韓国ドラマ

韓国ドラマ「秘密の森~深い闇の向こうに~」視聴感想

秘密の森

見ごたえのあるサスペンススリラーとして評価の高い2017年の韓国ドラマ「秘密の森」

今でもあちこちで繰り返し配信・放送されていますね。

私も本作はかなりお気に入りの一本です。

今回、2018年9月に見た時の感想を絡めながら、本作の魅力などをこちらの新サイトで改めて語っていきたいと思います。

前半はネタバレなし、後半以降にネタバレあらすじと感想があります。

作品情報

放送

2017年 韓国tvN 全16話

配信:Netflix

演出・脚本・キャスト

演出:アン・ギルホ

恋のハイヒール(2014)w/ミン・ヨンホン
秘密の森(2017)
アルハンブラ宮殿の思い出(2018)

アルハンブラ宮殿の思い出
韓国ドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」視聴感想2018年末から放送開始され、ヒョンビン、パク・シネが共演したことで話題となったtvN放送&Netflix配信の韓国ドラマ「アルハンブラ...

脚本:イ・スヨン

秘密の森(2017)
ライフ(2018)

キャスト

チョ・スンウ(ファン・シモク)
ペ・ドゥナ(ハン・ヨジン)
ユ・ジェミョン(イ・チャンジュン)
イ・ジュニョク(ソ・ドンジェ)
シン・ヘソン(ヨン・ウンス)
イ・ギュヒョン(ユン・セウォン)他

豪華なキャスティング

演技力、興行力ともに主演級ともいえるチョ・スンウとペ・ドゥナを主人公に、実力派俳優を助演に据えた本作のキャスティングはなかなかに豪華。

後輩検事を演じたシン・ヘソンはその後主演級女優として活躍中。

イ・ギュヒョンもまた重要な助演としてキャスティングされるようになっています。

映像力のある監督と見事なキャストによって生きた脚本、と言ってもいいのではないでしょうか。

冒頭あらすじ

事業に失敗し苦しい状況にあったある実業家が殺害された。

彼は警察・検察に贈賄し接待をすることで大物財界人とのパイプ役となっていたスポンサーと呼ばれる男だった。

第一通報者となったのは検事ファン・シモク。

シモクはなぜ第一発見者となったのか、それは偶然なのか。

何者かが巧妙に仕組んだ気配を嗅ぎ取るシモクだが、新たな事件も起こり複雑な様相を呈してくるのだった。

予告編

ここで、シンプルに物語への興味を掻き立ててくれるNetflixの予告編をご紹介します。

実業家の死が、何か大きなものにつながっていることが感じられる予告編となっています。

シビアに事件を追うシモクと彼を取り巻く見えない何かにヒヤリとさせられますね。

「秘密の森」の個性と魅力

主人公は優秀で孤独な検事

脳の病気から感情を失っているシモク。

しかし理性と知識と状況処理能力、そして諦めない心を武器に次々と起こる事件を追い関連性を読み取り隠れた真実をあぶりだして行きます

複数の事件と関係者の相関関係、真相を引き出すための駆け引きと打つべき手。

シモクが一つ一つ考え抜き打っていく手には常に緊張感が伴い、画面は緊迫し引き締まる

孤独でありつつも向かう先を誤らないシモクの一挙手一投足から目が離せなくなります。

シモクの伴走者ヨジンの存在

そんなシモクが心を開いていた(と思う)のが刑事ヨジン。

演じたペ・ドゥナの、人情篤く明るくけれど毅然としているヨジンは、シモクに対してフィルターをかけることなく彼の目的と生き方を受け入れ伴走してくれる感じでした。

物語をぐいぐいと牽引するチョ・スンウと、秘密の森というドラマの世界観へとすーっと引き込んでくれるペ・ドゥナ

このキャスティングはすごく良かったです。

ちなみに、ペ・ドゥナはアメリカンドラマに出演されていたりしていて、韓国でのドラマ出演は「グロリア」以来7年ぶり。

なんとも、さすがの存在感でした。

本作の神髄はラスト間際にあり

このドラマの神髄はラストで明かされていくエピソードにあります

ネタバレになるので後ほど語りたいと思いますが、簡単に手を下せないあまりに厳しい現実。

行く手を阻む壁をいかに打開できるのかを真摯に考え抜き行動した者たちの物語となっています。

秘密の森とは

凶悪事件を発端に、捜査機関に広がる闇に立ち向かった検事の死闘を描くミステリースリラー

ハマリ度は

 4

見ごたえのある締まったドラマでした!

立ち向かうべき相手や組織が、内部に絡んでいたとしたら…。

シモクが自らの失脚の可能性も認識しながらやり抜くしかない道を進んでいく姿を応援すると同時に、その孤独な背中を見守ってくれているヨジンの存在に見ている私も救われていました。

最後まで見て良かったな~と思えるそんなドラマでした。

これって、ストーリー的にシーズン2とか絶対にできると思うんですけども(願)

今すぐみられる主なVOD(2019.8.14現在)

2019.8.14現在下記サービスでは本作が会員見放題となっています!

Netflix

U-NEXT

dTV

*本記事をご覧のタイミングで配信状況が変化している可能性もあります。あらかじめご了承ください。

 

ここから後半はネタバレがあります

ご注意ください

ネタバレあらすじ

最初の事件は端緒でしかなった

シモクが第一発見者となったあの被害者、通称スポンサー。

関係者うちで有名だったスポンサーは接待していた権力者たちが決して明かされたくない不正や恥部を握っていたことも判明します。

スポンサー殺人事件は保身を図りたい関係者による口封じだったのかと思われました。

1つ1つ状況整理し容疑者を絞っているうちに、性接待現場に派遣されていたという女性の拉致殺人未遂という新たな事件が勃発しました。

口封じ?誰かを守りたい何者かの仕業?それとも誰かを陥れる罠なのか?だが不審な点も多い…。

事件の背景は大きく、容疑者は山のようにいる。

これらの事件は端緒にすぎませんでした。

何かを暴けばたどり着く人物、その人物には捕まってもらっては困るというものたちがまだたくさんいるという状況でした。

ずぶずぶの関係が姿を現す

警察官生命・検事生命・財界人としての生命などがかかる者たちの利害関係ずぶずぶの相関図がその姿を現す中、こつこつと事件の関係を暴いてゆくシモク

隠蔽と保身に駆られる人々を諦めさせてゆくという難しい仕事を信頼できる仲間とこなしていきます。

けれど、すべてが明かされ犯人が逮捕されても、刑を受けず逃げ延びられる道が犯人たちには残る。

とてもシビアな戦いを強いられました。

想定外の決意で挑んだ男の存在が明らかに

本作が他のドラマとは違う独特の性質を持っていたのは、この不正の温床となったスポンサーとのずぶずぶの関係を断ち切り不正を行った者たちが間違いなく断罪されるよう命を賭して準備していた男の存在でした。

その男は検察長・そして青瓦台大統領秘書官に上り詰めた大財閥令嬢の娘婿イ・チャンジュン。

清廉でまっすぐな理想を持っていた彼が静かな贈収賄の罠にはまったとき

財閥会長である義父によってプールされていた妻名義の財産が重大な不正の産物であることが分かったとき

あのときチャンジュンは自分のため妻のためについ口を噤み、戻れない道を歩んできてしまったことを悔やんでいました。

内部告発では断ち切れない闇を裁くために

隠蔽が大きな事件へとつながり、また連鎖的に大きな罪が隠蔽され犠牲が生まれる。

この連鎖を断ち切るためにイ・チャンジュンが準備していたのは、

  • すべての証拠を自ら不正を行った関係者として集めること。
  • 何の連鎖にも巻き込まれないと信頼できるファン・シモクへの単独捜査権を与えることでした。

内部告発だけでは断ち切れない闇

検察内部の人間たちの顔色を窺っていては遂行できない仕事

イ・チャンジュンの信念と信頼できる検事ファン・シモクが成し遂げた仕事でした。

シモクと刑事ヨジンもいいバディでした。

OST

ここで、印象に残ったOSTを少しご紹介したいと思います。一曲目は

テイ「怪物のように」

まるでイ・チャンジュンのMVのような感じになっていますね。

ドラマを見終わってこれらのシーンを見ると、一つ一つが彼の苦悩と成し遂げるべきゴールにたどり着くための祈りの時間だったのではと感じられます

そしてもう一曲は優しくて明るい曲調の

ハン・ヒジョン&ソレ「笑顔」

シビアな局面が続く中、ほんの少しだけほっとできるヨジンとの時間もありました。

そんなシーンが見られるMVとなっていますね。

感想

独特の質感を感じる映像、まるでモノクロのような世界観。

孤独で強い精神力を保ちながら巨大な闇に立ち向かうシモクの姿と見事にシンクロしていて見ごたえがありました。

画面が締まる!と何度思ったことか。

不正の温床となった相関関係を暴くことがどれほど難しいのか、それが法を扱う警察・検察なら…、そういった部分を静かなヒーローともいえるファン・シモクを中心に据えラストまで見せてもらえました。

感情を失ったシモク、という難しい役を演じたチョ・スンウは名優ですね!

そしてペ・ドゥナまで!

キャスティングが大きな役割を果たしたといっても過言ではない作品でした。

カテゴリー
テキストのコピーはできません。