韓国ドラマ

韓国ドラマ「私のIDはカンナム美人」視聴感想

私のIDはカンナム美人

2018年ケーブル局Jtbcで放送された韓国ドラマ「私のIDは江南美人」を見終わりました

ステージでのダンスが素敵なボーイズアイドルグループのASTOROチャ・ウヌ君が出演するロマコメなので機会があれば見ようと思っていました!

人並みの生活を送りたくて整形した大学生ミレをイム・スヒャンが演じ、ウヌ君は誰もが認める美貌の持ち主“顔天才”という人物ギョンソクを演じました。

私が感じたネタバレなしの本作の魅力などは前半部分で。

後半ではネタバレあらすじや本作から私が感じたことを掘り下げて語っていこうと思います。

私のIDはカンナム美人 作品情報

放送

2018年韓国Jtbc 全16話

原作

ウェブ漫画「私は整形美人」メンギ著

演出・脚本・キャスト

演出:チェ・ソンボム

9回裏2アウト(2003)
オレンジマーマレード(2015)

脚本:チェ・スヨン

一抹の純情(2013)
ずる賢いバツイチの恋(2014)

キャスト

イム・スヒャン「芙蓉閣の女たち」
チャ・ウヌ(ASTRO)「最高の一発」
チョ・ウリ「魔女の法廷」「太陽の末裔」
クァク・ドンヨン「雲が描いた月明り」

原作は人気ウェブ漫画

人気ウェブ漫画の実写化となった本作。

ヒロインは整形によって皆があこがれる美人に生まれ変わった女性ミレ。

そしてもう一人の主人公は生まれながらにして誰もが認める美貌を持つ青年ギョンソク。

原作に忠実なビジュアルを持つキャスティングが話題になりました。

冒頭あらすじ

容姿が理由でいじめを受けつらい思春期を送ったミレは、勇気を出して美容整形をし大学生活をスタートした。

しかし同じ科に、ミレの過去を知るト・ギョンソクも入学。

彼は今でもイケメン男子生徒として出身中学に伝説として残るほどの美形男子。

そのギョンソクがなぜか”あの”ミレだと気づいてしまい、ミレは戸惑うのだった。

予告編

日本版DVD発売元のトレーラーを共有させていただきました。

冒頭部分のあらすじがとても良く分かる予告になっていて、主演陣の紹介もされています。

華を感じるドラマですよね~。

私のIDはカンナム美人 見どころと魅力

人気イケメンアイドル チャ・ウヌ初主演作

2016年デビューのアイドルグループASTROに所属する1997生まれのウヌは、本作のギョンソクのように誰が見ても美男子だと感じるビジュアルをもつ正統派イケメン

彼のグループ内でのポジションはボーカルであると同時に“メインビジュアル”という尊さ!

MVやドラマ「最高の一発」の出演を経て早くも初主演となりました。

ASTROのウヌ

2019年1月に活動したウヌ所属ASTROの最新曲「ALL NIGHT」のMVも良ければご覧ください。

アイドルらしいメイクと華麗なダンスが印象的。ファンタジックでセクシーなコンセプトでした。

整形大国韓国だからこそのストーリー

本国の番組サイトによると、「韓国は国際美容整形手術協会の調書で手術数世界4位。国民のおよそ3割が整形手術経験者である」そうです。

容姿へのコンプレックスを克服する方法の一つの選択肢として韓国では整形手術が根付いているようです。

本作では学生生活を”人並みに送りたいと願った“ヒロインミレが整形し、バラ色の学生生活が待っているのかミレ同様期待できるオープニングでした。

ちなみに「江南(カンナム)美人」とは多くの部分を整形した女性を揶揄する呼び名です。

気になるヒロイン役イム・スヒャンさんですが

二重にされたという噂があるくらいで基本天然美人さんのようです。

彼女が初主演だった「芙蓉閣の女たち」で受賞し容貌についての話題がでたとき、ご両親に“綺麗に産んでくれてありがとう”と言っていたのを覚えています。

初々しいラブストーリー

これまで容姿のせいでいじめにあい、仲間外れになっていたミレに人生初の男友達ができます。

整形したことで経験する喜びもつらさも経験するミレ。

ミレの恋が実るのかどうか、ドキドキしながらも初々しい姿を見守り応援したくなるロマンティックコメディでした。

私のIDはカンナム美人 とは

整形で美人になったヒロインを通して
本当の幸せとは何かを考えさせられたロマコメ

ハマり度

 3

「整形」という部分にフォーカスすることで、思春期を生きてきたミレや周囲の人々の容姿に対する認識がリアルに描き出されています。

大筋としてはロマコメとしてヒロインの恋を応援しながら楽しめるドラマですが、ごく日常に蔓延するジェンダーや容姿に対する差別にも触れている興味深いストーリーでもありましたよ。

ここから後半はネタバレがあります。ご注意ください。

 

ネタバレあらすじ・感想

描き方は明るく、ロマコメらしいドキドキが楽しめるストーリーでした。

ただ親世代の私には、勇気ある決断をしてコンプレックスを乗り越えようと頑張るミレや周囲の応援がとても印象に残りました。

憧れられる容貌についてきたもの

皆と同じような学生生活を送りたいと願って整形したミレでしたが、ミレには予期しなかったことも起こってきました。

それは周囲からの過度な関心や嫉妬でした。

モテるのはいいことではあるのですが、近づく男性によってはミレには負担でしかないケースも多く、また女性から謂われない悪意を抱かれるのも問題でした。

コンプレックスの塊だった学園の女神

本作に登場する天然美人(整形していない美人)スアは”本学の女神”とも言われる美人でした。

しかしスアは、幼いころの深い心の傷を抱えていて、実は美貌が唯一身を守る武器となってしまっていた悲しい女の子でした。

自分が得られるはずの歓心や愛情を整形美人が横取りしていくような不安を感じていたスア。

ミレの評判を落とし自分の地位を揺るがぬものにしようと立ち回り、自らの首を絞めてしまいました。

優しさと思いやりを持ったミレの内面の美しさに気づくことができなかったスアは、自分も含め誰しも違った形でコンプレックスを抱えているということを知ったのではと感じました。

ギョンソクの不器用さとさみしさ

ミレの可愛さを中学時代に気づいていたという本質を知る男ギョンソク。

人からの注目や嫉妬などいろんな関心をどう受け入れ時に避ければ良いのかを身をもって経験しています。

ただ”容姿に恵まれた人はすべてが思い通りだろう”などという他人の無神経な決めつけの一方で、ギョンソク自身もいろいろ問題や悩みを抱えていました。

人付き合いも苦手で本音で付き合える友も欲しかったようですが。

ギョンソクの中学時代

伝説のイケメンとして語り継がれるギョンソクの中学時代を演じたのは、アイドルグループMYTEENのジュンソプ君。

ここで、ト・ギョンソクが伝説となった「ピ(雨)・ギョンソク」のシーンクリップを貼りますね!

歩いてるだけで写真集。避難訓練してるだけでも、骨折してるだけでも絵になる孤高の男、ついに雨に濡れた壮絶イケメンを知らしめてしまった中学時代のギョンソクがこちら。約40秒あたりからです。

ギョンソク曰く、”俺はのけ者”だったそうで、雨に濡れたのも傘を持ってなかっただけ。

人付き合いが苦手だったギョンソクを、”近寄りがたい”とみんなが思い込んでしまったんですよね。

そんなギョンソクが転校するまでの短い間で覚えていた同級生がミレ。

正直のけ者同士仲良くなりたくて話しかけています。

でもミレもこんな私に好意を持ってくれるはずないという思い込みがあって取りつくしまもなかったんですよね。

美形なせいでさみしい思いをしたギョンソクの青春の一ページでもありました。

美貌も才能の一つ

本作でミレがギョンソクと初めて映画を見るシーンがあるんですが、ミレも、ギョンソクの向こうに座っていたカップルの女の子も画面を凝視するギョンソクの横顔に見惚れてしまうんです。

その時のミレのモノローグが「美しいものを見ていたいと思うのは本能だ」というようなことを語るんです。全力で賛成しました!

美しい容貌を持つ人はそれが一つの大切なアイデンティティーでありそれを磨く努力を怠っていないからで、他の才能をもつ人と同じ。

何かや誰かと比べてはいけない、それ自体の素晴らしさを見つめたいです。

でも、実際に美しい方がおられたとしても凝視したりといったマナー違反はしませんよ!失礼なことはだめです。

ドキドキの初恋愛

本作をふりかえると、どうしても心の傷を抱えた子たちのことを考えてしまうのですが、本作はミレとギョンソクの初々しい初めての恋愛がとても可愛かったんです!

初めて気になった女の子はミレだったギョンソク。

そしてミレにとって人生で初めて告白された相手が伝説にまでなったギョンソク。

ミレの戸惑いと腰の引け具合がとてもかわいくて、同時に切なくもあり、またギョンソクのぎこちない愛情表現もくすぐったいドキドキが伝わってきて良かったです~。

ここでOSTを

大学生が主人公の物語らしい明るさとポップさが素敵な曲を2曲ご紹介します。
まずは

Runy「True」

チョンギゴ「D-Day」

*どちらもDOMさんの動画を共有させていただきました

このほか、ASTROのウヌ君が歌ったバラードや、雰囲気のあるシーンで流れた曲などバラエティ豊かでした。

良ければOST聞いてみてくださいね。

さいごに

人からどう思われるか、人からどういう態度をとられたかというのは社会生活や人間関係を築く上で無視できないですよね。

でも、そこに容姿やジェンダーに対する偏見と差別が込められている場合は戦っていいんだよというメッセージも本作には込められていました。

問題発言している人のほとんどは、“一般的な意見”という誤った認識の中で発言していて本人は気づいていないことがほとんど。

偏見であると認識してもらうところからのスタートになるんですよね。

かくいう私も、長く生きてきて植えついた思い込みや偏見があるかもしれません。

できるだけ気づいていきたいし、時代と共に表面化してきた問題なども理解し意識を更新していきたいとつくづく感じました。

「整形」が大きなコンセプトだったので、デリケートな部分が含まれるかもな~と思っていたのですが、ストーリーの運び方や内包する問題に対しての自然な気づきを含んでいてとてもすんなりと受け入れられました。

誰も見た目や一面的な部分で判断すべきではないとしみじみ感じさせられる深い物語でした。

少し長くなりましたが最後までお付き合いありがとうございました。

可愛いロマコメでした!

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