2017年公開の韓国映画「操作された都市」。
主演のチ・チャンウクはアクションも心情表現も私好みの演技を見せてくれる好きな俳優さん。
ドラマでは主演をいくつもされているのですが、映画では本作が初主演だったと知ってびっくりしてます。
スピーディーで勢いのあった本作について私の感じたところを語っていきたいと思います。
ネタバレ感想は後半にありますので、前半はネタバレなしでお読みいただけますよ。
操作された都市について
公開
2017年 韓国 サスペンスアクション
監督・脚本:パク・クァンヒョン
トンマッコルへようこそ(2005)
脚本:オ・サンホ
キャスト
チ・チャンウク(クォン・ユ)
シム・ウンギョン(ヨウル)
オ・ジョンセ(ミン・チョンサン)
キム・サンホ(マ・ドクス)
アン・ジェホン(爆破少佐)
キム・ミンギョ(龍の使い)
キム・ギチョン(余白の美)
アクションの比率が高く、心に傷を負った役やどん底に落ちてる時の演技がすこぶるうまいチ・チャンウクにはぴったりの役でした。
冒頭あらすじ
クォン・ユは元テコンドー国家代表という輝かしい経歴を持っていたが今は無職のゲーマー。
ゲームの腕は高く、オンラインのチームメイトからは隊長と呼ばれ信頼される人物。
ある日携帯の忘れ物を女性に届けたユは、翌日暴行殺人で逮捕されあっという間に無期懲役刑で凶悪犯ばかりの地獄の収容所へと送られた。
しかし、仲間たちは隊長の冤罪を晴らそうと協力してくれるのだった。
韓国公開時の予告編
ここで、韓国公開時の予告編をご紹介します。
アクションシーンも多く、スピーディーでエンタメ度の高い作品であることが分かる予告編となっていますね。
本作はまさに、仕組まれた冤罪を晴らすために仲間と共に戦うリベンジアクションものでした。
実は実力者たちというチームの絆がアツい
いつもオンラインでチームを組んでいるメンバーたち、実はリアルでは
- 凄腕ハッカー
- 爆発物・飛び道具担当映画製作関係者
- メカオタク
- 地方大学教授(?)
- アダルト動画配信ディレクター&キャスト
という個性派ぞろい。
チームの面々が独特の実力をいかんなく発揮して隊長を助けます。
相手にするのは張り巡らせたウェブ情報を駆使する隙を見せない存在。
しかも常識が全く通じない。
一体どうやって奴の裏をかけるのか、手ごわくてハラハラさせられつつ後半に進むにつれどんどんスピードを上げていくストーリーに引き込まれていきました。
操作された都市とは
冤罪を晴らすため、仲間と共に悪と戦うサスペンス
スピーディーなアクションで魅せるエンターテインメント
ハマり度は
3
冒頭の冤罪による有罪判決&監獄シーンで、物語のメッセージは何なんだろう、権力者への批判や風刺かも?なんてついつい考えていました。
でもハリウッドばりに、ま、まさかそこ飛ぶ!?みたいなカーアクションやそんなことできるん!?っていう展開なんかもあったりして、エンターテインメントとして手放しで楽しんでと言ってもらっているような感じでした。
スピーディーで豪快なカメラワークや映像で後半はただただ勢いに乗せられましたよ!
ここからはネタバレがあります
ご注意ください
ネタバレ感想
見事にリベンジ!
ユを陥れたのは権力者から依頼されて息子や娘の殺人を他人になすりつける専門業者でした。
誰になすりつけるのかをあらかじめ吟味し候補を用意。
いざという時に犯人にしたい人のアリバイを消し、状況証拠となる細かい証拠を準備。
そして弁護士として争わずしれっと有罪にさせてしまうんです。
そう、専門業者はユの弁護士ミンでした。
殺人犯を仕立て上げる演出をすることに楽しみを見出していたミン弁護士を倒すために力を合わせたユのチームたち。
ミン弁護士は極悪犯たちを使ってピンチに追い込んでくるんですが、チームのみんなは傷つきながらも何とか一つ一つ目的を達成し、ラストどどーーん!と大逆転。
まさに本作はリベンジが成功するスカッと感をゴールにしたストーリーでした。
さいごに
アクションのある作品であろうがなかろうが、チ・チャンウクの演じる役はいつも傷だらけ。(←私のイメージ)
心も体も傷だらけな役が本当に似合う(=うまい)んですよ~。
目の表情が良いのかな~
特に期待せずに見たのですが、やっぱりチ・チャンウクはチ・チャンウククオリティーを見せてくれました!👍
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