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六龍が飛ぶ ハマり度☆良かった
DVD-BOX1

BOX2 / BOX3
BOX4 / BOX5
●2015年 韓国SBS  全50話
●演出:シン・ギョンス
●脚本:キム・ヨンヒョン パク・サンヨン
●出演:ユ・アイン(イ・バンウォン)
シン・セギョン(プニ) キム・ミョンミン(チョン・ドジョン)
ピョン・ヨハン(タンジ=イ・バンジ)
チョン・ホジン(イ・ソンゲ)
●視聴:2016.11.18-2017.1.28   KNTV
●Story
高麗末期、イ・インギョムに牛耳られた朝廷に、西域咸州からイ・ソンゲ将軍が戻ることが決定し、
改革を期待する機運が高まった。
ソンゲの五男バンウォンは華やかな都の裏で疲弊し貧しさに喘ぎ権力者に残酷に虐げられる
民の姿を見て衝撃を受けるが、英雄として尊敬してきた父ならなんとかできるはずと期待する。
しかし最大の弱みを握られ都の権力者インギョムに屈する父の姿を見てしまい
本当に強いものとは何なのか、誰なのかを考えるようになった。
レビュー
1-6話  7-10  11-15  16-21  22-25
26-38  39-47  48-50完
高麗末期と朝鮮開国
新時代が切り開かれたストーリーをリアルなフィクションで
すごく良かった!
史実に沿った歴史物語ではあるものの、
架空のキャラクターたちを配することで、歴史の行間をみっちりと埋め込んであります。

多数の組織、登場人物の思惑に情勢が目まぐるしく変化、
そのなかで、自分の信念に沿って動くキャラクターの立った面々がまた
ときに痛快に、時に痛々しく対処していきます。

数々の剣豪たち、才能あふれる人材たちが物語を彩り、
綿密に練られた脚本の中で最後まで全く飽きることなく、
むしろ見る者の全集中力を握って50話まで引っ張ってくれました。

キャスティングもお見事でしたね。
難しい役をこなせるユ・アイン。
バンウォンのやさしさや泥臭さ、スマートさや弱さなどなど、複雑な心情を演じきります。
今年の賞レースで演技者として最優秀をこの役で得た、というのは納得。

どの登場人物も、何度も言うようですが、キャラクターがしっかり立っていたので、
見終わって別れるのがさみしいほど。

史実の展開が待っている、とわかっていてもハラハラドキドキするなんて
素晴らしい作品だったと思います。

本作は、キム・ヨンヒョン作家が書かれて高評価を受けた「根の深い木」へと
つながるような設定となっています。
組織や登場人物も重なってくるので、先に「根の深い木」を見ていても、
このあと見るにしても、面白いと思います。

まるでこれがすべてリアルに歴史の裏側だったのでは、と思ってしまうほどの仕上がり。
何年かぶりに、息子とワクワクしながら完走しました。
おススメです!


2017.1.28
50話まで納得のエンディング

チョン・ドジョンを倒し、その返す刀で世子バンソクを手に懸けたバンウォン。
父王の怒りは相当で、本来の目的である家族を守り抜くどころか、
殺し合いに発展した現状に耐え難いものを感じているのは確かで、王位を退いてしまいました。

次の王は兄バンカさん。しかし、情勢を見、政策を進めている実力者はバンウォン。
すでにバンウォンの元を、プニ、ムヒュルは去っています。
一番そばにいてほしかった人たちには己が信じるまっすぐで強い心と人生の目標があり、
そこをにバンウォンは愛していて、
だからこそ、彼らはこの状況でバンウォンのそばにはいられませんでした。

人生で最も欲したものを手に入れたバンウォンは代わりに孤独を得ました。

ムミョンは思い通りにならないバンウォンの殺害を試みたものの失敗、
リーダーであるムグクは生き延びて中国へと一時避難するもよう。
ムミョンの名の通り姿を変え、組織はいつか招集がかかるまでの間姿を消すのでしょう。

その2年後には四兄のバンカンが乱を起こし、それを鎮圧。
バンウォンは定宗バンカ兄さんから王位を譲られ、
ドジョン先生と同じ考え方だった国つくりの道を次々と成し遂げていきます。

バンウォンが最終的に王世子としたのは三男忠寧大君。
彼の言葉に、ドジョン先生やプニの面影が重なる。
学者的研究肌でありながら、目標への諦めない姿勢を評価した様子。
ムヒュルはこののちの世宗の護衛として再び帰ってきました。

プニは都から遠く離れた島で村民を守りながら安定した自治を行っている様子。

そしてラストはもう世宗の時代。
老境に達したプニが本島へと足を運んだそこで見たものはハングル。
民が意思を伝達するための文字を学ぶことの難しさを嘆いていたドジョン先生の言葉を思い出し
新しい国で成し遂げられた新たな改革を喜ぶ姿。

2017.1.20
47話までとうとうこんな日が

やっぱり濃くて面白い。
残り4話という所まできて、大きな出来事がやってきました。

建国直後の不安定期を乗り越えるためにほぼ全権を握って
精力的に国政をこなすドジョン先生。
けれど、その一つであった世子擁立に当たり、王様が選んだのは末っ子バンソクでした。
裏でムミョンが動いたことはバンウォンは知っています。

そんな状況の中、バンウォンは遼東で発生した外交摩擦のトラブルで
建国直後の明へと使臣として旅立つしかなくなるも、
数年後見事なし遂げて帰還します。
途中遼東の燕国を任されている明の初代皇帝朱元璋の四男朱棣と渉り合い、
貴重な情報も得て戻っています。

ドジョンの国造りで肝心でありながら難しかった私兵の没収は、
朱元璋危篤の情報が入ったことでチャンスが生まれ、
遼東征伐を掲げた戦への出兵でそのすべてが完了する手はずとなりました。

しかし、これに反発するのは武官の血筋である全州李氏の末裔である大君たち。
私兵を奪われて、今後自分たちの翼はもがれたも同然となる。
特に王権を狙うバンウォンは綿密な計画と時期、そして運も味方し、
行動を起こしました。

求めるものを手にするにはドジョン先生との別れが必須。
求める国の有様は結局同じだと語り覚悟を決めたドジョン先生に
手をかけたのはバンウォンでした。

ドジョンはここでこの世を去ったけれど、
ひそかに宰相制を基本とした国のあり方を掲げた秘密組織、
「密本」を立ち上げ、その理念である「民本」を引き継いでもらえるよう準備してあります。

チョン・ドジョンがこの世を去り、王様は年老いて病に伏せることも多い。
バンウォンが次にどう動くのか楽しみです。

2017.1.9
38話までほんと面白い

面白い面白いとみているうちに、レビューを忘れてもう38話。
12話分の展開を端折って書かせてもらいます。
詳細は省いちゃいますがご了承くださいm(__)m

謎の勢力は新羅の頃発足したという組織。名はなく、ムミョン(無名)と呼ばれています。
ムミョンは長く国の安定のために社稷が変わろうが悪人を利用しようが、
目的のために裏から人を操って来た。
その組織は情報を扱う花事団や批国寺、有名な寺の僧など多岐にわたっていました。

ムミョンと接触することに成功したのがバンウォン。
才覚を表し、ドジョンの土地改革や政権争いの後ろで要所を抑えてきた。
けれど、実現しようとしてきた理想の国が、王権を形式的なものとし、
宰相たちが政治を司るシステムになると知り、
ドジョン先生とは決定的に道が違うと気づきました。

ドジョンが考える儒教を中心とした新国家の最初の宰相は
経歴が清いポウン先生が必須。
そう考えるドジョンと、国を潰すことがそもそも不忠であると強く思うポウンとは
結局相容れることができませんでした。

ポウン先生は新たなワン氏の王を迎え、ソンゲ将軍らをけん制。
筋を通したいソンゲ将軍の性格を見て交渉する裏で
ドジョン先生の信頼を逆手にとり絶体絶命のピンチへと追いやりました。

明日ドジョン他主要なメンバーすべてが処刑されるという夜、
バンウォンはポウン先生を殺害しました。
情勢は一気に逆転。
しかしバンウォンの行動は建国に際しての汚点とされドジョン先生から見限られ、
父ソンゲ将軍からは忌み嫌われてしまいました。

しかし、自分の選択が間違っているとは思っていないバンウォン。
あれがベストだったという確信があります。
すでにムミョンに通じているふりをするという名目で独立し、私兵も養い、
資産家の舅の後ろ盾も持っているバンウォン。

イ・ソンゲ将軍が朝鮮開国の父として即位し、
国を亡ぼすことに猛反対していた長男バンウさんは世子を受け入れず失踪。
世子を誰にするかで攻防が始まっています。

バンウォンは当然、自分がいつか王位につき、
王権をもって自らの力で民のためになすべことをすると固く決意しています。
今の状態では当然お父さんが許さないし、
ドジョンさんも認めないでしょう。

けれど、方法は苛烈であるけれど、目的への近道を取るバンウォンは
政治の基本となる人材である儒生が
ポウンを殺害し国を滅ぼした新国家に反発して去った問題を三日で解決。

これまでの活躍を知っている者たちはバンウォンがふさわしいと思っているけれど、
どうなるかはこれからですね。

2016.12.23
25話までアクションもいいね

都にいたバンウォンらとうまく内応でき、イ・ソンゲ将軍とチョ・ミンス将軍は
チェ・ヨン将軍に勝利。
それと無理な征伐を命じた王様も辞めさせることとなりました。

圧倒的な勝利となり、反逆の名目は消えてホット一息というところだけど、
巷にイ・ソンゲ将軍が王様になるというような含みのある歌が流行りだし
慌てふためくドジョン達。
だいたいにおいてこういう歌が流行るときは謀反を疑われて失脚するのがオチで、
これから大業をなそうというソンゲ将軍にはまずい展開に。

それを流布してたのがドジョンの後輩で策士として名を挙げたいハリュンという人でした。
雄として力を持ち始めたイ・ソンゲ将軍に負けたくないと思っている
チョ・ミンス将軍の策士としてその懐へともぐりこみました。

今ドジョン達は田井制度を大改革する準備を始めていて、
そのためには有力貴族たちの私有地を一度没収する必要があり
その反対をどうするかを練っているさ中。
ハリュンに振り回される形になったイ・ソンゲ将軍側。

ハリュンはチョ・ミンス将軍がチャンスあらばイ・ソンゲ将軍ら中心人物たちを
根こそぎ殺そうと宴を開いたことなど知りもしませんでした。
大々的に戦闘場と化した宴で、団結力と剣の腕、そして情報伝達力と
状況判断をもってすんでのところで勝利したのはイ・ソンゲ将軍たち。

そこで幼き頃のヨニを暴行した男を見つけたバンジ。
追跡中、出くわしたヨニと共に男に復讐を果たし、一つのケリをつけられました。

改革は無事進むのかどうか、今まで明らかになっていない謎の勢力が
どうやら動きを活発にしてきたようです。

2016.12.17
21話まで決断を迫られて

ホン・インバンは脅迫によって東海甲族を従わせようとし、
イ・ソンゲのみを謀反の逆賊扱いとして失脚させようとしてきました。
濡れ衣とはいえ、一度着せられてしまえば助かる道のない東海甲族にとって
受けるしかない話でした。
しかしそれを覆すことに成功したのは命をかけたバンウォン。
その脅しに屈すれば、今後永遠に東海甲族の独立性は失われるという説得のもと、
ホン・インバン、キル・テミを弾劾するという上奏に東海甲族を引き込めました。

それに応じた王様の勅書によってホン・インバンとキル・テミは失脚処刑。
キル・テミは町での一対一の対峙でバンジが倒したことにより
バンジは三韓一の剣豪との名を得ました。

いよいよ大豪族を味方につけたイ・ソンゲ将軍でしたが、
都堂の3人組を排除したいま、動いたのは古武士チェ・ヨン将軍でした。
明が遼東の所有を通達してきたことを受けて
チェ・ヨン将軍は遼東奪還の戦を決行することを王様と決めてしまっていました。

戦ができる余力も国力もなく、ましてや季節は冬。
チェ・ヨン将軍が押してくる正論はすべて”国のため”。
戦を知っているはずの歴戦の戦士でも、遼東を取り戻すのは今しかないという
強い思いと、イ・ソンゲ将軍を都から遠ざけたいというような思いも相まっていました。

過酷な遼東征伐遠征はそもそも鴻緑江の渡江が進まず兵は疲弊し倒れるばかり。
真冬の大河は人を寄せ付けないばかりか、兵糧も供給できず
疫病も蔓延を始めてしまいました。

軍を戻す回軍を申請して拒否され3度目。
不可能かつ無謀な遠征で大切な民を無為に失うことをしないと決めた将軍は
もう一軍を率いていたチョ・ミンス将軍とともに回軍しました。

当然これは反逆に当たる。
チェ・ヨン将軍に家族を人質に取られていたソンゲ将軍でしたが、
都に残っていたバンウォンと、人質に加わっていたプニの活躍もあり逃亡成功。

反逆となるのか、チェ・ヨン将軍との対決に勝てるのか、というところ。

2016.12.10
15話まで中心人物たちが集まってきた

”安辺策”を通すためにホン・インバンと手を組んだドジョン。
飼い犬に手をかまれた形になったインギョムは都堂での影響力を失うわけにはいかず
イ・ソンゲをけん制する目的もあって、インバンと一対一で会った人物
イ・バンウォンを逮捕させました。
ねつ造の証拠文書を仕込まれることを読んでいたドジョンは手紙をすり替え、
情勢がイ・ソンゲ有利に傾くよう手を打ちました。

イ・ソンゲ将軍らの最強私兵軍団は3度目の女真族の攻撃に大勝し、
息子をインギョムに狙われたことで、自分のこれからの方向性を変えることとなりました。
イ・ソンゲ将軍は都堂に入ることを決め、
その参謀役としてドジョンを抱えることに。

インギョムは失脚し、イ・ソンゲ将軍はホン・インバンとの連合を解消し、
基盤を固めるために新たに旧王朝の貴族で政治から一線を画している一大勢力
東海甲族の娘さんとバンウォンとの縁談にこぎつけました。
体よく縁談を避けられたインバンの怒りは相当で、
連合させないためにインバンは東海甲族に謀反ありとの騒ぎをねつ造、
そして影の存在チョン・ドジョン暗殺を決行させました。

ヨニが花事団の諜報員であり、ドジョンの組織員であると知ったタンジは
彼女が危険極まりない二重スパイとして生きていることに胸を痛めます。
死んだと思っていたプニもまたドジョンの組織にいると分かり、
プニとヨニの望む世のために生きることを決めました。

ドジョン暗殺を請け負った刺客を倒したタンジは、
イ・ソンゲ将軍の私兵の一人として迎え入れられドジョンの護衛として働くことに。
将軍からイ・バンジという一族の文字”芳(バン)”が入った名をもらっています。

戦績を挙げて出世したいと願うムヒュルもどんどん腕を上げていて
バンウォンの護衛武士として成長していきそうです。

互いへの気持ちを確認するものの身分の違いを越えられないと知っているプニとバンウォン。
バンウォンが政略結婚したことも新しい国造りへのステップだと理解している二人です。

2016.12.2
10話まで面白くなってきた

咸州には、成均館の先輩だったホ・ガンが家門の失墜後名を変えて士官していました。
彼はまさにドジョン先生通称三峰(サンボン)の部下。
最初の一歩となる”安辺策”をイ・ソンゲ将軍に朝廷(=都堂トダン)へ上げてもらうために
その内容を進言するという役割でした。

安辺策は国境地帯における自治権をもつことができ守りを固めるには最適の政策、
なんだけど、当然独自の裁量が与えられるために力を蓄えることも可能。
これを通すとなれば、中央の権力者はイ・ソンゲ将軍を危険視することは間違いない。
将軍は拒否しました。
動いたのは、三峰先生の新朝鮮建国を熱望するバンウォン。
勝手に父の印を押し、父の命が下りたと虚言を使って都堂へ提議させてしまいました。

ソンゲ将軍とじかに話し、新王朝建国の考えと、その王になってほしいと
告げていたドジョンはソンゲ将軍が決意してくれたと認識、
都堂を牛耳る新三人衆のうち、ペク・ユンの後に入ったホン・インバンの欲望を利用し
”安辺策”を承認させる一手を打たせることに成功しました。

そこに至るには、悲しい国の事情を変えたくて動いたタンジがおり、
タンジは故郷の村で皆殺しがあったと聞いて、世を変えられないくやしさを
ドジョンにぶつけています。

初めて面と向かってドジョンと会えたバンウォン。
そこでバンウォンはドジョンからのきつい叱りと戒めの言葉を受けました。
血気に逸り、自分が正しいと信じるがゆえに都合の良い理由をつける悪い癖を指摘され
正しい国造りのための最初の一歩を汚したことを反省することになりました。

ドジョンを補佐している有能な女性は、情報屋花事団の情報員ヨニ。
ドジョンと出会い、ドジョンの将来ビジョンに惚れて部下となっています。
おそらく今も思いあっているタンジとの再会に心揺さぶられたヨニは
故郷の悲劇で怒るタンジを説得してくれることでしょう。

面白くなってきました。
それにしてもキム・ミョンミンの存在感はすごいな~~。
いや、そもそもキャスティングが豪華やわ~。

2016.11.29
6話までメインキャラが揃った

評判を聞き、これは見たいと思っていました。
序盤6話で今後新王朝を生み出す主要人物の生い立ち、出会い、そして再会が描かれました。

まさに高麗末期。
王朝はすでに利権をむさぼる官僚ら魑魅魍魎の巣と化し、
儒学者らは迫害を受け、民はただただ搾取されるだけのどん底の生活に。
イ・インギョム、キル・テミ、ペク・ユンら3人が牛耳る世に未来はないと知っている
士大夫チョン・ドジョンは世を読み勇敢に行動してきました。

明からの使者を追い返し、戦争を回避させたドジョン。
英雄だと信じていた父が都に来てインギョムに頭を下げた姿を見て失望していたバンウォンは
ドジョンこそが最強だと感じ、自ら儒学の道を求め成均館に入門。
大罪人として流刑となったドジョンが戻るまで師匠を待つつもりでした。

しかし成均館は学問に打ち込み正しきことを追求できる場所ではなく、
キル・テミの息子ら権力者の子らが、権力者に歯向かう儒生らを一人一人
いじめ抜き、誇りを失わせ生きる気力を失わせてゆきました。

バンウォンもまた屈辱の目に遭い、弱さに心折れながらも、
正義を貫いて生きる、という信念を抱くに至りました。
善は悪をも受け入れる大きさがあるならば、自分は善ではなく、
悪を罰する”正義”の人になるつもりだとバンウォンはいいます。

おりしも、ドジョンの一件で逮捕され拷問を受け、善であろうとすることを放棄した
成均館のホン・インバンがインギョムの下についたことでバンウォンとは悪縁に。

また、母を探していたタンジとプニ兄妹は、土地を奪ったインギョムの部下らに虐げられ、
特にタンジは思いあっていたヨニを乱暴され助けられなかったことが深い傷となり
死のうとしたところを剣の達人に助けられ弟子となり凄腕の剣士となりました。

妹プニは村に残り、流刑から戻り訪ねてきたドジョンから
搾取されない秘密の畑を開墾するという案をもらい実行に移していました。
けれど、3年目収穫にこぎつけたと同時に見つかってしまいすべて没収され、
守ろうとした村人が大勢殺されてしまいます。
道を失ったプニはドジョンに会おうと決めました。

すでに道を失っていたバンウォンは、ある日ペク・ユン殺害の現場を見て、
暗殺犯の後をひそかにつけ、そこでドジョンが練り上げた新しい国のビジョンを見つけます。

ペク・ユンを殺害したのはタンジ。
国を変えるために、まずペク・ユンを殺し、三人が保っていたバランスを崩せ
といっていた流刑時のドジョンの言葉を今実行に移しているのでした。

次の”すべきこと”を知りたいタンジと
新朝鮮建国の道に自分も進むと決意したバンウォン。
そして村のみんなのために道を見つけねばならないプニ。
それからもう一人、親のない子らの面倒を見ていた祖母の言いつけで
自称剣の名人に弟子入りしていていつの間にか天賦の才で
地元では有名な武士を倒すほどに成長していたムヒュルがプニについていくことになりました。

ドジョンの密命それは”咸州に行き、イ・ソンゲ将軍の部下になれ”でした。
ドジョンに会いたい者はこの命を実行することになりそうです。
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