韓国ドラマ「油っこいロマンス」視聴感想

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油っこいロマンス

2018年SBS放送の観光ドラマ「油っこいロマンス」(原題:油っぽいメロ)

主演はジュノ、チョン・リョウォン、チャン・ヒョク。

ポスターから、中華料理店が舞台のラブコメです!という雰囲気が勢いよく伝わってきてましたが、その通りの作品でした(笑)

とても好きだった「嫉妬の化身」のソ・スクヒャン作家の脚本ということで最後まで見てみました。

まずはイメージティーザーをご紹介します。

“本格五感刺激! ロマンスコミカル(意訳)厨房活劇!” っていうのがコンセプト。
3人の関係を予感させる雰囲気です。

今回も感想を語っていきたいと思います。

目次

作品情報

放送・スタッフ・キャスト

韓国SBS 2018.5.7~7.17 実質全19話

演出:パク・ソンホ

青い海の伝説(2016)
怪しいパートナー(2017)
油っこいロマンス(2018)他

共同演出:ハム・ジュンホ

脚本:ソ・スクヒャン

パスタ(2010)
嫉妬の化身(2016)
油っこいロマンス(2019)

キャスト

イ・ジュノ(ソ・プン)
チョン・リョウォン(タン・セウ)
チャン・ヒョク(ドゥ・チルソン)
イ・ミスク(セウの母・謎の老婆二役)
パク・チヨン(チェ・ソルジャ) 他

ソ・スクヒャン作家が得意な職場ラブコメ

2010年の「パスタ」はイタリアンレストランのシェフ、「嫉妬の化身」はテレビ業界を舞台にしたお天気お姉さんが主人公。

本作は中華料理のシェフの愛と仕事と戦いを描いた作品ということで、職場を舞台としたラブコメが得意な作家さんのようです。

因みに、「嫉妬の化身」に出演されていた助演俳優さんが本作にはたくさん出られていました。

あらすじ

プンはジャイアントホテルの高級中華料理店「画竜点睛」で若くして副料理長にまで上り詰めた信念の男。

ダリを一途に愛し結婚したが、ダリはジャイアントホテルの社長ヨン・スンリョンと式前から浮気しており結婚生活はすぐに破たんしてしまった。

セウは銀行頭取の父を持つ裕福な家庭の一人娘。

結婚式の当日父親が不正融資疑惑で逮捕され、新郎も逃げられ失意のどん底に。

プンとセウは、ホテルの前で経営する廃業間際の中華料理店のオーナーでやくざの兄貴チルソンに助けられるのだった。

予告編

チョン・リョウォン独特のくるくる変わる表情やジュノのエネルギッシュなキャラクター像が感じられます。

本作のもう一つの主役は“中華料理”ということもよくわかるティーザーになっています。

油っこいロマンス の見どころ

五感を刺激するドラマ

“五感刺激ドラマ”という狙い通り、調理の様子や料理のおいしそうな映像、パリパリ・サクサク・もちもちといった食感が伝わる音などを駆使してあります。

食材の特徴や下ごしらえのコツ等々もセリフに網羅されていて知識も上がります。

本作のストーリーはごくごくシンプルに構成されていました。

その分、物語と同じだけの比率で料理に関するシーンが描かれていて、食ドラマ好きの方にはたまらない一作となっているのではと感じます。

厨房活劇的なストーリー

プンがホテルの中華料理店を辞め飛び込んだ店は、元(今も?)やくざのドクチルのお店。

舎弟たちがかたぎの仕事で食べて行けるようにしたくて開いていた店でした。

登場人物たちみんな基本血の気が多いのですぐに乱闘気味に(笑)

しかも、プン、ドクチルの共通の敵がホテルの社長ヨン・スンリョンということで、ホテルの料理長との料理対決やプンが認められるまでの対立など、常に活劇感あふれる戦いが厨房で繰り広げられました。

本作の二つのロマンス

「油っこいロマンス」で描かれたのはプンとセウのロマンス、そしてプンとドクチルのブロマンスでした。

人間的に大きな器を持つドクチルの懐深い思いやりに助けられて3人は絆を深めていきました。

主演俳優さんたちについて

ベテランアイドルグループ2PMのジュノ

主役プンを演じたのはジュノ。

「キム課長」や「ただ愛し合う仲」でその演技力が認められています。

本作では「キム課長」のソ理事役で見せてくれたメリハリの大きいキャラクター構築力を生かしているかのような力強い人物像になっていました。

チョン・リョウォン

ヒロインのセウ役を演じたチョン・リョウォンは愛らしいけれどもサバサバしたイメージの役にぴったりの女優さん。

落ち込んでも立ち直り、恋をしたら一直線、愛情表現もぐいぐい行くキス上手なキャラクター像に仕上がっていました。

チャン・ヒョク

そして本作のキーパーソンともいえるチルソンを演じたのはチャン・ヒョク。

ひょうひょうとしているんだけれども、心のなかにはいつも熱い愛がたぎっているのが伝わるキャラクターでした。

油っこいロマンス とは

負けられない戦いの武器は中華料理だった
3人の愛と友情と義理の絆が見せる活劇ロマンス

ハマり度は

2

私自身は料理対決やグルメ系の話題にあんまり萌えないんですよね。

4話ほどを過ぎてようやくストーリー部分の本題に入ったなと感じたのですがそれまでは最後まで見られるかな?なんて思ってました。

終盤はいろんな部分が展開してそこそこ楽しませてもらいました。

DVDも発売されていますよ!BOXは2まであります。

ここからはネタバレがあります
ご注意ください

ネタバレあらすじ・感想

3人の敵は共通していた

まず、プンはホテル社長ヨン・スンリョンに妻を奪われた形になりました。

もとはと言えば妻ダリが浮気したうえに、出世の妨げになるからとプンとの子を勝手に中絶していたので問題は完全にダリにあります。

ただ、このことで結局プンがホテルを敵に回し、厨房から追い出されてしまったことでプンの復讐はホテルの中華料理店の客を奪ってやる!という方向になりました。

社長もプンを含めチルソンの中華料理店を敵と見定めて潰しにかかってきました。

チルソンは唯一の財産であるビルを奪われそうになり、その経緯を調べていったところ、セウのお父さんが不正融資疑惑で逮捕された事件の真犯人がヨン・スンリョンだと判明。

チルソンの最終目的はホテルを奪うことになりました。

ホテルの厨房はプンと料理長との料理対決をもって決するという契約も取り付けていました。

それにしても、社長をぎゃふんと言わせて逮捕させ大勝利を収めたんだけど、プンの元妻ダリの顔も見たかったな~

好きだったOST

勢いのあるドラマですが、しっとりとしたこの曲がとても良かったんです。

チョン・セウン「There’s Something」

もう一曲はGOT7のヨンジェが歌う「At the usual time」

活劇感を感じるにはロックテイストが合っててイイと思いませんか(好みの世界)

さいごに

私にとっては実力と知略と度胸で勝負に挑み、勝利を手にしていくプンとチルソンの姿を楽しく見守る感覚のドラマでした。

実際のところ、調理・料理・おいしそうに味わう姿や音など、料理の部分を大切に描いてありました。

グルメ部分を楽しめる方ならもっともっとハマれること間違いないと思います。

あと、本作の英語のタイトルが「WOK OF LOVE」となっていて気になっていたのですが、WOKとは中華鍋のことでした。

「愛の中華鍋」!なるほどです~!

劇中に料理対決があるドラマ

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