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![]() 放送:イギリス 全英ITV シーズン1(第一章) 2013年 全8話 シーズン2(第二章) 2014年 全8話 シーズン3製作予定あり |
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レビュー シーズン1 シーズン2 |
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HOME>海外ドラマのあしあと>ブロードチャーチ~殺意の町>第二章 | ||
![]() 第二章 |
ハマり度☆④すごいな~ | ![]() Second Season DVD-BOX[import] 注:リージョン1 日本語字幕なし |
●2015年 イギリス 全英ITV 全8話 ●製作総指揮:ジェイ・フェザーストーン クリス・チブナル ●出演:デヴィット・テナント(アレック・ハーディー) オリヴィア・コールマン(エリー・ミラー) ●視聴:2015.8.16-8.18 WOWOW ●イントロダクション: ダニー殺害の罪でアレックに逮捕されたジョー。 しかし初公判の罪状認否でジョーは無罪を主張した。 色めき立つ関係者たち。 遺族であるラティマー家は、一線を退いてはいるものの 腕の立つ弁護士ジョスリンにジョーを無罪にしないよう依頼をする。 アレックは一方でブロードチャーチに来る前の未解決の捜査を 再開する時が来ていた。 |
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第2章レビュー 1-8 |
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ダニー殺害犯が無実を訴え アレックは未解決の案件に再度取り組んだ 先が気になる秀逸なサスペンス |
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あらすじを記す間もなく、どんどん見進めてしまいラストまで(*^_^*) 第一話では前章ほどは入り込めないかな?なんてうっかり思っちゃったものの 第二話からはもう一気。 ジョーがまさかの無実を訴え、 彼についた弁護士はただ勝つためだけに自白を覆させ、 状況証拠を歪曲してゆく人たちで、なんとそれが通ってしまった・・・。 行いの罪を償う心さえあれば、 遺族や街の人々の心をかき回し傷つける必要もなかったジョー。 当然ながらエリーもトムも夫であり父であるジョーを見限るという結論に達しました。 正当に裁かれても償いの道は遠いというのに、ジョーは何という選択をしたのか、 自業自得です。 さて、今シーズンでは、この短い話数で、アレックが前勤務地で解決できず、 犯人を取り逃がした思い入れの強いサンドブルック殺人事件の再捜査も描かれました。 これがなかなか全容の見えない事件だったから、 よくぞアレックが諦めなかったなぁという代物。 複数の人間が口をつぐみ合ったがために迷宮入りやむなしというほど。 アレックとエリーの相棒はかなりいい捜査チームといえるね。 エリーもまたあんな変わり者のアレックに救われたりするわけだから(爆) 自然や風景を美しく撮りこんで見せてくれる本作、 次のシーズンがあれば見たいです。 |
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2015.8.18 S2 8話(最終)話まで④一気にみちゃった ダニー殺害事件において無実を訴えたジョーの弁護人は ブロードチャーチ在住の凄腕と言われたベテラン弁護士ジョスリンの弟子だったシャロン。 シャロンは裁判に勝つため、 当時のエリーを始めアレックの捜査における不備や、 別に真犯人がいる可能性があるかのように状況証拠を歪曲させながら ジョーが犯人ではないかもしれないという論調を陪審員に植え付けていきました。 対するジョスリンはシャロンが息子が逮捕拘留された事件の上訴が叶わないことで 司法に対して怒りを抱えていることを知っていつつ、正しい方法で迎え撃ちました。 評決が出るまで苦しい日々を経たものの、出た評決は「無罪」。 公判の最初にジョーの自白の経緯に強制的なものがあった可能性を示唆され 自白を判断から排除されてしまったのが何よりも痛かった。 裁判が進行する中、アレックはブロードチャーチに来ることになった 前勤務地での未解決殺人事件、通称サンドブルック殺人事件の再捜査に取り掛かりました。 この事件では行方不明のままのリサと遺体で見つかったその幼い従妹ビッパが被害者で、 特にビッパ殺害の罪で一度は起訴されながら放免となっていた元被疑者リーが フランスから戻り、妻だったクレアに接触してきたため。 アレックは、当時事件の重要参考人だったクレアを ブロードチャーチで保護を名目に監視を続けていました。 エリーの協力のもと、クレア、そしてリーと接していくうちにクレアの証言は変化し、 クレアが殺人事件の被害者となった二人のうち遺体が見つかっていた 当時12歳のピッパの父と連絡を取っていたことが分かり、 捜査で見落としていた部分が次第に浮かびあがってきました。 クレアとリーが実は相互かばい合う関係だと目星がついたことから仲違いを仕掛けたアレック。 作戦は大当たりではなかったものの二人を別々に出頭させることに成功し、 ビッパの父親との接点から真相がようやく語られました。 犯行は場当たり的な3人によるもの。 姪であるリサによこしまな思いを抱いていたビッパ父は、 リサがリーと情事にふけっているのを見て乱入し逆上しての過失致死。 リーはリサ殺害を示唆するような体液を残していることから口止めされ、 帰宅して事情を察したクレアが、事件を知ってしまったビッパの口封じのため、 ビッパ父に渡された薬を飲ませて眠らせリーに殺害させました。 クレアから「薬を飲ませたらビッパの呼吸が止まり、 救急車を呼ぼうにも殺害現場の片づけも済んでおらず呼べなかった」といってビッパ父を脅迫。 こうして三すくみ状態が形成されていたのでした。 アレックの捜査を解決に導く手助けができたエリー。 捜査のおかげで息詰まる裁判の最中も何とか心を維持でき、 また町の人々と関わる勇気もえられ、そして何より息子のトムとも向き合えた。 無罪となったからまたもとの生活に戻りたいというジョーを受け入れるはずもない街の人々。 牧師のポールのつてで別の町の教会から紹介を受けた更生施設への入所を 言い渡され町を事実上追放されたジョー。 事件は遺族や町の人々に何の解決も与えてはいない。 |
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![]() 第一章 |
ハマり度☆④サスペンスを堪能 | ![]() シーズン1 DVDコレクターズBOX |
●2013年 イギリス 全英ITV 全8話 ●製作総指揮:ジェイ・フェザーストーン クリス・チブナル ●出演:デヴィット・テナント(アレック・ハーディー) オリヴィア・コールマン(エリー・ミラー) ジョディー・ウィテカー(べス) アンドリュー・バカン(マーティン) シャーロット・ビューモント(クロエ) オスカー・マクナマラ(ダニー) ●視聴:2014.11.22-11.24 WOWOW ●Story 凶悪犯罪とは無縁だった海岸沿いの田舎町ブロードチャーチ。 ある朝、11歳の少年ダニーの変死体が海岸で見つかる。 ボスはここに赴任してきたばかりのアレック、 担当はダニーの親友トムの母ミラー。 地域は密な人間関係で証言だけでは犯人に迫りづらい。 決定的な証拠がない中、一つ一つ確認していくが・・・。 |
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第1章レビュー 1-4話 5-6 7-8 |
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2014.11.24 8(最終話)まで④踏み外したんだ・・・ スーザンの過去が明らかに。 夫が長女を性的虐待し殺人事件に発展。次女も失い、 そしてお腹の子も母親失格で行政に取り上げられた。 スーザンは夫の長女への虐待を知っていて見過ごしていたと断罪されたという。 数か月前スーザンは行政に取り上げられた子を探しナイジェにたどり着いてこの町にやってきた。 あの夜、海からボートでやってきて海岸にダニーを置いて去ったのが ナイジェだとスーザンは証言した。 あの夫の血が流れるナイジェならやりかねないという先入観があった。 ナイジェは実の母だといって接触してくるスーザンを疎ましく思っていたのでした。 でも、牧師のポールはトムが破壊していたPCを取り上げ、警察に提出しました。 消去したダニーとのメールも取り出され、 仲違いしたことが明らかなメールにハーディーの尋問は厳しさを増す。 けれど、ハーディーはすでに犯人の目星はついていました。 そしてダニーが両親に黙って持っていたというスマホの電源が入れられ位置確認がなされた。 そこにはジョーが・・・。 エリーの夫でありトムの父。 ダニーの家族にとって家族ぐるみで付き合える穏やかで標準的な家庭だったミラー家。 ジョーは、ダニーが父マークに殴られた日、トムに会いに来たダニーと話すようになり、 次第にダニーに恋をしたという。 ただ話すのではなく、膝に座らせハグしてくるジョーとの関係が異質であると感じたダニーから、 もうこんなことはやめると告げられて口論となり、このことをバラすと言ったダニーの首を絞めた、 それが動機でした。 衝撃を受けたエリー、そして町中の人々。 性行為が無かったと聞いても、密会していたという事実が、 いつその境界線を越えてしまってもおかしくなかったのではないかという疑念も残す。 多くの人を傷つけ、死者まで出した事件。 どんな真相も痛ましいことに変わりはない・・・。 |
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2014.11.24 6話まで④すごい作品に出会ったかも 児童との性行為の罪で服役したことがあるというジャックが全国紙の記事になり 犯人の可能性が最も高いという憶測だけで騒ぎになり憎悪の標的になった。 ジャックは確かに服役の過去がある。 しかし、それは15歳と11か月という、あとひと月で結婚が可能だった少女との恋愛で 関係を知った少女の父親が憤慨し通報し服役するしか無かったという。 出所後ジャックは少女と結婚し男児をもうけるも、妻の運転する事故で妻子を失ったという。 哀しい過去を抱え、この町で人生を細々とやり直していたジャック。 この真相がまたもや全国紙の一面のゴシップ記事になり、 抱えきれない過去を割れ物のように扱いながら暮らしていたジャックにとって そのプライベートなすべてを曝され絶望してしまいました。 自死。彼がかろうじて生きていた細い支えが奪われた瞬間でした。 犯人が絞れないハーディー。 アリバイのない父親マーク、牧師のポール、マークの同僚ナイジェ。 燃やされていたボートは誰でも使えるようになっていたというから、 ボートがらみでは絞り込めないし。 トレーラーハウスのスーザンを怪しんだ新聞社の社長マギーは独自に調べを進め 何か過去の記事を見つけたようです。 それと同時期に、エリーの息子トムがスーザンからダニーのスケボーを受け取って警察出動。 スーザンは重要参考人として事情聴取の段になって黙秘を貫く。 突然行方不明になった愛犬を連れてこいと言ってます。 でも犬を連れ去ったのはナイジェ。 ナイジェはマークの仕事用バンの荷台につないだ犬をボーガンで殺したようです。 なんで?? ナイジェも大概怪しい。 でもやっぱり怪しさが増してるのはトム。 何かファイルを消去したはずのPCを石で叩き割ってました。 見つかると困る情報があるのはあるんだよねきっと。 でも子供の悪さの範疇かもしれないけど・・・? 母のべスはこの辛さからどうやって抜け出せるのか試行錯誤の最中。 娘を殺害された母親と会う手配をしてもらい気持ちを聞くチャンスがあったけど そこには希望はなかった・・・。 夫の浮気で壊れかけた夫婦関係。でもお腹には新しい命が。 娘のクロエも弟の死が彼女を苛む時があり、恋人の力を借りている。 家族でもう一度手をつなぐことで前を向こうとしている家族。 解決が長引くことで、不安のあまり疑心暗鬼と推測による犯人つるし上げが起こる。 そして被害者家族を襲う出口のない悲しみなど、 具体的に映像の中から発信してくるこの脚本と演出がすごい。 ついつい涙が誘われてしまうんです。 |
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2014.11.22 4話まで③演出にこだわりを感じるわ 11歳の少年ダニーが海岸で遺体で見つかり、捜査が始まったが容疑者が浮かばない。 外部から転属してきた無愛想なハーディーと、 地元の刑事エリー・ミラーが組み二人三脚がスタート。 夜中の犯行だったこともあり、ダニーの目撃情報もないが、 いくつかの物的証拠は少しずつ見つかってきた それでも容疑者が絞れない・・・。 最初に疑われたのは当夜のアリバイが怪しかった父親のマーク。 はぐらかし倒すから捜査妨害で逮捕されてしまったほどだけど、 実は地元のホテルを経営しているベッカとの不倫を隠していたのでした。 いくつかの断片的な証拠が出ているんだけど、 まず、殺害現場は海岸そばの崖の上にある貸別荘と目星がつけられた。 マーク所有のボートにダニーの血痕が見つかっている。 そのボートはその後夜中に海の中で燃やされてしまった。 ダニーのベットの裏には大金が隠されていた。 14歳の姉クロエの年上の彼氏は麻薬と関係がある。 どれも断片的なんですよ。 ただこの貸別荘の所有者から鍵を預かっているという トレーラーハウスの女スーザンは偽名を使っていて、 その素性を怪しんだ地元新聞のエコー社の社長を脅しに現れてました。 この女はマークの同僚であるナイジェとかなり近しい関係者のようです。血縁かな? スーザンは事件の夜ダニーが持っていたスケボーを隠し持ってます。 全国紙の記者カレンもハーディーと別の少女殺害事件でかかわりがあったようで この町まで来てダニーの母べスから独占取材をゲットした凄腕です。 そのほか、霊能者だという電話技師のスティーヴもいます。 彼はもしかすると本物の霊能者??いやまだわからない。 伝えたいメッセージを理解してもらえずに悔しんでいるのか別の意味があるのか? まだ町に来て数年という教会の牧師ポールもアリバイがないというし 小型ボートが燃やされた夜中海を眺めていたよね? そしてエリーの息子でありダニーの親友だったトム。 彼はダニーからの携帯メールとパソコンのファイルも全て削除していました。 事件以来様子がおかしいけど、親友の死がこたえているのは確かだから何とも・・・。 ただ何かを知っていて明かせずにいるのは確か。誰かうまく聞いてあげてほしいな。 さて、4話に来てダニーが新聞配達している販売所=雑貨店の店主ジャックに 児童との性交渉での服役という前科があることが分かり途端に犯人扱いになりそうです。 全てこの町に来る以前の話で、決して自分はやっていないと力説するジャック。 疑われるのも仕方ない前歴なんでね・・・。 |
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