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ザ・ボーイズ シーズン1 視聴感想 Amazonプライムオリジナル海外ドラマ

ザ・ボーイズ S1

ここ数年、アメリカンコミック発のヒーローものが映画・ドラマの人気のジャンルの一つ。

私はヒーローもの方面には詳しくないのですが、どうやらこのAmazonオリジナルドラマ「ザ・ボーイズ」は一味違うらしいという評判でした。

しかも、配信ドラマとして視聴回数がすこぶる高く、今年の一大注目作になったということで見てみました。

今回も私の感じたところを主観的に語っていきたいと思います

前半はネタバレなしで。ネタバレあらすじや感想は後半です。

作品情報

配信:Amazon

シリーズ

原作:ガース・エニス ダリック・ロバートソン「The Boys」

ジャンル:スーパーヒーロー、ブラックコメディ

シーズン12019年 全8話 ←今回ココ
シーズン2制作予定あり

スタッフ・キャスト

ショーランナー:エリック・クリプキ

スーパーナチュラル(2005~2019)
レボリューション(2012-2014)
タイムレス(2016-2018)
THE BOYS(2019-)他

演出陣

セス・ローゲン
エヴァン・ゴールドバーグ 他

キャスト

カール・アーバン(ビリー・ブッチャー)
ジャック・クエイド(ヒュー・キャンベル)
アントニー・スター(ホームランダー/ジョン)
エリン・モリアーティ(スターライト/アニー)
ドミニク・マクエリオット(クイーン・メイヴ)
ジェシー・T・アッシャー(Aトレイン)
ラズ・アロンソ(マーヴィン/MM)
チェイス・クロフォード(ディープ/ケヴィン)他

ちなみにジャック・クエイドのご両親はあの俳優さん

お名前からもしや?と思ったのですが、ヒューを演じたジャックはデニス・クエイドとメグ・ライアン元夫婦の息子さんでした。

冒頭あらすじ

ヒューは恋人のロビンを衝突事故で失った。

ロビンをひいたのは高速で異動することができる人気ヒーローのAトレイン。

強盗を追跡中車道に突然飛び出したロビンをよけきれなかった事故だと謝罪会見を行ったAトレインだが、ロビンは歩道にいた。

Aトレインの所属するヴォート社に不信感を抱いたヒューに、事故の陰謀を暴かないかとFBI捜査官を名乗るブッチャーという男が声をかけてきたのだった。

予告編

ここで、日本語字幕はついていないのですが、Amazonの予告編をご紹介します。

登場人物の雰囲気、そしてちょっとブラックでグロい本作の世界観も見えますね。

この感じが大丈夫かどうか、少し確認するのにもちょうどいいかなと思います。

ザ・ボーイズS1の魅力と個性

ヒーローたちをビジネスの商品にするというアイロニー

アメコミで描かれるヒーローたちは諸々抱えてはいるものの、善なるものをその芯に据えているからこそ活躍を期待し魅力を感じるものです

実際に「ヒーローもの」は巨大エンタメビジネスとして大成功しているわけですが、本作ではヒーローそのものをビジネスにした会社があったとしたら?というもしも設定となっています。

ヒーローが芸能人やセレブのような人気を基盤としていて、さらにイメージ商品的な一面を持たされたらというアイロニカルな面を最大限ブラックコメディとして仕上げた物語となっていました。

スターヒーロー「セブン」の面々

左から:スターライト ディープ クイーンメイヴ ホームランダー ブラック・ノワール Aトレイン トランス・ルーセント

物語の世界観とヒーローの描かれ方

超人的な能力を持つヒーローがスターとして人気を博し、ここ50年ほどでヒーローを擁するヴォート社は巨大企業となっているという設定が敷かれている「ザ・ボーイズ」

ヴォート社は人助けするヒーローというイメージ戦略で広告などの企業とのタイアップで稼ぐ、まるで芸能事務所のような感じ。

そして今、ついにヴォート社は軍事に食い込もうとしているという局面です。

ただ、ヒーローたちは能力があるからと言って悪や不正には屈しない強靭な精神力を持っているとか人徳者であるわけではなく、むしろ普通の人間です。

ある者は能力があるために神のようにふるまうこともあれば、逆に人々の期待と現実のギャップに苦しむ姿も描かれていきました。

ブラックに大きく振らせて際立つエクストリームな世界観

本作の大きな特徴が、グロさの映像化と人間のゲスな部分をクローズアップした脚本でした。

本作はオープニングに「大人向けです」と但し書きが出るのですが、超人的な能力を扱うものたちが犯す過ちや生死にかかわる部分などで残酷な映像表現がなされています。

ヒーローものだと誤ってお子さんが見ては大変です。

どの人物も真剣この上ないのですが、それをアイロニカルなブラックテイストで描くことでこの極端な世界観を見せ切ろうとする狙いが見えました。

ザ・ボーイズS1 とは

超能力以外普通の人間…そんなヒーローをビジネスにした世界のひずみと陰謀を描くブラックコメディ

ハマリ度は

 3

ヒーロージャンルに詳しい方はさらに面白みが増したかもなと感じる部分はありますが、そうでない私でも中盤以降は物語にぐぐいと入っていけました。

登場人物たちの動機や世界観を構築していく前半は私的にはぼちぼちの感じだったのですが、後半は彼らの考え方や理由・本質が見え始め、さらには隠されていた真相なども明らかとなって面白く見ることができました。

ここから展開させるんだねという感じでS1が終わっています。

シーズン2製作予定ありということですので(この評判ならあるでしょうね)私もS2見ると思います。

本作はAmazonプライム会員見放題で見られます↓

ここから後半はネタバレがあります

ご注意ください

 

ネタバレあらすじ・感想

ここからは私が次シーズンを見る前におさらいできるくらいの詳しいあらすじを書いておこうと思います。

ヒューに接触してきた男ブッチャーの目的は

恋人ロビンをヒーローとの衝突で失ったヒューがヴォート社が提示した巨額の和解金を受け取らなかったという一点で声を掛けてきたブッチャー。

彼は人気ヒーロー7人衆「セブン」のリーダー格ホームランダーに妻をレイプされ殺されたと信じて復讐の機会を狙っていた男でした

ヴォート社内に行って盗聴器を仕掛ける機会があるヒューを利用しようとしていただけでしたが、結局ヒューは新人ヒーローのスターライトと知り合いになっていたこともありブッチャーのグループと行動を共にするようになりました。

スターライトが見たヒーローたちの姿

幼いころから能力を持っていたスターライトはヒーローに憧れを持っていましたが、いざ「セブン」に入って見るとあこがれていた先輩ヒーローはセクハラ・パワハラやり放題のくず人間。

ヴォート社はヒーローを商品としか見ておらず、過度のプレッシャーと虚構のキャラクターを押し付ける人権無視の会社でした。

コンパウンドV

ロビンをひいたAトレインが、能力者用の薬物コンパウンドVの常用者だとわかったことでヴォート社の闇が芋づる式に出てきました。

コンパウンドVはステロイド剤のようなもので、成人したヒーローが使うと能力が強化される代物。

しかし、ブッチャーたちはコンパウンドVが赤ちゃんたちに投与され、ヒーローが強制的に作られていた真実にたどり着きました

ヴォート社のビジネスとは…

人体実験と肉体改造の末に作り出されたヒーローたちの商品化。

そして最終的には人間兵器として国防へと売り込むことを狙っている会社でした。

ザ・ボーイズの意味は

ブッチャーが数年前妻の失踪をきっかけにヴォート社に復讐の決意を固めたころ所属していたグループの名が「The Boys」だったようです。

今は解散され、ブッチャーが独自にメンバーをそろえて頑張っているけれど当時は失敗しメンバーを無残に失っているようでした。

ザ・ボーイズが救った能力者キミコ

調査を進めている最中、監禁されていた口のきけない能力者を救ったザ・ボーイズ。

彼女の名はキミコ。

彼女は幼くして弟とともにテロリストに誘拐され、コンパウンドVを打たれていたことが分かりました。

つまり、能力を持ったテロリストを作ろうとしていた組織があるということ。

結局キミコは弟を助け出すことが最終目的であることからザ・ボーイズのメンバーと行動を共にすることになりました。

S1現在のザ・ボーイズのメンバーはこの面々:

左上から時計回りに、フレンチー、MM、キミコ、ヒュー、ブッチャー

©2019 Sony pictures television Inc. and Amazon Content Services LLC. All rights reserved.

軍にイエスと言わせたヴォート社

ヒーローとの連携を渋っていた軍にイエスと言わせたかったヴォート。

そんなタイミングで、テロリストの中に手ごわい能力者通称ナキーブというものがいると判明し、既存の軍備では太刀打ちできないという状況になりました。

ただ、このナキーブは作られた能力者でした。

しかも、それをやっていたのはヴォート社ではなくスターヒーローホームランダー。

ヴォート社のやり手経営者マデリンを愛しているホームランダーが彼女を助けようとしてのことでした。

ブッチャーの妻の失踪の真相

ブッチャーの妻ベッカは、当時ヴォート社のマーケティング理事として就任したばかりの頃でした。

詳細はまだ不明ながら、ベッカとホームランダーは関係を持ちベッカは妊娠。

人間と能力者のハーフである子どもと共にこれまでホームランダーにも知られず、ブッチャーにも何も言わず母子で暮らしていたということでした。

この真実を隠していたマデリンをブッチャーの目の前で殺したホームランダー。

この事実がいったいブッチャーや今後の展開にどう影響するのか気になるS1のエンディングでした。

感想など

医療方面にも軍事方面にも宗教方面にもあらゆるところに手を伸ばすヒーロービジネスの潜在能力と怖さまで感じられた「ザ・ボーイズ」。

ヒーローものが全盛だからこそ、本作のこの着眼点はさすがに斬新でした。

でもホームランダーは、目から放つレーザー、飛行能力、高速移動能力、透視能力、そしてスピーチのうまさなどなどをもつ手ごわ過ぎる相手ではあります。

絶対的な倫理観を貫けるヒーローなら味方としてうれしすぎるんですが、その逆だと・・・という、

ブラックさが際立っていますよね!

  • ヒューと考え方が合う人権蹂躙にNOと言えるスターライトをはじめ、
  • ヴォート社内で自分を殺して生きるクイーン・メイヴ
  • 優しさはあるけれど行動が空回りしているディープ
  • そしてコンパウンドVの乱用とケガなどで体がぼろぼろのAトレインなど、

果たして彼らがどういう選択をしていくのかも気になります。

  • エピソードがほとんどなかったヒーローのブラック・ノワールもまだどういった考えがあるのか不明なのも面白いです。

ブラック・ノワールって日本文化をちらりと感じさせるキャラで、タイプ的には感性豊かな芸術家タイプみたいなんですが?S2以降どういった立ち位置なのか気になります。

シーズン1はまさに、コンパウンドVとヴォート社の関係が明らかとなり、さらにはセブンのリーダー格ホームランダーの異常な人格と隠されていた真実が明らかとなるストーリーでした。

S2たぶん見ると思います。

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