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野王 ハマり度☆飽きさせないわ~
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OST(SBS韓国版)

もっと知りたい韓国TVドラマvol.56
巻頭特集野王
●2013年 韓国SBS 全24話
●演出:チョ・ヨングァン   ●脚本:イ・ヒミョン
●出演:クォン・サンウ(ハリュ/チャ・ジェウン)  スエ(チュ・ダヘ)  ユンホ(ペク・ドフン)
●視聴:2013.10.31-11.20  KNTV

●Story
孤児のハリュは養母の働く乗馬クラブで馬具の装蹄師の資格を取るべく
慎ましやかに働いていたが、
弟分のテクペの手助けで借金回収に行った家で幼い頃別れたダヘと再会した。
ダヘは母親の再婚で孤児院を後にしたのだが、
継父の虐待から逃れるために母と貧しい暮らしをしながら転々としていたらしい。
その母親も亡くし、学資金を稼ぐために夜の商売へと足を踏み入れようとしていた。
見かねたハリュはダヘが大学受験勉強に専念できるよう応援し
学資の工面のために実入りの良いホストとして働く事にしたハリュ。
だがこの二人は12年後、命をかけてやり取りするほど、
深い溝にあえぐ事に・・・・。
野心のためには家族も踏み台、そんな女を愛した男たち
激しい攻防に引き込まれる懲悪復讐愛憎サスペンス
展開がめまぐるしく、頭脳戦を交えた激しい攻防戦が繰り広げられ全く飽きさせない本作。
女を追い詰めたと思っても逃げられ、女は脅迫と恫喝、そして排除で自分の野心を叶えてゆく。

飢えで生死をさまよってからファーストレディーになるまであまたの手を汚して上り詰めた世紀の悪女を
清純派と呼んでもいいクールビューティーのスエさんが好演していました。

彼女に裏切られ彼女を悪の道から引き戻そうと、復讐をモチベーションに頑張り続ける
純情かつ信念の男を悲しい瞳の演技がうまいクォン・サンウさんが。
そして彼女の野心のために愛を利用され、愛する家族を傷つけられ、最後は命まで・・・という
純粋で優しい御曹司を東方神起のユンホ君が爽やかに演じていました。

このドラマはつまり悪女がのし上がり、その悪女が転落するまでを描いてある懲悪復讐愛憎サスペンスなんだけど
私はこのドラマに描かれるそれぞれの家族愛の深さと潔さにしばしば涙させられました。

愛し慈しみ合う家族に黒い波紋を落とす悪女ダヘ。
守ろうと努力し続けるのがペクハクグループの後継者ドギョンさん。
このドギョンさんの愛と決意と潔い性格は本当に深く表現されていて好きでした。

そしてダヘから家族を奪われるのがハリュ。
本作はダヘを逃さないと決意するハリュが主人公。
このハリュには双子の兄がいて、兄になり替わり生きてダヘを追い詰めるという二役設定も物語に波乱を添えています。

悲しい生い立ちと二人の事実婚生活が第一章なら
第二章はペクハクグループ編
第三章は大統領夫人への道編
というように登場人物も後半にしたがって増え複雑に動き展開が予想しづらくなるのも面白さのポイントでしたよ
野王
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2013.11.20
24(最終)話まで
最初の罪に裁かれて・・・

ウェブトゥーンの影響でペクハク御曹司である元夫殺害疑惑の火はもみ消すどころか
捜査せよという世論の火に油を注ぐ展開となり、ダヘはどんどん窮地に。
家宅捜査に入ったハリュを前に、自殺を図ろうとしたダヘ。
やめさせようともみ合ったはずみでハリュは腹部に銃弾が・・・・。
大統領夫人室での発砲事件、それだけでも十分なスキャンダル。

ドギョンさんが会社への打撃を覚悟でダヘへの不正献金を行ったことを記者会見で語り、
その金の行方は、あらかじめハリュが紙幣番号を記録していたために追跡がなされて
しかるべき贈収賄の証拠もそろった。

自分を追い詰めようとしているチャ・ジェウン検事補がその資格のない別人だと証明しようと指紋を照会させたけれど、
すでにペクハクの協力でハリュはジェウンとして生きる決意をし、国家データも書き換えており空振りに。
焦るダヘは義兄にハリュを消すよう指示、でもそこで義兄はダヘの口から義父殺しがダヘの仕業であると知りました。

ハリュ殺しを自白する瞬間もマスコミにリークされており追い詰められ、そしてソク大統領から離婚を宣言されたダヘ。
青瓦台の大統領官邸から去る途中、ダヘを車に乗せたのは義兄。
父を殺したうえに十数年の間自分をだまし、またたった一人の家族と思っていたダヘに利用されていたと恨んだ義兄は
衝動的にダヘを車で轢こうとしました。
逮捕に向かっていたハリュはダヘをかばって車の前に・・・。

目覚めたハリュと、内臓破裂から回復せずに目覚めなかったダヘ。
最初の殺人を償わなかったためにダヘは義兄による私刑によって裁かれてしまった形に・・・。

最後の最後まで、自分のかわいい子供を産んだ愛するダヘの過ちを正そうとしたハリュ。
法で裁く前に逝ってしまったダヘ。
最後に見たダヘは倒れる自分に涙ながらに謝罪をしていた。
ただウンビョルと幸せな親子として暮らせることだけを夢見ていたハリュは、
きっとダヘもそんなささやかな暮らしに幸せがあると、この世を去った今なら分かるんじゃないかと
感じてのことじゃないかなあの涙。

大統領は娘スジョンさんの説得もあって、ペクハク会長の妹婿殺害の罪を償うために大統領を辞任するつもりみたい。
就任した経緯も、そして大統領夫人に就いたダヘの真っ黒なスキャンダルもあり
この政権はもう支持率を維持することは事実上無理だったでしょうね。

2013.11.19
22話まで
粘りに粘るね~

爆破事件のアリバイを崩されたダヘに代わり、義兄がすべて自分のやったことだと自供して捜査終了。

ソク大統領候補の選挙戦に全身全霊で取り組んでいるダヘの最終目的は
女性としてダヘが上り詰められる最高位
大統領夫人の座
大金が必要な選挙戦の資金は、
ペクハク会長が妹の夫(義弟)を死なせたスキャンダルに対する恐喝でゲット。
50億Wもの金を2度ペクハクから引き出し劣勢を覆し、ソク氏を大統領戦に勝たせることができました。
大統領夫人の座も愛なんてない、ソク氏の弱みと引き換えで・・・。

ペクハク会長の義弟が亡くなった経緯は口論が高じて喧嘩になった際の事故。
でも事ここに至って、会長は自分の犯した罪を償うことを決意しました。
結果的に恐喝というダヘの手を封じられるのが狙いでもあるけれど、妹に心から詫びたいのが本心・・・。

でもハリュは当時の検視官の存在に気づきました。
そう、現場に駆け付けた当時の顧問弁護士ソクは意識を取り戻した義弟の息の根を止めて自殺に偽装したのでした。
ソクによって精神病院に送られ薬漬けになっていた検視官さんを救出し口頭で真相を聞いたハリュ。
でもダヘの送った刺客(現代で刺客!)によって口が聞けない状態に・・・・。

見事当選を果たしたソク大統領と、夫人の座に納まったダヘ。
娘のスジョンさんは父と袂を分かつことを決めました。
ちょうど、靴のサイズが違うことからお父さんがジェウンがハリュだと気づいてしまったこともあり
自分の人生を新たに歩きなさいと義父になるはずだった親父さんに背中を押され心境の変化ももちろんある。

ハリュは作者不明のウェブトゥーン(ネット上で公開される漫画)で
これまでの自分とダヘのストーリーを事細かに描いて公開。

おりしも、若く美しい大統領夫人ダヘは時の人。自伝を記したダヘの生い立ちと重なる部分がほとんど。
継父殺しと御曹司殺しのところ以外は。
大ヒットになったウェブトゥーンが大統領夫人のことだとまことしやかに広まる噂で
ダヘをかなり追いつめてきましたよ。

あとは法的にダヘを失脚させるだけ。
ハリュは大統領夫人に対する資金がらみの疑惑も含めて捜査が行われる「特捜部」の設置に成功。
検察から特捜部の長を任された弁護士と懇意になっていたハリュは特捜部補佐を打診されチャンスです。
野王
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2013.11.19
19話まで
ダヘ包囲網は狭まるか

ペクハクを追われても、ただでは去らないダヘ・・・。
ソク前市長の大統領選挙に絡んだ極秘書類を会長の金庫へ盗みに入り、
書類とともにドフンの叔母ジミさんの夫の死がソク氏による自殺偽装であり、
それを会長も黙認していたという証拠の映像ファイルまで手に入れました。


ペクハク会長の金はこれで選挙戦にいくらでも引き出せると踏んだダヘは
ソク前市長と接触して選挙参謀に。

ただ、ダヘの義兄がチャ・ジェウン弁護士を死なせた音声証拠をハリュがもっていることから
ペクハクの重要書類とこの音声データの引き渡し交渉が成立
しかし、ダヘはハリュを改めて殺害するつもりで爆発物を仕込んで待ってました。
でもその爆発に巻き込まれたのはドフン…。
ドフンは帰らぬ人に

離婚だけでもかなりの恨みとなっていたのにドフンまで失ったペクハクの恨みは相当なものだね。
ドギョンさんの悲しみと怒りはダヘを傷つけ拉致という荒業へと突き動かしたんだけど
おかげで極秘書類奪還がかないました。

ドフンの爆発現場にいたダヘには偽装されたアリバイがあり、それを崩さないと捜査が進まない。
警察がそんなに無能だとは悲しい設定だけど、
それでもハリュが探してきたアリバイの欠陥をもとにやっと義兄にたどり着いてくれました。
ダヘを守りたい義兄は自分が捕まるというんだけど、
裏で汚れ仕事をしてくれる人がいないとこの地位は守れないダヘ、当然引き留めてます。

大統領選挙事務所に娘であるスジョンさんも入り、近くでダヘの動向を監視してくれています。
ただハリュは兄の遺品のなかから、ソク前市長の不正の証拠資料を見つけました
愛するスジョンのためにジェウンはこの事実を封印するつもりだったみたいだけど状況は変化してる。
この資料をどうするか、迷いの時だね。

2013.11.14
16話まで
ペクハク編に節目

ペクハク編のエンディングを迎えた感があるんだけど、ハリュとダヘの死闘はまだ8話続くんだ。

ペクハクのオーナーファミリーの中には会長の妹であるジミというドフンの叔母さんもいるんだけど
この叔母さんは兄である会長に恨みあり。
兄親子よりも立場が弱いため、汚れ仕事もやりそうなダヘの加入によって有利にことを運ぼうと
ダヘが子持ちであることを黙って協力していたもよう。

会長が補薬を飲んで緊急入院したのもジミさんが不凍液を水に入れたから。悪質ないたずら。
子持ちだと黙っていてもらうことを条件にジミさんに手を貸したダヘ。

ダヘはソク前市長を次期大統領にするという裏の名目を持つ財団の理事に就任し
名実ともにペクハクに根をおろせるところをハリュに妨害されました。

心臓の悪い父にまで手を伸ばしてハリュをけん制しようとするダヘを失脚させる手だったんだけど
就任式で大恥をかかされて怒る会長に取り入って持ちこたえようとした方法でどツボに。
叔母さんであるジミさんの不凍液事件をバラし、
おまけにドフンの出生の秘密をネタに脅迫されたと嘘を言ったのが運のつき。
当然叔母さんは証人に手を回しているし、ドフンの出生の秘密を保身のためにダヘは口にするという悪印象に・・・。

最後の一撃はドフンがダヘとハリュの関係を知ったこと。
なぜ教えてくれなかったのかと詰め寄るドフンに、
ジェウンとしてハリュは「こうでもしないとダヘを信じているドフンに真実を解らせられなかった。」と語ります。

あくまでも真実を隠すダヘにドフンは離婚を決意しました。
もうペクハクにはいられないダヘ。
ハリュの復讐はここで終わったかに見えるけど、まだ8話あるわ~大統領選挙編だね(汗)
野王
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2013.11.8
13話まで
新投入キャラでまた新鮮に

ジェウンが本当はハリュなんじゃないかというダヘの疑念を否定し、うまくかわし続け、
とうとう
遺体が発見されてハリュの葬儀がジェウンによって行われたことで
ダヘは少し安心したみたい。

ダヘとドフンの結婚を阻止する苦肉の策として恋人同士のふりをしたハリュとドギョンさん。
けれど、ドフンの実父の遺品が送られてきたことから
ドフンに知られないよう細心の注意を払ってきた母子関係をダヘに知られてしまい、
秘密を守ることを条件にドギョンさんは結婚を認めました。

結婚式はハリュたちの策謀によって挙げられなかったダヘ。
とはいえ入籍はされ願いどおり晴れてペクハクグループの人に。
ただドギョンの育ててきた奨学会の財団化でジェウンが顧問弁護士になると聞き、
ダヘは阻止するために財団理事を所望してドギョンさんとぶつかりました。

というのも
俺はハリュだとジェウンから正体を明かされたダヘ
ドフンに知られてはまずい過去を抱えたハリュの存在そのものが排除対象。

亡くなったジェウンさんの婚約者ソク・スジョンにはハリュだとあっさりバレてしまい
兄が殺されてしまった経緯を語らざるを得なくなりました。
愛する人を亡くしたスジョンさんの気持ちは痛いほどにつらかったと思うけど協力してもらえることに。

何よりこの
スジョンさんは前市長のソク氏の娘。
ソク氏は次期大統領候補としてペクハク会長の後ろ盾で立候補を予定しているダークホース的大物。

第一話のオープニングではダヘは大統領夫人だったよね?
一体ダヘはどう立ち回るんだろうかね~やっぱりドフンと別れてスジョンの父と結婚?なのか?

2013.11.4
10話まで
綱渡り的大作戦ね

出所する服役囚の法的なアドバイザーとして刑務所にきたジェウンさんを一目見たサムドさんによって
ハリュは生き別れていた双子の兄と再会できました。
出所を1週間後に控えたハリュを家に迎え入れるつもりのジェウン。

刑務所内で師匠と呼ばれるサムドさんと義兄弟的な深い絆を築いたハリュ。
サムドさんは詐欺罪で服役していた人で、
実のところ詐欺の中でも一流の「設計師」と呼ばれる大掛かりな筋書きを描ける人のようでした。
同じく娘を6歳という幼さで亡くしており、ハリュの悔しすぎる身の上を聞いて応援してくれていました。

しかし、出所前に宣戦布告のファックスを送っていたハリュを牽制するために
ダヘは義兄にハリュを何とかしてくれと依頼。
迎えに来ていたジェウンをハリュと間違って拉致した義兄は、挙句死なせてしまいました。

それを知ったハリュは敵を討つ覚悟でサムドさんと組んで「ジェウンになりきる」作戦に着手しました。
最初に接触したのはドフンの姉ドギョンさん。
弁護士のジェウンという布石を敷くためで、ダヘと対面した時にはドフンの信頼は勝ち得たあと。
ただダヘにはジェウンはハリュだという確信はある。
あのてこの手で本人確認しようとしてくる狡猾さ。

そんなダヘは、会長が自分を取り立ててくれることが嫁としての認可だと思っていたのに
与党代表の娘とドフンを結婚させようとしていることを知って、先にマスコミに婚約発表をしちゃいました。
味方は、夫を兄(ドフンの父)によって殺されたと恨んでいるドフンの叔母さん。
この家族は一枚岩じゃないんだわ。
野王
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2013.11.2
7話で
不幸フラグ立ちまくりで

2年間の留学生活で完全にドフンの心をゲットしたダヘ。
留学後心を入れ替え好成績を維持しMBAも取得した後継者ドフンに喜び満面の家族たちは
ドフンの成長とモチベーションがダヘとの結婚にあると知って愕然。特に姉であるドギョンさんにとっては・・。

ただ常に控えめで礼儀を崩さず、しかし仕事はできる優秀なダヘを気に入った会長は
ドフンを引き立てるためには彼女が必要不可欠だと考えるが、
ドギョンはダヘの下心が結局はダヘを純粋に愛するドフンに悪影響だと心配する。

ドギョンの補佐を任され進めていたリゾート開発地が養父を埋めた山だと知ったダヘは
あらゆる手段を使って開発を阻止しようと奔走し、結局叶わずに山から遺体がでた。
しかもそれがダヘの養父だったと分ったドギョンさんは
ダヘの抱える隠された闇を察知して彼女をドフンから引き離したいがうまくいかない。

遺体と共に出てきたハリュの当時の携帯が状況証拠となり殺害容疑でハリュが逮捕された。
ハリュに罪を被らせようとするダヘ。
否認するハリュに、娘ウンビョルは私が面倒を見るから「遺体遺棄を認めて事件を収めろ」と提案する。
殺人なら刑期はさらに長くなり、今無罪を否定しても裁判が終わるまではウンビョルの面倒が見られない・・・
ハリュはダヘの提案を呑みました。

状況が変わったことで、ダヘはドフンとの関係を保留にしてウンビョルとアメリカへ旅立とうとするも
ドフンが会いに来てしまい、ウンビョルを離れた歩道で一人待たせたままドフンに対応。
しかし誤って車道に出てしまったウンビョルはトラックに衝突されてこの世を去りました・・・。

悲しみとショックで放心状態のダヘ。
刑務所から葬儀のために一時帰宅を許されたハリュの心は壊れる。

ダヘの「底辺からの脱出」への執着の中には、ウンビョルに高度な教育を施し、
不自由ない生活をさせるという母としてのモチベーションも含まれていたみたい。
でも守るべき愛する娘を失ったことで
今後は単なる利己的な成功欲に突き動かされてしまう事になりそう。

ウンビョルをダヘの過失でなくしたハリュ。
ハリュの生きるモチベーションは間違いなくダヘへの百倍返し、だね・・・。
さて、孤児だったハリュには一卵性双生児の兄がいました。兄ジェウンさんは弁護士です。
病気になったお父さんから弟を捜してほしいと頼まれて捜しています。

2013.11.1
4話まで
天然悪女やね~

主人公たちがベテランという事もあるけれど、演出や映像も物語りに入りやすい安定感です。
「追跡者~チェイサー」を演出された監督ということで、重要なサブキャストが少し重なっていますね。

さて、辛い生い立ちのダヘを支えたハリュはダヘの大学受験合格に大喜びするものの
追ってきた虐待継父をダヘが恐怖のあまり刺し殺した事で事情が一変。
罪を被り自首しようとしたハリュを思いとどまらせ、結局牧場の外れの山中に遺体遺棄しました。

牧場を離れ大学に通うようになった二人は愛しあうようになり子どもまでもうけましたが、
幸せな家庭を築く下準備と割り切ってプライドを捨てホストでダヘの学費を稼いだハリュを
ダヘは裏切る事になりました。

ダヘが大学を卒業し就職を決めた会社は一流大企業。
貧しい暮らしにトラウマのあるダヘは成功したいという野心とプライドが強く
見事入社したものの常務から野心を誤解されてクビになったことで、
成功に進む道へのスイッチが変なほうに入ってしまいました。

というのも、ダヘは大企業の御曹司ドフンから好意を抱かれ、
それをドフンの姉であるドギョンに玉の輿狙いの色仕掛けだと誤解されたわけです。
収入の道も成功の道も奪われ、おまけに薄汚い玉の輿狙いのバカ女扱いされたことにキレたダヘは
ドフンからアメリカに一緒に留学しないかと提案されてそれに乗る事を選びました。
ま、姉と呼んではいるけど実は若くしてドフンを産んだ母親です。

当然留学費用を稼ぐのは、やっと5年間の屈辱生活から脱出できてホッとしていたハリュ。
ハリュは涙を呑んでまたホストクラブで働き始めました。
一方で成功の糧を失ったダヘにとって、常務への恨みというよりも成功の糸に喰らいつくべく
ドフンとの関係を深め、完全に彼を自分のものにするようです。
内に秘めたダヘの「成功への渇望」はきっと天井知らず。
確かにハリュとの間に愛はあったはずだけど、成功の邪魔になるなら用はないというところか。

養母アンシムさんのガン治療費が必要になったハリュはダヘに休学を打診するも拒絶され
とうとう、金のために本当に自分の体を売りました。
ダヘが自分の身を切った金で別の男との人生をスタートさせようとしている事を知ったらそのショックたるや・・・。
婚姻届も出してないし、どう考えてもダヘは
天然な悪女やな・・・。
野王
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