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韓国映画「あなた、そこにいてくれますか」視聴感想

あなた、そこにいてくれますか

2016年の韓国映画「あなた、そこにいてくれますか」がNetflixで配信されていたので視聴しました。

主演はキム・ユンソク、ピョン・ヨハン。

時を超えるファンタジックなロマンスですが、よりヒューマンな印象を受けたのはキム・ユンソクの醸し出す存在感ゆえでした。

夢のような時間を描いた本作についてちょこっと語っていきたいと思います。

あなた、そこにいてくれますか 作品情報

公開

2016年 韓国 (英題:Will You Be There?)

原作

ギヨーム・ムッソ「時空を超えて」(フランス)

監督・脚本:ホン・ジョン

キッチン~3人のレシピ~(2009)
結婚前夜~マリッジ・ブルー~(2013)

キャスト

キム・ユンソク(中年のハン・スヒョン)
ピョン・ヨハン(青年のハン・スヒョン)
チェ・ソジン(ヨナ)
キム・サンホ(中年のテホ)
アン・セハ(青年のテホ)
パク・ヘス(スア)他

原作はフランスのベストセラー小説

本作の原作は、世界30か国でベストセラーを記録したというギヨーム・ムッソの「時空を超えて」という人気作でした。

冒頭あらすじ

カンボジアで医療活動を行っていた小児科医スヒョンは、小さな孤児の治療を願う老人の思いを汲んで現地に残った。

感謝した老人は、スヒョンに願いが叶うなら何がしたいかと問うた。

「できるならもう一度会いたい人がいる」

そう言ったスヒョンに、老人は10粒の丸薬のようなものをくれた。

一粒口に入れたスヒョンは、眠っている間に30年前の自分のもとに行くことができると知るのだった。

30年前、そこには愛した女性ヨナがいた時代だった。

予告編

公式サイトのティーザーを共有させていただきました。

肺がんを患い死期を悟った主人公のたった一つの願いは“愛したあの人にもう一度会いたい”

不思議な時間旅行のチャンスをもらった主人公の物語ががセピア色の世界観の中で描かれていく様子が分かる予告編となっています。

あなた、そこにいてくれますかの魅力

キム・ユンソク&ピョン・ヨハンのシンクロ率

2人が並んで立っているとき、ふと気づいたのが「よく似ている」という一瞬の感覚。

身長の具合、佇まい、立ち居振る舞い、ついには目鼻立ちまで似ていると感じてしまう二人の俳優のシンクロ率でした。

30年前、30年後、それぞれが互いに同一人物を演じるという点においても二人の俳優の並々ならぬ力量を感じました。

キム・ユンソクが演じる渋い切なさ

本作はファンタジックなタイムスリップラブロマンスとも呼べます。

けれど、本作からにじみ出てくるのは、キム・ユンソクから醸し出される余命わずかな主人公スヒョンの30年分の”想い“がこもった渋みと切なさでした。

あなた、そこにいてくれますか とは

過去に行く機会を得た主人公
30年前の自分と共に選択する未来は人生の重みを尊重し
愛する人との時間を失わない未来

ハマり度

 3

ジワリと温かさの残るファンタジードラマでした。

主演の二人の演じる二人一役が新鮮な驚きを伴っていて素直に物語に引き込まれました。

ノスタルジーを掻き立てられる映像も本作の柔らかい渋(シブ)切なさみたいなものを増幅させていたように感じて2時間があっという間でした!

今すぐみられる主なVOD (2019.9.21現在)

2019.9.21現在、下記サービスでは本作が会員見放題で見られます。

Netflix

U-NEXT

*本記事をご覧のタイミングで配信状況が変化している可能性もあります。あらかじめご了承ください。

ここから後半はネタバレがあります

ご注意ください

 

ネタバレあらすじ・感想

「過去に戻れるならば…」

人生の中で、そういう後悔や心残りな出来事は誰しも持っている。

だからこそ、タイムスリップものは主人公の人生を深く掘り下げて描くことができるのでとても好きな設定なんです。

その中でも、本作は他の物語とは少しニュアンスが違った味わいを持っていました。

日本公式サイトのコピーの一つが

人生のタイムラインに刻まれたいくつもの選択肢。
もし過去に戻ることができるなら、
あなたはどんな未来を選びますか?

本作の主人公スヒョンは、30年前愛するヨナとの約束をキャンセルしたためにヨナが職場に行き、事故でこの世を去ったことを悔やんでいました。

ただ、一目会いたかったスヒョン。

でも過去に行けたことで、ヨナが問題の事故に遭うことは防げました。

しかし、ヨナ亡き後の9年後に授かった娘スアの存在を消さないという大切な選択をするのです。

最愛の娘スアの存在

つまり愛するヨナの命を救えても、彼女と生きる30年は選択できませんでした。

ヨナを失ってから9年後スアを授かり、余命わずかとなったこの年までの約20年間を愛する娘スアと共に生きてきたスヒョンの人生を尊重する未来を選びました。

贈りもののようなエピソード(結末)

青年時代の自分が体験した不思議な出来事から30年。

あの時の自分が言っていたようにスヒョンはスアを授かり大切に育て、逆に自分が教えてはくれなかった肺がんを患いこの世を去りました。

疎遠になっていた大親友テホに、当時決別してしまった時の言動を詫びる言葉とあの時に経験したすべての不思議な出来事を書き遺していたスヒョン。

テホは、時間旅行のチャンスがもう一回だけ残っていることに気づき30年前のスヒョンに会いに行きます。

興奮して、スヒョンに会うなりタバコなんてやめろ!と手に持っていたタバコを奪い捨て、30年間疎遠になるが一杯呑もう!と去りました。

ガンのことを言い忘れたテホでしたが、どうやらスヒョンは30年後肺がんで余命わずかという状況は回避できたようです。

スアが成人し、自分もまだ生きていて、ヨナも生きている世界が現実になった。

10回分の不思議な時間旅行のチャンスが運んできたジワリと温かさの残る物語でした。

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