韓国ドラマ

ヨ・ジング主演 韓国ドラマ「王になった男」視聴感想

ドラマ 王になった男

2019年tvNで放送された「王になった男」を見終わりました

主演はヨ・ジング キム・サンギョン、ヒロインはイ・セヨン。

イ・ビョンホン主演の映画「王になった男(2012)」のリメイクということではありましたが、また違ったストーリー展開を見せました。

全16話とはいえ重厚な時代劇作品で、本格的な政治ドラマとなっていました。

すでに絶賛モードですが、私が感じた本作の魅力や良かったと思うところを語っていきたいと思います。

ドラマ 王になった男 作品情報

放送 : tvN 2019.1.7~3.4 全16話

演出・脚本・キャスト

演出

キム・ヒウォン
ミョン・ヒョヌ

脚本

キム・ソンドク
シン・ハウン

キャスト

ヨ・ジング(ハソン/イ・ホン)
キム・サンギョン(都承旨イ・ギュ)
イ・セヨン(中殿ユ・ソヨン)
チャン・グァン(チョ内官)
ユン・ジョンソク(チャン武官)
クォン・ヘヒョ(左議政シン・チス)
チョン・ヘヨン(妓女ウンシム)

時代背景や王のモデルは光海君

朝鮮中期、ちょうど豊臣秀吉の朝鮮出兵の時に国内的には王世子(皇太子)として活動し、父王の宣祖亡き後に即位するも後にクーデターによって廃位された光海君イ・ホンがモデルとなっています。

本作では政情不安の朝廷内の状況から、ホンが自分とうり二つの影武者を立てたことで始まる物語でした。

本作はあくまでもフィクションなので、史実とは違って一体どんな風に物語が進むのかとても興味深く、面白くもありました。

冒頭あらすじ

ホンは王位にいても、いやいるからこそ、疑心暗鬼で身内を粛清してきた。

心を患い恐怖や罪悪感に苛まれ、癒そうとすればするほど強い薬に頼るようになっていた。

いつ殺されるか分からない怯えから時に狂気に走るホンは、自分にうり二つの芸人がいると知り影武者として雇うことにした。

影武者となったのは最下層の身分である大道芸人のハソン。

呑み込みが早く王の役に次第に慣れていったが、ハソンは命を狙われている王の身代わりだったことを知ってしまうのだった。

予告編

今回は先行公開されたドラマのハイライト動画をご紹介します。

5分12秒と長めなのですが、ヨ・ジング君の“王とハソンの演じ分け“や本作の持つ雰囲気が良く伝わってきます。

シリアスな政治面での緊迫感、王の抱える闇、ハソンの明るさやまっすぐさ、そして王妃との出会いなど本作の期待値がぐぐっと上がったのではないでしょうか。

ドラマ「王になった男」の魅力

クラッシックで映画のような世界観に

見終わってチェックしてみるとOSTに多くの歌手が参加されていたようなのですが、劇中は歌のないインストゥルメンタル曲が使われる比重が高めでした。

だれもがどこかで聞いたことのあるクラッシック曲たちがオーケストラサウンドで挿入され、映像もそれに合わせて演出されるなど心情表現と格調高さが共存する世界観を作り上げていました。

名優さんたちの共演

ヨ・ジング

ヨ・ジング君は誰もが知る子役出身の俳優さん。

もう名優属性の俳優さんで、本作ではついに一人二役を見事にこなして見せてくれました

世子や王などは朝飯前、時代劇がこれほどしっくりくる若手俳優さんは他にユ・スンホ君が浮かぶくらいです。(どちらも小さい時から時代劇で演じてこられているので私の個人的なイメージかもしれませんね(;^_^A)。

キム・サンギョン

都承旨を演じたキム・サンギョンさんは私の中では「大王世宗」なんですが、時代劇でまたそのお姿をみられてうれしい限りでした。

真剣さも軽妙さも覚悟を決めた時の潔さも彼の演技は説得力と温かさを感じます。

クォン・ヘヒョ

いつもは上司と部下の間に挟まれてくれる部下思いの中間管理職みたいな役柄が多い印象のクォン・ヘヒョさんですが、悪役は今回が初めてだったそうです。

表情・立ち姿・しゃべり方など、狡猾で卑怯なシン・チスというキャラクター、うますぎました。

本格時代劇だった本作

10年ほど前は時代劇と言えば建国の父や史実に残る人物が政治の駆け引きや戦争の中で勝利をおさめていくヒーロー・ヒロインタイプの大河ドラマがほとんどでした。

ここ数年は長編時代劇自体減っていて、ロマンスに寄せたフュージョン時代劇のミニシリーズがやや隆盛でした。

本作は16話と長編ではないのですが、政治上の駆け引きやクーデターの芽が隠れているような情勢不安の国家に為政者とは何かを問うヒーローのごときリーダーが現れるという本格時代劇でした。

綺麗ごとでは片づけられない苦渋の選択の積み重ねが物語を重厚にしていました。

ロマンスは現代を表すカップル像に

ハソンは中殿(王妃)に一目ぼれし、王妃は別人とは知らず立ち居振る舞いを変えた王を愛するようになります。

「ついてこい守ってやる」的な弱さを見せない王ではなく、ともに語り合いどうしたいかを聞き辛さも苦しさも共に分かち合おうとするハソンの姿が現代の女性が求める男性像と重なっていて素敵でした。

ドラマ「王になった男」 とは

複雑な政争の中、真のリーダーとは何か、
人の貴賤とは何かを問う本格時代劇

ハマり度

 4.5

本格的な政治ドラマを描きながらもロマンス部分も手抜きしないコンセプトがまた良かったです。

機会が来れば、ぜひ見ていただきたいおススメドラマです!

ここから後半はネタバレがあります。ご注意ください

 

ネタバレあらすじ・感想

苦渋の選択

先ほど、綺麗ごとでは片づけられない苦渋の選択の積み重ねが物語を重厚にしていたと言いました。

国と民を憂い、外交政策や国内の施策に抜本的な改革を講じなければならないという信念を持つ都承旨はいよいよ王が正しい判断をできなくなったと気づきみずからあの世への引導を渡しました。

ハソンが権力に押しつぶされず、悪鬼のような誘惑や保身に揺れずただ国と民のために動いているという確信を持ったためでした。

父のようであり友人のようにも思ってくれていた王を手にかけた、あるまじき行為

しかし、都承旨はその罪は然るべき時に国のために命をもって償いました

史実とドラマの展開を見比べてみる

どこまで真実かは疑問が残るという研究もあるようですが、史実として光海君は暴君として記録に残されます。

身内を粛清し、大妃を廃し、外交に失敗し、最終的にクーデターによって廃位され流刑となった王として。

しかし、ドラマのハソンはクーデターを阻止します。

阻止したのち、実際に光海君が着手していたという民政改革である大同法(土地の広さに合わせて税を徴収する法)や中立を保った外交政策などを通してハソンは内政を整えました。

ハソンがとった幕引き

内政が整い、ハソンはかねてから王に適した人材を吟味し選んでいた大君に禅譲しました

仮の王としてすべき仕事をしたハソンは、先に廃妃として王宮をでていた中殿ソヨンと共に余生を暮らす道を選びました。

道中、失脚した大妃の勢力から襲撃を受け矢に倒れてしまいます。

「自分の罪は自分が責任を負う」と失脚した大妃に言っていたハソン。

外戚となり、嫡流のキョンヤン大君まで産んだ大妃の一族。

クーデターは失敗し没落した一門にとって、ハソン=ホンの治世に恨みしか残っていなかったのは明らかでした…。

ハッピーエンドだったのか

襲撃された痕だけが残り、ハソンの姿は消えていたといいます。

2年の月日が流れ、ソヨンの前に現れたハソン。

目覚めたら長い時間がたっていたと語るハソンはソヨンのそばで末永く幸せに暮らしたんじゃないだろうかと思います。

私はハッピーエンドだったと思っています。

さいごにOST

素敵な曲がいくつかある中で、本作のカラーに最も近かったと感じる曲をご紹介したいと思います。
「ずっと先のいつの日か(意訳)」セオ

公式に無かったのでClsQさんのMV動画を共有させていただきました。

心の深いところでつながっていく二人の様子が素敵な映像で紡がれていますね。

もう一曲、声量のある情感豊かな歌声が印象的な

「五季~冬の次も冬(意訳)」 ハウン(ラコステナム)

その他にも聞きごたえのある曲がいくつもありました。

機会があればまた聞いてみてください。

OSTの発売など見つけたらまた追記しますね。

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