2019年tvN放で放送されたパク・ミニョンとキム・ジェウク主演の素敵なロマンティックコメディ「彼女の私生活」。
韓国ドラマのロマコメではこういうのが見たい!と思っていたちょっとオトナで甘めな物語。
キャスティングも含めてわたし好みでした!
シリアスな部分ももちろんあるんですがそこは重くなりすぎず、とても楽しく見ることができました。
ネタバレを含む後半では、私が楽しんだロマンス部分について動画クリップを交えて熱く語りたいと思います。
彼女の私生活 作品情報
放送
2019年 韓国tvN 2019-4.10-5.30 全16話
演出・脚本・キャスト
演出:ホン・ジョンチャン
マイ・シークレットホテル(2014)
名不虚伝(2017)
彼女の私生活(2019)
チャン・ヤンホ
脚本:キム・ヘヨン
キャスト:
パク・ミニョン(ソン・ドクミ)
キム・ジェウク(ライアン・ゴールド)
アン・ボヒョン(ナム・ウンギ)
チョン・ジェウォンONE(チャ・シアン)
キム・ボラ(シンディ)
パク・ジンジュ(イ・ソンジュ)
冒頭あらすじ
チェウム美術館の首席キュレーターとして働くソン・ドクミの楽しみはオタ活。
学生の頃からアイドルを応援することが至上の喜びであるドクミの今の最愛の推しはホワイトオーシャンのチャ・シアン。
33才のドクミにとって職場にも親にもこの趣味がバレないよう細心の注意を払っていた。
そんなドクミの勤務する美術館に新館長ライアン・ゴールドが就任した。
彼とは、シアンを空港で出待ちしていたオタ活中に出会いちょっとしたトラブルになったのだが、まだあれが自分だったとバレてはいないはずだが…。
予告編
ここで、本作のコンセプトがよくわかる日本初放送Mnetの予告編をご紹介したいと思います。
人物紹介や二人の出会いなど、字幕が付いていてわかりやすいです。
おぉ~~♥
もう一つ、予告編MVと呼んでもいい本作のOSTもご紹介します。
「彼女の私生活」の明るいイメージを表している曲の中に、2人の出会いやドクミが楽しむオタ活の様子、誤解からライアンとドクミがすれ違う様子など冒頭の部分のシーンを交えてあります。
(G)I-DLE「Help Me」
ONでは美術館の優秀なキュレーター、OFFではオタ活を満喫し、推しの写真を撮りファンたちに公開・交流するホームマスターとしても活躍しているドクミの様子が見られます。
好きなもの可愛いもの素敵なものに癒され全力で応援する姿が微笑ましいドクミですね。
ライアンの仕事ができる姿やドクミとの偽装恋愛の様子などもちらっとだけ垣間見えます。
彼女の私生活 魅力と見どころ
K-POPアイドルファン事情を知る
本作はK-POPアイドル界隈のオタ活事情が盛り込まれたコメディ部分が物語の個性となっています。
日本のアイドル界とはまた違った文化のあるKポアイドル界の熱さや問題点などがさらりとストーリーに描かれていて面白く見られると思います。
私は2017年あたりからこちらの世界に片足を突っ込んでいて、用語も含め分かりみがすごすぎてとっても楽しかったです。
相手役を輝かせるパク・ミニョン
パク・ミニョンが演じるラブストーリーはヒロインに感情移入できるので相手役の男性キャラが素敵に思えてハマり度がさらにアップ!
すばらしいプラススパイラルに乗せてもらえるので大好きなんです。
今回もキム・ジェウク演じるライアン・ゴールドの視線や一挙手一投足に、ドクミの感情に合わせてときめかせてもらいました(笑)
ロマコメ初主演のキム・ジェウク
これまで辛く苦しい役や片思い・サッドエンドなどの役が多かったんですよね。
しかし、本作でついにロマコメの主演となったキム・ジェウク。
もともとニュアンスのある大人なムードのキム・ジェウクが甘々な彼氏役なのですよ。
制作発表の時、記者から「18禁ロマンス楽しみにしている」的なことを言われていました(笑) このあたりについては後ほど詳しく語りますね。
ドキドキしましたよ~!
個性的で魅力光るサブキャラクターさん
本作では「彼ら無くしてはドクミは語れない」というキャラクターさんが物語を明るく彩っていました。
推し活友達であり大親友のソンジュ
コミカルな演技がうまいパク・ジンジュさんはとっても愉快で、推し活の友かつ大親友のソンジュを魅力たっぷりに演じていました。
元柔道銀メダリストという異色のキャラキュターウンギ
ドクミと一緒に育った同い年のウンギはなんでも語れる親友であり家族。
演じたのは私はお初だったガタイのいいアン・ボヒョン。
スリムな主人公キム・ジェウクに代わって本作の露出(シャワーシーン)担当だったかも(笑)
ドクミの最愛、推しシアン
シアンを演じたのは歌手ONEで知られているチョン・ジェウォン。
若々しく、アイドルらしい風貌がぴったりの爽やかイケメンです。
「花遊記」で古物商の孫役を演じていた彼の記憶も新しいところです!
ドクミの恋を結果的に後押ししたシンディ
アイドルの私生活まで追う問題児”サセンファン”を演じたシンディ役キム・ボラ。
前美術館長の娘で裕福な環境を利用してドクミを追い詰めた張本人なんですが、まだまだ未熟な女の子。ドクミによって成長することにもなりましたよ。
ここでは芸能ニュース風のクリップになったシアンとシンディ二人のキャラクター紹介動画をご紹介しますので良ければご覧ください。
ちなみに、このおふたりは2019年7月25日韓国公開の映画「グッバイ・サマー」の主演として高校生の切ない初恋物語を演じられています。
これからの活躍が楽しみですね!
彼女の私生活とは
最愛の人に熱い愛を捧げる心を持つオタク・ドクミ
人生で最愛の人と出会い繰り広げられるロマコメ
ハマり度は
5です5!
- コメディ部分は主にオタ活方面、
- ロマンスは美術館の上司と甘めに、
- ヒューマンな部分は家族をめぐる過去の真相、
という風に16話の中で主人公たちの運命と現在の選択を描いていくステキなロマコメでした。
30代の2人のロマンスなのでちょっとだけオトナなムードが漂うのも良くて、キスシーンは特に素敵でした。
おススメです~♥
ここからはネタバレがあります
ご注意ください
ネタバレあらすじ
ハマリにハマった本作の魅力は主人公たちのちょっとオトナなロマンスでしたが、二人が出会ったきっかけや関係を深めていくこととなったストーリーについてのあらすじを先に確認しておきたいと思います。
そのあと私がドハマったロマンスについて熱く語りたいと思います!
二人の出会い
ドクミとライアンの最初の出会いは香港の美術品オークションでした。
2人が競ることになったのがイ・ソラという無名の画家の絵。
ドクミは最愛の推しシアンが最も好きだというこの画家の絵画をプレゼントするため。
一方ライアンはこの画家の絵を見て絵が描けなくなり引退するきっかけとなったことから、この画家の絵画を集め原因をつかもうとしていました。
ドクミの勤務するチェウム美術館のオーナーが不祥事で経営を退くこととなり、新館長としてやってきたのがニューヨークで実力が高いと有名だった元画家のライアンでした。
イ・ソラがつないだ縁
美術館のイベントを通じてイ・ソラ作品を集めることにしたライアン。
ドクミは仕事を通じてシアン所蔵のイ・ソラ作品を貸し出してもらうために最愛の推しと会うことができ、成功したオタクとなりました!
ライアンもまた、シアンがイ・ソラの作品にこだわる理由を知ることになるのですが、この二人にも深い縁がありました。
ライアンがイ・ソラの絵を追っていた理由
ライアンは7才の頃に養子としてアメリカに行っています。
幼いころの記憶に現れる後ろ姿の女性が描く絵と同じモチーフとタッチを持っていたイ・ソラの絵。
イ・ソラを名乗る作家が母親ではないか?という思いから、イ・ソラの全作品と言われている9点を集めていこうとしていました。
全作揃えれば何かが分かるのではないかという願いがありました。
巡り合えたイ・ソラとは誰
それはやはりライアンのお母さんであると同時に、シアンのお母さんでもありました。
シングルマザーで息子を育てていたお母さんは、ある日商談を受ける間だけのつもりで公園に幼いライアンを待たせたまま事故に遭ってしまい二人は26年間離れ離れになってしまっていたのでした。
その後、行方の分からなくなった息子を探すことを応援し続けてくれ結婚した男性がシアンのお父さんだったそうです。
初めてライアンと出会った時、少しシアンに似ているとついつい見惚れたドクミの勘は鋭かったということですよね~
最愛の推しが義理の弟になりそうという!
いつか、シアンが最も信頼していたマスター”シナギル”がドクミだったことを明かす日が来るのかもしれませんね(笑)
ライアンの魅力
誤解が重なりシアンとの熱愛報道が出てしまったことから過激なファンからの悪質な嫌がらせにあってしまったドクミ。
ライアンはドクミとシアンの熱愛の噂を消すために、ニセ恋人の相手を買って出たことで二人の関係はより親密になっていきました。
ライアンは当初状況的にドクミがレズビアンであると勘違いしていた時も、シアンのマスターであると知った時も一切偏見を持っていませんでした。
その人が幸せでいられる道を歩んでいることをニュートラルに受け入れ、時に応援する素敵さを持つ人物でした。
アツかった大人のロマンス部分を熱く語る
さてさて、本作の見どころはやっぱりドクミとライアンの甘いロマンスでした。
妄想から現実まで、二人のスキンシップは物語の早い段階から充実しておりました。
制作発表会では記者から”成人ロマンス“期待しているなんて言われていましたが、そこで「な、何!?」ってなっていただきたいのがこれ(爆
最初見た時は何wwwwwってなりました。予告で。
実はライアンに部屋に入ってもらうしかない展開になり、シアングッズがぎっしりと飾られたオタク部屋を見られてはまずいと目隠ししてもらい思わぬ展開になってしまった図でした。
でも、ライアンに好意を持ち始めていたドクミの妄想は炸裂してしまいましたが(笑)
そのシーンを含む「雰囲気19禁(18禁)?」と題されたメイキング動画をどうぞ。
前半はNG含めわきあいあいとした現場の様子が見られますよ!
このシーンだけ撮影スタッフが静まり返ってしまい、いつもはこんなじゃないと突っ込む2人も可愛いです。
そして、韓ドラでこんなのが見られるとは思っていなかった
ライアンが誘惑してくる図をぜひともご紹介したいとおもいます。
「僕もドクミさんのオタクになろ♪」というライアンに、
「オタクというのは推しをただ眺め愛おしむという喜びだけで満足しないといけない、触れちゃいけないの大変だけどできる?」というドクミ。
結局、おびき寄せられてしまうドクミが可愛いのと、魅惑の手腕がそら恐ろしいライアンです。どうぞ
「18禁ロマンス」と呼ばれる理由はキスシーン時の二人の目の演技が抜群にうまいのと、キム・ジェウクの持つ雰囲気のオトナさからくるんだろうなと思います。
この他にもたくさん素敵なシーンがありました。ぜひ見てくださいね。
本作の前に出演されたオカルトスリラー「客:The Guest」では悪魔祓いの司祭役でした。ロマンス一切なし。これはこれでめちゃセクシーなんですよ💢!!(落ち着け)
OST
本作はOSTも素敵でした。
しっとりとしたオトナの恋の始まりを感じさせる曲がこれ
イ・ヘリ(ダビチ)「Maybe」
バラードが素敵なダビチのイ・ヘリさん、透明で柔らかな歌声が素敵ですね~。
もう一曲は、幸せな恋が始まったラブラブな季節が感じられる曲
MVには二人の様子からそれが伝わってくるシーンが網羅されています。
ロニ「Smile Again」
本作が素敵なのは二人の視線やしぐさから好きな気持ちが伝わってくることでした。
ふたりの雰囲気は自然な恋人同士みたいで素敵ですね~。身長差もイイ。
その他の曲も素敵でしたので一度聴いてみてくださいね。
さいごに
ロマンス部分に沸きに沸いてしまいましたが、後半以降で明らかとなってくる過去の真実を知り受け入れていく家族の姿もじっくりと見せるストーリーでした。
これらの過去やその後の生きざま、身近な人の支えがあって現在のライアンやドクミを作り上げているんだとも感じられるキャラクター造形だったようにも感じます。
ロマコメ不足の時には最強の一本ともいえる「彼女の私生活」
とても楽しみました(#^^#)
2019.7.10追記 ライアンロスにご注意!
見終わった直後は自覚がなかったんですが、わたくしキム・ジェウク演じるライアンにやられていたようで次のドラマに進めないライアンロスに陥っていました。
キム・ジェウク出演映画でロス克服を図り無事回復いたしました(#^^#)
私はキム・ジェウクのセクシー&キュートの原点ともいえる「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」で克服完了しました。
”魔性のゲイ”ソヌ役(当時25歳)最高に可愛かったです♥
もし私のようにライアンロスに陥った方は一度試していただければ←効果は個人差
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