2013年にファイナルを迎え、今でもファンの心をつかんで離さない名作海外ドラマ「ブレイキング・バッド」!
その後日談ともいえるジェシーの物語がnetflixオリジナル映画となって戻ってくると知って盛大にわいたのは私だけではなかったでしょう。
監督・脚本はドラマ同様クリエイターのヴィンス・ギリガンさん。
「エル・カミーノ」を見た私の視聴記録をちょっと残しておく感じで語っていこうと思います。
作品情報
配信:2019年 Netflix
監督・脚本:ヴィンス・ギリガン
キャスト
アーロン・ポール(ジェシー)
チャールズ・ベイカー(スキニー・ピート)
ブライアン・クランストン(ウォルター)
ジョナサン・バンクス(マイク)
ロバート・フォスター(エド) 他
ドラマ「ブレイキング・バッド」について少し
2008年から2013年まで6シーズン、通算全50話で紡がれた壮大な親の愛と友情とを背景に描かれた地獄のサバイバルクライムサスペンス。
この「ブレイキング・バッド」が個性的だったのは、死に直面した科学教師が家族のために短期間で十分なお金を残そうとドラッグ製造と流通に手を出すという斬新すぎるプロットでした。
見始めたら怖いけれど見ずにはいられない、人間ドラマに惹きつけられてしまうドラマでした。
おさらい:ドラマのラストはどうだった?
足を洗ったウォルターは自分たちが作っていた高クオリティーのクリスタル・メスが流通しているのを知り、ジェシーが捕まっていると気づきました。
監禁され、製造中も鎖につながれていたジェシーを助け出したウォルターは、その組織とクリスタル・メスの流通網を潰しそして自らも命を落としたのでした。
予告編
あの地獄の中から助け出してくれたウォルターの壮絶な最後を知ってジェシーが涙するシーン。
本作は助かったジェシーの物語であることが分かりますね。
予告編
ウォルターに助けられた命。
どう生きていくのか、あれからのジェシーの数日間の様子を描く映画となっていますが、なんというかこの予告編は美しく荘厳ですらありますね(曲も)。
エル・カミーノの個性と魅力
ウォルターが大事に思っていたジェシー
ウォルターにとって教え子でありつつ、同志でもあったジェシー。
自分を持っているけれど優しいジェシーをよく理解していたウォルターが、どれほどジェシーを大事にしていたか振り返ればさらによくわかる。
ウォルターの生前に何気なくかわした会話を思い出しすジェシーに、二人の関係が唯一無二だったことが感じられて満足感でいっぱいです。
ジェシーの愛されキャラぶりを再確認
見ている私もジェシーは好きでした。
あの地獄の中から生還し家に戻ったジェシーを思ってくれる友達もいて。
ウォルターもジェシーもあの残虐非道な世界で、犯罪を犯すことに楽しさや正当性を認めていたわけではなく常にサバイバル状態でした。
基本的に普通の人だった二人がここまで生き抜けたことは奇跡でしたね。
エル・カミーノ とは
ウォルターの物語が終わったのがドラマ版
本作はもう一人の主人公ジェシーのエンディングを描いた映画
ハマリ度は
4
ブレイキング・バッドの後日談という本作に何を期待していたかはファンの中でも十人十色だったかと思います。
個人的には、この映画に関しては評価とかどうでもいいと言ってしまうと乱暴かもしれませんが、ジェシーの後日談が確認できただけで満足でした。
▶︎Netflix「エル・カミーノ:ブレイキング・バッドTHE MOVIE」
ちなみに、私のハマり度は全シーズン通して☆4~5だったドラマ「ブレイキング・バッド」もnetflixで配信されています。
よければ見てみてくださいね おススメです。
ここからはネタバレがあります
ご注意ください
ネタバレ感想
「ブレイキング・バッド」のファンだった私にとってジェシーはウォルターから見たジェシーとニアリーイコールだった気がします。
だからこそ、ジェシーが新たな人生を歩むことを決め、旅立っていった姿をみられただけで満足でした。
あの、ダイナーでの回想シーン…。
ジェシーには経営が向いているのではと、足を洗った後大学を進めるウォルターの姿…。
命をかけて家族のために生き抜いたウォルターを拒絶した妻スカイラーを思い出すと残念過ぎる。
だからこそ、やり切ったジェシーとウォルターの関係には、ちょっと言い古されて恥ずかしいけれど、固い絆が出来上がっていたんだなと感じます。
でもジェシー!最後の最後まで結局はやり切り生き抜いた!
これからはアラスカの地で、記憶力と根性で手に入れた金を元手に麻薬カルテルから遠く離れた地でひっそり安全に生きてくれたらいいなという希望もあり。
でも、もしかしたら…、いや、ないよね、もうあの世界無理よね?いくらジェシーでも?(笑)
さいごに
さいごにNetflixの特別映像を貼っておきます。
グランドフィナーレから6年、再び終結したスタッフキャストの皆さんが、まるで同窓会みたいだとか故郷に帰るみたいだったと語っているのがまたまた胸アツです。
哀悼の意を
今回、ジェシーが無事別人として第二の人生を歩めるよう取引を受けてくれたエド。
そのエド役をされたロバート・フォスターさんが本作公開日2019.10.11にお亡くなりになりました(享年78才)。ご冥福をお祈りします。