エマ・ストーン、ジョナ・ヒル主演のNetflixオリジナルドラマ「マニアック」見ました。
独特の映像美術とサイコロジカルなストーリーが興味を引くドラマ。
このタイプのドラマを見るの久しぶりだったのでちゃんと内容つかめてないかもしれないのですが、感じたところを書いて行こうと思います。
ネタバレ感想は後半に、ハマり度は最後にあります。
MANIAC(マニアック)について
配信
2018年 Netflix リミティッドシリーズ 全10話
クリエイター・製作:パトリック・サマーヴィル
監督・脚本・キャスト
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
トゥルー・ディテクティブ(2014-19)
エイリアニスト(2018)他
キャスト:
- エマ・ストーン
- ジョナ・ヒル
- ジャスティン・ソロー
- サリー・フィールド
- ソノヤ・ミズホ
ノルウェーのテレビシリーズがベースになっているようです。(Wikipedia)
あらすじ
オーエンは統合失調症を抱え、仕事が続かずにいた。
裕福な家庭の息子だが、家族の価値観とは合わず兄弟とはウマが合わない。
片思いをしていた女性と兄が婚約したことや、兄の軽犯罪容疑でアリバイの偽証をさせられることで負荷は高まっていた。
家族と離れて独立した生活を維持するために高額報酬を求めてネバーダイン製薬の治験アルバイトをすることにした。
境界性パーソナリティー症候群を抱えるアニーは幼いころ母に捨てられ、愛する妹を事故で亡くし、唯一の家族父は引きこもり状態。
友人からもらったネバーダイン社の新薬Aによるトリップで得られる体感に依存し、アニーは薬欲しさに治験バイトにもぐりこんだ。
オーエンとアニーは治験中のトリップ先でなぜか意識がシンクロし、互いに助け合う経験をするのだった。
予告編
Netflixの予告編をご紹介します。
マニアックとは
SF味のある個性的な映像美と世界観で魅せる
主人公たちのブラックコメディ風ヒーリングストーリー
ハマリ度は
2.5
独特の世界観が魅力的でした。
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ここから後半はネタバレがあります。
ご注意ください。
ネタバレ感想
第1話冒頭から、オーエンの見ているものが現実なのか違うのかわからなくて一緒に戸惑う感覚でスタート。
アニーも何に苦しみ何に怒っているのか、なぜネバーダイン社のA薬に依存しているのか徐々に見えてくるという構成。
ドラマ全体にジャパニーズテイストなエキセントリック演出がちりばめられ、研究室の設備や劇中治験者に見せるVTRなどはオフビートなレトロ感を漂わせていてコメディ風味がにじみ出てきます。
主人公たちの逃げ場のない心の痛みの重さを補うかのように、ちょっとしたユルさをコメディ風味の演出で描きつつバランスをとって見せている感じにも受け取れました。
二人が参加した治験バイト
心に傷を抱えている二人が治験者として参加した研究は斬新なアプローチによる治療でした。
新薬を服用し意識下へトリップ、マイクロウェイブの力で治療をしていくのですが、新薬はABCの3種類あって、それぞれが3つのステップとなっていました。
A薬でトラウマの元となったことを追体験し、
B薬で無意識下へと封印していた記憶を呼び起こし、
C薬で問題と向き合い克服するというプロセス。
二人は偶然か必然かトリップ中シンクロし互いに助け合いながらトラウマと向き合い、自分自身に変化を見出しました。
治療3ステップ中、二人は幼なじみ夫婦だったり、大怪盗だったり、ファンタジーの世界に生きるエルフだったり、またまたメキシカンギャングの若頭(?)という役割を生きています。
この治験で別の人生を生きる疑似体験をすることで見える角度が変わり、気づいていなかったことを認識しました。
一人では難しけれど二人でならできる。そんなパートナーとの出会いも二人には意味深い収穫でした。
研究は成功したのか
ある意味成功したといえるけども~う~ん
研究自体は失敗www
この治療方法がうまくいくならば治癒の糸口を見つけられる可能性がある、でもやっぱり研究自体がグダグダだったので失敗ですね。
でもそこがユニーク。ユニークすぎ。まさにコメディ。
まとめ
この作品の面白さはやはり物語の演出と構成にあると感じました。
私の感想は、そのあたりをお伝えできていない感があって申し訳ないくらいなのですが、この「マニアック」はヒューマンな内容だけでなく世界観ごと楽しめる仕上がりとなっていました。
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