韓国ドラマ「三銃士」 視聴感想

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三銃士

2014年韓国ケーブルテレビtvNで放送された韓国ドラマ「三銃士」。

あの人気歴史冒険小説デュマの「三銃士」を韓国時代劇にアレンジした個性的なコンセプトのドラマ

三銃士の中に、ブレイク前のチョン・ヘイン君が出演してるというのも注目ポイント。

主演はジョン・ヨンファ(CNBLUE)、イ・ジヌク、ヤン・ドングン、そしてチョン・ヘイン。

ヒロインには、ドラマ版「ビューティー・インサイド」の主演ソ・ヒョンジンが出演しています。

2016年に見た時の感想を絡めながら、今回はチョン・ヘイン君のデビュー頃についても少し触れてみたいと思います。

前半は本作の魅力などをネタバレなしで、後半はネタバレあらすじや結末など語っていきます。

目次

韓国ドラマ「三銃士」作品情報

放送:

2014年 韓国tvN 全12話

演出・脚本・キャスト

演出:キム・ビョンス

ヴァンパイア検事(2011)
イニョン王妃の男(2012)
ナイン:9回の時間旅行(2013)
三銃士(2014)
風船ガム(2015)
ハベクの新婦(2017)
サイコメトリーあいつ(2019)

脚本:ソン・ジェジョン

思いっきりハイキック!(2006-07)
クク島の秘密(2008)
コーヒーハウス(2010)
ナイン:9回の時間旅行(2013)w/キム・ユンジュ
イニョン王妃の男(2012)
三銃士(2014)
W-二つの世界(2016)
アルハンブラ宮殿の思い出(2018)

キャスト

ジョン・ヨンファ(パク・ダルヒャン)=ダルタニアン
イ・ジヌク(ソヒョン世子)=アトス
ヤン・ドングン(ホ・スンポ)=ポルトス
チョン・ヘイン(アン・ミンソ)=アラミス
ソ・ヒョンジン(カン嬪)=アンヌ王妃
ユ・イニョン(チョ・ミリョン)=ミレディ

斬新なファンタジーを生み出す監督・脚本ペア

「ナイン」や「イニョン王妃の男」で斬新でスリリングなタイムスリップドラマを生み出したペアが2014年に手掛けたのが冒険活劇「三銃士」の朝鮮時代版リメイクドラマでした。

相関関係の組み立て方やアレンジが工夫されていて、三銃士ファンはまた楽しめるのではと思います。

デビュー2作目で主演級ゲットだったチョン・ヘイン

放送後5年目にして本作が日本で放送される傾向にあるのはブレイクしたチョン・ヘインの人気が高まっているからだろうなと感じています。

1988年生まれのチョン・ヘインのデビューは同じ事務所のアイドルグループAOAのMVでした。

せっかくなので、初々しいヘイン君を見てみましょう!

AOA「MOYA」(2013)

デビュー段階からなかなかの落ち着き。ビジュアル良いですね~☆

そして俳優デビューはドラマ「百年の花嫁」(2014)のイ・ホンギ演じる主人公の弟役でした。銀髪!

「百年の花嫁」のあと本作で主演級のミンソを演じたチョン・ヘインはデビューしてなんとまだドラマは2作目でした。

「三銃士」では、イケメン武官というキャラ設定上、美容ケアやアクションシーンそして露出シーン(!)の準備で体を作ったりと思い入れもひとしおだったそうですよ。

冒頭あらすじ

パク・ダルヒャンは都から遠く離れた高城で育った貧しき両班の一人息子。

数年前に高城に寄った戸曹判書の娘ユンソと親しくなり、彼女が残した結婚の約束ともいえる手紙を信じ続けていた。

武科登第を目指して修練に励み晴れて都へやってきたダルヒャン。

合格の暁にはユンソとの結婚を予定していた。

だが、試験前夜、良家の息子を受からせるために有力な受験者を潰して回る輩を追う「三銃士」と名乗る男たちと出会った。

この男たちはダルヒャンが結婚するつもりでいるユンソのことをよく知る者たちだった。

本国放送時の予告編

ここで本国放送当時の30秒ティーザーをご紹介します。

短いですが、活劇感あふれるドラマの雰囲気を伝える予告編となっていますね。

韓国ドラマ「三銃士」見どころと魅力

朝鮮時代版にアレンジされた三銃士

あの有名な“三銃士“。

トスを世子(皇太子)に設定することでまた魅力的な物語になっていた「三銃士」。

世子ソヒョンのお父さんは、クーデターで王となった仁祖。

常に権力を失うことにおびえている王の後ろで、家臣ジャジョムは女真族と手を組み国を売ろうとしており、それを友情で結ばれた世子・護衛武官スンポ&ミンソの三銃士が察知し捜査するという展開となっています。

そのほか、個性的な登場人物たちもオリジナルのキャラクター性を失うことなくアレンジされていました。

ロマンス要素もあり

初恋のユンソとの結婚を目的として都へとやってきたダルヒャン。

けれど、ユンソはすでに人妻、しかも世子の妃だったという事実が発覚します。

ダルヒャンの人生はこの三銃士との出会いで大展開していくのですが、さまざまな事情から世子と世子妃の関係も変化していくきっかけとなっています。

過去の恋、現在の恋など、ロマンスの要素もほどほどにありました。

謎の女の正体

朝鮮を危機にさらす陰謀の影で暗躍する美しい女が登場するのですが、この女はソヒョン世子が愛していた元婚約者ミリョンにうり二つでした。

もうミリョンはこの世にいないはず。では女は一体何者なのか?

ミステリー的要素も加わっていました。

韓国ドラマ「三銃士」とは

フランスの古典「三銃士」を仁祖時代でリメイク
よくできてたけど盛り上がりが遅かったか

ハマリ度は

2.5

実際、キャラクター設定や関係がうまく練られていたし、歴史的な展開をドラマチックな朝鮮時代劇ストーリーに仕上げてあってなるほどな~と思ったところも多かったです。

ただ、私がぐぐっと引き込まれたと感じたのは10話(全12話)あたり。

実は、巨額の製作費のもと当初全3シーズン構成で準備されていたのでそもそもそういう構成だったようです。

視聴率が思ったよりも振るわず“暫定的延期”となった状態です。

このキャストの皆さんが今やそれぞれ成功されているというのがとても胸アツ!

製作陣もキャストも、今揃えばきっと話題性も視聴率もぐぐっと高いと思えるだけに、心のどこかで続編を期待してしまいます。

ソ・ヒョンジンやチョン・ヘインの2014年の姿を堪能できるドラマでしたよ。

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ここからはネタバレがあります
ご注意ください

ネタバレあらすじ・感想

ダルヒャンの初恋の結末

結婚の約束とダルヒャンが信じていたユンソの手紙。

ユンソは、ダルヒャンが満を持して都にやってきたときには世子の妃となってもう5年でした。

ダルヒャンの初恋はあえなく終止符を打つことに…。

ただ、武科合格を果たしたダルヒャンと三銃士は仲間となりました。

世子を翻弄する謎の女

ソヒョン世子と嬪宮は夫婦仲がうまくいっているとは言えませんでした。

その理由は、世子には最初の世子妃予定だったミリョンと相思相愛でありながら、謎の自死でミリョンを失った過去があったためでした。

心のどこかで消えない後悔と取り戻せない喪失感を抱えていたようです。

そこに現れたのがミリョンにうり二つの謎の女。

真相としては、あの相思相愛となったミリョンは生きていたただし、彼女はミリョンのフリをしていたヒャンソンという使用人でした。

ヒャンソンとミリョン

ユン家にはミリョンという娘がいたのですが彼女は知的障害を抱えていました。

婚期が近づいたある日、奥様が娘同伴の集まりに世間体を気にして見目良い使用人のヒャンソンを身代わりに連れて行ったことが噂となってしまい世子妃候補とされてしまったそうです。

しかし地方から戻った父親のユン大監は使用人を世子妃には出せないと王室に真相を告げ詫びると決断したことから、逆上したヒャンソンはミリョンを殺害したそうです。

世子を思い続けたヒャンソン

屋敷は火事となり、自害したはずのヒャンソンは見つからず、井戸からヒャンソンに殺害された本物のミリョンの変わり果てた遺体だけが後日見つかっています。

火事のさなか、ヒャンソンを狙っていた別の使用人に助けられ、彼女は体を売りながら国境を越え女真族の富豪の愛人となったそうです。

財を得た今、愛しい世子を恨むという形で近づいてきたヒャンソンは、世子妃を廃妃にし自分を次の妃にしてやるというジャジョムとの契約に乗ったのでした。

一度は逮捕されたミリョンは脱獄。

追われ見つかった遺体は本当にミリョンだったのかは怪しいところです。

結末

世子たちの努力もむなしく女真族との戦争は勃発し、負けた朝鮮からはソヒョン世子夫婦らが人質として瀋陽へと移され2年が経っています。

世子の心の中に残り続けていたミリョンへの思いははっきりとした形で終止符を打てたこともあり、世子と世子妃は心を通わせるようになっていました

ダルヒャンは王命で瀋陽に到着し、戦利品として連れてこられた朝鮮人らをいじめる組織をたたいて回る三銃士と再会します。

何年たっても4人の絆は強そうです。

OSTを一曲

ダルヒャン、そしてソヒョン世子と世子妃のエピソードを少しづつおさめたMVがこちら。

ソ・ヒョンジンの美しいけれど人間味のある世子妃がとても印象的です。

ユミ「花が咲くように」

 さいごに

フランスの古典冒険歴史劇をアレンジした個性的なコンセプトを持つ本作は、続編こそ実現していませんが、この12話だけでも一つの完結は見ています。

をときめく人気俳優さんのブレイク前夜を見られるという意味でも価値のあるドラマだったんじゃないかなと思います。

気になっている方はぜひ見てみてくださいね。

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