2015年MBC放送のパク・ソジュン&ファン・ジョンウム主演のラブコメ韓国ドラマ「彼女はキレイだった」を見ました!
すでに日本ではあちこちで放送済みの作品ですが、私は今回視聴タイミングが来た感じ。
もう3年前の作品になりますが、「30だけど17です」で主演を張るシン・ヘソンも脇で彩を添えていた楽しい作品でした。
ちなみに「30だけど17です」の脚本は本作「彼女はキレイだった」の脚本を執筆されたチョ・ソンヒさんです。
では楽しかった本作の見どころなどをまずは前半ネタバレなしでマイペースに語っていきたいと思います。
ネタバレ感想は後半にあります!
彼女はキレイだった について
放送:
2015年 韓国MBC 全16話
演出・脚本・キャスト
演出:チョン・デユン
彼女はキレイだった(2015)
W-二つの世界(2016)
ロボットじゃない(2018)
脚本:チョ・ソンヒ
彼女はキレイだった(2015)
30だけど17です(2018)
キャスト:
ファン・ジョンウム(キム・ヘジン)
パク・ソジュン(チ・ソンジュン)
コ・ジュニ(ミン・ハリ)
シウォン(キム・シニョク)
シン・ヘソン(ハンソル)
引き出しの多いチョン・デユン監督
チョン・デユン監督が本作以前に共同演出されていた作品には大ヒット作の「逆転の女王」や「アラン使徒伝」、「キング-TWO HEARTS」などがあります。
ファンタジーやロマコメ、フュージョン時代劇までと幅広く手掛けてこられた引出しの多い監督さん。
本作のあとには「W-二つの世界」のような複雑なファンタジーサスペンスなんかも演出されています。
運命の相手との縁をロマンチックに描く作家さん
チョ・ソンヒ作家の以前の作品にヤン・ヒスン作家と共同執筆された「ナイショの恋していいですか?(2014年)」があります。
ヤン・ヒスン作家は「ああ、私の幽霊さま(2015)」や「恋のゴールドメダル キム・ボクジュ(2016)」最近では「知ってるワイフ」といったロマコメを書かれている方で、いうなればおふたりは次世代人気ロマコメ作家として頭角を現していらっしゃったようです。
チョ・ソンヒ作家の「彼女はキレイだった」も2018年の「30ですが17です」も十数年後主人公たちが再会して始まるロマンスを描く作品。
月日の生んだ空白を埋めるほどに深い運命の相手との縁をロマンティックに描くのがうまい作家さんなんだなと思います。
主人公たちのカラーは俳優さんによってガラッと印象が違うのですが、本作はファン・ジョンウムのテンションでコメディ色がより強いパワフルラブコメになっていました。
冒頭あらすじ
小学生時代に出会ったキム・ヘジンとチ・ソンジュンは初恋の相手。
ソンジュンがアメリカに行ってしまい離れ離れになり十数年。
そのソンジュンから会いたいと連絡が来た。
けれど、ソンジュンは当時の冴えないぽっちゃり君の面影は消え去り、仕事で成功したモデル並みのイケメン男子に成長していた。
一方、優秀で美少女だったヘジンは今は容姿を含め何もかも冴えない。
自信のないヘジンは彼をがっかりさせたくない一心で美人の大親友ハリに代役として会うよう頼むのだったが・・・。
この乙女心は分からないでもない。
パク・ソジュンクラスだったらなおさらかwww
いやいや、でもやっぱりソンジュンの気持ちを置き去りにしちゃだめなんだけどもね。
この乙女心が引き起こしたドタバタがこのドラマのはじまりでした。
MBCのティーザー
放送前に番組イメージを伝えるために公開されたネタバレ一切なしのティーザーはこちら
あまーーい!
甘いロマコメタッチで押してきますね~
このパク・ソジュン見たさに視聴してしまう女性続出!を狙ってますね~(笑)
キャスト陣について
唯一無二の存在ファン・ジョンウム
“リアクションが大きく飾らない人柄が過ぎて変人やブサイクだと思われがち“でも”親しみやすさと人情深さでみんなに愛される“。
そういう独特のキャラクターを演じさせたら右に出るものがいないファン・ジョンウム。
本作では容姿を含めイケていない自分に自信がなくて、美人の友人に替え玉を頼んだことから物語が展開するという設定が敷かれていますがここに説得力がないと物語が成立しないですよね。
おまけに、シウォン演じるシニョクが気に入るほどの面白さも持ち合わせていないといけないキャラクター。
ファン・ジョンウムが存在することでこの世に出るドラマがあると言っても過言ではないでしょうね。
コミカルさが出せるパク・ソジュン
ロマコメではどんなにイケメンであろうともそれだけでは足りなくて、大事なのがコミカルさが出せるかどうかですよね!
カッコいいだけじゃなくてコメディ部分を自然に演じられる強みをもっているのがパク・ソジュン。
相手役の女優さんを美しく見せるのもうまいですよね。
今作の私的ダークホースだったシウォン
”本作でのシウォンがいいらしい”、という評判は聞いていたのですがこういうことか!と新鮮な驚きと共に納得したキャラクターシニョク。
ひと癖あって豪快で、でもどこか大物感もうっすら漂う なんだか食えないシニョクというキャラクターがイキイキとしていてました。
彼のガタイの良さやファン・ジョンウムに引けを取らない表情やリアクションとが相まってばっちりのはまり役でした。
カッコイイとこも見せてくれたし。
SUPER JUNIORというアイドルグループの枠をもう越えて彼独自の俳優人生を歩まれているようですね。
彼女はキレイだった とは
自分に自信がなくて初恋の相手から隠れた乙女心
それでも王子様は見つけてくれる
ロマンティックなドタバタラブコメ
ハマリ度は
3.5 楽しみました~!
ここからはネタバレがあります
ご注意ください
ネタバレ感想
全体的に温かいトーンで描かれたロマンティックファンタジーでした。
ロマンス以外でも光っていたのが女同士の友情。
ヒロインのヘジンと大の親友ハリの関係は可愛くってメルヘン。
ヘジンの代役でソンジュンと会ったハリがソンジュンの温かさに惹かれてヘジンに隠れて会ったりしてしまうのですが、お互いを思いやっているので丸く収まるんです。
最近のミニシリーズのラブコメの傾向として、恋敵がゲスすぎない というのがあるように感じるのですが今回はもう全くゲスじゃないというタイプ。
見ている最中も 見終わってからも気持ちがいいというのは良いものです。
それからサブキャラクターたちの可愛さもファンタジークラスでした(笑)
先に話したシン・ヘソン演じる玉の輿狙いのハンソルと、ハンソルに会長の甥っこと勘違いされて付き合いだしたジュヌの二人のラブライン。
それと、強烈なコミカル個性派編集長を演じたファン・ソクチョンさんなど、ドラマを彩ったサブキャラクターさんたちの存在もなかなか良かったです。
ちなみに主人公ヘジンの夢が童話作家。ぴったりな設定でした。
印象に残ったOST
初恋同士の恋のドタバタと心臓の高鳴りを感じられる本作のムードにぴったりだった
キム・ミンスン「クン・クン・クン」
*公式MVが見当たらなかったので wynterleejiyul さんがあげておられる動画をお借りしてきました。