韓国Jtbcで放送が始まった「わかっていても」が放送後に日本でもNetflixにて毎週日曜に1話ずつ配信されています。
主演はNetflixで数多くの主演を担う若手ソン・ガンと、制作配信予定となっているNetflix制作ドラマ「マイ・ネーム」で主演予定の新鋭女優ハン・ソヒ。
6/20に配信された第1話を見た感想を絡めつつ、作品・キャスト情報などをチェックしていきたいと思います。
作品情報
原作:NAVER ウェブトゥーン「わかっていても」チョンソ
演出・脚本
演出:キム・ガラム/チャン・ジヨン
脚本:チョン・ウォン
キャスト
ハン・ソヒ(ユ・ナビ役)
愛を信じられなくなったナビ。
でも恋愛はしたい彫塑科のエース ユ・ナビ。
ソン・ガン(パク・ジェオン役)
恋愛はしたいと思っていないけれど、サムの関係は望んでいる。
魔性の美大生パク・ジェオン。
冒頭あらすじ
美術を専攻しているナビの恋人は同じ彫刻をする先輩であり講師でもあった。
大人な彼の言葉には含蓄があり、ナビは彼を尊敬し信じていたが、彼が作品展に出品した卑猥なポーズの裸体像に自分の名がつけられていたことにショックを受ける。
ナビの気持ちを置き去りにして自分の美学だけを押し付ける彼が二股をかけていたことを知ってついに別れを告げた日、首に蝶(ナビ)のタトゥーをいれた青年に出会った。
運命を感じたその彼は、後日、復学した同い年のパク・ジェオンだと知り二人の距離は縮まる。だが……。
予告編
ジェオンの魅力的過ぎる存在と、彼のナビとの距離感に不安が生まれそうなことが分かる予告編ですよね。
わかっていても の魅力と個性
友だち以上、恋人未満、サムのバランス
出会い、好感を持つふたり。
一緒にいるとドキドキして楽しくて、友だちよりももう少し多くの時間を共に居たいと感じるようになる。
そんな互いの間に特別な感情があると感じられるサム(something)の関係は、片方がその均衡を破って告白して恋人同士に進みます。
ロマンスはこの経緯にトキメキをもらい、主人公が恋人同士となってひとつのクライマックスを迎える物語を楽しむのですが、どうやらこの「わかっていても」は、片方がそのバランスを崩そうとしないときに生まれる感情を描いていきそうです。
ソン・ガンが発揮した壮絶モテ男オーラ
均衡をくずそうとしないのが、ソン・ガン演じるジェオン。
ふたりの出会いのシーンは”静かなのにドラマチック”です。
大ヒット愛憎ドラマ「夫婦の世界」で、美しすぎる不倫令嬢を演じたハン・ソヒ。
今回は、初めての恋で全てを信じて許した年上の男がとんだクソ野郎だったために、悲しみ沈んでいた失意のナビを演じています。
360度、どこから見ても美しすぎるハン・ソヒ演じるナビ。彼女を一瞬にして翻弄した、静かな壮絶モテオーラを発揮したソン・ガンに驚きます。
こんな感じ
あまりに自然。ほんとにすごいですよね~。
映像・演出あったとしてもよ。
ひとりひとり関係に求めるものは違う
気の合う二人がいたとしても、ライフスタイルや人生に求めているものは違っています。
一緒にいるととても心地よい相手でも、セクシャルな関係を求めてはいなかったり、逆のパターンも。
随分前に、「添い寝男子」なんていう言葉がトレンド入りして、そんな関係もあるかもなと思わせられたことがよぎります。
「わかっていても」は、ジェオンが素敵だと感じるナビが彼に求める関係と、ジェオンが惹かれるナビに求める関係にずれがありそうです。
ジェオンにも、恋愛に対して何かトラウマのようなものがある予感もします。
それぞれが特別な相手と築きたい関係がどんなものなのかを知っていく物語になるのでは?と感じています。
OST
キム・ムセン「We’re Already」
内面を掘り下げながら描いていくことになりそうな「わかっていても」のイメージを後押しする個性的で若さと繊細さを感じさせる曲ですよね。
まとめ
好きになった相手がいて相手も自分をそんな風に思ってくれているとわかれば、より関係を深めていきたいと感じますよね。
自分を特別なひとりとして欲しいという独占欲のようなものも混じったりして。
でも、友人よりも好きで特別だけど恋愛しないといけないのか?という関係への疑問なども描かれるそうで、人間関係には多様な形があることも描かれていくもようです。
さまざまなステップを踏みながら、関係を推し進めていくことを妨げていたものを乗り越えていくロマンスかもしれませんが、相手が求めているものを丁寧に知っていく経緯こそが本作の魅力になるんじゃないかと感じています。