韓国ドラマ

韓国ドラマ「大王世宗(テワンセジョン)」視聴感想

大王世宗

2008年KBSで放送された全86話の大河ドラマ「大王世宗」

2020年3月末ごろからBS日テレで何年振りかの再放送があるということで、懐かしく本作を振り返ってみようと思います。

ここ最近はめっきり長編大型時代劇が減っていますが、私が韓国ドラマを見始めた2000年代は「チャングム」や「朱蒙」などの50話越え作品や、「女人天下」「大祚榮(テジョヨン)」といった100話越えの超大河ドラマも作られていたほど人気でした

宮廷内での陰謀や生き残りをかけた策謀術を繰り広げたり、主人公の不屈の人生の旅路を迫力の戦闘シーンを交えて描く作品が多かったですね。

本作「大王世宗」は成した偉業のタイプから、これらとは違った魅力をもった時代劇となっていてとても新鮮なドラマでした。

今回は、2009-2010年にかけて視聴したときの感想を絡めて、本作の魅力について語っていきたいと思います。

詳細なあらすじやネタバレは今回なしで行きます!

作品情報

放送

2008年 韓国KBS  全86話

演出・脚本・キャスト

演出:キム・ソングン

武人時代(2003)
人生よ、ありがとう(2006)
大王世宗(2008)
みんなでチャチャチャ(2009)他

共同演出:キム・ウォンソク

大王世宗(2008)
トキメキ☆成均館スキャンダル(2010)
未生(2014)
シグナル(2016)
マイ・ディア・ミスター(2018)
アスダル年代記(2019) 他

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脚本:ユン・ソンジュ

不滅の李舜臣(2004-05)
ファン・ジニ(2006)
大王世宗(2008)
約束の恋人(2012)
秘密の扉(2014)
病院船(2017)他

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共同脚本:キム・テヒ

大王世宗(2008)
トキメキ☆成均館スキャンダル(2010)
ビューティフル・マインド(2016)
60日、指定生存者(2019)

キャスト

キム・サンギョン(世宗)  
キム・ヨンチョル(太宗) 
パク・サンミン(世子護寧大君)
イ・ユンジ(昭憲王后)  
イ・チョニ(チャン・ヨンシル) 他

あのキム・ウォンソク監督も演出していた

共同演出として名を連ねていたキム・ウォンソク監督は本作のあと、押しも押されぬ人気監督に。

ユン・ソンジュ作家がどの作品でも、主人公として描いてきたキャラクターは偉大な努力家たち

カリスマよりも、常に人間臭く苦悩しながら自らの道を歩む等身大の人物像を描くという点からみても、キム・ウォンソク監督が本作に携わっていたというのは納得のいく大きなポイントだったと言えます。

今振り返ると、キャストだけでなく、豪華なスタッフ陣でしたね~。

冒頭あらすじ

朝鮮王朝第3代目王太宗は、力のない兄との軍事闘争に打ち勝って王となり在位20年目を迎えていた。

建国間もない国はまだ不安定で、強い王朝を築く事を優先していた太宗の王権を脅かす気配も濃厚だった。

そんな状況下、王の執政殿・大殿で世子を脅かす文言と共に他殺体が発見された。

疑いの目が向いたのは第3王子忠寧大君。

所在がつかめないことから世子の座を狙っているかのような思惑が出てしまった。

内紛を利用しようとしていたのは、滅びた高麗王朝復興を目論む末裔達だった。

予告編

日本版DVD発売元の予告編をご紹介します。

11年ほど前はまだ動画もハイビジョンじゃなかったんですね~(汗)
いや、、、時間の流れが速く感じられる年ごろになってしまいました。

ハングルを創成した偉大な王として有名な世宗の物語を壮大に描いた物語という印象の予告編となっていますね。

大王世宗の魅力と個性

まずは本作で知っておきたい世宗とお父さん・伯父さん・お祖父さんたちについてチェック。


●ドラマ「大王世宗」での歴代王●

王朝建国1393~1398(在位5年)太祖世宗のおじいさん
高麗国から朝鮮王朝へ。李氏朝鮮建国の祖
2代目1398~1400(在位2年)定宗世宗の伯父さん(太宗の兄) 
5番目王子であった弟太宗に、クーデター(?)により王権譲位 
太宗即位中は上王として隠居生活? (上王に息子達がいる気配なし、粛清されたのか??)
3代目1400~1418(在位18年)太宗世宗の父  
世宗に王位を継がせるまでは第1王子の譲寧君を世子としていた。
世宗即位後は上王として、世宗30才までは軍権を預かることとしていたが、約4年後1422年没。
4代目1418~1450(在位32年)世宗主人公    太宗の第3王子(忠寧君)
21-22歳(?)で父王から禅譲をうけ即位。

世宗の少年時代から惹きつけられる

世宗の少年期である忠寧大君を演じたのは、ドラマ「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(2017)の主演イ・ヒョヌ。

「王とは、世子とは、王子として、政治とは、民とは」などなど、後の世宗となるティーン突入直前の忠寧大君が記憶に深く焼き付けることとなる貴重な体験が描かれます。

登場人物の多さにめまいを起こしそうになりながらも忠寧大君以外の大君たちの麗しい美少年ぶりに励まされますよ(爆)

しかも、忠寧大君の妻となる昭憲王后の少女期を演じていたのは「ショッピング王ルイ」や「怪しいパートナー」のナム・ジヒョン。

数年後、皆さん主演俳優へと成長されていくんですよね~。

政治家であり学者だった世宗の魅力

既得権や身分が高いがゆえの利己心に揺れることなく、また、反対意見をもつものを排除しない理想的なリーダーとしての素質

学ぶ機会が得られない民の心に寄り添いながら、どうすれば生活が向上するかに心を砕く

理想的な政治家であり学者である王・世宗の魅力が詰まっていました

ぐっとくるセリフたち

ユン・ソンジュ作家の脚本はグッとくるセリフが多いのですが、本作こそ、人に対するセリフがとても秀逸でした。

当然、王になってからも、同志たちと築いた人間関係に成り立った信頼関係という横のつながりも素敵でした。

文化的な偉業を残した世宗のキャラクター像

世宗を描こうとすれば、必然的に描く事となる彼の王としての資質。

大君時代の体験を通して後の世宗の信条となっていくエピソードを重ね、数々の現代に続く文化的な偉業をつむいでいきます

ばりばりのカリスマあふれる王として描く事もできただろう世宗役に、ちょっと優しげなキム・サンギョンを起用したという事に私は賛辞を贈りたいほどでした。

キム・サンギョンの柔らかさと剛毅さ

ドラマ「弁護士たち」の時に感じたのですが(2005年作・古すぎて誰も知らないでしょうか(;_;)、強くて男っぽいけどなんだか暖かい慈愛を感じたんですね。

女性もだろうけど、男も惚れる男っていう感じなのかなぁ?と。

このドラマ「大王世宗」は、知的だけど男らしい部分も見え隠れするという”優しい強さ”の表現できるキム・サンギョンだからこそ良かったといえます。

大王世宗とは

李氏朝鮮を太平に導き文化的な発展を推進した
第4代王世宗の偉業を魅力ある人物像で描いた人間ドラマ

ハマリ度

 4.5

途中、50話手前あたりだったかな?

外交手腕を描くエピソードとして対馬問題とかをまぁフィクションゆえの解釈でさら~っと入れこんできていたのがちょっとトーンダウンでしたが、そこは一瞬でした。

戦闘シーンの相次ぐ歴史ドラマでも愛憎渦巻く陰謀まみれの宮廷ドラマでもない「大王世宗」、 私のお気に入りドラマでした。

ラストで同志であり友であり臣下であるヨンシルが世宗のことを言い表した言葉とその場所を見て、ハマリ度がぐぐっとUPしました。

それは86話紡がれたストーリーの根幹ともいえる大切なシーンでした。

”もっとも高貴だが、もっとも低いところにおられる方”

理想ともいえる真のリーダーを描き出した魅力いっぱいのドラマでした。

興味のある方は見てみてくださいね!

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