2019年9月に本国で放送終了したばかりの時代劇「新米史官ク・ヘリョン」がNetflixで早くも配信スタートしたのでちょっと見始めました。
主演が秀でた美形を誇るシン・セギョン&ASTROウヌ君コンビ。
放送中SNSに上がってくるシーンフォトの華やかさと言ったら尋常でなく、時代劇ロマンス感満載の番宣から気になっていたドラマでした。
10話(全20話)まで見て本作から感じられた魅力や見どころ、ここまでみてどう感じたのかを語っていこうと思います。
今回はネタバレはありません。
作品情報
放送・配信:
2019年 MBC・本国放送後 Netflix 全20話
演出・脚本・キャスト
演出:カン・イルス
海神(2005)
風の国(2008)
田禹治-チョン・ウチ(2012)
ソロモンの偽証(2016)
新米史官ク・ヘリョン(2019)他
脚本:キム・ホス
ソロモンの偽証(2016)
新米史官ク・ヘリョン(2019)
キャスト
シン・セギョン(ク・ヘリョン)
チャ・ウヌASTRO(イ・リム=トウォン大君)
パク・ギウン(世子)
イ・ジフン(ミン・ウウォン) 他
演出は大型時代劇でヒットを飛ばした大ベテラン
本作の演出がカン・イルス監督と知って、あまりに久方ぶりに懐かしさいっぱいになりました。
というのも、カン・イルス監督が撮られた2005年の大型時代劇「海神」は大河時代劇ブームの中でも成功をおさめた一本で、私も見終わった当時の感慨がひとしおだった☆5ドラマでした。
視聴率はぼちぼちでしたが「風の国」も「チョン・ウチ」も時代劇。
お得意の時代劇で、今回は初のロマコメなのか!?と新鮮な気持ちで期待してみることになりました。
冒頭あらすじ・予告編
ヘリョンは裕福ではない両班の娘。
大の本好きで海外の名作の翻訳版などを好んでいたが、都で人気の恋愛小説は苦手だった。
ある日、貸本屋で大人気恋愛小説家・梅花の作品について聞かれたヘリョンは遠慮なく批評をした。
マイナス点の多い批評に納得いかなかったのは質問した本人梅花。
梅花は王宮の片隅で忘れられた存在として生きる王子トウォン大君だった。
予告編
ここでNetflixの予告編をご紹介します。
ドキドキ感満載のサムネイルですね~♥
予告編では私の冒頭あらすじよりももう少し具体的に紹介されています。
ヘリョンはまだ結婚を望んでおらず、臨時で行われた科挙を通過し歴代初女性史官として王宮に入る様子がわかります。
王宮で再会した梅花=大君に特別な縁があることも感じられますね。
新米史官ク・ヘリョンの魅力と個性
また一人、花の王子が誕生!
本作の予告編やポスターから真っ先に伝わるのが主演二人の華やかなビジュアル。
そして、また一人、韓ドラ時代劇の歴史に花の王子が生まれました!
完璧美男ウヌが演じたトウォン大君。
ウヌの前出演ドラマ「私のIDはカンナム美人」で共演したイム・スヒャンはシン・セギョンの親友だそうで、“(イム・スヒャンから)いろいろ聞かされていてわかっている。自分のビジュアル的な欲は諦めた”と制作発表会で話されています。
不遇ではあるものの、純粋でまっすぐ、素直さと真面目さと優しさを兼ね備えたトウォン大君をウヌは見事に体現しています。
専門職に就いた働く女性ヘリョン
ヘリョンは見識・知識・度胸のある両班の女子。
男女平等の仕事の機会はなく貴賤のある時代、結婚して家庭に収まることが嫌だったヘリョンが臨時実施された科挙を通過し史官として働きだします。
この時代では難しかった選択肢を選んだ女性の姿として斬新な設定でした。
自分の力で生きたいとチャンスをつかみ、厳しい仕事もこなしていくヘリョンのまっすぐで強い意志を感じる人物像はシン・セギョンにぴったり。
魅力的でした。
ロマンスはどんな感じ?
ヘリョンとトウォン大君二人の出会い、その後の関わりを見ていると可愛くてお似合いで応援モードになれること間違いなし。
二人が一体どういった経緯で関係を築いていくのか、ハッピーエンドは果たしてあるのかと楽しみになれる描き方です。
ただし、本作を貫いているのはもう少しシリアスな政治状況でした。
10話までの状況としてはロマンスと同等、いやそれ以上の割合で朝廷を取り巻く政治的不安要素と秘密組織の動きが描かれていました。
これらの事実が二人の関係に時に影を落としつつ、時に関係を深めさせる出来事として影響していくのだろうなと感じています。
10話までのハマり度は
2
サブキャラクター含めキャストの皆さんも良くて好きな要素は沢山あるのですが、ちょっとストーリーに没入していけない感じがあって一旦ここで視聴を中断します。
実のところ、私は本作がもっとロマコメ寄りだといいなと期待していたようです。
シリアスな展開や時代を描く物語は大好きなのですが本作からは少し私の求めているものが得られない感じでした。
11話以降盛り上がるのかもしれませんが、ここから過去の出来事を発端とした政治的なストーリーを展開させ回収していくとすればロマンスに割ける分量はどれぐらいになるかな?ともふと思ってしまいました。
ただ視聴中のハマり度はその時の私の状況も絡んでくるので、機会があれば続きを見るかもしれません。
その時はまた感想を改めて語ることにしますね!
さいごにOSTを一曲
前半部分のシーンが断片的につながれてMVになっているのでネタバレをさほど気にする必要はないかと思うのですが、気になる方はご注意ください。
Henry「Fall in Luv」
穏やかな感じの曲ですよね~。
麗しい二人のビジュアルが堪能できますね。