映画「アレックス・ストレンジラブ」見ました

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アレックス・ストレンジラブ

ちょっとした待ち時間があって、短めの映画をNetflixで選んだのが1時間39分の「アレックス・ストレンジラブ」。

“青春映画、LGBTQについての映画”という情報を持っていた程度でしたが、見た方の評判が印象に残っていたので見てみました。

ネタバレ感想は後半に、ハマり度評価は最後にあります。

☆公式サイト Netflix

目次

アレックス・ストレンジラブの作品情報

公開・配信

2018年4月 サンフランシスコ国際フィルムフェスティバル 初公開
2018年6月 Netflixにて配信

スタッフ・キャスト

監督・脚本:クレイグ・ジョンソン

プロデューサー:ベン・スティラー

出演:

ダニエル・ドヒニー(アレックス・トゥルーラブ)
マデリーン・ワインスタイン(クレア)
アントニオ・マルツィアーレ(エリオット)他

コメディがお得意の監督さん

脚本を書かれたクレイグ・ジョンソンさんはコメディー作品を手掛けてこられた監督さん

本作もコメディーならではの軽妙さとテンポのいい展開で映画の世界に引きこんでくれました。

プロデューサーにベン・スティラーさんの名前も(^^)

あらすじ

高校三年生のアレックスは真面目で成績優秀。

トゥルーラブという特殊な苗字を武器に生徒会長を勝ちとり童貞という気がかり以外は順調な人生を送っていた。

ある日興味のあることも笑いのツボも同じ気の合う最強の女友達クレアができた。

異性として意識し始め恋人同士となり、彼女も望むセックスで童貞卒業することになったのだが・・・。

予告編

ここで、Netflixの予告編をご紹介します。

明るくポップなテイストで、真摯に恋・セックス・自分のことに悩むアレックスの姿が描かれていることが見えてくる予告編ですね。

アレックス・ストレンジラブとは

本当の自分に気づき受け入れてゆく姿を
温かく明るいタッチで描く青春コメディー

ハマリ度は

3.5

テンポも良く、登場人物たちのキャラクターも魅力があって、青春の甘味苦みも伝わってきましたよ!

[jin-button-shiny visual=”shiny” hover=”down” radius=”50px” color1=”#54dcef” color2=”#0794E8″ url=”https://www.netflix.com/title/80168189″ target=”_self”]Netflixで観る[/jin-button-shiny]

ここから後半はネタバレがあります。

ご注意ください。

 

ネタバレ感想

なんだかステキな映画でした。

大好きな女友達クレアと恋人になり、彼女も望んでいるセックスで自分も童貞卒業するというアレックス。

変にエロい方向へ流れることはなく、まじめに取り組む姿が微笑ましく描かれ、一方でなぜかできなくて戸惑ってしまうアレックスを見守るしかないんです。

アレックスとクレア最高の相棒

とにかくアレックスもクレアもすごく良い子。

二人は最高の相棒なんです。

クレアは思いやりもあるし、自分の気持ちを率直に伝えるさっぱりした強さがある一方で、大好きなアレックスを思っています。

お互いを大事に思っているからこそ、男女の仲をさらに深くできないもどかしさに苦しむんです。

蓋をしていた心の傷

アレックスは過去の性に関するトラウマを抱えていました。

人に知られたくない、知られたとしたら一体どんな目で見られるのかが怖いという思いで自分がゲイかもしれないことに蓋をし続けていました

本当の自分自身を受け入れるきっかけと勇気をくれたのはクレアと、ゲイであることをカミングアウトしていたエリオットの存在。

この二人に出会えたことがアレックスにとっての幸運でした。

そしてアレックスをいつも通りそのまま受け入れてくれる友だちの存在も大きな支えでした

監督さんはアレックスの気持ちがわかる人

この映画の脚本を執筆し、監督したのはご自身もゲイであるとカミングアウトしているというクレイグ・ジョンソンさん(wikipediaより)。

自分をゲイだと受け入れカミングアウトしたアレックスの姿がこの映画のクライマックスで、誰かと結ばれめでたしというロマンス映画ではないところがどこかリアルだな

と感じていたのですが、人生においてとても大きな出来事の一つであるということがよく伝わる脚本でした。

さいごに

ここ最近、LGBTQという言葉が広まり、映画やドラマで多く取り上げられる題材となっていて人々の認識も徐々に変化していると感じています。

特に、LGBTQに対する認識が遅れていた(と感じていた)アジア地域でも変化を感じるのでなおさらです。

多感な時期に自分自身の性的な現実に向き合う若者たちの葛藤を本作は明るい青春コメディーという包み紙でくるんで見せてくれた楽しい映画でした。

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