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HOME>海外ドラマのあしあと>ダウントン・アビー | ||
![]() ![]() ![]() 放送:イギリスITV アメリカPBS シーズン1 2010年 全7話 / シーズン2 2011年 全8話+SP* シーズン3 2012年 全8話+SP / シーズン4 2013年 全8話+SP シーズン5 2014年 全8話+SP / シーズン6 2015年 全8話+SP シーズン6にてシリーズ終了 *シーズン2以降のシーズンフィナーレの後にはクリスマスペシャルを放送。 NHK版ではスペシャルを2話に分け、本編合わせて全10話としてあります。 |
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レビュー シーズン1 シーズン2 シーズン3 シーズン4 シーズン5 シーズン6ファイナル |
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HOME>海外ドラマのあしあと>ダウントン・アビー>シーズン6ファイナル |
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![]() シーズン6ファイナル |
ハマり度☆⑤いいラストだった | ![]() Blu-rayBOX |
2015年 イギリスITV ・アメリカPBS 全10話(オリジナル全8話+SP1回) ●演出:ブライアン・パーシバル他 ●製作・脚本:ジュリアン・フェローズ ●出演:ヒュー・ボネビル(ロバート・クローリー グランサム伯爵) エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー 伯爵夫人) マギー・スミス(バイオレット・クローリー) ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー)他 ●視聴終了:2018.3.2 |
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素晴らしいエンディングを迎えたグランサム伯爵家 家族愛と時代に適応する柔軟さが素晴らしい |
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大好きなドラマが終わってしまうのがさみしくて後回しにしながら温めていたのですが、 見始めたらやっぱり止まらなくて、 あっという間に見てしまいました(>_<) 映像も音楽も、登場人物たちの心の動きも展開も全部好き。 そんな作品が、見事なエンディングを見せてくれてこれほどうれしいことはないです。 製作脚本のジュリアンフェローズさんがまた新たな作品を用意しているようなので、 楽しみにしておくことにします。 ~以下ネタばれしています~ 近代化の影響下で大邸宅を抱える貴族は維持できずに次々と手放す中、 ダウントンアビーを維持するための新しい試みを始めているグランサム伯爵家 一度はアメリカに渡ったトムもシビーと共に家族のもとに戻ってきて 家族の貴重な存在としていい仕事をしてくれました。 グレッグソンさんから受け継いだ出版社の経営、 そして忘れ形見のマリーゴールドを育てているイーディスに恋人バーティーさんができ、 なんとバーティーさんは回りまわってブランカスター城のヘクサム侯爵に。 マリーゴールドが実子であるという事実を巡って一度は距離を置いた二人だったけど、 紆余曲折の末ゴールイン。 愛する人たちと結ばれなかった過去をもつイーディスはついに結婚。 しかも伯爵家より身分が上になりました。 そしてメアリー。運命の人カーレーサーのヘンリー・タルボットさんと出会いました。 名家出身ではあるけれど裕福ではない彼。 領主としての立場等々クリアできずにタルボットさんと別れると決めたメアリー。 でも二人の思いが深いと気づいていたトムのおかげで結婚にたどり着きました。 カーソンさんとヒューズさんは夫婦になり、 アンナはグリーン殺人の容疑も晴れ、欲しかったベイツさんとの子どもも産みました。 勤勉家のモーズリーさんは熱心にデイジーの勉強を後押ししているうちに、 教師の資質を見出されて教師の道が開けました。 ただ、過去の言動から孤立してしまっていたトーマスは解雇通告もされ、 孤独を深めて絶望していました。 自殺の気配に気づいたバクスターさんのおかげで一命は取り留め、 新たなお屋敷で料理以外のすべてをこなす執事として雇われたトーマス。 ただ執事としての実務が難しくなってしまったカーソンさんの後任として 適任だったのはトーマス。伯爵はトーマスを執事として再び迎えるつもりです。 伯爵家も使用人たちもすべてがハッピーエンドを迎えた「ダウントンアビー」。 ほんとに良いドラマでした! |
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HOME>海外ドラマのあしあと>ダウントン・アビー>シーズン5 |
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![]() シーズン5 |
ハマり度☆④良いね~ | ![]() Blu-rayBOX |
2014年 イギリスITV ・アメリカPBS NHK版全10話(オリジナル全8話+SP1回) ●演出:ブライアン・パーシバル他 ●製作・脚本:ジュリアン・フェローズ ●出演:ヒュー・ボネビル(ロバート・クローリー グランサム伯爵) エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー 伯爵夫人) マギー・スミス(バイオレット・クローリー) ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー)他 ●視聴:2017.3.9-3.11 NHK |
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近代化の波を上手に受け止める伯爵家 華やかさと堅実さを維持しつつ困難を乗り越える |
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ダウントンアビー、楽しみなドラマにまた戻ってきましたが、 あまりにどっぷりと浸って、3日でS5を見ちゃいました^^; 10時間の映画を見た気分。 S5でもいろいろ出来事がありました。 小作人ドリューさんに託していたグレッグソンさんとの娘マリゴールドを やっぱり育てたいイーディス。 思いが募りすぎてトラブルになったところで事情を知ったおばあ様・コーラさんの 力添えで引き取ることができました。 伯爵もマリゴールドがイーディスの子だと気づいて受け入れてくれました。 結婚に少なからず前向きになってきたメアリーはギリンガム卿と 大人の関係で結婚前にお試しロマンス。 けど、やっぱりギリンガム卿じゃなかったみたい。 メアリーとギリンガム卿は合わないといっていたブレイクさん、鋭い洞察力です。 グリーン殺人事件の捜査で新たな展開があり、ベイツさんが被疑者に。 目撃者の証言でなぜかアンナが逮捕され、身代わりの自白をしたベイツさんが逃亡犯に。 モーズリーさんとバクスターさんの地道な努力で、ベイツさんのアリバイが見つかり 希望が見えてきました。 今回最も印象に残っているのはローズの結婚です。 ローズと恋に堕ちた好青年アティカスの両親はロシアで迫害を受け イギリスにやってきた経歴を持つユダヤ人。 アティカスのお父さんシンダビー卿は銀行家として成功した富豪なんだけど、 人種の事、イギリス社交界にとっては新参者であることなどを気にする貴族らの目を ちらちらと描きこんでありました。 一方でローズの両親は不仲が決定的で離婚まで秒読み状態。 シンダビー卿は離婚に対して強硬に否定的。 二人の結婚は難しそうに見えたんだけど、本人たちの思いが深く、また ローズの身内としてグランサム伯爵一家が上手にフォローしたこともあり上手くいきました。 いつも悪役になってしまうトーマスもこのシーズンで生き方を変えることになりました。 モーズリーさんとバクスターさんは気が合うよう。 そして一番うれしかったのはカーソンさんがヒューズさんにプロポーズしたこと。 二人の存在は使用人たちにとって父母のそれとほぼ同じ。 息の合い方、尊重のし合い方は絶妙だったわけで、 仕事を辞めることになった後を想像したカーソンさんにとって ヒューズさんのいない人生は無いと実感したみたいです。 さて、トムがお兄さんの伝手でアメリカボストンへとシビーを連れて旅立ちます。 ダウントンアビーの領地の一部を住宅にして貸すという不動産案件を軌道にのせ、 新たな一歩を踏み出すトムを家族として愛する伯爵一家。 有能で紳士なトムが去ってしまうと、 ダウントンアビー伯爵家の男性は伯爵と孫ジョージだけになっちゃいますね。 次の第6シーズンがファイナルとなるダウントンアビー。 終わってほしくないけど仕方ない。楽しみに見ます。 |
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HOME>海外ドラマのあしあと>ダウントン・アビー>シーズン4 |
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![]() シーズン4 |
ハマり度☆④この世界観良い | ![]() シーズン4 Blu-rayBOX |
2013年 イギリスITV ・アメリカPBS NHK版全10話(オリジナル全8話+SP1回) ●演出:ブライアン・パーシバル他 ●製作・脚本:ジュリアン・フェローズ ●出演:ヒュー・ボネビル(ロバート・クローリー グランサム伯爵) エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー 伯爵夫人) マギー・スミス(バイオレット・クローリー) ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー)他 ●視聴:2016.3.20-3.29 NHK総合 ●イントロダクション: マシューの突然の死から半年、 立ち直れないメアリーを気遣うダウントンアビーの面々。 恐ろしい秘密を握られてしまったオブライエンは突然去り、 代わりの侍女を探すことになったが、 コーラが採用を決めた女性は、以前ロバートに言い寄ったエドナ。 それを知るブランソンやヒューズさん、カーソンさんは 頭を悩ませることに。 |
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S4レビュー 1-2 3-4 5-8 9-10 |
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マシュー亡き後のダウントンアビー 時代の変化と人間関係の深みが増す |
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時代の変化は刻々と進み続け、 ダウントンアビーの存続に力を合わせ始めた伯爵、メアリーそしてトム・ブランソン。 愛を知り、愛された記憶とかわいい息子を抱き、 女城主としての責任感を身に着け始めたメアリーの魅力が放たれているのか メアリーに惚れる男性が続々。 ギリンガム卿でもブレイクさんでもどちらを選んでも良さそうだから迷うでしょうが。 イーディスの人生の一大事件や おばあさまの姪の娘若いローズが引き起こす問題などをはじめ、 使用人のみなさんのストーリーも多岐にわたっていて記しきれないほどです。 中でも、貴族の立場を理解しつつ、庶民感覚を失わないトムの存在がジワりと光っていたような。 自分には場違いだと気後れする気持ちがもちろんまだあるものの クローリー家の家風や伯爵はじめ義姉たちの信頼が厚いことを実感もしていて マシュー亡き後、若き男性家族としての彼の存在は大きいところ。 その分、自分よりも下の身分である運転手だったトムに仕えるのが不愉快な トーマスの地味な嫌がらせにも毅然と対応し続けてほしい。 イーディスがやっぱり近くで娘を見守りたいと決意して 領地を預かる長年の小作人ドリューさんに娘を託すことになりました。 堅実だし発言の内容がとても誠実なドリューさん。信じて任せるしかないですね。 次の展開が早くも気になるところです。 |
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2016.3.29 S4 10話まで④華麗やね~ 8話から約8か月後 イーディスがロザムンド叔母さんとスイスに旅立ち、出産後現地で養子にだして戻ってきた。 ダウントンアビーでは、バイオレットおばあさんの姪の娘ローズの社交界デビューで 一家、使用人勢ぞろいでロンドンのクローリーハウスへと大移動。 一大伝統行事もさることながら、自由を満喫中のローズは友達の令嬢とクラブに行き、 そこで皇太子エドワードとその恋人ではあるものの人妻のフリーダと知り合いました。 無事華麗な社交界デビューを果たしたローズたち令嬢。 ただ、フリーダが持ち歩いていた皇太子からのラブレターが、 ダウントンアビーでいかさまを働いたトンプソンに奪われたことが判明し、 スキャンダルを防ぐために伯爵をはじめ、メアリー、ギリンガム卿、ブレイクやベイツを巻き込んで 手紙の奪還作戦に。無事ベイツの機転で解決を見ました。 ギリンガム卿の従者グリーンが死んだ日、 ベイツがヨークに行った証拠となる切符を持っていたメアリー。 けれど、それが確たる証拠となるわけでもない以上、守り助け合う家族を取ったメアリーでした。 さて、メアリーを巡って男性陣が火花を散らして早1年。 前に進めそうというメアリーはギリンガム卿に、 例え愛があったとしても貴族階級を理解していないブレイクさんとは無理だと思うと語ります。 でも、フェアなギリンガム卿は、ブレイクさんはいとこからの相続で 領地を管理することになる准男爵であると教えてくれました。 条件はブレイクさんのほうが上だったんですね・・・。 メアリー気持ち的にはブレイクさんなのか? アメリカからコーラの母と弟ハロルドさんもやってきて、 アメリカの富豪との結婚を狙っているのが丸見えの独身の貴族から言い寄られたり。 時代は貴族が生き残るには日増しに厳しくなっていたんですね。 新天地を求めるアイビーは、デイジーが断ったハロルドの料理人に立候補しました。 執事にまでなったモーズリーさんが人手が足りず下僕をという応募に答えて ダウントンに戻ってきていて、バクスターさんを助け信頼関係以上のものが生まれたようです。 慰安を兼ねて使用人たちに休日を出した伯爵家。 使用人さんたちはビーチで楽しい時間を過ごします。 夫婦ではないけれど、使用人たちやメアリーたちにとって心の両親ともいえる カーソンさんとヒューズさんは手をつないで海に足を浸して楽しんでいます。幸せな時間。 |
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2016.3.27 S4 8話まで④ ミュンヘンへと旅立ったグレッグソンの消息が途絶えた。 まさかの裏切りの予感がよぎった私とは反対に、 何か彼の身に起こったのではないかと心配なイーディス。 彼女は彼の子を身ごもってしまっていました。 それに気づいたのはロザムンド叔母さん。 中絶の決意をしながらやめた彼女の気持ちを汲んで、 スイスへの長旅に連れていくという口実を作って同行してくれることになりました。 親から離れて自由奔放なローズは、黒人のシンガージャックと恋仲に。 社交界デビューもまだの彼女が結婚すると言い出したものの ローズを大事に思うジャックが身を引き納まりました。 旧知のピアソンが政府の役人ブレイクを連れて居候に来ました。 貴族が時代の変化を読む努力を怠って経営破たんに陥り あっさりと領地を手放すケースを数多く見てきたブレイクは 気位の高いメアリーを小ばかにしていて、 そんなブレイクの不遜な態度が不愉快で敵意を見せるメアリー。 けれど、マシューが計画していた養豚事業を推進し、 時には資産を守ろうと泥にまみれることも厭わない彼女を見直したブレイクと 口先だけではない知識を伴った批判を堂々としていたブレイクを 見直したメアリー。二人はきれいに和解できました。 そこへ、婚約者に婚約破棄を告げメアリーを待つことにしたギリンガム卿が来て 軍隊時代の同僚だったというブレイクがライバルになったと察知しました。 ピアソンさんももともとメアリーのことは好きだったから メアリーの本格的なモテキです。 ただ、ギリンガム卿が頻繁に来ると、様子がおかしくなるのはアンナ。 およそ強姦犯のめぼしはついていたベイツ。 使用人たちの他愛のない会話から犯人グリーンの住まいを聞いていたベイツ。 また事情を知ったメアリーはギリンガム卿にグリーンの解雇を頼みました。 その矢先、交通事故でグリーンが死亡との連絡。 当日出かけたベイツがまさか・・・と絶対思ってしまう面々です。 政治に興味があるブランソンはイザベルの誘いで行った演説会で 近くの学校の先生と出会いました。 アイビーは仲が進んだとたんに体を求めてきたジミーに幻滅。 優しいアルフレッドのほうがよかったわなんて思う。 アルフレッドは料理人の道を選び修行のためロンドンへと旅立ちました。 エドナの代わりに雇われたのはトーマスの口利きで雇われたバクスターさん。 トーマスは伯爵夫人らの話す内容などをスパイし報告しろと脅します。 弱みを握られているバクスターさんは怯えつつ抵抗できないようです。 |
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2016.3.21 S4 4話まで④変化いろいろ マシューが亡くなって以来、初めての伯爵夫人による宴が開かれ 多くのお客様が来て忙しいがにぎやかなダウントンアビー。 精神病を患う妻との離婚を可能にできるという理由で ドイツに市民権を取るとイーディスに約束したグレッグソン編集長や ローズにほのかなワクワクをくれる同年代のジョン、 そし家どうし古い知り合いながら、久しぶりに再会となり 話が合うギリンガム卿にいやされたメアリー。 しかし、その一方で一人になったアンナがギリンガム卿の従者に乱暴され 絶望のどん底に。 自分を責めるアンナは夫に申し訳がない思いと、 真実を知ればベイツは決して従者を許さないと分かっているために ひたすら口をつむぎ、ベイツを避けてしまうことに・・・。 また、宴を経験して、自分が上流社会に永遠に馴染めない気分になった ブランソンを理解したふりをして誘惑したエドナと一夜を過ごしてしまいました。 妊娠したら結婚してくれるんでしょうと詰め寄られ、後悔のブランソン。 ヒューズさんに相談し、うまく話をつけてくれてエドナは辞めていきました。 婚約の予定の女性がいるとはいえ、 再会したメアリーを深く愛してしまったギリンガム卿はメアリーにプロポーズ。 彼を逃したら後悔するかもとわかっていても マシューへの愛でいっぱいのメアリーはその申し出を断りました。 さて、別れの前夜にロマンチックな雰囲気でグレッグソンに体を許したイーディス。 どさくさに紛れて、こっちでのもろもろの権利をイーディスに委任する といってサインさせたあの書類がとても気になるのは私だけ?? |
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2016.3.20 S4 2話まで④相変わらず質が高い マシューを亡くし、半年間悲しみに沈んだまま現実を生きられないメアリを 家族や使用人たちは心配していましたが、 ようやくマシューの遺志を継ぐという心境になりました。 そんな時、マシューが遺した遺言と呼べる内容の手紙が見つかり 法的効力があるとみなされて、マシューの財産はすべて メアリに引き継がれることになりました。 領地運営について本腰を入れることに決めたメアリをフォローするのは マシューの運営計画を理解しているブランソン。 共に伴侶を亡くし、子供を抱える二人は理解できる心境もあるでしょう。 さて、ダウントンからあのオブライエンが突然去り、 新たに採用されたのは貴族と結婚して身分を上げようと野心を燃やし ブランソンや伯爵を誘惑したことで以前クビになったエドナ。 何も知らないコーラ夫人にうまく取り入った彼女、油断ならないです。 彼女の心根の卑しさが共鳴するのかトーマスは彼女を利用し ワンクッション策でベイツさんに嫌がらせしてきてます。 一難去ってまた一難・・・。 それからダウントンアビーに居候している親戚の娘ローズは好奇心盛り。 危なっかしい彼女が頼るのはアンナ。心配なところです。 それからカーソンさんが仲たがいしていた旧友と和解でき、 その一件で一人息子を失って打ちひしがれていたイザベルさんが社会復帰。 また、下僕のジミーが料理補助のアイビーと両想いになったり、 マシューの死で仕事を失ったモーズリーさんがどん底だったり。 ダウントンアビーは動き続けています。 |
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HOME>海外ドラマのあしあと>ダウントン・アビー>シーズン3 |
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![]() シーズン3 |
ハマり度☆④えーーーっ! | ![]() シーズン3 Blu-rayBOX |
2012年 イギリスITV ・アメリカPBS NHK版全10話(オリジナル全8話+SP1回) ●演出:ブライアン・パーシバル他 ●製作・脚本:ジュリアン・フェローズ ●出演:ヒュー・ボネビル(ロバート・クローリー グランサム伯爵) エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー 伯爵夫人) マギー・スミス(バイオレット・クローリー) ダン・スティーブンス(マシュー・クローリー) ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー)他 ●視聴:2015.3.24-6.1 NHK総合 ●イントロダクション: メアリとマシューの結婚という慶事に湧き立つダウントンアビー。 運転手だったトムと結婚したシビルが祝いに戻り、 身内となったトムとの関わり方に戸惑うみんな。 そしてアメリカからはコーラの母マーサがやってくる。 ただ伯爵はダウントン存続の危機に瀕していて・・・。 |
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S3レビュー 1-2話 3-4 5-7 8-10 |
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幸せと絶望 背中合わせに存在する現実に 翻弄されながら歩み続けるダウントン・アビー |
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何と何と、まさかこんなことが待っていたなんて~~~ 時代的にはまだ人生60年といったところでしょうか。 その分家族との別れも多く訪れるのでしょうが、何とも悲しい展開です。 限嗣相続制による相続者という予期せぬ展開で 招かれざる客のようにダウントン・アビーにやって来たマシュー。 現伯爵の娘メアリーと恋に墜ち、一度は別れ その後にダウントンを救うことになった莫大な遺産を贈ってくれたラビニアと婚約。 彼女と死別し、メアリーと結婚、そして待ちに待った男子を遺し逝きました。 マシューに助けられてかろうじて維持していたダウントン・アビーは マシューのおかげで相続男子というもっとも大きな贈り物を受け取ったわけです。 幸せと不幸が背中合わせの人生。 守らなければいけないもの、受け入れていかなければいけない事は多く、 ひとりでは決して成し遂げられないことだらけ。 華やかに見えて、そこに存在する悲喜こもごもは身分なんて選ばないんですよね。 この時代の価値観の中だからこそ生き生きと見えてくる人間ドラマに夢中です。 この後マシュー無きダウントン・アビーがどう展開するのかやっぱり気になります。 |
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2015.6.1 S3 10話で⑤マ、マシューーーっ! トーマスの一件では、お屋敷を辞めることになった理由を記さずに紹介状を書く というカーソンさんの穏便な結論で収まろうとしていたのに、 オブライエンはとことんやろうとジミーに警察沙汰にすると騒がせました。 戻ってきたベイツさんは黒幕がオブライエンだと察知し、トーマスの味方に。 オブライエンさんの弱点である”秘密=奥様のせっけん事件”を匂わせて動きを封じました。 伯爵もトーマスの件では、彼を副執事に、ジミーを第一下僕に昇進させて締めました。 伯爵もマシューが領地運営を計画的に改革していく方法に協力すると決めてくれ、 村と対抗してのクリケット大会ではトムも家族としての居場所を再確認できたようです。 そして1年後・・・。 マシューとメアリーの間には臨月間近なベビーが。 伯爵のいとこシュリンピー侯爵のスコットランドの邸宅へと滞在にやってきた面々。 侯爵の娘ローズは奔放な性格で、 ダウントンアビーに来た折には妻子ある男と付き合っているところを イーディスとマシューに見咎められ、察知したバイオレット祖母にトドメを刺されています。 このお屋敷の経営は破たんしてしまい、侯爵は手放すしかないようです。 インドへの赴任ののちはロンドンで暮らすという話を聞き、 伯爵はマシューやトムという心強い婿息子たちがいて幸せをかみしめました。 産気づいたメアリーは一足先に帰りその足で入院。 ダウントン・アビーに待望の男児が生まれ、駆けつけたマシューは幸せの絶頂。 続いて帰ってきた家族が待っている屋敷へと心逸るマシューは その道中、ふいに現れたトラックを避けきれず土手下へと・・・。 まさか、マシューが去るなんて・・・・(涙) ダウントン・アビーを継ぐ子だけを遺して、残酷な神様です。 |
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2015.5.29 S3 7話まで④シビルが・・・ いよいよ産気づいたシビルのために、伯爵は有名なフィリップ医師を呼び万全の体制。 でも陣痛が始まってからのシビルの様子を見た主治医のクラークソン医師は すぐさま帝王切開をした方がいいと主張します。 でも全く問題がないと言い張るフィリップ医師の言葉に従った伯爵は クラークソン医師を信じたいと力説するコーラ伯爵夫人を黙らせました。 無事女の子が生まれほっとしたその夜、 シビルはクラークソン医師が主張していた発作が元で息を引き取りました。 悲しみのどん底に突き落とされた家族。 愛妻を失ったトムの絶望は大きく、また フィリップ医師と夫がシビルを助けるチャンスを潰したとコーラ夫人は怒り 葬儀が済んだあともコーラ夫人と伯爵の夫婦仲はもとに戻らず。 伯爵の母イザベルがクラークソン医師から あの結果は避けられなかったと二人に話すよう機会を設けてくれて収まりました。 伯爵だってシビルを失ってどん底の悲しみだったわけで、 それは夫婦で分かち合うのが一番。 こうして誤解や溝を埋めるシーンが描かれていて 簡単に離婚の出来ない古き良き貴族時代がまたさらに素敵に見えます。 ダウントンアビーの存続が危ういのは相変わらずで、 もし資産運用や領地運営に失敗したら コーラ夫人の資産にも、ラビニアのお父さんの資産にももう頼れないという 事実を伯爵は危機感を持って理解してないため、 改革を進めようとするマシューは難しい立場に。 これまで伯爵が任せていた領地管理担当者が辞めると決めたため、 農業の知識があるトムに任せるのが一番という結論になりました。 確かにこれから職を探し、赤ちゃんをひとりで育てるには先が不透明過ぎる。 伯爵家の血を引く可愛い孫娘にここで育ってもらうのが一番だね。 イーディスは新聞に投稿したコラムが評価され、連載の依頼を受けました。 結婚の縁が今のところないイーディスにとって、自立の第一歩ともいえる。 そしてベイツさんの潔白がようやく明らかになり戻ってきました。 アンナのあきらめない努力が実りました。 それから今回気の毒な展開になったのはトーマス。 甥のアルフレッドがお屋敷に来てからトーマスと犬猿の仲になったオブライエンは、 事あるごとに新入りのハンサムなジミーがトーマスを好きだと言っている と吹聴していて、ゲイの相手は早々見つけられないトーマスは とうとうその気になってしまい夜這いを仕掛けて拒絶の目に遭いました。 ゲイは罪の時代、この顛末を目撃してしまった甥のアルフレッドに オブライエンは最後の仕上げとばかりカーソンさんに告発しろとけしかけました。 カーソンさんに事実を認め、自分が勘違いしただけでジミーには何の罪もない と答えたトーマス。 かなり傷ついていて、いつもの憎らしさはどこへやら・・・。 それから、7時間だけ夫婦だったウィリアムのお父さんに 実の娘のように愛されているデイジーもお義父さんに会うのが楽しみ。 そのお義父さんから、農場をすべて相続してほしいと頼まれました。 料理の腕はもう貴族の屋敷でも仕切れるほどの腕前になっていて 農場でとれるものを加工して売るのもいいし、 全てを教えながら一緒に暮らしたいとも言われました。 家族のないデイジーには幸せな話ですね。 |
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2015.4.9 S3 4話まで③問題は尽きない 晴れて愛するストラランさんとの結婚式に臨んだイーディス。 でも、将来夫婦生活のほとんどをイーディスに介護を強いるものであることを重く見て ストラランさんは土壇場で式場を後にしました。 残酷で悲しい現実に打ちひしがれるイーディス。試練の時です。 ダウントン存続の危機はマシューがラビニアのお父さんの遺産を 受け取ると決めたことで好転。 マシューがダウントンを買い取る(投資する)という形で落ち着きました。 財務状況を精査したマシューはとんでもない 運営上の問題に直面したようです。何だろ? シビルの夫トムが祖国であるアイルランド独立運動を続ける中で 追われる身になりダウントンに逃げ着きました。 イギリス追放のパフォーマンスとして貴族の館への放火を扇動した罪らしく、 身重の妻シビルを置いて先に逃げてきたことを責める伯爵たち。 伯爵は大臣と面会し、アイルランドへ戻らない限りは逮捕しない という約束を取り付けてくれました。 無事到着したシビルは出産も近く、安全なダウントンで暮らすことを望んでいるけれど 革命にこだわるトムはどうするでしょうか。 使用人の母とも呼べる家政婦長ヒューズさんが胸のしこりでがんの疑い。 時間のかかる検査を待つ間の周囲の人々の感情の揺れも 丁寧に描いてあって良いですね。 良性で心配なし。良かった。 甥の下僕アルフレッドをスピード出世させようとするオブライエンと、 苦労して伯爵の従者の地位を得たトーマスの間で火花が散り お互いにいやがらせはエスカレートしていて応酬は際限なさそう。 ダウントンアビーが安泰となり、慢性の人手不足が新採用で解消されました。 新しくやってきた下僕ジミーはかなりのハンサムでメイドたちの目はキラキラ。 そしてゲイのトーマスもキラキラしているような? 今やトーマスと犬猿の仲のオブライエンがすかさず鷹の目です。 部下が欲しいと言い続けていたデイジーにアイビーというメイドが来て喜ばしいはずが、 デイジーの片思い相手アルフレッドが一目でアイビーに色目を使ったから大変。 アイビー本人のあずかり知らぬ理由で苦労しそうね・・・。みんな人間だものね・・・。 |
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2015.4.3 S3 2話まで③ダウントンの危機 戦争が終われば確実に再生事業が始まるため、 伯爵はダウントンの維持のために必要となる資金を増やしておこうと 期待の鉄道会社の株を買い占めていたのですが、なんとそこが破たん・・・。 分散投資していなかったことが悔やまれました。 一方で、ラビニアのお父さんが亡くなり、莫大な相続権がなんとマシューに回ってきました。 これでダウントンが助かると考えたメアリー。 でも娘を幸せにする男だからと相続権を与えられていたのに 彼女を裏切った自分は受け取れないというマシュー。 でもメアリーは家族の利益を優先して考えるべきという。 マシューがダメならアメリカの富豪であるコーラ伯爵夫人の実家に 援助してもらおうと画策したメアリーとヴァイオレット。 でも残念ながら、娘の嫁ぎ先への財産の移行はもうできないように財産管理されていました。 万事休す。 メアリーの結婚式にヴァイオレットから招待されてシビル夫婦が里帰り。 双方ともそしてダウントンの使用人たちにとっても、 元使用人だったトムとの関わり方に戸惑いと抵抗があり一騒動。 でも娘の地位を動かさない以上、トムを伯爵家の家族とみなすところで落ち着いた。 それが一番良い選択。 メアリーが結婚し、ダウントンが危機に直面している一方で、 次女のイーディスが、一度はプロポーズ直前まで行きながら メアリーのスキャンダルを暴露した復讐に遭って別れたストラランさんに猛アタック。 親子ほどの年の差と右腕が使えなくなっている現状をみて イーディスを受け入れようとはしないストラランさん。当然ながら父伯爵も反対。 すでに妻を亡くして数年たち、財産も地位もあり、そして何より良識があって優しい。 イーディスのストラランさんへの想いは固く、問題は歳の差だけだと詰め寄られて 結局伯爵は付き合うことを了承しました。 ストラランさんの年齢もあるし、イーディスの思いが固いから結婚を急ぐかもしれませんね。 |
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HOME>海外ドラマのあしあと>ダウントン・アビー>シーズン2 |
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ハマり度☆④幸せになって | ![]() シーズン2 Blu-rayBOX |
●2011年 イギリスITV ・アメリカPBS NHK版全10話(オリジナル全8話+SP1回) ●演出:ブライアン・パーシバル他 ●製作・脚本:ジュリアン・フェローズ ●出演:ヒュー・ボネビル(ロバート・クローリー グランサム伯爵) エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー 伯爵夫人) マギー・スミス(バイオレット・クローリー) ダン・スティーブンス(マシュー・クローリー) ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー)他 ●視聴:2015.2.27-3.10 NHK総合 ●イントロダクション: 戦争が始まり、マシューは戦地へ。 プロポーズを受けなかったメアリーはロンドンの叔母のところへ行き、 久しぶりに戻ったダウントンでフィアンセを連れたマシューと再会する。 ベイツ侍従も、グランサム卿をスキャンダルから守るため、 お屋敷を辞めるのだった。 |
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S2レビュー 1-3話 4-7 8-10 |
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マシューとメアリーの愛の行方が気になり続けたS2 第一次世界大戦とその直後のダウントンアビー |
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何がどう転んでいくのかが見えない劇的なストーリーであると同時に 穏やかで気品に満ち溢れ、何よりもお屋敷内の美術・庭・建物・風景すべてが スーッと染み渡ってくるんで、見ていてどんどん引き込まれるんです。 今シーズンはマシューとメアリーの愛の行方が気になり続けるんですが、 マシューは心根も良く優しくて美しいラビニアという婚約者を連れて登場し、 メアリーもわけあって結婚するしかないという束縛を自らの過去の過ちの 償いとして覚悟していたふしがあるためにハラハラし通し。 でも時代の変化が見え始めたイギリスで、これまでの階級社会が崩れる予感も描いていました。 伯爵家のレディーが使用人と結婚するなんて、良く伯爵が認めたなぁ~って思うし、 戦争があったために貴族としての生活習慣から飛び出て働き、 社会の役に立つ喜びを直接肌で知った女性たちの心の変化も見逃せません。 それ以外にも使用人たちの人生悲喜こもごもも良く描かれているし、 未亡人となっている伯爵の妹さんの財産を狙った男女二人組の登場もあって 油断ならない中を生き抜く彼らの悲哀も描かれていて、さらに重層的になってきました。 ただただ、古き良き時代と新時代のはざまを描く本作が好きやなぁ~~と感じるところです。 二人の愛は実りそうだし、伯爵家もこれで一旦うまく納まった感もある。 ただ、リチャードがあのスキャンダルを記事にしてしまったらやっぱり大変だろうなぁ~。 |
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2015.3.10 S2 10話まで④穏やかにでも劇的に マシューとラビニアの結婚式がダウントン・アビーで執り行われることになり、あわただしい関係者。 でもスペイン風邪が流行し、伯爵夫人とカーソン、そしてラビニアが倒れた。 急変しこの世を去ったのはラビニア。 息を引き取る間際、ラビニアはマシューに別れを切り出しました。 マシューはメアリーを愛している事を分かっていたから。 そんな矢先の旅立ち。 責任を感じるマシューの気持ちが分かるメアリーは彼の気持ちを理解しました。 ただリチャードとの結婚が秒読みになるにつれ、 彼のメアリーに対する強圧的な態度が増していて彼との結婚はやめた方がいいと言うマシュー。 リチャードにしてみればマシューと仲がいいメアリーへの嫉妬も 混じっているから複雑なんだろうけど それでもメアリーのスキャンダルを握る彼の態度はもはや対等とは呼べない。 メアリーがリチャードと別れられない理由をとうとう知った伯爵は、 気にせず別れろと背中を押してくれました。 三女のシビルをアイルランド人の運転手ブランソンと共に去ることを最終的に認めた伯爵にとって メアリーが一生幸せとは程遠い人生を送ることにNOと言う理解を示してくれました。 スキャンダルで騒がしくなる間、伯爵夫人の実家であるアメリカへと行くつもりのメアリー。 素敵なお父さんであり、素敵な主人です。 メアリーが覚悟の末リチャードに別れを告げた後、 マシューはメアリーから聞いたスキャンダルを責めることなく、むしろプロポーズ。 マシューの中で、ラビニアが幸せを願ってくれていたと気づいたようです。 さて、ベイツさんの妻が亡くなった事件の状況証拠すべてが ベイツさんによる計画殺人であると示唆しているとして逮捕されて裁判が行われたものの 二人の関係がこじれていたために不利な状況証拠が積み重なり死刑判決が出た。 内務大臣への掛け合いも実り、とりあえず終身刑へと減刑が叶い、 無実をどう晴らすかがこれからの課題。 逮捕前に夫婦となったアンナの心労は重い。 使用人が減り、ベイツさんが早々戻れないと判明し、 無一文のトーマスはダウントンでなし崩しに働き始めた。 悪知恵でたまたま伯爵の侍従に試用してもらうチャンスをゲット。 でも方法がいつも誤っているトーマスはきっと大失敗をしそう・・・。 戦火での負傷で助からないと覚悟したウィリアムと7時間だけ夫婦だったデイジー。 一人息子を失ったウィリアムのお父さんが改めてデイジーを娘にしたいと語りました。 身寄りのないデイジーは親身になってくれる家族を得て幸せになれそう。 いつの間にかパットモアさんの教えが身について腕のいい料理人になっているデイジー。 料理人助手へと昇進を勝ち取りましたよ。 晴れて伯爵の跡継ぎマシューとグランサム卿の長女が結婚の予定。 暗い事件も幸せな出来事も混ざり混ざって訪れるのが人生なのね。 |
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2015.3.9 S2 7話まで③戦争中の苦難も多く・・・ 戦争も2年目に突入し、休暇を終えて戻ったマシューが 下僕のウィリアムと共に負傷して帰ってきました。 ウィリアムは余命わずかの重傷で、マシューも脊髄を損傷していて下半身不随と診断され 婚約者ラビニアに別れを告げました。 別れの間際に愛する人と結婚して息を引き取ったウィリアム。 メアリーはずっとマシューに付き添っています。 将校の療養所となったダウントン・アビーにもともとの相続人パトリックを名乗る 全身やけどのカナダ人負傷兵が現れざわつく伯爵たち。 結局本物のパトリックと交流があったという人の存在が見えてきて偽物の可能性が高まり 彼は姿を消しました。相続問題にあえぐ伯爵にとっては頭の痛い一件。 でもこのことでマシューが負傷のために後継者を持てない体になった ことを受け入れようとしていることも分かりマシューの誠実さも見えた。 そんな最中、マシューの下半身の回復が見られ奇跡に沸き立つ。 メアリーと結婚の準備を進めるリチャードは金持ちではあるけれど 誇りと品格がない男性である事が見えてきた。 それでも条件の良い結婚相手には変わりがない。 体の回復を見て、マシューは献身的に愛してくれるラビニアとの結婚を宣言。 でもそれに戸惑いを見せるメアリーの変わらぬ愛を おばあさまバイオレットから伝えられたマシュー。 彼の決断はいったいどうなるんでしょうか。 戦争がようやく終結し、平穏を取り戻し始めたダウントン・アビー。 けれど、三女のシビルは着飾り、ディナーに貴族を招き、狩りをする伯爵家の暮らしよりも 働く喜びを知り、運転手のブランソンとの駆け落ちを決意してしまいました。 そして使用人たちにもさまざまな変化が。 療養に来ていた将校と体の関係になっていたメイドのエセルが子を産み、認知されず。 将校はそのまま戦死し、将校の両親に受け入れてもらえるかどうかが最後の綱。 ベイツ侍従の妻がメアリーのスキャンダルを暴露すると騒いで脅しをかけていたんだけど それを力と知略で抑え込んだリチャード。 でも妻は離婚には同意せず、脅迫も続き延々ベイツを悩ませていたんだけど ある日その妻が服毒自殺。 でもその死はベイツの関与を疑われても仕方ないもので焦るベイツ。 終戦で仕事を失ったトーマスは闇商売に有り金を賭けた。 でもつかまされた商品は使えるような代物じゃなく、完全に破産です。 新しくメイドに入ったジェーンは夫を戦争で亡くした未亡人。 12歳の子供を抱えていて、当時は珍しく子持ちのワーキングマザーに。 ただ、グランサム伯爵がジェーンに惹かれている様子。 トラブルの火種にならないといいんだけど・・・。 |
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2015.2.28 S2 3話まで③帰ってきた~この空気感がいい フランスの戦場へ送られるイギリス兵士たち。 その中にはマシューや、安全な医療部門で戦争に参加しようと狙って行ったはずのトーマスもいて、 最前線の悲惨な状態に戸惑い、ダウントンアビーの穏やかさが恋しいところ。 休暇で戻ってきたマシューはフィアンセのラビニアを連れていて、 同時期にロンドンから戻ったメアリーと鉢合わせ。 まだマシューを愛しているメアリー。でも前に進もうと新聞社オーナーリチャードと付き合っている。 マシューがメアリーと結婚しないということはダウントン・アビーは 今の直系から離れることを意味する。 そういう思惑もあってかないのか、マシューの母イザベルは 負傷者であふれる病院から回復期の将校たちをダウントンアビーで療養させようとします。 おりしも末娘のシビルが戦争中の国の役に立ちたいと 看護士の道へと進んでいることも後押しして。 そこへ、命が助かればと手をわざと銃撃された元下僕の野心家トーマスが戻ってきて お屋敷で療養している将校たちの担当責任者となっています。 屋敷の責任者グランサム伯爵夫人コーラはイザベルやトーマスに全権を譲る筋は毛頭なく そこはかとない緊張感も生まれています。 使用人たちの中では、 犯罪歴のある別居妻が突然現れたベイツ侍従がグランサム卿を守るために屋敷を去りました。 愛し合っていたアンナは辛い別れをしています。 ベイツが去り、人手が減ったため、カーソンは下僕の仕事もこなして体調不良に。 新しく雇われたラングさんは帰還兵でPTSDを抱えています。 オブライエンばりの強気の新メイドエセルも加わり、人数分だけ物語は複雑に展開し始めました。 |
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ハマり度☆④好きやわ~ | ![]() シーズン1 Blu-rayBOX |
●2010年 イギリスITV ・アメリカPBS 全7話 ●演出:ブライアン・パーシバル他 ●製作・脚本:ジュリアン・フェローズ ●出演:ヒュー・ボネビル(ロバート・クローリー グランサム伯爵) エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー 伯爵夫人) マギー・スミス(バイオレット・クローリー) ダン・スティーブンス(マシュー・クローリー) ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー)他 ●視聴:2014.9.14-9.20 BSプレミアム ●Story 1921年のイギリス。 ダウントンアビーと呼ばれる由緒あるお屋敷の当主 グランサム伯爵ロバート・クローリーは、いとこのジェームズと その息子パトリックがタイタニック号の沈没で亡くなったと知る。 ロバートには息子はおらず、「限嗣相続制」という、 親族内の男系のみをたどって継承順位を定め、 一名のみが相続するという法律のため、 長女メアリーと婚約させパトリックを後継者とする予定だった。 相続にはロバートの持つ”グランサム卿”という爵位と ダウントン・アビーと結婚の時に夫人が持参した領地も含まれるため 娘を相続者と結婚させたいのだった。 しかし継承権がめぐったのは会ったことのない ロバートのまたいとこの息子マシューだった。 |
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S1レビュー 1-2話 3-5 6-7 |
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華麗なる英国貴族の館という副題付の本作 ストーリーも美術も良い お気に入りドラマ一つ増えた! |
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話題の本作、前々から視聴チャンスを狙っていたんですが 私の好みど真ん中でした^^ そもそも設定が面白いのと、 核となる伯爵と相続権が渡ったほぼ赤の他人というマシューの人柄がじつに主(あるじ)向きで 使用人のリーダーである執事のカーソンさんやヒューズさんの プロぶりが安定しているのがすごく良い。 その周りで自分の迷いやエゴ、嫉妬やこだわり、思惑などで動く皆さんが さまざまなトラブルを起こしては物語が展開していくので、 ハラハラすると同時に安定感もあるんです。 貴族の日常と仕事というものを手堅く描いてあって地に足がついている印象もある一方で 調度品や庭の風景、食事の様子、狩りの様子などなど、 こういうのが地味に華麗なんだと気づきます。 ただ生きる人間は立場や状況こそ違えど、悩むことは誰も同じ。 人間関係と自分がいかにして生きるかということ。 時代背景は、女性が社会に進出していくという意識が生まれ始めたまだ黎明期。 電気が発明され、電話という文明の利器が出てきたころです。 そしてイギリスがドイツに宣戦布告し、1916年、第一次大戦への口火が切られてしまったようです。 ダウントンアビーの住人たちにまた変化がありそう。 マシューとメアリーの緩やかなロマンスも妙に気になるしね~☆ |
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2014.9.20 S1 7話まで④運命に翻弄される~ ダウントン・アビーでのグランサム伯爵の仕事に触れるにつけ、 マシューはその仕事のもつ「意味」や「素晴らしさ」にも気づき始めました。 そんなマシューの姿がうれしくて仕方がない伯爵。息子ができたかのよう。 メアリーは拗ねちゃってるんだけど、結構マシューと話しているとしっくりきてるのも確か。 シビルが社会運動に興味を深める中、 選挙開票の現場に独断で行っちゃって混乱した中怪我を負いました。 運転手ブランソンは彼女が行くのを止められず責任を感じているものの、 ちょうど開票場所の近くの事務所から帰宅途中のマシューが駆けつけて、 メアリーに連絡を取りました。 お父さんに知られたらブランソンの命すら危ういし、シビルのこともある。 マシューの判断と優しさに触れて、メアリーは彼のことを愛していたんだと気づきました。 で、ケマルの死とメアリーが純潔ではないという噂が関連付けられて まことしやかに社交界に流れ、焦るメアリー。 けれど、これがイーディスの署名つきでオスマン帝国大使館に 直接送られたものだったと判明しました。 姉の人生を潰しかねないことをやってのけたイーディスに激高するメアリーは イーディスに求婚するというストラランさんの気持ちをそうと知られずに変えちゃいました。 妻を亡くした裕福な子爵の妻となるチャンスを失ったイーディス。 悪事は自分の首を絞めるよ。 拒絶された出会いからかれこれ約2年、とうとうマシューはメアリーにプロポーズ。 そんな中、コーラ夫人が18年ぶりに妊娠! 男ならば継承に関して大変化が訪れる。 もしもの場合、中流のマシューと結婚しても生きていけないわよと叔母からくぎを刺されて 身分違いの結婚がどういうものかを知っている貴族階級のメアリーは迷いました。 自分という一人の男を選んでくれなかった彼女に別れを告げたマシュー。 その気持ちも分かるけどメアリーの迷いも分かる。そういう時代だからね・・・。 使用人たちの間では、トーマスとオブライエンの悪辣ぶりが度を増し、 ベイツさんの過去もほじくり出した。 服役の過去を受け入れているベイツさん。 だけど、ベイツさんを愛しているアンナはロンドンに行った折にその経緯を調査し、 いろいろあって妻を庇ってのことだったと分かりました。 いよいよ居づらくなったトーマスは、さっさと使用人を辞め、 開戦を前に医療従事戦闘員として志願しました。 オブライエンはと言えば、コーラ夫人が自分を解雇し新しい侍女を募集 していると誤解して大変なことを・・・。 企みというほどでもないけれど、夫人の入浴中に床に落ちた石鹸を 故意に拾わないという事をしました。 やっぱり危ないからと拾いに戻ろうとした矢先、夫人は転倒、そして流産・・・・。 結局男の子だったというから事態は重い。 事故ではあるけれど、オブライエンは自責の念でショックを受けています。 これで改心してくれたら。 もうグルになるトーマスもいなくなるんだし。 結局継承権はマシューのもの。 運命に翻弄されるマシュー。そして、メアリへのプロポーズが失敗に終わった二人にため息の周囲。 あの叔母さんほんと余計なこと言う。 っていうか、ああいう人はどこにでもいるんだよね。悪気ないからたち悪い。 |
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2014.9.20 S1 5話まで④嫉妬は恐ろしい・・・。 マシューは何度か会ううちにメアリーに惹かれるようになってきたのに、メアリーは興味なし。 ブランクサム子爵のイブリン・ネイピアさんと手紙をやり取りしていたから 彼に気があるのかと思いきや、 彼が連れてきた超美形のオスマン帝国の外交官(の息子?)ケマル・パムークに一目惚れ。 彼の行動は早く、その夜メアリーに夜這いをかけてきた。 レディーであるメアリーは拒絶するものの、好奇心とロマンスへの憧れも相まって体を許すも ケマルは心臓発作で腹上死。 メアリーはメイドのアンナと母コーラとともに、 ケマルの遺体を彼の部屋に運んでスキャンダルを隠ぺいしました。 次女のイーディスは常に姉への嫉妬に苛まれ、 マシューがダメならとメアリーの結婚相手候補に挙がったストラランさんに猛アタック。 妻を亡くした中年男性ではあるけれど、心優しくマメな彼はイーディスに惹かれています。 三女のシビルは女性の権利向上についての政治活動に傾倒していて、伯爵は頭を悩ませます。 特に、社会主義者だった新しい運転手のブランソンとの関わりでエスカレート。 とはいえ、時代は女性が選挙権を得るようになる黎明期、 メイドを辞めて秘書になろうと努力するグエンの応援もしています。 さて、侍従のベイツさんを追い出そうとトーマスが仕組んだのは泥棒の濡れ衣を着せること。 自分がワインを盗んだのをベイツさんに見られた事もあって早く追い出したいところだけど、 アンナがその企みに気づき、先手を打って事なきを得ましたが、 責任を感じたベイツさんは辞職願い。 というのも、昔2年ほど窃盗の罪で服役していたことがあるそうな。 執事のカーソンさんもメイド長のヒューズさんも彼の告白を重く受け止め、 伯爵にも伝えて決断待ち。 でも誠実な彼が本当にそんなことやったとは思えないとみんな考えてます。 さて、亡くなったオスマン帝国外交官のケマルさんの死に メアリーが何か関係しているのではないかというオブライエンからの密告を聞いたイーディスは、 姉の醜聞を手紙にしたためてオスマン帝国の大使館に送りました。 なんてことをするんだか・・・。 |
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2014.9.15 S1 2話まで④雰囲気が良いね~ エミー賞、ゴールデングローブ賞など、アメリカ・イギリスでの評価も高い本作、 ようやく視聴の機会に恵まれたんですが、いや~良いですね~^^ ダウントン・アビーの舞台となるイギリス貴族グランサム伯爵のお屋敷はまさにお城! 日本では歴史ものを時代劇と呼びますが、 イギリスの場合は「コスチューム・ドラマ」と呼ばれるそうで、 確かに、時代独特のドレスや男性の礼服やら帽子などから20世紀を感じられます。 貴族の屋敷に仕える執事や侍従、下僕やメイドなどなど、 仕事としてのプライドと誇りを持って主人に仕えるさまや、屋敷の主たちの暮らしぶりなど 生き生きとしていて鮮やかで、もうすでにこの世界観に入り込めてます。 さて、娘3人を持つグランサム伯爵であるロバートには、 爵位や財産を相続させる男子がいないため、親族の継承順位に乗っ取った相続が必要となり、 今回、タイタニックの沈没という不慮の事故によって、 今まで会ったこともないまたいとこの息子マシューに相続権が移りました。 中流階級のマシューは弁護士で優秀かつ好青年。 けれど、クローリー家の面々からしたら、貴族階級でもないほぼ赤の他人に 財産すべてを渡すことになるのが苦々しくてならないところ。 特に長女のメアリーは、財産を持って行かれないように マシューとの結婚話が持ち上がること必至。 でも正直なところ彼女はお家のために人生を左右されるのがほとほと嫌らしいです。 虎視眈々と狙っているのは次女のイーデスかな? クローリー家のご意見番ともいえるおばあ様バイオレットは マシューの母イザベルの登場でライバル登場という感じ。 自身が元看護婦で、亡くなった夫、つまりマシューの父は医者だったから、 ヴァイオレットが院長を務める病院に足しげく通っているうちに ヴァイオレットともめそうになりました。 マシューを受け入れることを決めているロバートはイザベルを病院の理事に据えちゃいました。 これはこれでよさそうですよ? あとはダウントン・アビーの使用人たちの人間模様! 彼らの仕事にかけるプライドと野心や、またまた人間らしい素の部分もこれから楽しみな感じ。 中でも第一下僕のトーマスはかなりの野心家。 のし上がるには体だって使っちゃう。男性相手でも。というかゲイなのかな? トーマスと悪事仲間と思われても仕方がない、コーラ夫人付の侍女オブライエンも口も意地も悪い。 伯爵が直々に雇った侍従ベイツさんを追い出したいトーマスの悪巧みに手を貸してます・・・。 |
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