韓国ドラマ

韓国ドラマ「空から降る一億の星」 視聴感想

空から降る一億の星

2002年木村拓哉・深津絵里・明石家さんま主演で話題となり大ヒットだったというフジテレビ月9ドラマの韓国版リメイク「空から降る一億の星」を見終わりました。

主演はソ・イングクとチョン・ソミン、そしてパク・ソンウン。

私はオリジナル日本版を見ていないので真っ白な状態で見ました

両ドラマを比較しての感想は語れないのですが、ソ・イングクバージョン自体このドラマを存分に表現していてとても満足でした。

その辺を今回も熱く語っていきたいと思います。

ネタバレあらすじや感想は後半にありますので、前半は安心してお読みください。

空から降る一億の星 韓国版作品情報

放送

2018年 韓国tvN 全16話

原作・オリジナルドラマ

北川悦吏子「空から降る一億の星」(2002)

演出・脚本・キャスト

演出:ユ・ジェウォン

ナイショの恋していいですか(2014)

ああ、私の幽霊さま(2015)

明日あなたと(2017)

脚本:ソン・ヘジン

キャスト

ソ・イングク(キム・ムヨン)
チョン・ソミン(ユ・ジンガン)
パク・ソンウン(ユ・ジングク)
ペク・スンア(ソ・ウンス)
クォン・スヒョン(オム・チョロン)

監督&ソ・イングク再タッグ作

ユ・ジェウォン監督とソ・イングク君は2014年「ナイショの恋していいですか?(原題:高校世渡り王)でタッグを組んでいます。

あちらはロマコメ、今回はミステリーロマンスと、それぞれタイプの違う作品ですが登場人物の深みや魅力がどちらもよくでていました。

あらすじ

広告デザイナーのジンガンは刑事の兄ジングクと仲睦まじく暮らしていた。

しかし二人は実の兄妹ではなく、幼いころ妹としてジンガンを戸籍に入れていた。

ジンガンは仕事先でブリューワーのムヨンと出会う。

ムヨンはNJグループ御曹司の婚約者スンアの心をつかみ奪う形で付き合い始めたが、ジンガンは親友のスンアが傷つきそうで不安がつのるばかり。

一方でムヨンはジンガンに惹かれるものを感じていた。

ジングクは捜査中の殺人事件にムヨンが関わっていると確信を持っていた。

そのうえ、ムヨンの肩から腕にかけて大きなやけどの痕があるのを知り、25年前のある事件の時に姿を消して以降探し続けていた男の子ではないかとの思いが頭から離れない。

ジングクはジンガンがムヨンと関わることに警戒心を強めていた・・・。

本国放送時のイメージティーザーとティーザーメイキングに字幕を付けてくださっている動画があったので共有させていただきます。Kirakira sigさんより (*音量にご注意ください)

字幕の表示は画面タップで右下に出てくるアイコンで操作してみてください。

PCだと四角の中に点がいくつかあるアイコンで、スマホだと縦に3つの点が並んでいる部分がそうでした。(ブラウザによって違うかもしれません)

さみしそうな感じと不穏な感じどちらも伝わってくるティーザーです。

キャラクター設定は各俳優さんが具体的におっしゃっている通り。

役への解釈が実に的確ですね。

予告編

こちらは日本版DVD販売元の予告編トレーラーです。

劇中のシーンを編集してあり、本作の持つストーリーの熱量が伝わってくる動画になっています。

ソ・イングクが演じるムヨン

暗闇の中から孤独に世界を見つめ、人の心の動きが面白くて弄ぶ、そんな子供のような残酷さを持つムヨンを演じたのはソ・イングク

青春ものからラブコメ、今回のようなラブサスペンスまで見事にこなし、しかも、人物像に人間臭さと奥深さも加えられる表現力を持っていて常々評価している俳優さん

今作では悪びれることもなく他人を弄ぶ悪い男から、癒される人に出会い心をとりもどし、そして知らずにはいられない過去にたどり着き苦悩するという、感情の揺れが多い役どころを見事に演じていました

柔らかで親しみやすいチョン・ソミン

純粋で暖かな陽だまりのような女性ジンガンを演じたのはチョン・ソミン。

デビューの頃は「赤と黒」で裕福な家の末娘を、「イタズラなKISS」では明るくて一途なヒロインなど、天真爛漫なイメージがあった女優さん。

純粋でまっすぐなイメージはそのままですが、今では彼女から慈愛のようなものをほのかに感じます。

本作では大切に思う相手を信じ守り抜こうとする女性を演じていてとてもはまり役でした。

印象に残った助演さんたち

一番印象に残ったソ・ウンス

脇役キャラクターの中で、まずはソ・イングク演じるムヨンにもてあそばれてしまう(言い方)スンア役のソ・ウンスさんが一番印象に残りました。

清楚な美人女優さんで、イメージ的には「ロボットじゃない」のチェ・スビンと「30だけど17です」のシン・ヘソンを足して割ったような(どんな)イメージ。

2019年に日本ドラマ「リーガルハイ」のリメイクドラマのヒロインが決まっていてこれから楽しみな女優さんです。

ヒット作「黄金の私の人生」では純粋ではつらつとした女の子を演じていて良かったですよ!

注目のサブキャラクター©STUDIO DRAGON CORPORATION
侮れないクォン・スヒョン

そして今回お初だったジングクの後輩刑事チョロンを演じたクォン・スヒョン。

ちょっとユルめの新人刑事らしい姿でありながら実は洞察力に優れ実力も男気もある真面目な刑事であるところを垣間見せてくるさりげない人物。

動きやしぐさなどキャラクターイメージの表現の仕方が良くてとても印象に残りました。

VIXXのホンビン

ホンビン君は主人公の弟分役でした。

身長もありルックスがイイのは武器ですね。これからいろいろ学んで伸びてほしいです。

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空から降る一億の星とは

抗えないほどの強い縁で巡り合った二人が紐解いてしまう
残酷な過去と現在を描くミステリーロマンス

ハマり度は

4

主人公の過去の真相を知りたくて中盤からかなりハマって見ました。

彼らの複雑な感情の演技ギアがどんどんと上がっていく感覚にシビれました

今すぐみられる主なVOD (2019.11.6現在)

2019.11.6現在、下記サービスでは1話ずつや複数話パックといったレンタル形式の配信がされています。

RakutenTV

U-NEXT

*本記事をご覧のタイミングで、配信状況が変化している可能性があります。あらかじめご了承ください。

ここから後半はネタバレがあります

ご注意ください

ネタバレあらすじ

この物語は複雑に絡んだ四面楚歌な状況を巧みな構成で見せ切るミステリーでした。

少し長くなりますが、じっくりとストーリーの経緯を書き記したいと思います。

感想はそのあとに書いています。

ムヨンが失っていた5歳以前の記憶

子どもには抱えきれないほどのショッキングな事件を目の当たりにしていたムヨン。

それはお父さんが射殺された現場にいたことでした。

そしてお父さんを撃ったのは若き日のジングクさんでした。

ジングクさんが背負ってきた十字架

ジングクさんはいち早く犯人逮捕に向かった現場で、すでに3人を殺害していた犯人と鉢合わせし、手にしていた武器を動かした犯人を射殺しました。

現場では明らかに正当防衛が成立する状況でした。

けれど、ジングクさんは自分の死角に子供がいたことを後で知り、犯人が必ずしも自分を襲おうとしていたとは限らなかったと感じ、発砲という対処を悔やみ続けていました。

ミスで人を殺めたという思い、この十字架に耐えられたのはその時現場で保護された子どもの一人ジンガンが妹としてそばにいてくれたから。

ジングクにとってジンガンを育てることは、もはや生きる支えでした。

幼いムヨンが失踪した状況

記憶を失っていたムヨンは”誰かが待っている行かなければ”というような焦燥感を感じ病院を抜け出したと言います。

病院の敷地内でさまよい出てきたムヨンを発見したけれどそのまま行かせたのが、当時その病院で勤務していたヤン医師でした。

今は有名な精神科医のヤン医師。

当時ムヨンが置かれていた状況を知って彼を自由にしてやれる最後のチャンスと思い新たな人生を祈って行かせたそうです。

ヤン医師自身が殺人者の息子として生きた辛さがそうさせたとの事でした。

25年前の事件の真相

ムヨンの父は、新興宗教に傾倒し子供を連れて家を出たあげく財産までつぎこみだした妻と、妻を宗教に引き込んだ友人夫婦を惨殺した犯人でした。

ムヨンが思い出したシーンは父が撃たれるシーンとストーブの上のやかんが沸騰している様子。ムヨンの肩のやけどはその時にできたものでした。

ムヨンが大切にしていたきょうだい

ムヨンは幼いころ描いた唯一の4人家族の絵を大切にしていました。

両親と自分、そして記憶の中でユンと呼んでいた可愛い弟。

過去の事件に行きついたムヨンが詳細な調査を頼んだ大企業NJグループの二世重役セランは確信に似た疑いを確認しに来たムヨンを弄ぶように、ムヨンの過去とつながったジンガンがユンと呼んでいた妹だとうなずきました

ムヨンの絶望

世界にたった一人の、心が通じる誰よりも愛してほしい愛したい女性ジンガン。
彼女が妹だった…。

男女として愛し合うことはできない絶望感で胸が押しつぶされるムヨン

ジンガンが知ることになってはならないという思いだけで、必死でジンガンを遠ざける。

そんなムヨンを弄ぶセランはムヨンが自分の元を去ると言ったことでジンガンに接触しようとしました。

永遠にセランの口を噤ませる方法としてムヨンは銃殺という方法をとりました。

ムヨンの更なる絶望

指名手配中逃亡先でムヨンが連絡したのはジングクさん。

そこで、ジンガンがムヨンの実妹ではないと知らされるのですが、父親が殺害した信者夫婦がジンガンの両親だと知ってやはりジンガンとの未来はないことには変わりないと感じたムヨン・・・。

自首を勧めるジングクに3日の猶予をくれという。

けれど罪を償ったとしてそして・・・。

ムヨンの選択はすべてに別れを告げることでした。

因縁の事件現場で

ムヨンの居場所に気づいたジンガンが向かった先、そこは二人が幼いころ大人たちに放置され身を寄せあって過ごした教会でした。

事件の経緯を知ったうえで一緒に生きたいと言ってくれたジンガンの手を取ったムヨン

けれど、二人には予想もしなかった報復が待っていました。

NJグループの後継者二人が短期間に死亡、その死に直接関わっていたムヨンを会長が放っておくことはありませんでした…。

ムヨンをかばいジンガンが銃弾に倒れ、そして目的通り刺客はムヨンを殺害。

ジンガンを追ってやってきたジングクは、こと切れた二人を発見するのです・・・

感想

身動きの取れない状況にたどり着くしかなかった主人公ムヨンの絶望に胸が焼け付く思いで見ました。

実のところその感覚は最初からずーっとあって、ラストに向かって徐々に徐々にシミが広がるように大きくなっていく。

父親が殺人者だったと知り、孤独から永遠に抜け出せない絶望を目の当たりにしてしまったムヨンが

「生まれ直したい」

とジンガンにしがみつくように抱きついたシーンがすべてを物語っていたように思えるんです。

大人が“知らないほうが幸せだ”といい遠ざけた人生の重荷だけれど、ムヨンにとっては知らないことで生まれた絶望の方が結局は重かった。

けれど、ジンガンとの再会がなければ、ムヨンの人生の輝く温かい瞬間はなかった

罪を償い、再スタートするならきっとジングクは全力を尽くして手を貸すだろうし、そのほうがジングクを救うことにもなった。

けれど悲劇を自らが呼び込んでしまったムヨン。

彼の生きざまが、ずっと薄氷の上を歩くような危うく命知らずなものだった証。

ムヨンは誰よりも感受性豊かとヤン医師は言いました。

彼の才能ともいえる記憶力や豊かな感受性を守り抜いてくれる大人に出会ってほしかった。

あの時、ムン医師がムヨンを行かせず、ジングクに見守られて育っていたら?

ジンガンと離れ離れになっていなければ?

悔やまれる。

 

ソ・イングク、チョン・ソミン、パク・ソンウンはもともと大好きな俳優さん。

後半に進むに従って複雑で感情の揺れ幅が苦しいほうへと振れていく中で、ブレずに人物を演じきっていて引き込まれました。

さいごにOSTをご紹介

歌声が流れるたび、あ~いい声やな~と毎回感じていた曲がイ・スンヨルさんの「Someday」なのですが、私が大好きな「未生」のOST曲「Fly」を歌っている方でした。Youtube「fly」

こちらの「Someday」はなつかしくて恋しい感じが伝わってくる曲調で、シーンによってはムヨンの孤独が逆に際立つようで切ない感覚になる曲でした。

イ・スンヨル「Someday」


*VEMxさんのMVを共有させていただきました。

そして、もう一曲は伸びのあるボーカルが印象的な曲で素敵で大好きだったアン・ジヨンの「Lost」

手探りで歩く暗闇の中で一本の光をつかむような幸せをくれる誰かを思うような。

アン・ジヨン「Lost」


*ClsQさんのファンメイドMVを共有させていただきました。

それとさいごにもう一本。

歌手ソ・イングクの表現力を感じられる優しい曲「星、私たち」。

チョン・ソミンさんも歌の雰囲気に合わせた歌声でいいデュエットになっています

ソ・イングク チョン・ソミン「星、私たち」

 

今回はいつもより長い感想記事となりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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