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映画「君の名前で僕を呼んで」視聴感想

君の名前で僕を呼んで

2017年公開の映画「君の名前で僕を呼んで」を見ました

視聴した皆さんの評判も良く、第90回アカデミー賞ではジェームズ・アイボリー氏が脚色賞を受賞されていてチャンスがあればぜひと思っていました。

見終わって、本当に感無量です!

今回も、私的な感想や印象に残ったところを書き残していきたいと思います。

前半はネタバレなしでお読みいただけます。

作品情報

第90回アカデミー賞脚色賞受賞

2017年 イタリア/フランス/ブラジル/アメリカ

原作:アンドレ・アシマン

監督:ルカ・グァダニーノ

脚色・共同製作:ジェームズ・アイボリー

キャスト:
ティモシー・シャラメ(エリオ)
アーミー・ハマー(オリバー)
マイケル・スタールバーグ(パールマン教授)
アミラ・カサール(アネラ)
エステール・ガレル(マルシア)

脚色のジェームズ・アイボリーはあの「モーリス」の監督

2018年2月開催の第90回アカデミー賞では脚色賞(ジェームズ・アイボリー)、主演男優賞(ティモシー・シャラメ)、作品賞、歌曲賞の4賞にノミネートされ、見事脚色賞を受賞しました。

このジェームズ・アイボリー氏は1987年に20世紀初頭の英国の大学を舞台に同性愛に揺れ悩むエリートを主人公に描いた、私にとってのBL映画のレジェンド「モーリス」の監督・脚本をされた方でした。

私が初めて「モーリス」を見たのは高校時代で、鮮烈さと美しさに衝撃を受けたことを覚えています。

大人になって見てみたらまた別の深さにも気づけるかもしれませんね。

冒頭あらすじ

1983年夏、北イタリア。

避暑地の別荘に、父パールマン教授の教え子でアメリカ人大学院生オリバーが研究の助手としてやってきた。

エリオは17才。親しい女友達とセックスを試みる年ごろ。

だが、エリオは次第にオリバーに惹かれていくのだった。

予告編

日本公式サイトの予告編(約2分)をここでご紹介します。

みどころ

鮮やかな自然とみずみずしい恋

17歳のエリオはギリシア美術の教授であるお父さんの影響を受け、自身も音楽の編曲が趣味という感受性の強い少年。

好意を持ってくれている美しい女友達マルシア、聡明で大人で美しい父の助手男性のオリバー、それぞれに性的な感情を含めた感覚を抱いていきました。

エリオはまさに性の目覚めの時を迎えていて、特にオリバーに対しての思いは恋であることに気づいていきます。

北イタリアの明るくてまぶしい日差しと、涼やかな木陰や池の光と影がエリオの恋の幸せと苦しさを表しているようで、美しくみずみずしかったです。

エリオを演じたティモシー・シャラメ

エリオのお父さんが研究しているギリシア美術として、美しい男性の彫刻が出てくるのですが、エリオはまるでギリシア彫刻の少年像のような繊細な美しさがあり、オリバーはたくましい美しさがありました

1995年生まれのティモシー・シャラメは第90回アカデミー賞で歴代3位の最年少主演男優賞候補としてノミネートされたほど本作での演技を評価されました

続編の予定あり

本作を調べていたら、続編が予定されているという情報がありました。

どういった内容なのかは不明ですが、あればぜひ見たいと思っています。

「君の名前で僕を呼んで」とは

大人の扉を開いた17歳のエリオ
性の目覚めと共に恋の苦しさと喜びをみずみずしく描いた秀作!

ハマり度

 5 素晴らしいです!

エリオという少年の、自分では理解できない感情に揺れるさまや、不安や喜び恥ずかしさや悲しさもすべて活き活きと演じていて、すごすぎる!と感動です。

ラストのシーンではエリオから目が離せないと同時にもらい泣きしました。

ここから後半はネタバレがあります。ご注意ください

 

ネタバレ感想

はぁ~「美しい…、鮮烈としか言いようがないな~」

「こんな風に演じられるなんてハンパないやん…」と、見終わった私は、もともとない語彙力値が完全にゼロに・・・

言葉を失うってこういうことかもな、と今は感じています。

美しいマルシアと性を愉しむ。
愛するオリバーに身も心も預けたい。

エリオの性の目覚めはおおらかでもあり、同時に恋の苦しさと喜びも余すところなく描いてありました。

僕の名前で君を呼ぶ

オリバーはエリオに「君の名前で僕を呼んで」と言いました。

互いを自分の名で呼び合う2人。一心同体になったような、相手の中に自分を見るような、二人だけの暗号。

自分の名で相手を呼ぶ時はきっと”愛している”という言葉の代わりでもあるような。

愛しい切なさを感じてやっぱりここも美しいです…。

両親の愛

エリオの愛の向く方向を静かに見守る両親の姿や、心を封印することなく生きて行けばいいとアドバイスをくれたお父さん。

1980年代後半のまだ生きにくさが残るであろうエリオの人生を励まし応援する様子にグッときました。

自分を押し殺さず泣いていい、幸せを求めていいという最高の愛のことばでした。

素晴らしい映画に出会えました。

 

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