2020年下半期、最も視聴率の高さで話題となっているのがSBSのドロ沼ドラマ「ペントハウス」。
高級タワマンを舞台に、過去の因縁深き女性2人が娘世代の子たちを通じて再会して勃発するリベンジ激突劇。
さらには、金を生む不動産や愛憎も絡むマッチャンドラマ。
旬のドラマゆえに、気になって1話を見てみました。
結論から言うと、私には合わないなぁ・・・と(笑)
そう感じた部分も少し絡めての主観的な冒頭部分の印象と、客観的なドラマ情報も併せてメモしておこうと思います。
作品情報
2020年 韓国SBS 全21話
演出・脚本・キャスト
演出:チュ・ドンミン
リターン(2018)
皇后の品格(2019)
ペントハウス(2020) 他
脚本:キム・スノク
妻の誘惑(2008)
天使の誘惑(2009)
蒼のピアニスト(2012)
私はチャン・ボリ!(2014)
いとしのクム・サウォル(2016)
皇后の品格(2019)
ペントハウス(2020) 他
キャスト
ユジン(オ・ユンヒ)
キム・ソヨン(チョン・ソジン)
オム・ギジュン(チュ・ダンテ)
イ・ジア(シム・スヨン) 他
冒頭あらすじ
高級タワマン「ヘラパレス」。
超富裕層ばかりが住まう上階から、パーティーの夜女性が一人転落するところを目の当たりにしたスヨン。
スヨンはタワマンのオーナー不動産王のチュ・ダンテ会長の妻。
ダンテを密かに狙っていたのは、声楽界で名を馳せる財閥令嬢のソジン。
その2カ月前、ソジンは高校時代の声楽の宿敵であり、傷害事件を起こした悪縁の仲ユニと再会した。
ユニの娘ロナは、ユニ譲りの天才的な声を持つ娘だったが、ソジンの教え子で金持ちの娘ジュニと対立し、退学処分に追い込まれてしまっていた。
ユニはロナを、声楽家として本気で育てることを決意するのだった。
予告編
北米で配信されているのですが、その英語字幕付きの予告編がこちら。
どうでしょう、かなり刺激的な作品の気配がもう伝わってきますよね。
富裕層の傲慢を過激に描く部分と、それぞれが自分の求めるものに過剰に執着していくことによってどこまでもドロ沼化しそうです。
ペントハウスの個性と私の印象
誘惑シリーズを書かれたあのキム・スノク作家最新作
2008年・2009年に、極端な設定でありながらも、ぐいぐいと視聴者を引き付け視聴率もとったマッチャン復讐劇「妻の誘惑」「天使の誘惑」を書かれたのがキム・スノク作家。
特に「天使の誘惑」は演じた俳優さん方の見事な演技に引っ張られたのもあるのですが、途中で張った伏線一つ一つに答えを用意しながら最後まで引っ張る緻密さと大胆さのある脚本の気合に満足できた迫力のドロ沼復讐劇でした。
ただ、「妻の誘惑」は、超高視聴率だったものの私には全く合わなくて早々に途中下車しています。
ちなみにその時の2行感想は「あのダメ夫を取り合うなんて、確かに衝撃のストーリー。当然130話も見る意欲なく…」。
最近は、ここまで激しいのはなかった印象なのですが、どうやら「ペントハウス」ではその大きな振れ幅の大なたを振り下ろされたようです!
見る人の好みにかなり左右される部分もある、迫力のマッチャン劇を書かれるのがキム・スノク作家さんです。
第1・2話あわせると約3時間弱!
「ペントハウス」のドラマ尺は、だいたい1時間8~9分なのですが、冒頭2話は合わせると2時間53分になるボリューム。
その分、物語が動き始める理由と原因、因縁と覚悟、人物紹介と相関図や隠れた関係性などまでを一通り示すことに費やされていることになります。
2話までがっつり見れば、好みに合うかどうかがかなりはっきりしそうです。
韓国と日本でのニーズに温度差を感じる作品
私の第一話を見た後の感想がこれ
今韓国で高視聴率で話題の「ペントハウス」1話見てみたんだけども
— habbit@ドラマはびっと (@drma_hobbit) December 9, 2020
ゲスさ全開の炎上商法みたいな部分と、マッチャンに振り切らせたフィクションならではのドロ沼劇加減がスゴイのな
先ごろ、「トッケビ」「SKYキャッスル」の視聴率を越えたと騒がれ韓国で話題となった「夫婦の世界」がありました。
私も中盤近くまで見たのですが、合わずに途中下車中です。
実は、本作と「夫婦の世界」に共通するものを私は感じていて、どちらも夫婦の裏切りやそれに対する復讐など、振り切れ加減が激しすぎて楽しめないという部分でした。
本作「ペントハウス」は1話しか見ていないので断定してはいけないのですが、実は虐げられたとされる人物だって利己的過ぎないか?と感じる部分があって、引き続き見るのはしんどいと感じてしまったんです。
虐げられた一般家庭出身のヒロインが娘を守り抜くことになりそうなので、彼女が泣き寝入りすることなく立ち上がり力をつけようとするのは良いことだと思います。
ですが、ドラマとしてその経緯を楽しめるかどうか、理由に納得がいくかどうかが分かれ道かも。
日本での受けはどうなるかな?
「夫婦の世界」が韓国で話題になったほど反響を呼んでいる様子はないので、本作も韓国内と日本でのニーズに温度差はあるかもしれないな、と感じています。
さいごに
色々と積極的な視聴継続予定がない理由まで語りましたが、2話以降どんどん面白くなりハラハラが止まらないかもしれません。
しかも、私の注目若手俳優キム・ヨンデ君がダンテの高校生の息子役で出演していて見たい気持ちやまやまなんですよね~。
KNTVで2021年2月からの日本初放送が決定しています。
【🎊速報🎊】
— KNTV 公式アカウント (@kntv_info) December 16, 2020
2月放送決定‼️
👑#ペントハウス(原題)
超高級タワーマンションを舞台に繰り広げられる不動産と教育戦争プライドがぶつかり合う怒涛の愛憎ドラマ⚡️#日本初放送‼️#ユジン #イ・ジア #キム・ソヨン #KNTV #KNTV801
2月19日スタート 毎週(金)夜8時~
👉https://t.co/rUxXKXYMzk pic.twitter.com/qNwi1dlXns
日本での受けがいい!となったら視聴再開してみようと思います(他力本願www)(*´ω`*)