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詩集「空をしかくく切りとって」帆草とうか著 感想

空をしかくく切りとって ブックレビュー

今年最初の記事は、はじめてのブックレビューとなりました。

よろしければ数分お付きあいください。

大学生時代、都度都度一つのものを作り上げることに多くの時間を共に過ごした友人が詩人帆草(ほぐさ)とうかとしてデビューしました。

思い出も深いあの時代、彼女の柔らかで唯一無二な存在感と何にでも一途で真摯な姿勢が大好きでした。

卒業後はそれぞれの道を歩み、住むところも遠く、もう二十数年(およそ三十年か!)年賀状を送りあう関係が続いていたのですが、今年の年賀状には出版の案内が!

すぐさま(Amazonより)取り寄せ、手に取り読んでいると、つい涙があふれてしまう一篇に幾度と出会い、子育てと(元気だけれど)年老いた義父母との生活の間にとりあえず仕舞っていた感受性を呼び起こされるような感覚になりました。

今回は本作について私の感じたところを、個人的な思いも込めつつ語りたいと思います。

作品情報

出版:銀の鈴社

詩・絵:帆草とうか

「空をしかくく切りとって」の魅力

実感が届く瑞々しさ

移ろいゆく季節の一コマ、一日の間に見せる一瞬の空の姿、海の存在。

通り過ぎる風、ズームアップしたかのような雨の音。

動物たちへの視線、誰かへの想い。

日々をせわしなく生きている間に見逃し続けていた美しい瞬間が実感のように迫ってきます。

動物や人、植物や星風空への優しい視線が瑞々しいのです。

心が揺らぎ、うねる日への共感

求めているけれど今は得られない、望んでいるけれど思い通りにいかない。

人間として、意識を持つ人として生まれてきた以上私たちは悲しさやさみしさ、苦しさからは逃れられない。

心の揺らぎやうねってしまう日のどうしようもなさに共感してしまうのです。

空をみあげ、広がる想像力の鮮烈さ

表題「空をしかくく切りとって」となっているように、本作には空や星を詠う詩が沢山登場します。

見上げていた視線がすっと変化し間近に迫る迫力や、同化してしまうような感覚、一瞬にして質感が変化するおもしろさなど、イマジネーションをかき立てながら伝わってくる心情表現が鮮烈です。

空をしかくく切りとってとは

人・自然への優しい視線、人としての心の揺らぎ
感性瑞々しく鮮やかな世界が届く
大人にこそ読んで欲しい詩集

学生時代、星座や星が好きだった私はよく空を見上げました。

けれど、実家よりも星が見えにくい街に住み、結婚し忙しく暮らしていた二十数年間じっくりと星を見る機会を逃していたし見る必要もないと思っていました。

今回、この詩集を読み、しまい込んでいた感性や忘れていた記憶がよみがえる感覚を覚え戸惑うほどでした。

本作は子どもから大人までを対象とした”ジュニアポエムシリーズ”として出版されていますが、大人となりさまざまな経験や感情を経てきたからこそふと感じ取ることのできる懐かしさがありました。

世界はこれほどまでに鮮やかで、時に切ない。けれど優しく美しいんですね。

さいごに

詩を取り上げて語りたいほどですが、そこは実際に読み感じていただく方が断然楽しめます。

詩とはこんな風にきっかけが巡ってきたときが出会いの時ではないでしょうか。

ぜひ本作の優しく瑞々しく鮮やかな詩の世界を感じてみてくださいね。

2020/1/7発売SF9新曲「Good Guy」

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もしお時間がよろしければ聞いて行ってください。

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