンがチームに馴染んできて落ち着いたのもあるかな、
いろんな人間模様も描かれ始めて乗ってきました。

タトゥーは相変わらず国家関連の犯罪や危機につながる人やモノへと導いてます。
政府関連の通信網にハッキングされて起こっている事件のソフトウェアだったり、
核を扱った爆発物のプロを巡るCIAと犯罪組織の一件だったり、
FBIなどの政府機関から盗み取った保護下にある証人のリストが
売りさばかれるという重大局面も阻止できました。

そしてメイフェアさんが関係していた”デイライト”作戦の真相にもたどり着きました。
この作戦は膨大な犯罪に関わり指名手配されている
ゲレロという男が最大のキーマン。
その男の居場所に導かれたジェーンたち。

でもこのゲレロは、政府機関が隠密裏に盗聴監視を行うことで重大犯罪者を検挙するために
隠れ蓑にした犯罪者。
ゲレロは不正に入手した情報のタレこみ主として名前を貸す代わりに
安全な場所を用意されていた男。
そもそも盗聴監視は不正で、この作戦に携わった3人のメンバーの
一人として引き込まれたのがメイフェアさんでした。

受け入れられるはずもない作戦が動くにあたり拒絶はできなかった彼女。
メンバーの一人はCIAのカーター。
もう一人のメンバーだったNSCの女性は作戦の重さに耐えきれなくなり自殺しています。

この女性と特別な関係を築いていたメイフェアさんは
背負ってしまったものの重さを実感しながらも、
引き換えに検挙した大物犯罪者たちが解き放たれないよう、秘密を守り抜く覚悟もしています。

信頼する上司が不正に加担していたとショックを受けていたカートだったけど、
ジェーンの言葉でメイフェアさんの抱える真意を斟酌できたようです。

分析官のパターソンは、大事な恋人を結果的に事件に巻き込んでしまい失いました。
素人だったけど、優秀で心優しかった彼、残念です。

2016.9.1
S1 5話までタトゥーが導くもの

タトゥーの数字が、ある捜査ファイルを指示していたり、
ある住所を示していたリ、また検疫センターの検体番号だったり。
そのどれもが国家的規模の事件に導いており、
阻止によって大量殺人に結びつく大災難を防いできました。

ジェーンのタトゥーに危機感を抱いているのはCIA。
CIAのカーターは、カートたちの上司メイフェアーと極秘作戦”デイライト”で組んだ同僚で、
これは明らかになってはいけない作戦らしく、
カーターはジェーンを消そうとし、、メイフェアーはまだジェーンを守っています。
ただ真意のほどは不明。

DNA鑑定でジェーンがテイラーだと判定がでたものの、
歯の成分検査による鑑定では出生地がテイラーとは一致せず。
ただ、カートはテイラーだと信じて疑っていません。

1話1事件を追う中で、ジェーンは自分が誘拐された直後の記憶を
少しずつ思い出している様子。
男に手を引かれ入った地下らしき部屋には簡易ベットやマットレスに横たわる
ぐったりした子供たち。
一体彼女はどんな人生を歩んできたのでしょうか。

2016.8.26
S1 2話までスピーディーに展開

記憶を失った全身タトゥーの女性が発見され、FBI捜査官カート・ウェラーが担当に。
彼女の背にはカートの名が彫られており、
そこに何か明確な意図があることは明らか。

彼女にジェーン・ドゥととりあえず名付けたカートのチームは、
ジェーンのタトゥー一つ一つが、計画された犯罪を示唆していると気づきます。

事件の現場に同行するジェーンは、実はSEALと呼ばれる極秘特殊軍の一員だったのではないか、
という可能性を確実なものにしていく働きをみせます。

ジェーンが記憶を無くしているのは、PTSD患者の辛い記憶を一部分消すという
ZIPという薬を大量に摂取させられたせいということが分かっていて、
ジェーンはそれを覚悟で、ある男にその注射を打ってもらっているシーンがでてきてます。
何かの任務の一つなのかもしれない、
でもまだわからない。

ただ、カートは幼いころ失踪してしまったテイラーという女の子が
ジェーンだと確信しています。
どうやら、テイラーの失踪にからみ、カートのお父さんが彼女を殺害した疑いがもたれ
家族は辛い思いをしてきたようです。

まだまだ謎だらけだけど、ジェーンは本能的に人助けに動くので
この謎の事態が正義のためであると期待できそうです。
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