HOME海外ドラマのあしあと>ブレイキング・バッド
Breaking Bad
Note
放送:アメリカAMC
シーズン1 2008年 全7話 / シーズン2 2009年 13話 
シーズン3 2010年 13話  シーズン4 2011年 全13話 
シーズン5ファイナル 2012-13年 全16話
シリーズ終了
レビュー
シーズン1  シーズン2  シーズン3  シーズン4  シーズン5ファイナル
コンプリート
全巻セットBlu-rayBOX


HOME海外ドラマのあしあとブレイキング・バッド>シーズン5
Breaking Bad
シーズン5ファイナル
ハマり度☆
この仕上がりの見事さよ・・・

シーズン5 Blu-ray BOX
(8話まで)


ファイナルシーズンBlu-rayBOX

(16話まで)
●2012-13年 アメリカAMC  全16話
●クリエイター:ヴィンス・ギリガン
●出演:ブライアン・クランストン(ウォルター・ホワイト) 
      アアロン・ポール(ジェシー・ピンクマン)
●視聴:2014.8.8-9.9   dビデオ

●Story
家族、ひいては自分たちの命を守り抜くためにガスを爆殺したウォルター。
あの世界では、逃げ切るだけの金とつてが無ければ反撃するしかなかったというのに、それを知ったスカイラーはウォルターを受け入れられない。
一方で病を克服したものの、肝心の金がなくなったウォルターは販売ルートががら空きとなったブルー・メスの市場にもう一度ジェシーと戻るため、ガスの右腕だったマイクに、3人オーナー体制でやらないかと持ちかけた。
死んだガスが麻薬帝国の王様だったと分かり、DEAはマイクにも目をつけていて・・・。
S5レビュー
1-4  5-8  9-12  13-14  15-16  完
いつか訪れる終わりの時・・・
ウォルターのケリの付け方が賢く切ない・・・
いつまでも続けられるんじゃないの?この人気ぶりならば?と
思わずにはいられない面白さ (題材的に面白いというのも多少憚られるけど仕方がない)を
やはり完結させてくるあたり、完成度の高さを維持するが故の構成上の最高のうまさかと。
いつか終わりがあるからこそ成立する凝縮した無茶ぶりの数々。

見た目もこれまでの生き様も、ごくごく普通のウォルターは、
家族のため、家族のように思っているジェシーのためになら、
その時だけリミッターを外して極悪非道になるんです。

善良な化学教師で、ガンを克服したウォルターは、
頭脳明晰であるがゆえに打開策を考えだし、対効果も計算して動け、
窮地に陥っても火消しに走りさえすればなんとか疑われることなく凌いできました。
近いからこそ有利でありリスクであったDEAの捜査官義弟ハンクに、
足を洗った気の緩みでばれちゃいましたが・・・。

家族に自分の死後生活に困らないだけのものを残したい、生かせる知識は生かしたい、
化学においてなら、誰よりもうまくできる誇りも相まっていた様子。
仲間との擦れ違いで、巨額の富を享受できたはずのプロジェクトから潔く下りるプライドもあった。

柔和で善良であり、繊細かつ大胆、
そして優しいがゆえに守りたいもののためにどこまでも残酷になれる
ウォルターというキャラクターを立体的に描き切り演じきったスタッフと
主演のブライアン・クランストンに対する評価が
業界内外ですこぶる高かったのは納得です。
本当に見事でした。

センセーショナルな設定にぎょっとさせられる本作だけど、
極限を描けば描くほど、人間のもつ陰影が際立つという、
そういう意味でこのドラマはドラマとして素晴らしい
んです。

反社会的で残酷なシーンが多々あるので、青少年にはおススメできないですが、
大人にはその深さとスリリングな展開の妙味をぜひ味わってほしい作品です。


2014.9.9
S5 16話(最終)話つけられる”かた”はすべてつけた・・・

ハンクと相棒の人はウォルターの頼みも虚しくジャックらに殺害され、
ハンクの命乞いのために条件を出した金も、1億ほどを残してすべて持ってかれちゃいました。
独り、金の入ったドラム缶を運んで家路に急ぐウォルター。

こんな展開を知る由もないマリーは、ウォルターを逮捕したという
ハンクの伝言をスカイラーに伝えに来ました。
黙っているわけにはいかないと、息子フリンにもウォルターことを告げました。
ひどく傷ついたフリン・・・。
家についたらそこには荷物をまとめ、急ぎ逃げようとせかすウォルターの姿。
つまりハンクは殺されたと知ったスカイラーとフリン。
ウォルターと家族との決別の瞬間でした。

家族を残すしかないのならと、悪い父親だった、家族には非はないのだと警察に印象付けて
人消し屋に頼んで町を出たウォルター。
再発したガンの治療は満足に受けられない中、
せめて金を家族に残したいと連絡したフリンに拒絶されたウォルター。

ウォルターは、昔自分とともに立ち上げた今は大企業の
オーナーとなっている友人夫婦のもとに金を預けました。
フリンが18歳になったら、拒否不能の信託として企業からの金として渡すようにと・・・。
今後彼らに命の危険が永遠に続くと思わせる恐怖とともに、
子供への金の解決はできた。

スカイラーへは直接の詫びと、ウォルターの居場所を捜し続ける
警察の監視から解放されるよう、自分の居場所を伝えるよう検事局との交渉材料をのこした。
最愛の娘ホリーにも会えたし・・・。

そしてジェシー。
市場に高純度のブルー・メスが出回っていると知ったウォルターは
ジェシーの手によるものだと確信。
自分の生み出したメスの流通を潰すために、
ジャックらが流しているとリディアとの接触で突き止めて交渉を持ちかけた。
既にジェシーを監禁し製造させればいいジャックたちはウォルターを消すのが目的なだけ。
でもウォルターはこの仕事を辞めたがっていたジェシーのことを知っている。

いつものように大胆に乗り込んで、あらかじめ作っておいた
遠隔操作の銃を乱射させました。
ハンクを殺害し、金を奪い、ビジネスも横取りし、
ジェシーを利用したジャックたちを潰したウォルター。
リディアには、交渉時、あらかじめ彼女が必ず使う甘味料の中にリシンを仕込んでおいた。
ウォルターに関係したメス関係者は、ジェシーとその無害な連れ以外すべて消した・・・。

ジェシーを助けた時に被弾したウォルターはメス工場で倒れた・・・
つけられるかたはすべてつけて、
自分の激動の3年間を生み出したブルー・メス製造機材に看取られて・・・。

2014.9.8
S5 14話まで誰もが命がけだから・・

ウォルターに怒り心頭のジェシーは、早速ウォルターの家に押し入って放火を試みました。
そこをハンクに止められ、ウォルター逮捕という共通の目的のために手を組みました。

ジェシーに教えられたソウル弁護士のボディーガードをうまく丸め込んで
ウォルターの隠し金について情報を得たハンクは、
ジェシーを使った巧妙なだましテクでウォルターを金の隠し場所へと走らせました。

家に放火しに来るほど恨まれていると怯えたスカイラーの断固とした反発で
ジェシーを”消す”しかないところまできたウォルターは
、トッドの叔父さんジャックに依頼してたんだけど、
金の隠し場所に到着してからジェシーに騙されたと気づいたウォルターは
ジャックたちをすぐさま呼びました。
ただ、そこにはジェシーだけじゃなくハンクとその相棒もいることを知ってウォルターは愕然。
観念して逮捕されました。

だけどさすがに嗅覚鋭い悪党軍団、ウォルターに来なくていいと言われても
何かあるって感じ取って現れたわ~。
これはまずいよね・・・。

2014.9.8
S5 12話まで知られたけれど粘る

ハンクは知ってしまいました。
事件を洗いなおせば直すほどハイゼンベルグがウォルターだと確信が増すだけ。
ではどうすればウォルターを逮捕できるのか、決定的な証拠がない。

何も知らなかったであろうという前提でスカイラーに証言を頼もうとしたハンクだけど
言葉一つが全てを台無しにすると分かっているスカイラーは何も語らない。

スカイラーの妹でありハンクの妻マリーは、
麻薬カルテルを追っていたハンクがガスの事件で命を狙われ足に大怪我を負った時も、
ウォルターはまさに渦中の人で、スカイラーはそれを知ってからも黙っていたことが許せない。
ただ早く逮捕しないと、親戚であるハンクが疑われかねないと心配するマリー。

諦めてくれそうにないハンクをけん制するために、ウォルターは脅迫ビデオを作成。
これまで、DEAの捜査網とつてを使ってハンクがガスと組んで麻薬売買を仕切っていたこと
ガンに侵され、治療費に苦慮していた自分はブルーメスを作らされた、
というような告白ビデオ。
まことしやかに、実際にあった事件に絡めて語るウォルターの言葉を
頭から疑ってはかかれない巧妙なビデオに仕上がっていてハンクは真っ青。

DEAに本当のことを言おうと決意していたハンクのもとに、
大金を町にバラ撒いていたジェシーが警察で聴取されていると情報が入り駆け付けた。
結局弁護士のソウルが来てジェシーは釈放されたけれど、
ウォルターと決別したことは状況から見て明白。ジェシーに目を付けたハンク。

そのジェシーはある瞬間、はたと気付いてしまうのです、
ブロックに毒草を飲ませたのがウォルターであったんだという確信に。
子供の命すら状況次第では奪っても仕方ない、利用しても構わないと
最近のウォルターが考えていると知ったからかもしれないね。

そんなジェシーの気持ちをぐいぐい突いて、ウォルター逮捕の仲間に引き入れたハンク。
一体どんな作戦があるんだろうか?

2014.9.3
S5 8話までとうとう知られた!?

ブル-メスの製作を続けるためには、通常では手に入らない材料メチルアミンがいる、
ということで、ガスの頃入手していたルートを使おうとしたものの
神経質な担当者リディアがDEAに目をつけられているため信用できない。
結局、中国から輸入されてきたばかりの大量のメチルアミンを列車から一部強奪するという、
大怪盗も真っ青な作戦をやり遂げた。

ただ、強奪現場を目撃していた子供を今回強奪チームのひとりとして参加したトッドが射殺。
罪のない子どもが巻き込まれることには耐えられないジェシーはもう抜けたいといい、
混沌としたこの状況を管理しきれないと考えていたマイクも引退を決めていました。

その退職金とするために、マイクは隣の縄張りを仕切るデクランと交渉し、
メチルアミンの3分の2を計1000万ドルで引き渡す取引を決めてきました。

でもブルーメス製作にしか生きがいが見いだせなくなっていたウォルターはそれを拒否、
取引現場で35%の取り分で納得するなら、最高品質のブルーメスの販売を任せると交渉し、
そしてそれとは別に、ウォルターたちとの紹介料として
マイクには退職金となる500万ドルを出させることも受け入れさせました。

ようやく500万ドルという大金を手にしたマイクは、
部下だった9人に口止め料を払ってやり引退生活。
けれど、部下たちへの金分配を任せていた弁護士から足がついて
DEAから逮捕状がでました。
マイクがいないと野放しになる9人の名を聞いておこうとしたウォルターはマイクともめ
結局マイクはウォルターに撃たれてしまい還らぬ人に・・・・。
9人の名はディアから聞き出し、ジェシーが抜けた後に部下となったトッドの
ジャック叔父さんの仲間を雇って獄中の9人を消しました。

デクランに任せた販売は順調に運び、
リディアの販路拡大のアイディアでトライしてみたチェコへの輸出も大当たり。
ウォルターのもとには、資金洗浄もできないほどの大金が
、貸し倉庫の中に無造作に積み上げられた。
総額7700万ドル およそ8億円。

生きていくにも十分、妹夫婦に預けた子供たちとも暮らしたいし、
心が離れたスカイラーとも和解したい。
ウォルターは足を洗うことを決めました。

だけど・・・、ウォルターの家のトイレに置かれた本に、
ガスのラボで働いていた科学者ゲイルがW.W.に贈った本であるとのサインが。
DEAの管理職に出世してもまだガスの事件の中で
決定的に欠けているピースを追い続けていたハンクは、
死んだゲイルのラボノートに書かれた師匠と仰ぐW.Wが誰だったのか
はたとここでつながってしまった・・・・。ウォルターどうなる???

2014.9.3
S5 4話まで命拾いしたけど・・・

ガスが麻薬の元締めだったと公になったことで、警備主任だったマイクや関係者が
DEAに呼ばれて取り調べを受けたんだけど、
彼らにはあらかじめ”リスク手当て”という位置づけで巨額の金が渡されていたらしいんだけど
今回疑惑がかかったために差し押さえられたから、彼らは口を割るかもしれない。

ということで、生き残るためには彼らに金を渡すしかなく、
ウォルターたちはメスの製造販売を再開することになりました。
こういう手当やらその他の人件費等々で、手元に残るのは雀の涙だと知る二人。

そして製造場所もない今ウォルターがひねり出した答えは、
害虫駆除業者と組んで機材を薬剤などに紛れ込ませ家主の留守の間に作るというもの。
製造終了後は実際に害虫駆除を行えばメス製造の臭いも消せるというわけ。

ただガスがいかにして安全かつ利益が上がる方法を築き上げてきたか思い知りました。

なんとかビジネスは始められそうなんだけど、ウォルターにはスカイラーという問題が。
家族を守るためにガスを殺害し、今また麻薬製造を始めた夫を受け入れられない。
特に子供たちを今や反社会勢力の一員である危険人物ウォルターから引き離そうと必死。

その世界に身を置くというウォルターに対して、もう愛情もなくむしろ恐怖心すら抱く彼女。
今はガンが再発するのを待つしかないと震えながら語るスカイラーです。
ブレイキング・バッド TOP






















HOME海外ドラマのあしあとブレイキング・バッド>シーズン4
Breaking Bad
シーズン4
ハマり度☆やっちゃったね
シーズン4
コンプリートBlu-rayBOX
●2011年 アメリカAMC  全13話
●クリエイター:ヴィンス・ギリガン
●出演:ブライアン・クランストン(ウォルター・ホワイト) 
      アアロン・ポール(ジェシー・ピンクマン)
●視聴:2014.2.16-2.20   dビデオ

●Story
ウォルターの後釜を任せようと準備していたゲイルを殺されたガスはお怒り。
自分に逆らうウォルターたちをどうしてやろう!というところだろうが今のところブルー・メスが作れるのはウォルターたちだけ。
それでもジェシーの身は危ない。
事態は危険かつ複雑になるが、資金洗浄の件でスカイラーが動き始めて不安要素拡大。
S4レビュー
1-4話  5-8  9-13
カルテル内の権力闘争と復讐劇
生き残りを掛けるのはウォルターも同じ
このシーズン、どうにも冴えないウォルターと、事情を知らずに出ばってくるスカイラーの図
という滑り出しでなんだかな~という印象だったのに、
中盤直前からガスの動きが激しくなってきて俄然面白くなった。

しかも、ウォルターがやられっぱなしで、ほとんど蚊帳の外なうえ、
ジェシーに比重を上げていくガスを見て危機感は募るばかりだったから、
ラストのウォルターの選択が、だからこそ納得の壮絶さになった。

この世界から足を洗うには死ぬしかない。
けれど、家族まで狙われては元も子もないウォルターにとって、
家族ともども別人として消え去る方法しか残されてませんでした。
それすら、スカイラーが元職場の上司の脱税容疑に同情して
加担してしまったせいで金が足りず頓挫。

行きつく先はなんとしてでもガスを消すしかないという選択のみ。
既にカルテル内でのガスの復讐劇は壮絶を極めていたから、
ジェシーからへクターの存在を聞き出せ利用できたのは大きかった。
あの一連のくだりがウォルターの作戦内だったとは、恐るべし。

さて、カルテルそのものが消滅した今、統制するものもなくブルーメスへの需要だけが高まり
市場での混乱は想像を絶する激しさを増すはず。
めでたしめでたし、とは絶対に行かないこの状況、
残るファイナルシーズンの配信が待たれるわ~!


2014.2.20
S4 13話まで追い詰められたウォルターはこうなる

カルテル内での派閥争いは、ブルー・メスを扱うガスの一人勝ち状態になってきて、
大ボスのドンからの圧力がハンパなlく高まってきた。
ガスはドンにブルーメスの製法を伝授するという忠誠心を見せることで
事態を打開しようとジェシーを引き寄せてました。

この作戦はガス自身も命がけで、ブルーメス製造方法を伝授した後に祝杯を挙げた
ドンのグループすべての人間を一網打尽に毒殺するもの。
これは大成功、ガスも折を見て自ら吐きつつも
準備していた医療班に処置をさせて助かるという荒業でした。

しかしこうなると、一人勝ちのガスから逃れられないままに
命の危険が高まるウォルターは焦るばかり。
既にジェシーがメスを作れるわけで、
どうにかしてガスを消すしか助かる道はないウォルター。

もう人消し屋に頼んで家族全員別人となって
別天地へと消え去るしかないところまで来たのだけれど、
頼むのに必要な金が足りなくなってた!
それもこれも、元職場の上司の脱税を過失によるものに軽減するため加担したスカイラーが
追徴課税分6200万円相当をウォルターに無断で与えてしまったから。
国税庁に追徴課税を払ってくれないと共犯になるから。
ウォルターが大金を得たのは見合うだけの命を張っているからなのに・・・。
金が余っている状況はやはり恐ろしい。あれば使うんだね・・・。

そんな時、ジェシーの恋人の息子ブロックが原因不明の病気で救急搬送。
自分のタバコの中に隠していた毒物リシンがなくなっているのを見て逆上、
ブロックにリシンを誰かが与えたと考えたジェシーは、
リシンの存在を知っているウォルターを疑います。
けれどウォルターがジェシーに語った推理は、
”ウォルターを消したら仕事をしないと言いきるジェシーに
自らウォルターを消させる手にガスが出たのだ” というもの。
ガスに疑心を抱くジェシー。

ジェシーから、ガスを消せる、監視カメラなどの監視が行き届かない
ある場所を聞き出したウォルター。
それはトゥコの叔父へクターがいる養護老人ホーム。

過去にへクターに対して深い恨みがあるガスは、
独り勝ちとなったこの状況で、時折へクターをあざ笑うという復讐のためにたびたび訪れていたんです。

息子のマルコ兄弟を殺したうえ、
忠誠を誓ってきたボスのドンや孫たちを一斉に殺したガスをへクターは恨んでいる。
そんなへクターに復讐として爆発による道連れの作戦を持ちかけた。
今や右手に位置するベルを鳴らすしかできないへクターにとって、この方法はベスト。
自作の爆弾をへクターの車いすに設置したウォルター。

ガスからの怒りを買う方法を決行し、ガスをホームにおびき寄せ自爆を決行したへクター。
カルテル内の紛争の結末とも見える衝撃の一大爆発事件でガスは死亡し幕を閉じた。

これで安心とガスのラボを破壊したジェシーとウォルター。
でもどうだろう、カルテルそのものが消滅したために、
需要だけが高まる市場での混乱は避けられないはず。

さて、これで逃げ隠れする必要がなくなったと胸をなでおろすウォルターとジェシー。
ジェシーの方も、心配だったブロックの病の原因は
スズランの花などを誤飲することで起こるものでした。
リシンも植物由来の毒ということで、リシンを疑ったジェシーの忠告は
外れていなかったために処置が間に合った。
ただ、そのスズラン、ウォルターの家にもあって・・・。
これはもしや、ガスの情報をジェシーから引き出す手だったようです。
追い詰められたウォルターは、とうとうここまでするようになった・・・。

いやはや、これでめでたしなはずはない。

2014.2.17
S4 8話までガスの出方が気になる

ジェシーをウォルターから引き離す作戦として、マイクと組ませたガス。
自分が評価されているとジェシーが感じていれば味方にもできるし何よりマイクの監視も行き届く。
この先用無しと判断されたら殺されるとおびえるウォルターは
ジェシーに毒薬を渡してガスに飲ませる作戦です。
実際ジェシーももろもろガスに恨みあるし。

洗車場を購入し営業開始したスカイラー。
でもウォルターが運び込む金額を見て唖然。
ウォルターが数週間で稼いでくる額は洗車場の通常の稼ぎからしたら9か月はかかる。
とても資金洗浄できるペースじゃない。結局タンスにすら入らず床下収納です。

ハンクはゲイルの殺人事件を調べていて、
オーガニックベジタリアンのゲイルの家に
フライドチキンチェーン店ロス・ポニョスの包装紙を見つけました。
そこにメモされていた商品番号を追うと巨大なメタンフェタミン製造に使われる機器とわかり、
またその製品が直近で販売された地区がここアルバカーキ―。
オーナーのガスが怪しいと踏んで現場に残ってい指紋を調べ
ガスの物と一致するところまでつかみました。

でもガスが尻尾を出すはずもなく、DEAも市警もガスは白だと結論づけました。
ハンクだけは自分の推理に自信がある。
違法調査の片棒を担がされそうになったウォルターはガスから誤解を受けないよう必死の弁明。

そしてガスの過去が明かされました。
ガスがこのやくざな世界に踏み込んだのはロス・ポニョスが軌道に乗り始めたばかりのころ。
コカイン隆盛だった時代で、原料調達・輸送・手数料とが格段にカットできる
人工的なメタンフェタミンのドラッグを売り込んだ時。
当時のボスは、トゥコの叔父へクターのボスだった大物。
見せしめに相棒をへクターに殺され、自ら一人でビジネスマンとしてメスを製造し
手広くさばくシステムを作り上げた不屈の男でした。
当然相棒を殺された恨みはずっと燃え続けていたわけで、トゥコ殺しやマルコ兄弟つぶし、
はては国境の南を仕切っていた男も潰したところ。
まだカルテルとの冷戦が進行中で、どこかでまた雌雄を決する日が来る模様。
巻き込まれるばかりのウォルター。
非情な世界で相棒にこだわるウォルターをどう見てるんだろ、ガス。

2014.2.16
S4 4話まで複雑な事態に右往左往

ゲイル殺害でガスを本気で怒らせちゃったウォルターとジェシー。
解決策はもうガスをやるしかない、なんて血迷った考えもよぎったウォルターだけど、
とりあえず製品を作り続けることが先決。

資金洗浄のダミー会社にするには、ウォルターが以前バイトしていた洗車場が
一番怪しくないと断言してスカイラーは譲らない。
降ってわいた莫大な額の金をいかにして合法なものに見せるかはとても大事なポイントゆえ
スカイラーはすべてが怪しく見えないよう防御工作に余念がない。
けれど、たとえ資金面で犯罪性を隠すことができたとしても
今はこの世界で、はたして命が持つのかどうかという瀬戸際のウォルター。

それでもギャンブル依存症の末莫大な勝ち金を得たという筋書で
ハンクやマリーに偽装物語、聞かせました。

ただハンクは怪我が元でリハビリも遅々たる速度で寝たきりに近い。
そんな中、ゲイルの殺人事件を扱う市警から麻薬がらみらしい証拠の書類を受け取ったハンク。
それを見せられたウォルター。
ハンクはゲイルの残したラボノートから、彼がハイゼンベルグだと読んでます。

ブルー・メス経由でジェシーがゲイルとつながったら困ると考えたウォルター。
当然ながらガスの右腕マイクもそれを懸念してます。
荒れ続けるジェシーを不安視したのかどこかへ連れて行くみたいです。
ブレイキング・バッド TOP


























HOME海外ドラマのあしあとブレイキング・バッド>シーズン3
Breaking Bad
シーズン3
ハマり度☆惹きつけるね
シーズン3
コンプリートBlu-rayBOX
●2010年 アメリカAMC  全13話
●クリエイター:ヴィンス・ギリガン
●出演:ブライアン・クランストン(ウォルター・ホワイト) 
      アアロン・ポール(ジェシー・ピンクマン)
●視聴:2014.2.13-2.15   dビデオ

●Story
妻スカイラーから嘘をついて家を空けていたことを責められ
別居を余儀なくされたウォルター。
しかも妻はウォルターが高額の医療費を払っていた理由として
ジェシーの線から麻薬の売人をしていたのではと突っ込んできた。
よりを戻したくて正直に製造していると告白したら離婚だけではなく
今後は子供とも会わせない接近禁止令を取るとまで言われてしまった。
一方でメキシコから”ハイゼンベルグ”を狙った刺客がやってきた。家族も危ないか?
S3レビュー
1-4話  5-8  9-13
もう死ぬまで抜け出せない道へと踏み入った
生存本能を研ぎ澄ますしかないウォルター
麻薬で稼ぐ、という地点で命の保証は一切ない、
自分の生存本能と冷静な状況判断だけが頼りの非情な世界。
しかもウォルターは今や、市場価値として並ぶものなき独占品ブルー・メス製品の
製造・品質管理を行う巨大カルテルの中枢に組み込まれた。

最初3か月300万ドルの契約が、更新の段階で年1500万ドルに引き上げられた。
日本円にしておよそ15億の年俸契約。
すでに一億円強は稼いだから当初予定していた家族に残す額にはそろそろ達したかな。
それを使えるようにするために資金洗浄の準備も進めている。

ただ、妹の夫の保険適用外のリハビリ費用に、忌み嫌ったウォルターの金を使うことを決めたスカイラーが
まさかマネーロンダリングの片棒を担ぐと言い出したのには参ったね。
大事な人のためには、どんな金でも使えるものなら使いたい、そういう気持ちわかったかな?
ウォルターが追い詰められてこの道を選んでしまった気持ちも理解してもらわないとね。

そして相棒のジェシーは相変わらずの不注意でいつもウォルターをやきもきさせてるんだけど、
そのたびにウォルターは危険を顧みずジェシーを助けます。
ケンカばかりしている二人だけど、ジェシーの純粋な部分と強気な部分のバランスも結構良くて
根っこの部分で信頼できるのはお互いだけだとわかっています。

ブルー・メス製造方法を盗まれたら消されると気づいたウォルター。
優秀な化学者である助手のゲイルはガスには逆らえない従順な性格ゆえウォルターの敵となった。
彼の命を奪うしかないというのも気の毒過ぎるけど、そういう世界だから・・・・。


2014.2.15
S3 13話までこのドラマすごすぎるわ

ジェシーを相棒に迎えてラボで働き始めたウォルター。
製造工程に関しては理解しあえているし、何より気心が知れている。
ただ、注文より多めにできてくる余剰分のメスをくすねているジェシーに忠告もする。
問題多いジェシー、余剰分のメスを売りに行った先でコンボを殺した売人が特定できたため復讐に向かい
またどツボコース。

その売人たちはガスの部下たち。縄張りを破ったのはコンボの方だったわけで、この世界ではこれが常識。
ガスを挟んで手打ちにしたはずが、のちの処理が気にらずジェシーは独断で報復に向かっちゃった。
助けに来たウォルターはジェシーを助けようとガスの部下たちをひき殺してしまいました。

ジェシーが抜けた後、助手としてゲイルが呼び戻されたんだけど、
ゲイルが製法を覚えたら、即、言うとおりに動かないウォルターを消そうとしていたガス。
その気配を感じていたウォルターはジェシーをゲイルの家に行かせました。 当然撃つ。

義弟のハンクがマルコ兄弟から襲撃を受け、何とか助かるもリハビリなどの療養費用が莫大に。
助け船を出したのはウォルターの金をあてにしたスカイラー。
金はギャンブルで稼いだもの、という筋書でマリーを説得しました。

かといってそのままは使えない。メスで入ったお金をまっとうな収入科のように見せかけないといけない。
マネーロンダリングだよ。
ダミー会社、あるいは実在の会社を買い取って、そこのオーナーに浄化させるのが定石らしいんだけど、
経理畑のスカイラーは自分がすると言い出しました。
巻き込みたくないウォルター、でもすでに自分すら油断したらお払い箱になる危機にあるわけで、
もう抜けられないだけに、生きるか死ぬかの綱渡りです。

2014.2.15
S3 8話まで麻薬カルテルの勢力争いに巻き込まれた

スカイラーの混沌とした気持ちと、それを解決してあげられない事を理解したウォルターは
離婚を決意しました。
ガスがウォルターのために用意してくれたのは、一度に大量のメスが作れる
しかも機材は研究者なら目からハートマークが飛び出すような見事なラボ。
ここで働くにも離婚しておくことで妻への負担は少し軽くなる。

そんな時、国境の南、メキシコ側を仕切っているグループから来たトゥコのいとこマルコ兄弟から
ウォルターを守るために、ガスはトゥコを手にかけたハンクに報復してもいいと背中を押しました。

ハンクはマルコ兄弟から狙われつつ、一人を射殺し一人を身動きできないようにして倒れました。
一命を取り留めたハンクだけど昏睡状態のまま。

DEAをむやみに敵に回したくなかったマルコ兄弟のボスは最初からハンクは狙うなとの命令を下していたみたい。
それでも命令を破ったマルコ兄弟はきっとガスに入れ知恵されたとお怒りに。
けれど身動きできなかったマルコ兄弟の一人を死に追いやり、
またそのボスを裏で手をまわして連邦捜査に売り渡したガス。

社会的地位を築き、地域社会での好感度も保ち経済力もあるガス。
その頭の回転の速さと冷静沈着さと慎重さ、そして何よりも金儲けへの欲は他を圧倒してる。
ラボでの相棒はジェシーがいいと談判してガスからOKをもらったウォルター。

いづれにしても、良質のブルー・メスを大量安定供給してくれる限りウォルターへの援助は
惜しまない、というところみたいです。
そのかわり、もう絶対に抜けられないね・・・。

2014.2.14
S3 4話まで動機が頓挫しちゃった

スカイラーから離婚を迫られたウォルター。
強制的に出て行けと別居させられたけど、納得がいかないウォルターも強引に戻ってきた。
もうウォルターと一緒に居たくない彼女だけど、
決定的な理由である夫が犯罪者という事実を告発すれば子供たちは犯罪者の子となる。
結局はそれは言えず、かといって法的にウォルターを追い出すこともできないスカイラーは
上司と不倫を始めてしまいました…。

あからさまに上司と不倫していると告げられてから情緒不安定になり、
感情的で怒りの衝動が抑えられず、かといってひどく沈んで仕事にも身が入らないウォルターは
とうとう高校をクビになってしまいました。

ブルー・メスの商品性を買ってくれたガスから3か月3億の依頼を受けるも断ったウォルター。
しかし販路がある限りガスが諦めるはずもない。

ジェーンを失ったショックのジェシーをリハビリ施設に入所させたウォルター。
ジェシーは薬も絶って戻ってきて、他にできることもない彼は一人でブルー・メスを製作。
ジャンキーだったジェシーを信頼していないガスは、ジェシーを使ってウォルターを復帰させる手を用意してます。

自分が産んだブルー・メスを見よう見まねで作ったジェシーにお怒りのウォルター。
当然製造における様々なノウハウはウォルターだけの物。
粗悪品と自分の作ったものとを一緒にされたくないオリジナルのプライドというものもある。
これは復帰することになりそう。

ただ、S2で死んだトゥコのいとこマルコ兄弟がメキシコから”ハイゼンベルグ”に復讐にやってきてます。
もう本名や家まで特定されているから危険どころじゃない。

とりあえずガスの交渉で進めている取引が済むまでは復讐を待ってもらえてます。
その取引が済んだらどうなるかな~
でもガスとしてはウォルターの病状が回復していてあと2年は死なないと確認していました。
ウォルターはいい製造者であり、ビジネス相手としては常識がある大人だから守ってくれる?
ま、こんな世界だから分からないけどな~~。
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Breaking Bad
シーズン2
ハマり度☆パワーアップしてきた
シーズン2
コンプリートBlu-rayBox
●2009年 アメリカAMC  全13話
●クリエイター:ヴィンス・ギリガン
●出演:ブライアン・クランストン(ウォルター・ホワイト) 
      アアロン・ポール(ジェシー・ピンクマン)
●視聴:2014.1.22-2.13   dビデオ

●Story
大量のブツを手際よくさばいてくれる元締めのトゥコと取引開始できたのもつかの間、
部下をカッときた勢いで撲殺してしまうトゥコの狂気は
いつ何時自分たちに向けられるかわからないという危なさ。
家族を守りたいウォルターと、自分の身が危ないと感じるジェシーは
トゥコから身を守ろうと銃を入手するのだが・・・。
S2レビュー
1-4話  5-8  9-13
稼げるからこの稼業はやめられず、
協力者を募ったことで自分の意思だけでは動けなくなってきた
S2は前シーズンにも増してピンチの連続でした。

家族の期待に応えて治療をするために高額医療費の工面をし
自分亡き後の家族の生活のために十分な金を残してやりたい
という一念で麻薬を製造し続けるウォルター。

ジェシーとの二人三脚は時にグダグダで、やるかやられるかの世界の中で
非情になりきれないど素人の二人のピンチの連続にやきもきさせられます。
と同時に、今シーズンでは弁護士、
そして手広くさばくプロのビジネスマンとのパートナーシップが確立し
危ない橋を渡りながらも手早く稼ぐ方法はつかんだ。
だからこそ、個人的な都合では今後辞められないんじゃないかな~

しかも治療は成功し、手術も成功。
余命わずかどころじゃない、これからも生きられるとわかった今、
ウォルターの選択の道はそんなに多くない。

でも家族に秘密の仕事をこなす間についていた嘘が原因で
一番大事にしていた家族に去られそうな状況に。
本末転倒な事態へと突入してしまったウォルターが今後どうするのかが注目です。

ジェシーはジャンキーなんだけど、極悪じゃないもんだからいろいろとやらかしてくれます。
ただウォルターとジェシーの相棒関係は、度重なる命の危機を超えるたびに深まっている感じ。
ウォルターからみてジェシーは「甥」という感じになるみたい。
もう家族同様ということだね。


2014.2.13
S2 13話まで危うい綱渡りが続く

身体の具合が悪化してきたウォルターは一刻も早く荒稼ぎしようと焦る。
妻に嘘をつき4日間ジェシーと僻地で大量のブツを作り、
戻れないかもしれないピンチに見舞われながらも何とか生還した。

売りさばけば億近くの金になるブツがありながら、縄張り争いで売人が殺されへこむジェシー。
もうATMの犯人はジェシーじゃないとばれていて恐怖キャラは通用しないことから
ウォルターはグッドマンのつてのつてからビジネスとして手広く売りさばいてくれる
大物ビジネスマンと契約をしました。
この男性は近隣州に14店舗ほどを抱えるフランチャイズ店のオーナー、ガスさん。

後々アルバカーキ―のマラソン大会の協賛店としてDEAに立ち寄った際、
取引相手であるウォルターが捜査官の義兄で肺ガンを抱えていると知りました。

ただジェシーはと言えば、隣に住むジェーンと恋人同士になり、
折角麻薬中毒から立ち直って1年半を迎えた彼女をまた麻薬中毒者に逆戻りさせてしまいました。
そんな彼女ととんでる最中にガスとの取引が成立していたこともあって
ウォルターはジェシーを麻薬から立ち直らせたいと思い、薬が抜けたら得た金を渡すと約束。

でも大金があると知ったジェーンはウォルターを脅迫。
最終的にジェーンはラリってる最中に吐しゃ物をのどに詰まらせて死亡。
偶然それを見守ることになったウォルターは彼女を見殺しにしました・・・。
彼女を愛していたジェシーはショックが激しいです、復活するのか?

さて、ウォルターのガンは寛解といって、ガンが増えずに止まりました。
そのため手術が可能に。
残り少ない時間で手早く稼ぎ世を去ろうと覚悟して始めた麻薬製造だったのに
やっぱり生きられるとなって、物事はさらに複雑に。
巻き込んだ人たちはすでに多く、辞められそうにないなか、
ウォルターが製造のために家を空ける際についた嘘がスカイラーにばれて離婚の危機です。

2014.2.12
S2 8話までグダグダなんだけど何とかやってる・・;

何もかも投げ出したいジェシーだけどそうはいかない。
ウォルターもガンによる錯乱を装って失踪をごまかしたせいで
精密検査や放射線治療などなど、これまでのブツでの稼ぎが吹っ飛んでしまった。

トゥコ亡き後、クリスタルブルー・メスをさばくために自分たちが元締めになればいいという案の元
それをジェシーに担当させたウォルター。
根っから残虐非道怖いものなしの極悪キャラじゃないジェシーにはかなりの負担。

実際に売人に抜擢したのは友達3人。
一人は襲撃されてブツだけ盗まれたために、制裁のためにジェシーが自分で出向く羽目になったし
もう一人は麻薬捜査官にはめられて逮捕された。

代金回収の制裁相手はどうしようもないチンケなジャンキーバカ夫婦で、
妻が夫をケンカの揚句盗難ATMの下敷きにして殺してしまい、
ATMが開いたため金は回収できたけれどあまりの衝撃の事態がキツ過ぎて
精神的に参ったジェシー。
とはいえクリスタルメスの元締めは金を払わない奴の頭を
ATMでつぶすという噂がジェシーに箔を付けた形に。

そしてパクられた方の仲間を助けるために弁護士を雇ったジェシーとウォルターは
守秘義務を負うと断言する弁護士グッドマンに正体を明かしてしまった。
かなり危険だとは思うけど、このグッドマンは曲者で、
麻薬取締の中でもDEAが出張ってくるほどの注目すべきクリスタル・メスを扱う
ウォルターたちと組んで自分もひと儲けするつもり。

まだまだ麻薬の元締めとしては素人まるだしの二人だからこそ
正体を知った上で協力してくれる弁護士がいるのは有利でもある。
ただ、化学教師としての善良なる表の顔を持つウォルターにとってはグッドマンは両刃の剣。
寝返られたり脅迫されたりしたらドツボ。
だけど、彼も甘い汁吸いたいだろうし・・・。信じていいのか?

2014.1.23
S2 4話まで先が気になる

トゥコとの取引をあと11週も続ければ、
自分が亡き後の家族が一生安泰で暮らせる額が手に入るとほっとしたのもつかの間、
部下を撲殺したトゥコの狂気は自分たちの身すら危ういということを示している。

トゥコの腹心の部下が、ボスに撲殺された仲間の遺体を埋葬してやろうと
ひとり現場に戻り運悪く事故死したため
トゥコは連絡がつかない腹心が自分を裏切ってサツにたれ込んだと誤解。
撲殺の目撃者であるウォルターとジェシーを拉致してメキシコに逃げ、
向こうでブツを作って再起しようとしました。

命からがら逃げた二人。
そこへ失踪したウォルターを探してジェシーに行きついた麻薬捜査官の義弟は
ジェシーの車両を追跡してやってきて、鉢合わせたトゥコと銃撃戦となりトゥコを銃殺しました。

トゥコとの関係を隠し通したいウォルターは何とか逃げ、
病気か薬の副作用で記憶を失ったかのような演技の末保護されてカムバック。
でもウォルターのつく嘘は奥さんであるスカイラーを傷つけています。
かといって本当のことは言えない。奥さんとの溝は深まるばかりです。

なんとかジェシーも戻ったけど、逃亡資金を車とともに警察に抑えられ、
自分のだとも言えず無一文。
そこへ警察沙汰を繰り返すジャンキーのジェシーを見限った両親が
叔母さんの家からジェシーを追い出してしまい、ジェシーはホームレスに。

どう考えてもこの二人はまたブツを調理するしかない展開です。
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HOME海外ドラマのあしあとブレイキング・バッド>シーズン1
Breaking Bad ハマり度☆やられた!
シーズン1
コンプリート Blu-ray Box
●2008年 アメリカAMC  全7話
●クリエイター:ヴィンス・ギリガン
●出演:ブライアン・クランストン(ウォルター・ホワイト) 
アアロン・ポール(ジェシー・ピンクマン)
●視聴:2014.1.4-1.20  dビデオ

●Story
高校の化学教師ウォルター・ホワイトは肺がんで余命宣告をされてしまう。
真面目に実直に生きてきたが、教師で稼げる収入は低く、洗車場のアルバイトを掛け持つしかない生活状況で、身重の妻と、障がいを持つ16歳の息子を置いて死ぬに死ねないと頭を抱えるばかり。
そんなウォルターは、ニュースで麻薬取引によって出る利益が莫大だと知り精製に興味を持つのだった・・・。
S1レビュー
1-3話  4-7
タブーに踏み込んだ危険なドラマ
でも設定が切ないからなんか叩けないのよ~
まいったな~
これは禁じ手なんじゃないの!?

絶対に面白い設定だけど、倫理的にどうなのか、というところがかなりネックとなって
踏み込めなかったはず。
それをやっちゃったね。
しかも、先生です、化学の。
相棒は元生徒・・・。

麻薬作るだけじゃなくて殺人も犯しちゃったし、
遺体を硫酸で溶かしちゃうし、もう戻れないほどのところへ行っちゃった。

でも先生は続けているし、患者としてガンの放射線治療もはじめ、
産まれてくる娘のベビー・シャワーも。
ごくごく普通の良き夫、良き父として暮らしてきたウォルターだからこそ、
この両極ともいえる狂気の選択が、彼の精いっぱいなような気がして
つい彼目線になってしまうんです。
もうこれは完全にフィクションなんだから、それとして見よう、
と思えてしまう説得力があったりもします^^;

恐ろしい仲買人のトゥコと渡りをつけたウォルター。
あの化学の才能と、家族のためなら底なしの勇気を発揮するウォルターが
どこまで活躍しちゃうのかとっても気になるところでS1は終了。
いやはや、S2を見ないわけには行かないです。

すごいドラマだな~。


2014.1.20
S1  7話までこれはすごいドラマ

とりあえず大金をゲットしたウォルター。
でも末期がんだと家族に明かしたら、
全米10指に入るという名医のもとで高額な長期的放射線治療をする展開に。
家族の切なる願いを聞かないわけには行かないウォルターは、
借金してでも治療するという妻を思いとどまらせるために、
大成功している元研究仲間からの援助が入ったと偽りまた麻薬で稼ぐ道に戻ってきてしまった。

時間があまりないウォルターにとって、製造・小売りの販売形態では
稼ぐのに時間がかかりすぎる。
卸をしてくれるクレイジー・エイトの跡釜との取引が急務だが、
ここ一帯を仕切り始めたのは極悪なトゥコという男。

案の定ジェシーは”クリスタル”だけを奪われ半殺しの目に・・・。
法を犯してまで稼ぐ必要のあるウォルターは”クリスタル”に似た結晶を持ち込み、
話しがつかないと見るや衝撃を与えて小爆発。 
覚悟を目の当たりにしたトゥコは売買を約束してくれました。

注文の量を作るには原料の風邪薬を大量に調達する必要があるけれど、
さすがにそれは厳しい。
ウォルターはそれを一から作る知識と技術を持っている男でした。

一体どういうわけがあって、共に研究し発見したあの大成功した研究仲間と
円満な別れをしたのかな?
あの友達の奥さんと何かあったんだろうか?
共同研究だったから、あのまま一緒に起業していれば
今やお金になんて困らないほどのセレブだったろうに・・・。

その才能は今、需要が尽きない麻薬製造に使われています・・・。

一から出来上がった”クリスタル”は純度はそのままできれいな水色。
他の白濁の物と一線を画す、明らかな特徴となりました。 
これはすごいヒットになりそうです。

2014.1.6
S1 3話までホント、ホラーじゃないから怖い

肺がんで余命いくばくもないと知った化学教師ウォルターは
身重の妻と障がいをもつ息子のために金を残そうと麻薬売買に興味をもつ。
義理の弟の麻薬捜査官について検挙現場を見学させてもらい、
そこで体よく逃げる元教え子ジェシーが売人だと知る。

ジェシーはがさ入れで製造役を検挙されており、
ウォルターは自分が科学の知識を駆使して製造するので組まないかと声をかけた。
作ってみたらかなり上ものの「クリスタル・メス」が出来上がった。

販売を手がけるクレイジー・エイトという男に出来上がったメスを売りに行ったジェシーは
逆に脅されてウォルターのところまで案内させられてきた。
命が危ないと感じたウォルターは精製作業中に神経ガスを作り小爆発とともに逃亡。
クレイジーエイトの連れエミリオが死に、死ななかったクレイジー・エイトを監禁。

何とかクレイジー・エイトを味方に引き込み、殺さずに済ましたいウォルターだったが
味方にできないどころか、やはり殺さなければ殺されると確認しただけ。
死んだ男を二人は酸で溶解し遺棄。

余命わずかといえど、ウォルターは倫理から外れ逃げられない世界へと足を踏み入れてしまった・・・。

何とも強烈なドラマです。
その内容があまりにショッキングで、ホラーじゃないからこそコワイ。
でも人物の状況設定が巧妙で、行動・感情、それらを細かに描きだす演出もふざけてないから
もうウォルターが逃れられない道に踏み入れてしまった説得力があります。

すでに放送はグランドフィナーレを迎えて終了しているようです。
S4のBlu-rayのジャケットのウォルターはこのS1と比べて全くの別人!
これからウォルターがどうなっていくのか、気になるすごいドラマです。
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