韓国ドラマ

韓国ドラマ「まぶしくてー私たちの輝く時間ー」 視聴感想

眩しくて

2019年3月に放送終了したばかりのJtbc放送の韓国ドラマ「眩しくて」を見終わりました。

邦題は「まぶしくてー私たちの輝く時間ー」となるようです。

韓国ドラマのミニシリーズの中では12話と少なめの話数、そして映画「安市城」で演技を認められたナム・ジュヒョクがベテラン女優陣と共演するということでぜひ見ようと思っていた作品でした。

本作のコピーは「時間離脱ロマンス」

韓国放送時のハン・ジミンver.のイメージ予告がこちら。

なんの変哲もない古びた時計が時間離脱ロマンスの鍵となると感じさせるイメージ動画です。

明るいファンタジックなテイストではあるものの、人生について深い感慨を残すヒューマンドラマだった本作ついてじっくりと語っていきたいと思います。

ネタバレあらすじ・感想は後半からです。

眩しくての作品情報

放送

2019年韓国Jtbc 全12話

演出・脚本・キャスト

演出:キム・ソギュン&脚本:イ・ナムギュ

シットコム オールドミス・ダイアリー(2004-05)
映画 朝鮮名探偵シリーズ(2011・15・18)
シットコム 清譚洞に住んでます(2011-12)
錐(2015)
今週妻が浮気します(2016)

脚本:キム・スジン

シットコム オールドミス・ダイアリー(2004-05)
シットコム 清譚洞に住んでます(2011-12)
錐(2015)
恋のゴールドメダル(2016-17)w/ヤン・ヒスン

キャスト

ハン・ジミン(25才のヘジャ)
キム・ヘジャ(70才のヘジャ)
ナム・ジュヒョク(イ・ジュナ+α)
ソン・ホジュン(ヨンス+α)
アン・ネサン(ヘジャの父+α)
イ・ジョンウン(ヘジャの母+α)他

演出・脚本は長年のチーム

手掛けられた作品を見て、監督・脚本家さん方がコメディを中心に10年にわたりチームとしてドラマや映画を作ってこられたことが分かります。

しかも、今回の主演ハン・ジミン、キム・ヘジャそしてナム・ジュヒョクは、それぞれの作品で主人公を演じていて、製作チームと縁のある俳優陣が集結されていました。

旬の演技派ぞろいのキャスティング

つい先ごろ、5月に行われた第55回百想芸術大賞では、キム・ヘジャさんが本作でテレビ部門大賞を、ハン・ジミンさんは映画「ミス・ペク」で最優秀演技賞に。

そしてヘジャの母+α役のイ・ジョンウンさんが本作で助演(女優)賞を獲得されています。

ナム・ジュヒョクも映画「安市城」新人賞でノミネートされていました。

本当に豪華な顔ぶれでした!

冒頭あらすじ

アナウンサー志望25才のヘジャは、そろそろこの夢がかなわないことに気づいていたが、引導を渡したのは先輩を通じて知り合った記者志望のジュナだった。

同じ町に住んでいて二人は親しくなり淡い思いを抱いていたが、ヘジャはある日70代の老人に変わってしまった。

ヘジャは幼いころ、時間を巻き戻せるが使った分だけ年齢を重ねてしまう時計を拾っていた。

お父さんが交通事故で亡くなることを食い止めるために時計の力を使い果たし、ヘジャは70才の姿になったのだった。

予告編

ここではヘジャが愛してやまない孤独な人生を耐え生きてきたジュナとの出会いと彼との夢のような時間を切り取ったナム・ジュヒョクver.ともいえる予告をご紹介します。

う~ん、ナム・ジュヒョクがもっとも眩しいですが(/ω\)

 眩しくての魅力と見どころ

時計が紡ぐファンタジックなストーリー

ヘジャが幼いころ拾った時間を巻き戻すことができる時計

その力を使い果たし、25才のヘジャの体は70才になってしまいます。

好意を抱いたジュナとの関係を取り戻すべく、元に戻る方法を探るヘジャ。

しかし、この時計にはある重大な”意味“が隠されていました。

高齢者を取り巻く事情をコメディタッチに描く

70才になったヘジャを中心に、高齢者を取り巻く現代の諸事情や事件・問題がストーリーにぎっしりと盛り込まれていました。

モブキャラクターのおばあさんやお祖父さんがたのキャラも立っていて、コメディタッチで描かれるご老人方のシーンは明るく軽やかでした。

一人の青年を愛しぬくヒロインの姿

時計の持つ”意味“が明らかとなって判明する真相の切なさと、彼を愛し続けたヘジャの姿に涙が止まりません。

10話のラストに突然にやってくる真相への「出口」(見ている私たちにとってはまさに出口なんです)。

そこからラストまでのヘジャの思いや姿がはっきりと見えてくる構成とストーリーは、見る人の胸を打つはずです。

日本版DVDの予告編

ここで日本版DVD発売元の予告編をご紹介します。

とても感性豊かに編集されている予告編で、ちょっと見ているだけで本作を思い出してうるっと来てしまいました。

眩しくて とは

人生を生き抜いたヘジャが語る人生の輝き
ファンタジックでコミカルに描かれた染みるヒューマンドラマ

ハマり度は

 4

本作が面白かったかどうか、という部分においては、見る人の年齢・立場・家族構成や事情によって大きく変化する可能性のあるドラマだと思います。

私は夫の両親と同居し夫・成人前後の二人の息子がいる嫁・妻・母ということもあり、本作から伝わってくるメッセージの大半をリアルに感じたような気がします。

もう、目が腫れ上がるほどの涙涙でした!

詳細はネタバレ感想のところで盛大に語ることになりますが(笑)、ファンタジックなラブコメというラッピングを施した高齢者が主人公のドラマと言えます。

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とはいえ、ナム・ジュヒョクのジワリとくる魅力は爆発していたし、最近コミカルな演技に磨きがかったソン・ホジュンも光っていました。

機会があれば、まずは見てみて欲しいドラマです。

これから見られるところは (2019.10.1現在)

2019.10.1現在の情報では、本作が見られるのは2019.11.4からスタートするCSチャンネル衛星劇場での放送が直近となります。

衛星劇場番組ページ →スカパー契約が必要な方はこちら

*本記事をご覧のタイミングで放送状況が変化している可能があります。あらかじめご了承ください。

ここから後半はネタバレがあります

ご注意ください

 

ネタバレ感想

子育てが成功だったかどうか、自分の人生が幸せだったかどうか、

そんなことはこの世を去る瞬間にしか分からない

そんな風に思っているのですが、本作は、この世を去る時期に差し掛かったヒロインの願いや後悔そして幸せな思い出を描きこんだ物語でした。

ヘジャの現実と願いが詰まった物語

全12話のうち、ラストの2話で、時計が紡いだファンタジックな時間旅行の真相が描かれました。

映画でもラストで急反転する作品がありますが、ドラマだと重ねてきたエピソードの多さから厚みが増します。

本作の反転は、ある意味夢オチともいえる、アルツハイマーを患ったヒロインが現実と空想を交錯させたことによって展開していた物語でした。

10話かけて描かれた空想のなかに、ヒロインヘジャのリアルな現実と思いが詰まっていて、真相が見えてからのあらゆる事情が当事者のごとく胸に迫ってきました。

時計の意味

ヘジャの現実と過去をつないだ金色の時計は、プロポーズされた時、ヘジャからジュナに贈ったものでした。

結婚し可愛い息子が生まれ幸せだったある日、清廉な新聞記者として働いていたジュナが記者狩りのような取り調べにあい、警察に捕まったまま戻らぬ人となりました。

取り調べ中の暴力と、弱った体に患った肺炎が死因でした。

遺品の中に時計はなく、ジュナの取り調べをした刑事があの時計をしていたためヘジャはずっと胸かきむしるような悔しい思いを抱えていたはずです。

その時計をした老人が同じ療養所にいた。

おそらくはその時計を見たことでヘジャの心は過去に戻ってやり直したい願いとつながっていたのかもしれません。

あるいは、療養所の担当の医師はジュナにうり二つだったことなど…。

さまざまな偶然が重なりました。

時間が戻せるなら…切実な思い

あの頃に戻ってやり直せたら。

本作の主人公ヘジャの戻りたい時間は、愛するジュナと出会った頃や、ジュナを何としても警察の牢から助け出してあげたかったこと、そして大切な息子が事故に遭い足の障害を負うことを止めたかったあの瞬間でした。

コミカルに描かれた10話までのヘジャの冒険の中には、混乱する思考の中で求めていたヘジャがもっとも心を痛め続けていた後悔につながっていたのでした。

落ち着いたOSTが魅力的だった

まずは、

チャン・ドクチョル「暖かくして」

ナム・ジュヒョクのシーンをたっぷりと集めた動画になっていますね。

もう一曲は、とつとつと歌い上げる懐かしいフォークソングの香りがする曲がイ・ムンセの「昔の恋」

ヘジャとジュナの幸せな時間とあの時計。そしてあの頃の真実を温かい思い出のようにつないであります。

まさに最終話のシーンとなりますので、まだご覧になっていない方はご注意ください。

イ・ムンセ「昔の恋」

どちらの動画もyoungJU eomさんのファンメイドMV動画を共有させていただきました。

さいごにナム・ジュヒョクを讃える

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キム・ヘジャ、ハン・ジミン無くしては語れない物語だったのですが、二人が思い続けることになるジュナ役の存在感の大事さはとてつもなく大きく、ナム・ジュヒョクはその役割を果たしきりました。

孤独で純粋、聡明だけれど不器用で悲しそう、だけど温かい。

佇まいから醸し出される雰囲気だけではく、演技面での成長が見られた本作のナム・ジュヒョクには驚きました。

スタイル抜群のどう見てもカッコいいはずの人が、そのことをひと時忘れさせ、ジュナという人物の人間性が伝わってきました。

ナム・ジヒョクのドラマ出演作としては本作が俳優としてまたステップアップしたことを証明した一本だったと思っています。

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