韓国ドラマ

韓国ドラマ「ラブリー・ホラブリー」視聴感想

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韓国KBSで8月から放送が始まり、10月上旬に終了した韓国ドラマ「ラブリー・ホラブリー」を見終わりました。

ホラーと言えば日本的には”夏・納涼”のイメージですが、最近だと”ハロウィン”ですね。

本作は両方のイメージを取り入れたという感じ。

「ラブリー・ホラーブリー」がどんなドラマなのか、見るか見ないか決めたい、または見る前に簡単な情報を確認しておきたいなという方もいらっしゃると思うので前半はネタバレなしのドラマ情報となっています。

後半はがっつりネタバレありの感想となっています。

ラブリー・ホラブリーはどんなドラマ?

韓国KBS 2018年放送

演出:カン・ミンギョン チ・ビョンヒョン

脚本:パク・ミンジュ

出演:パク・シフ(ユ・フィリップ) ソン・ジヒョ(オ・ウルスン)

イ・ギグァン(イ・ソンジュン) ハム・ウンジョン(シン・ユナ)他

 脚本とコンセプト

本作は脚本家パク・ミンジュさんの2017年KBSキャリア脚本家対象の公募当選作

コンセプトワードは”ホラー”と”ロマンティック”を合わせて”ホラマンティック”なんだそうです。

”恋をしたときのドキドキと怖い思いをした時のバクバクはどちらも心臓が激しく反応する、ゆえに愛と怖れには類似点がある”ということだそうです。(by公式サイト)

ジャンルてんこ盛りのストーリー

コンセプトはホラマンティック、ということですが、本作はオカルトチックなホラーであり、サスペンスであり、ラブライン的には前半ラブコメ、後半メロという感じのジャンルてんこ盛り。

あとで構成を語ろうと思うのですが、ホラー サスペンス ロマンスの3つのストーリラインが同時に存在してそれぞれ進行していきます。

誰がいったいどんな目的で動いているのか、動かされているのか、容易には悟らせないストーリーになっています。

物語の発端はオカルト的な因縁

主人公フィリップとウルスンは生年月日時間「四柱」がまったく同じ。

10歳の時、霊感の強い祈祷師だったフィリップのお母さんは祈祷にやってきたウルスンの四柱をみてそれに気づき、同僚の占い師からウルスンの運命をいただくことで病弱で不幸続きのフィリップは生きることができるとささやかれます。

この日フィリップとウルスンは出会ってすぐ友達になり、ウルスンは肌身離さず持てとお父さんから言われていたお守りのネックレスをフィリップにあげてしまいます。

この日以降、ウルスンのお父さんの事業は傾き、お母さんは離婚、ウルスン自身も幸運に見放されたとしか言いようのない人生を歩みました

そして24年後、34才の誕生日を迎えるフィリップとウルスンは人気俳優と自分の作品を人気脚本家である友人に奪われた脚本家のたまごとして出会うのです。

ホラー要素が加わるサスペンス

ウルスンは困っている人がいるとじっとしていられない優しくて力持ちタイプの女性

そんなウルスンが執筆している今回の脚本「幽霊の愛」は不思議な歌が聞こえビジョンが見え、まるで啓示がおりたかのように筆が進む。

しかし、主演俳優役のフィリップが脚本の内容の通り命に関わる危険な目にあい、脚本に書いた内容が過去実際に起こっていたことであること、また書いたことが現実に起こってしまうことがわかりウルスンは戦慄を覚えます。

フィリップの周りをうろつく白い服の女、見える人にだけ見える黒い影、それは人なのか?

8年前フィリップはストーカーと化した恋人を火事で亡くしています。

一方、ウルスンは共同執筆をするという約束で脚本を渡していた友人ウニョンに作品を奪われようとしていました。

8年前ウニョンはウルスンの作品を盗んで人気脚本家として成功した悪縁の女。

しかし、ウニョンが何者かに殺害されたとみられ行方不明の状態。

幽霊の仕業なのか、人間の仕業なのか?

実際に事件は起こり、警察も動き、ウルスンも動く一方で人ではないものを見、怯える人たちもいて、視聴者はその謎にまかれていくのです。

ラブラインは?

どちらかが幸せになれば片方が不幸になる関係のフィリップとウルスン

運命にしばられ、利用するかされるかという関係から二人は脱却できるのか?

もしできるとしたら一体どうやって?

前半は相容れない二人がどうやっても出会ってしまうドタバタラブコメの典型のなか描かれていきます。

主演のパク・シフとソン・ジヒョはそんな二人を頑張って演じていました。

ではhobbitのハマり度はというと・・・

 1.5

最後まで見たので魅力のあるドラマだったとは思うのですが没入できなくて

理由は「ハマり度評価について考察」↓の中で考えてみたいと思っています。

ここから後半はネタバレがあります ご注意ください

 

ハマリ度評価について考察

ハマリ度が☆1.5ということで、

<没入できなかった理由を考察してみます>

4話まで見た印象をこんな風につぶやいていたんですが、冒頭のあたりはまさにこんな感じでした。

おどろおどろしく視聴者をドキっとさせる暗いホラーテイスト満載の演出もありつつ、

サスペンス的な謎がちりばめられ、

同時にフィリップとウルスンが出会えばドタバタ展開になるコメディ。

それらがちょっとアンバランスな感じで混ざって不思議な印象でした。

まだ最初のほうだったので一つ一つ見えてくれば自然と物語の形が見えて整ってくるのではと期待していました。

実際、見終わってみるとざっくり構成はこんな感じでした:

1.ラブ&ホラー:

ウルスンとフィリップの生まれ持った運命
・ウルスンを動かす謎の声(幽霊)
・運命が発動するときしないとき(お守りが関係あるのかないのか)
・運命をはねのけて二人は愛し合えるか

2.サスペンス :

キ・ウニョン失踪事件
・フィリップの命を狙う男の存在
・山から見つかった女性の遺体

3.ホラー&サスペンス :

8年前フィリップが恋人を失った火事
・8年前の火事を知るものの存在(生きている人複数・幽霊)

この1~3が同時に進行していて、

幽霊の仕業なのか人間の仕業なのかわからないホラーとミステリーが絡み、

さらにロマンスも動き始めます。

途中ミスリードを誘うような演出がなされ”実はそうじゃなかった”的な反転が多用された印象もあってちょっと集中できなかったように思います。

もう1点、このドラマには分かりやすい”ラスボス”がいなかった

圧倒的な悪者はいました二人ほど。でも幽霊と共に悪者をやっつける!とかじゃなかった。

逆に幽霊にまで二人は命を狙われて、視聴者はどう応援したらいいのか目標を持てなかった。

いうなれば目標は”運命に打ち勝つ”っていうあいまいなものでした。

主人公たちはよりを戻してで幕を下ろすんですが、途中何度か別れたり寄りを戻したりした理由もはっきりつかめなくて、めでたし!もう大丈夫というスカッとした感覚にはなれないのが残念でした。

前作「黄金の私の人生」で視聴率が稼げる男と言われたパク・シフも本領発揮できず、映画で実力を認められたソン・ジヒョも魅力発揮できる演出がなされていなかったように思います。

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ちなみに本作の演出家カン・ミンギョンさんはミニシリーズの演出は初だったそうで、今後頑張っていただきたいと思います。

感想

人生に影を落とす運命の呪縛に向き合った二人

ホラー・ロマンス・サスペンス要素で盛りだくさんな作品に

何をどうすれば愛する人を守り抜けるのか?という問いが常にあるストーリーでした。

一緒にいると不幸になるならウルスンは”離れること”を選択し、フィリップは”自分が幸せにならないようにする”ことを選択したりします。

でもどう生きても正解だったかどうかはわからないし、どうやっても死が訪れた時には後悔は生まれる。

最善を尽くすしかできない中で、相手と最大限幸せになれる道を見つけてほしいと思いながら見たドラマでした。

ただこのドラマでは幽霊が絡んでる

フィリップは今から8年前に恋人ラヨンを火事で亡くしていて、ラヨンは無念を抱えた幽霊としてフィリップの近くをさまよっていました

ウルスンもまた、スーパーナチュラルな力が働いて書き上げた脚本の内容と同じことがフィリップの身に起こることを知って怖れをなすのです

ただ、終わってみたらウルスンの方はこれからフィリップの身に起こる不幸をあらかじめ知らせようとしていたフィリップの亡きお母さんの幽霊の仕業でした。

対応しきれないものによる影響を受けるコワさを表現する設定だったんでしょうか

人間による陰謀が二つ

ウルスンとフィリップを利用し人の命を奪ってでも私腹を肥やし高飛びしようとしていたウニョン。

そしてフィリップを奪おうとする女の命を奪えるほど愛しているとうそぶき手を下したユニ。

ウルスンとフィリップはウニョンとユニそれぞれの陰謀にも振り回されました。

結局ウニョンとユニは自分が死なせた幽霊に罪を償わされ身を滅ぼされたんですが、ミステリーサスペンスの部分に人間ではないものの未練という動機が加わってますます防衛が不能に。

それでも結果としてウルスンとフィリップはともに生きようと決めます。

いろいろ描いてはあったけど、結局は運命を受け入れるけども負けないぞと思えるきっかけを見つけたウルスン。

何か解決したようで、していないかもしれないんだけどもとりあえず未来に向かって歩むのかな?という印象で見終わりました

まとめ つれづれに

圧倒的なラスボスとかがいなくて、彼らは一体何と戦い打ち勝てばいいのか、手ごたえがなくて難しすぎました。

そして何よりキスシーンがあんまり素敵に撮られていなかったことが悔やまれて仕方がない。

思いが通じ愛がより深まる大事なシーンだったと思うんだけど・・・。

演出面でも脇役のキャラクターの魅力も薄くてちょっと残念。

そんな中でもイ・ギグァンは過不足なくソンジュンという役を演じていたなとか

今そんなことを考えてる。

 

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